身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!! 作:あるれしあちゃん
私は出来上がった偽薬をスネイプ教授のところに持って行った。
「スネイプ教授、少々お伺いしたいのですが......」
「なんだ」
むすっとした顔で私を見つめるスネイプ教授。なにが気に入らんのだ。テーブルに広げられたレポートの山に最低評価をつけて放り投げたのを見届けてから、私はスネイプ教授の前に立った。
「プラセボエフェクトをご存知でしょうか?」
「我輩を誰だと思っている、魔法薬学教授だぞ。偽薬だろう?」
少しだけドヤ顔で言ってくるその精神に感動しつつもほとんどを呆れた顔で私の顔を見てソファへ案内してくれた。
「そうです、それで、今回はこれを準備しました。クィレル教授はこれからユニコーンの血を狙うのではないかと私は考えています」
そう言ってローブから小瓶を取り出してテーブルに置いた。
ソレを教授は手に取ると透かしたり蓋を開けて匂いを確認したりしていた。
「これはなんだ」
「偽薬です」
「見た目だけなら血に似ていなくもいないがユニコーンの血はあともう少し濃度が低い。そして、なにを混ぜたのだ」
「絵の具の赤です」
「貴様...........はクィレルを殺すつもりですかな?」
「恐らく物凄い不味いと思いますよ。
これ、絵の具を入れていないものです」
そう言って私はスネイプ教授に焦げ茶色の液体を渡した。
「体には害がないです。むしろ、栄養満点かと」
スネイプ教授はふむと蓋を開けてそれをひとなめした。
「うっ........うっ.......」
瞬間的に嗚咽が聞こえてきた。ある意味成功だったらしいですね。
「貴様、この変な百味ビーンズのゲロ味のようなものはなんだ」
「ゲロ味当てたことがあるんですね。すみません、スネイプ教授。私も、似せようと頑張ってみたらこうなってしまって......」
「辛味と苦味とえぐみが一気に襲ってきた。ふむ、魔法界の物は全く関係ないないのだが、スリザリンに5点」
「え、あ、ありがとうございます」
普通加点するかと突っ込みたいが貰えるもんはもらっとく。
ふむとまたどっから出してきたのかレポートの山に手を伸ばす教授に時間を割いてもらったお礼を言った。
ひとまず、ユニコーンの血っぽくはなったようです。私はそれをローブにしまい込むと頭を下げて自分の部屋に戻った。
「ふう.......疲れた。ただいま....」
何故か、テーブルに置かれた記憶の入った試験管が消えてる。
親友との記憶を入れた物なのに。複製してあるとはいえ、見られたらとても困る。
つか、めっちゃ困る。だって、私の記憶の中にいる親友はこのホグワーツにはいないし、私も年をもっと取ってるし。
私は小瓶をベッドの下に全て隠すと談話室に繋がる方の扉に手をかけた。