身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!! 作:あるれしあちゃん
2人とも倒れ込んでしまい、私は急いでそこを退いた。
「す、すみません...大丈夫で.......ノット...さん」
銀色の髪が美しいセオドール・ノットを私は思い切り下敷きにしていた。
急いでどいて手を貸して起き上がる
「痛いなぁ...何やってる..の...き...み」
「すみません、急いでいたもので.....」
「違うよ、何..何なのその傷.....その髪....」
怪訝そうにノットは私を見つめた。
「あ、いや....その......」
私は瞬間のことでうまく言い訳が出てこない自分の頭を呪った。下手のことを言えない、ノットはそういう男だ。
ノットは私の髪の毛を1束とってそれを見つめた。
「誰かがやったの?..それとも」
「じ、自分でやったら「ジェフィフィーナ!ノット!」え...マルフォイさん」
私たちの方へ慌てた様子でマルフォイが走ってきた。
大急ぎで私たちの前に来るとなぜか私を睨みつける。まって、そこは【俺のものに触るな!】ですよ.....。
「なんなんだその、変な髪は」
「え、あ....自分で」
「そんな下手くそにか?」
「え、えぇ...ノットさん、その、そろそろ髪から、手をですね.....」
「アルレシアのそのみっともない髪の毛をスリザリンの恥にしたく無いんだよね」
まさかこれは三角関係!?
ちょっと期待しつつも私はやんわりとノットに髪から手を離してもらうと軽く2人に笑顔を向けた。
「ノット、お前がやったのか?」
「そうだと言ったら?」
「別に、お似合いだと言いたいだけだ」
そう吐き捨てるとマルフォイは私にハンカチを押し付けて寮の中へ入っていった。
鼻を鳴らしてノータイムでいうあたり本心の可能性がある。でもまあハンカチは丁重にローブにしまわせて貰って、
「そんなに似合ってます?」
「いや......君がそれを自分でやったらなら何も言わないつもりだよ」
「ありがとうございます、ノットさん」
「セオドールだって言ったよね。
君、行くところあったんだっけ?」
「あ、そうでしたそうでした。
すみませんセオドールさん。これで失礼させていただきますね」
そう言うとノットは私にマフラーと帽子を渡してきた。私に帽子を被せてハンカチで頰から出てるであろう血を拭ってくれる。マフラーを雑に巻いてくれて鼻で笑われた。
「その格好で出歩くと本当に恥だよ。どうせ無駄だよ。マルフォイに君の髪を切り刻んだ子は嬉しそうに報告するだろうから」
「予想の範囲内ですよセオドールさん。
まさかマルフォイさんが私に何も言わずに寮に入っていった事が意外でしたか?」
「それはどうだろう、僕にとってはそれはどうでもいいことだよ。“セオドール・ノット”には大ごとかも知れないけど」
「家柄状とは、お貴族様は大変なのですね」
私は軽く頭を下げると帽子とマフラーをして嘆きのマートルのところに走った。