身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!! 作:あるれしあちゃん
「こんにちは、マートルさん」
「あら、アンタおでんの.....」
「アルレシアです。少々鏡をお借りしても?」
「勿論よ」
その声を聞いて私はお礼を言って帽子とマフラーを取った。
「あら、何その髪型!誰かに切られたの!?」
「まぁ、正直にいえば女の子達にちょん切られちゃいましたね」
「アンタ、虐められてるの?」
「そう....ですね、おそらく気に入らないんでしょうね...」
そういうと私は鏡を見つめた。
長かった髪はざんばら頭がぴったりな髪型。セオドール・ノットが言うのも間違いない。
正面から見える分も肩につく髪が4分の1程度、一番短いものだと耳がかくれる程度。
でも、後ろの方は首筋を触っても髪の毛が疎らにしかさわれない。
「あちゃー.......結構切られてしまいましたね」
「後ろから見たら戦争から帰ってきたみたいになってるわよ」
「修繕しようとすればどの長さぐらいになりそうですか?」
「うーん.....私はあんまり髪の毛とかはよくわからないけど、多分男子ぐらいになるんじゃないかしらね」
それはやだなぁ。これを転機としてこの髪を使ってスネイプかクィレルに漬け込みたいところだけど.....最近事が上手くいきすぎてるから心配なんだよね。
下手したらこの髪で学校問題にされる可能性もあれば、理事長側から圧力を掛けられる可能性もある。
はたまた、マグル生まれだと蔑まれる可能性まで出てくる。
「まぁ、縛ってれば大丈夫なんじゃないでしょうかね」
手櫛で軽くまとめると半分くらい縛れない不恰好さ。これはダメだ。何か案を考えないと......。
「そういえば、マートルさん。ホグワーツって全寮制ですけど、髪の毛とか伸びたらどうするんですか?」
「そうねぇ〜、普通はクリスマス休暇なんかで帰って切ってくるんだけど.....この時期になると他人の髪の毛切るのが上手い子が寮ごとにいてその子がカットしてくれる事が多かったわ」
「代々切る子が決まってるって事ですか?」
「まぁ、そうって事なのかしら。
でもスリザリンには居ないかもしれないわね。
お貴族ばかりですもん」
「なるほど.....じゃあ私もベリーショートにするしか無いのでしょうか.....」
「スネイプ教授に相談したらどうかしら?もしかしたら、髪の毛を伸ばす薬とかも....」
「なるほどなるほど、ありがとうございます、マートルさん」
私はまた深く帽子を被るとマフラーを巻いてスリザリンの寮に戻ることにしてトイレを出た。
しばらく寮に向かって歩いているとマルフォイが違う道から走ってきた。
「どうかしましたか?」
「ジェフィフィーナか......ははっ..いや、なんでもない」
ニタニタと笑うマルフォイに私は少々ピンときた。おそらくドラゴンを目撃したんだろうな。
「そうですか.......」
私の記憶ではマルフォイがポッター達のを目撃したのは原作でなら昼、映画なら夜だと思っていたけど、顔を見る限りは原作通り、だろうけど今は夜。
ズレが起きているんだろうか。
「じゃあ失礼するよジェフィフィーナ」
スキップするかのように去っていくマルフォイを見つめると私もこの頭をどうにかしなくてはと誰の元に行くか考えなくてはいけない。
ひとまずはスリザリン寮に戻って、魔法薬のところから鋏をだして整えて、それが終わったらノットにマフラーと帽子を返して。
原作のズレが出来始めた。私は関与しなかったはずだけど巡り巡って何かしらのズレを引き起こしたことに間違いない。
もしかしたら、原作はもともと夜だった可能性もある。
私はロープに入った記憶媒体を握りしめた。
ぼうしというと、スポーティーなキャップをイメージします。
でも、全然ちゃいます。
ニット帽ぽいやつです。季節的には雪の降る前の寒い時期。と言った感じですので全然帽子はベレー帽みたいな生地ですかね。