身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!! 作:あるれしあちゃん
「アルレシアちゃん、4番テーブルにフィッシュアンドチップス2つね」
「はーい!トムさん、フィッシュ&チップス2つお願いします〜!」
遠くから腑抜けた声が聞こえたのを確認したら私は制服を翻してからになったらグラスをお盆に乗せた。
私は今バイトってる、眠いんだけどまぁ仕方ない。酔っ払いばっかりでまぁつまらないけど、お金になるならまあいいかなぁ。
次に渡すバタービールをお盆に乗せると、私は若いお兄さんたちのいるテーブルに向かった。
「お待たせしました、バタービール3つです」
ジョッキを置いていくとお兄さんたちが赤い顔で私に声をかける。あ、酔っ払いなだけね。
「お嬢ちゃん若いけどホグワーツ生かい?」
「はい!あ、バイトは出来ますよ、今16歳です」
「じゃあ.......6年....7年生?んあ.....お嬢ちゃんそれにしちゃーわかいなぁ」
「おいおい酔いすぎだぞウィル、どうみたってティーンにもなってないだろ!」
「んぁ...お前ら二人ともばっかだー、今はな〜ポリジュース薬とかよー若返り薬があるんだぁ〜」
ティーン、ここでいうと12歳を超えてくるうーん.....英語で数字をした時12歳以上を言う、さーてぃーんteenって書くでしょ?それが意味らしい。
3人でガヤガヤ騒ぐ酔っ払い。私が何歳か本気で当てようとしているのか指で数を指しまくってる。
「お嬢ちゃんほんとは幾つなんだ?」
「秘密です、ふふ」
大体はこんな酔っ払いの相手か賭け事をする人達の勝負判定をするくらい。それを大体11時まですると、あとは飲むだけで食べる人はあまりいないのか私はお暇させてもらう。
針が11時頃になるのに合わせてトムさんがバーカウンター越しに声をかけてくれる。
「アルレシアさん、もう上がっていいよ。ありがとう」
「いえ、ありがとうございました。
お疲れ様でした〜」
貸し出されていたエプロンの紐を緩めると私は頭を下げて階段を登った。
私に振り分けられた部屋は、ホテルの一室なのか、ベッドとクローゼット、それから簡易的な机があるだけの質素な部屋だった。さほど入れるものも無かったトランクはベッドの下へしまいこまれているが中身はあまり入っていない。
ネグリジェは今は7月の真夏。魔法がかかった此処は暑くないが一応は初期のものを着ているから冬物はトランクへ。
でも手持ちのお金は12ガリオン5シックル13クヌート。
大体.......12万を手にした事になる。そこからバイト代を足せばまぁ、14万ぐらいにはなるんだろうか。
ネグリジェに着替えると、髪の毛を手櫛で整えながら残り少なくなってきた課題に手をつけるべく、椅子に腰を下ろした。
残りは少なく、今日明日でどうにか終わるだろう。これが終わった次の教科書の予習でもしてしまおう。もう、フクロウ試験レベルに到達しているから次はイモリに挑めるようにどうにかしなくちゃなぁ.....。