身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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カルシウム取れよ〜!

 

 

大広間を出てまずはグリフィンドールの寮へ歩き始める。マグゴナガル教授は一年生の引率で行くことが出来ないようだ。

 

「またポッターポッター」

 

「教授......」

 

苛立ちを隠しもしない足音に内心うるせぇ、と思いながらも小走りで追いかける。初めてきたグリフィンドール寮前に太ったレディ。パッと開けられた扉に入っても誰もいない。しーんとした談話室を通り過ぎて男子寮に入っていく。

ポッターの寝る部屋に入ったが誰もいない。

 

「誰もいませんね....」

 

ボコっ

 

なんの音かと教授を見るとベッドを蹴ってた。なんでそんなにキレてるねん。教授は予想がついているのだろう。車を飛ばしたのが誰か。

 

「っち.....行くぞ」

 

「はい教授」

 

2人で談話室を出ると今度は外に行くのか玄関に向かい始めた。柔らかな黒髪が揺れていくのをみつめてイケメンなのになぁとため息。

 

皺の寄る眉間、でも、それ以上に心配そうに慈しむように、そして悲しそうに。怒りの滲んだ瞳が揺れた。

 

大股で歩く教授に殆ど走りながら追いかけて玄関の方へ行くと1年生以外がぞろぞろと見えない馬に引かれてやってきていた。まだ玄関よりも距離があって誰が誰だか判別はつかない。

 

ポッター達はまだ車の中だろうか。

そんなことを思っているとスネイプ教授のところに号外と書かれた新聞が来た。羊皮紙が付けられ誰の字かは解らなかったけど、見ろと走り書きされていた。

 

「........マグルが空飛ぶ車を見たようだ」

 

そう言って私に新聞紙を渡してスタスタと玄関を出てしまった。

無言で杖を振って灯りを灯すとスネイプ教授は先に歩いてしまう。私も杖を振って新聞を照らして読みながら後に続く。原作通りのことが書かれている。スネイプ教授の中でポッター=空飛ぶ車。とかになったんだろうか。

 

2人で庭の方を観察していると枝がぼきぼきに折れてしまい見るも無残な状態になった暴れ柳を発見した。

 

「....酷いですね」

 

なにも言わないスネイプ教授をちらりと見ると何とも言えない顔で暴れ柳を見つめるとゆっくりと近付いて杖を振って動きを止めさせた。

 

「貴重な木だ。いろんな意味でだが。我輩はこの木は好かん。しかし、この木はある一生徒のために植えられた」

 

「一生徒.......」

 

「貴様は知らなくていい生徒だ。もっとも、もうホグワーツを卒業しているがな」

 

そう言って折れた枝の先を見つめる。ゆっくりと魔法薬学の素材を触る時のように繊細に触り深いため息をつく。

 

「何かが衝突して折れた後だ。恐らく.....ポッター達だろう」

 

私は読み終わった新聞をたたんでローブのポケットに丁寧に仕舞う。後で使うし。

 

「ジェフィフィーナ、行くぞ」

 

「はい、教授」

 

2人で暴れ柳から離れた。機嫌悪そうにスタスタと歩く教授の背中を追いかけて走った。急いで追いかけてるうちに木の根で足を引っ掛けてコケてしまった。

 

助けろ、だき起こせ教授。

 

「馬鹿者、早くしたまえ」

 

そう言って前を向く教授においと心の中で怒りながらも立ち上がって泥を払った。幸い擦り傷程度で痛みはあまり無い。

 

私は乱れた前髪を手櫛で直しながら教授の背中を追いかけた。

 

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