身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

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スプラウト先生、スプライト先生に間違えたごめんよ

 

 

朝は1年生の騒がしい声が響いて起き上がった。

荷解きをせずに力尽きたのか。私も寝ている間にかいた汗を落とすためにシャワー室へ直行。

 

全身鏡に映る自分と今日の打ち合わせをしながら流れ出るお湯で頭の汚れを落とした。

頭と体を洗って泡を洗い流すとバスローブに着替えて杖を振って頭を乾かした。

櫛をしっかりと髪に通して制服に着替える。左耳を出すように右に髪の毛を寄せて左耳から編み込みを施していって右でも三つ編みにしていって一つにまとめれば完成。

 

最後に前髪を整えたら、バタバタと聞こえるとなりの音に偏頭痛を感じつつ鞄に今日の薬草学の教科書を入れた。

 

鞄を肩がけして部屋を出ると騒がしい1年生から4年生の走り回る姿を横目に談話室を通り抜けた。

みんな疲れる前に荷解きだよ。

 

パーキンソンの横を通り過ぎたら髪の毛を物凄く驚いた顔で見ていたのでちょっとスカッとしたのは内緒。

 

大広間に出てトーストにイチゴジャムを塗って卵とベーコンをお皿に取り分けておく。

ゆっくりと食事を始めていると頭上から慌ただしい音と羽が飛んできた、勘弁して欲しい。

 

羽から自分の食事を守っていると遠くの方で誰かが水差しになにか落としたのか凄まじい水しぶきと音が上がった。

 

グリフィンドールの人達だった。今日も元気ですね。

 

そんなことを思いつつもトーストを口に放って紅茶で流し込むと大広間を出た。

時間割はもう別で貰っているので大丈夫だけど、あんまり長居してまたロックハートにでも捕まったら面倒くさい。

 

ネクタイもろくに結べてない一年生達を横目に図書館へ行って新しく入った本を数冊借りた。

 

が、本を今借りたことが間違いだったかもしれない。

 

「やぁ、アルレシア。こんなところで会うなんてね!」

 

「.........おはようございます、ロックハート先生」

 

図書館前でこんな奴に会うとは......。私の横でバサバサとトルコ石色のローブをなびかせて歩くのはやめてほしい。

 

「これから暴れ柳に行くところでねぇ。スプラウト先生に暴れ柳の修復のお手伝いを頼まれまして」

 

「そうですか」

 

「まぁ、たまたま私の旅の途中で暴れ柳というエキゾチックな植物に出会った事があるだけですよ」

 

「そうですか」

 

「あ、そうそう。別に私がスプラウト先生よりも薬草学の知識があるわけではありませんよ。ただ、他の人よりも旅を長くしているだけであって」

 

温室の方に行こうとしているのにくっついてくるこいつはなんだろう。私は良い子に相槌を打ちながら歩いていると遠くにスプラウト先生が見えた。大量の包帯を手にしていて私は走ってそこに駆け寄った。

 

「スプラウト先生、お手伝いします」

 

「あら、ジェフィフィーナ。ありがとう!それじゃあすこし持ってちょうだい!」

 

ボロボロと包帯を落として歩くスプラウト先生の背中について拾いながら歩いているとロックハートが追いついたのかまた喋り出した。

 

「私が暴れ柳に会ったのは2年前のちょうど今頃でしたよ!。なんとまぁ、びっくりなことに町の人を困らせていたのです!」

 

「「........」」

 

「暴れる柳だから暴れ柳なんて名前がつくのです!

わたしには対処の仕方など目をつぶったって分かります」

 

隣でうんざりしたような顔で歩くスプラウト先生に苦笑いしながら適当な相槌を打った。一人の人がほとんどしゃべる状態で暴れ柳のところに着くと凄まじかった。

 

「ポッキポキですね.......」

 

「酷い!まったく、誰がこんなことしたのかしらね」

 

「そんなの簡単ですよ!きっと、目立ちたいと思った生徒がじ「ロックハート先生、動きを止めてきてくださる?」」

 

スプラウト先生がそう言って暴れる気力があまり残ってないような暴れ柳に向かってロックハートの背中を押した。

 

「え、あっちょ......」

 

急いで木の幹に走るロックハート。絶対にたまたまだろうが運良く木の枝の攻撃を避けるために着いた手の先がコブだった。

 

「っち......」

 

「あはは.....スプラウト先生」

 

「じゃあ、申し訳ないけれどジェフィフィーナ、ちょっと手伝ってちょうだい」

 

「はい、先生」

 

わたしはロックハートが得意げに帰ってくるのを無視して先生が包帯を巻くのに合わせて木の枝を支えた。

 

「見ましたか2人とも!私には目をつぶったって出来ると言ったでしょう!」

 

「スプラウト先生、もう少し上でしょうか?」

 

「このくらいで良いわ」

 

こんな変な状況が30分程度続いて、スプラウト先生の顔は不機嫌さ丸出しだった。私も苦笑いで時々相槌を打ってあげながら治療をしてスプラウト先生と包帯を持って、三号温室へ向かった。

 

芝生を横切った所でポッター達を含めた多くの二年生がいた。ポッターくん可哀想に。

 

「やぁ、みなさん!」

 

ロックハートの軽快な声が響くのを聴きながら私は包帯をしっかりと持ち直して不機嫌さ丸出しのスプラウト先生の顔を横目に見つめた。

プロとしても許せないだろうになぁ。

 

ロックハートの自慢話を遮るようにスプラウト先生が声を張り上げて三号温室へみんなを向かわせていた。

 

「ハリー!君と話がしたかった。スプラウト先生、彼が二、三分遅れてもおきになさいませんよね?」

 

気にするわボケと言わんばかりの顔のスプラウト先生が口を開く前にロックハートは温室の扉を閉めた。

 

「.............スプラウト先生。

あの、包帯どこへ?」

 

「あの男をぐるっぐるにしてやりたいです。ほんとにもう!

あ、あそこの箱にいれてちょうだい」

 

ポッターが来るまで待つつもりなのかスプラウト先生は耳あてをテーブルに広げたりしながら授業を始める気配を感じさせなかった。

 

ロックハート、ほんとに仕事脚本家とかにすれば売れるのに。勿体ないですね。私も肩がけしていた鞄を荷物置き場の棚に置いて授業が受けられるように準備した。

 

マンドレイクの説明を聞きつつも、グレンジャーのマンドレイクは〜を聞き流して私はあのロックハートこのやろうをしていた。

 

正直頭いいのに勿体ないが本音。せっかく神から貰ったいいものなのに。そんな事を思っていると耳あてを取るように指示を受けて一番最後に残ったピンクの耳あてを取った。

それを耳に当てるとスプラウト先生のジェスチャーでマンドレイクの植え替えの説明がされた。

 

ネビルロングボトム退場。

ロングボトム、お大事に........。

 

4人1組との事で、ハッフルパフの名前も知らない女の子と二人余ったので組んだ。

口パクでお願いしますと言うと野暮ったい前髪を振り回してお願いしますと言ってきた。

 

ズボッと抜いて無心で植え替えをしていって一人いくつのノルマを早急にこなした。

ペアの女の子のを手伝ってあげていると何かぞくっときて顔を上げた。

 

ポッターと目が合った。珍しいと思いながらも目を逸らそうとしたら、急に焦ったように何か口走った。よくわからんとジェスチャーして返す。

 

ポッターが私の体のどこかをジェスチャーして指差してくるのでなんだと体を見つめようと下を向いた。

 

そしてそのまま、意識は転落した。

耳に残ったのはマンドレイクの声のない声だったような気もするし隣の子の悲鳴だったのかもしれない。

 

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