身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!!   作:あるれしあちゃん

69 / 111
そして扉は開かれる

少しひんやりとする、そんな事を思いながら外を見つめればもう落ち葉が落ち始めていた。

 

10月ももう終わってしまう。

今日は朝からパンプキン、かぼちゃの匂いをあたりに立ち込ませていた。どこもかしこもハロウィンのお菓子がばら撒かれていてどこかしらに設置された悪戯を避けるのに必死だ。

 

私もせっかく覚えた歴代大臣名が頭から抜け落ちないように極力落ち着いて行動していた。

 

今日は、あの猫が石化する日なのだ。

 

さてまぁ、回想シーンにさせてもらって悪いが、あのスネイプ教授の母の話の後2人してベッドで寝ていたんだけども、

 

 

 

 

 

自然と目覚めるようにゆっくりと覚醒する意識に身を任せていた。

まだ眠い目を擦って隣を観ると誰もいない。いつからだろうと隣のシーツに手を伸ばしてもひんやりと冷たい。

 

もう随分前に何処かへ行ってしまったのだろう。スネイプ教授が寝ていた痕跡はない。上着も勿論ない。

 

私もあっ、そういえばマルフォイ達の思ってベッドから起き上がろうとしたけれど辞めた。体内時計的にはもうお昼過ぎぐらいな感じがしている。

 

ゆっくりと寝返りを打ってから横になったまま軽く伸びをするともう一度寝た。

 

起きたら次の日の朝だった。無論、教授にはベッド占領(横で寝てたのに)したと怒られた。

 

 

 

まぁ、どういうことかというと特に何も進展はなかったってこと。思い出話のようで悪いけれどハロウィンまで特に目立ったイベントも無いし。

 

なんか1年生が私よりも態度デカくて悲しいくらいですかね.....。

 

そんな私が今抱えてる問題は、この大量のかぼちゃ尽くしの前であまり食事を取れていないこと。

 

何故かって?

 

腹がいてぇーーーんだよ.....ね。

大出血サービス中で膝掛けを買うか本気で通販を見て考えた。でも、トランクが欲しくて欲しくて寸前のところで押しとどまった。考えた末にとりあえずローブを膝にかけて温めてる。

 

入口の一番近い席なので寒い寒い。暖かいかぼちゃスープを飲むくらいしかやることが無い。というか、完全ぼっちやん。そんな事を思いながらもついに3杯目のスープを注いでスプーンを突っ込んだその瞬間だった。

 

綺麗に整えられた黒髪、そして一瞬だったけど長い睫毛と黒い瞳。翻したローブで見えた細い腰。バレエでもやってたんじゃ無いかと思うほど美しい背筋だった。

涼しげな雰囲気を醸し出すその先輩はイケメンとかかっこいいとかそういう言葉1つでは表せない。

 

知的な美しさ。

 

ハッとした頃にはもう大広間の扉を潜って消えて行ってしまった。

 

はてあんな先輩いただろうかと思ってしまうが他人と交流がほとんどない自分は先輩の名前がほとんどわからない。

 

談話室も利用しないから顔もわからない。それなら仕方ない、たしかに顔と名前など最初から一致するわけはない。

自分の中で納得すると私はそろそろ終わりを迎えそうな雰囲気を感じ取ってスープを早めに胃に流し込んだ。

 

校長先生の合図でそろそろ寝なさいと監督生の引率の元歩き出す生徒の中に加わって寒い廊下を歩き出した。いつもなら自由に解散なのにこの時ばかりは就寝時間ギリギリという事らしい。

 

ダンブルドアは全て分かっているだろうに、全て分かっていてハリーポッターにこんな試練を与えるのだ。自分が倒せば良かったのに。

 

そんな事を思いながらもひんやりとした風邪が通った窓を小さな蜘蛛が出ていくのを見つめた。

 

ワァワァとさわぐ声が一瞬にして消えた。騒がしかった声はある松明の一点によって消されたのだ。

 

人の波に寄せられるように私も前の方に立った。青白い顔の3人、ポッターとグレンジャーとウィーズリーを横目に壁に書かれた文字を見つめた。

 

 

秘密の部屋は開かれたり

継承者の敵よ、気をつけよ

 

 

そして、水たまりに反射したミセス・ノリスがいた。シーンとしたその空間に響いたのはマルフォイの声だった。

 

「継承者の敵よ、気をつけよ!

次はお前たちの番だぞ、【穢れた血】め!」

 

人垣を押しのけて一番前に出た彼は顔こそ見えないが生気に満ちたオーラだった。ザワザワと騒ぎ出す生徒たちの声を消すようにまた大きな声が響いた。

 

「なんだ、なんだ?何事だ?」

 

フィルチの大声が聞こえて、レイブンクロー側から顔を出した。そして、ミセスノリスを見て顔を手で覆った。そして金切り声が響き渡る。

 

「わたしの猫だ!わたしの猫だ。ミセス・ノリスに何が起きたというのだ!」

 

絶望してようなその声に、全生徒がまた押し黙った。スリザリンの生徒の誰かがボソッと言った。

 

「フィルチはスクイブだ」

 

その声など到底聞こえていないフィルチが金切り声でポッターを見て叫んだ。

 

「お前だな!」

 

......ポッターは半純血です。

そんな事を思いながらも静かに事を見ているとダンブルドアの声が響き渡った。

 

「アーガス!」

 

何人かの先生を引き連れてくるとミセスノリスを松明から外してポッターたちに声をかけた。

 

そしてロックハートの興奮した声を最後に私達の前を歩いていった。

ざわめきを徐々に取り戻す生徒たちは監督生の引率の元どんどん歩き出す。

そして今のことで騒めく声が廊下中に響き渡った。




美しい先輩は黒髪黒眼で髪型はきちんとやってある感じです。
制服も正しく、頭も良い、


マルフォイってなんか残念ですよね。残念というより可哀想といいますか。
マルフォイの先祖にも充分サラザール・スリザリンの血が流れてるだろうというのが私の推測であります。

正直、あんだけギリッギリの名家嫁ぎをしてるんだからひょっこり入っててもおかしくなくね?ってめっちゃ思います。

ちなみにかぼちゃスープの材料ですが、

かぼちゃを蒸してペースト状にしてから生クリームとコンソメとに煮ます。それにブラックペッパーを加えて完成。
正直美味しいのかよくわからないです。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。