身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!! 作:あるれしあちゃん
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学校生活にも慣れて来た今日この頃。気づいたらドアが増えてました。いや、そんな軽いツッコミじゃだめでしょ。出入り口の部屋からはちょうど見えない位置に当たる場所。本棚と机の隣に、そのドアは置かれていた。
「えーと...夢小説的には大体、校長室、どこでもドア、スネイプ研究室。外に繋がる、実家(豪邸)に繋がるけど...」
私の部屋はおそらくもともと1人用に作られた部屋みたいだったので、そうなるとこの謎のドア出現も納得する。
よく考えたらこの部屋にベッド4つとか6つとか入らないしもっと言えばこんなザッ1人部屋以外に考えられない家具配置。どーなっているのやら。
徹夜で課題を終わらせて魔法史を頭に突っ込んだというのに。せっかくの休日を貪ることは私には難しいみたいだった。私はベッドから起き上がると、伸びをしつつドアノブに手を伸ばす。
「開けるしかないよね........」
ドアノブをゆっくりと回して開けるとそこは、
「......あむいそーりー」
「........」
バタンと扉を閉めて私はなにも見なかったふりをする事にした。
ドアを開けた先にはスネイプ教授が生着替えしてるところでした。
上半身は裸で丁度黒のシャツを着ようとしてるところだったのだろう。目があってしまった。
見なかったことにしてドアを閉じると背を向ける。
「な、なにも見なかったことに.....」
ドンドンドドン!と強い音が聞こえて、私は諦めて向き直った。
「......」
扉が壊れる勢いで叩かれるので、そろそろ壊れそうだ。
諦めて扉を開けると不機嫌そうなスネイプ教授が私を見つめていた。着替えは済ませたらしい。
「きょ....きょうじゅ..」
こういうのって夢小説とかだとスネイプ教授を助けたいんです!みたいなのがある気がするけどわたしにはそんなイベントないので、本当に困る。え、このドア一枚で親密度がマイナス100とかになってませんか?
「スネイプ教授。すみません、なんの扉かと思って、開けたら....すみません。封鎖します」
「まて......この扉誰が作った」
「え、いや...校長先生では?」
「...あの古狸が」
「扉、教授側にはなかったのですか?」
あったのなら、さっさとドアの向こうを確かめただろうから不思議だ。なんて思いつつも、さらりと部屋を見ると本ばっかり。本の虫じゃん。
「たった今突然現れた」
「なるほど...では、失礼しました」
バタンと扉を閉めて鍵を杖を振ってかけた。
よく考えたらわたしにはイベントひとつないことに気づく。そもそもの話、好感度なんかゼロだし。いいことだってなんもない。
「よく考えたら主人公とも接触してない!」
暇なのを理由に羊皮紙にあることを書き始めた。
「やっぱりダンブルドア校長は賢者の石を使っているのでは......。
600なん年もの間生き続けることが簡単じゃないことをだれでもわかるし。あ、でもあのなんだっけ、賢者の石を作り出した......ニコラス・フラメルだっけか。その人が....あー、665年か、
あの人と錬金術の開発をしてたから可能性としてダンブルドアは賢者の石を守る代わりに手を出した可能性があるかも。
ダンブルドアは妹さんのナントカで命に執着してた。やっぱり....でも、アバーフォース?弟もいるはず.....うーん」
羊皮紙にぐちゃぐちゃに書き込んでわたしは後で書き足せるようにカバンの中に入れた。しっかりと厳重に隠しとかないと読まれた未来日記みたいな扱いにされてしまいそうだ。頭おかしいやつだと思われたらもう生きていけない。
そしてちらっと談話室を覗いたけど制服姿の人はどこにもいなくて肩身の狭い思いをしたくない私は部屋に篭ることにした。
ご飯を食べるのは諦めることにしよう。水は屋敷しもべがどうにかしてくれるだろう。あ、ご飯も頼めば持ってきてくれるかも。
「洋服くらいちゃんと用意してよね」
スネイプ教授って絶対脱いだらすごい人だと私は日々信じていますはい