身長160センチ無いと戦えんわ!って、その前にハードモードすぎて泣いた!!! 作:あるれしあちゃん
継承者の敵よ、気をつけよ
混み合う図書館。私は人目を避けるように奥の奥の勉強机で羽ペンを動かしていた。
魔法史で1メートルのレポートを出されてしまったのだ。魔法史で、やっと終わったと思ったらまさかのこの課題。
原作にもそういえばあったなぁと思い出したのが机にかじりついてからだったのは苦い思い出だ。
そんなこんなで1メートルに及ぶレポートを書き上げて、今はポリジュース薬を思い出せるだけ羊皮紙にメモしている所だ。
ポッター達がマルフォイにグラップとゴイル、そしてミリセントだかそんなアイアンクローだかヘッドバンギングだかする女の子に変身して聞き出そうとするっていうやつだ。
グレンジャーは失敗しちゃったけどね。
でも、スネイプ教授の部屋でたまたま読んだ本にポリジュース薬が載ってたけどかなり複雑な作りだったから、それを成功させたグレンジャーは本物だろう。
作り方?あー、簡単に言えば筑前煮、だろうか。あれは一つ一つ煮るようになってるし...いやでも...
まぁ、簡単に言えば一月間ずっと面倒見なきゃいけない代物ってことです。
そんなこんなで出来上がったメモを鞄に詰めて席を立とうと入り組んだ入口を見た瞬間だった。
「.......っ....こ、こんにちは」
美しい先輩が本棚に肩を預けていた。
「こんにちは。正面、座ってもいいかな?」
「あ、はい。どうぞ」
音も立てずに私の前に座ると肘をついて私を見た。涼しげな表情でも声は甘いようなそれでいて低さを忘れていない。
あぁ、ノットに似てるんだ。
「君も....スリザリンなんだ」
「はい。スリザリンの2年。アルレシア・ジェフィフィーナです」
「........アルレシア..僕はそうだなぁ.......エイブリー....とでも呼んでよ」
「エイブリー...先輩」
エイブリーなんて先輩いただろうか。全く覚えていない。でも、黒髪のエイブリー先輩は私に笑いかけると暇なのか話しかけ出した。
「アルレシアの得意教科は?」
「私は........魔法薬学ですかね....」
「そう....僕も得意だったんだよ」
「そうなんですか、先輩は何年生なんですか?」
「僕?僕は5年だよ」
5年生か、五年生ってどのくらいかというと16〜17歳でハリーたちでいうと不死鳥の騎士団あたりかな。
というか、じゃあ同い年くらいかぁ....イケメンでいいなぁ。
「ここは僕のお気に入りの場所なんだ。誰にも秘密の勉強をするにはぴったりの場所だよ」
そう言って先輩は笑う。私がカバンに教材を仕舞って机を綺麗にすると先輩を少し真剣そうな顔をした。
「ねぇ、君はハロウィンの事件。どう思う?」
「..........どの点を..でしょうか」
「スリザリンの継承者は誰かって事だよ」
「すみません先輩。
私にはわかりかねます。スリザリンの継承者ということはサラザール・スリザリンの血縁者ということでしょう。
彼の血縁者など数え切れないほどいると思いますよ。もっとも、自覚があるかどうかが問題でしょうが」
先輩はふふっと笑うとその通りだと口を開いた。今はハリーポッターが継承者ではないかと囁かれているというのに。セオドールのように頭が切れる人間なのだろうか。
「アルレシア、君は..........随分頭が切れる人間なんだね」
その空白の時間には、恐らくマグル生まれの割にはとつくんだろう。
私は静かにカバンを肩にかけると先輩に笑いかけた。
「すみません、次は呪文学なのでお先に失礼します」
「あぁ、また話そう」
私は静かにその机を後にした。あの先輩はエイブリーと言った。初耳の名前だし、今まで同級生にしか目を向けてこなかったけど目を向けるべきなのだろうか。
いい先輩だったのに、まだ偏見というか差別というか、それが拭えないんだろうなぁ。
サラザール・スリザリンは基本的に、血縁者一杯いると思います。
創立者ということは少なからずお金もあり、それなりの地位があったことも考えられます。
個人的に思う点ですが、ホグワーツにも少なからず何人かサラザール・スリザリンの血縁者はいると思います。
それなりの地位があることで、知らないうちに血が流れている。そのため、時折蛇語を話す人がいるのではないでしょうか。
先祖返りというものもありますし、マルフォイも少なからず引いているのではないかと考えています。
サラザールではなくとも、蛇語を操る人はいるとのことなので、遠い血縁者かはわかりにくいところですが、スリザリン出身の名家には大体入っている予想です。
エイブリーくんは私のお気に入りです。しかし、皆さまお分かりの通りエイブリーくんは偽名です。
本名はみんな大好き俺様です。
まぁ、これからどうにかします