ISの二次創作を作ろうとした人の物語
どうなるんだろ?


別のやつあるし続かない(と思う)


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どうなってんのこれ?

 

 

ISの二次創作。それらを見ていた俺は、とてもやる気が出た。「よし、俺も作ろう!」と。大量の二次創作を見続ける事でキャラのセリフ、言葉遣い、どういった事があるのかを理解し、更にはアニメを視聴する事で荒を削る。

 

まあ、原作小説が無い分、詳しい設定についてはどうしても入ってこない。どういった構造をしているのかなんぞ知ったこっちゃない。

時系列についても色々と調べたものだけ。頭に入ってこない。よって、書きながら見るしかない。

 

設定資料は不完全。けど、ある程度集まった。

 

「さて、こっからどう書くか・・・」

 

布団に入り、ゆっくりと考える。別に寝落ちしてもいいし。

主人公の設定すら浮かばない。どうしようとも一切浮かんでこない。頭の中で歌が流れていったり熱くなれよと言われたり。色々なモノが頭の中をループして、何も考えられなくなってきた。

 

眠気だなこれ。

 

そう感じ、眠気に身を任せた・・・

 

 

 

 

「これで完成!」

 

声が聞こえた。凄く聞き覚えがあり、とても気が安らぐ声。けど同時に、とても嫌な予感のする声。

 

「さあ目覚めよ私の子供よ!」

 

カチッという音と共に、強制的に目が覚めた。そして、見開くと360度開く視界。そして低すぎるというか台の上に設置されている自分。わっと?

 

「うんうん♪ 結果は良好♪ ま、天才の束さんなら当たり前だね!」

 

そう言って、目の前の少女は片手で台の上にある一個の球体を。そしてもう片方の手で俺を掴んだ。え、あれ? この娘デカすぎない?

 

「ふーん、やっぱり、意志を持つ事って、ないんだね⋯⋯」

 

若干寂しそうに見てくる女の子⋯というか束さん。ヤバいこれナニ?俺どうなってんの!? 立ち上がろうとすると、自分の体が光り出した。

束さんが「うぇい!?」とか言ってる間に手から離れ、宙に浮いた。

え、あれ? 俺浮いてる? どうなんてんの!? 鏡はどこ!?

 

鉄の板らしきモノがあったのでそこに近づいて自身の体を観察する。

 

小さく、宙に浮く丸いボディで、白っぽい光を放ちながら浮いている。胴体らしいものはなく、ただただ丸いボディ。しかもテニスボールほどの大きさ。

 

非生物とかどうなってんだ俺は?

 

 

後ろでガタガタッと音がして、「やったぁぁーー!!」という声と共に、何かに包まれて自分がどこにいるのかが分からなくなった。

柔らかいものでスリスリと自分を擦っているのが分かった。

 

「やったぁぁ!! 本当に上手く、上手くいったよぉぉー! ⋯はっ、ちーちゃんにも見せないと! ちー ちゃーん!」

 

離されて再び宙に浮く俺。飛び出していった束さん。放置されて静かに置かれたままの球体。

え、ナニコレ?

 

 

 

 

「どうよちーちゃん! 束さんにかかれば、こんな事余裕だよ!」

 

「そうか、それはよかったな」

 

はい来ました世界最強!(白目)

天災と最強が並ぶ貴重な瞬間だな(達観)

にしても、意外と若い。まだ10代前半くらいか?

 

「で、結局」

 

考え事をしていた俺は千冬さんの声にぼかしていた目線を前に向ける。

千冬さんは束さんの頭を掴み、ギリギリと音が聞こえてくるのではないかというくらい握りしめていた。そして今、束さんの足が地面から離れた。

「ち、ちーちゃん?」と束さんは冷や汗を流しながら千冬さんの顔を見て、声を出さずに絶叫した。

 

「オマエは私が練習中に無理やり呼び出した挙句、コレか?」

 

「え、けど、凄い事なんだよおほぉぉ!?」

 

「だ か ら ど う し た? 元々オマエがすごい(規格外)だという事くらい理解していた!」

 

「やったー! ちーちゃんに褒められ⋯た⋯⋯」

 

メキッという音が鳴り、足のバタつきも手の力みも無くなった束さんは、地に倒れ伏した。なにこのホラー。肩のあたりから上を見ずにいたら首を掴まれて持ち上げられていたようにしか見えないんだけど。

 

チラリと千冬さんを見ると、はぁと溜息をついていた。

 

「束も、作れたことが嬉しいのは分かるんだがな⋯⋯もう少し自重してくれれば、な」

 

あーお疲れ様です。

少しだけ同情し、頭を下げる。当然、今の俺には頭がないので少し上下に動くくらい。

千冬さんが少し?マークを作ったくらいで、特に反応されなかった。いや、まあ、下手に攻撃されるよりは良いけど。

 

 

少しして千冬さんがこの部屋から出ていき、白目を剥いた天災とISコアになった俺が残された。

・・・一体どうすればいいのこれ?

 

 

自分では何もできず、途方にくれるのであった

 

 

 

 

 

 

 

こんな物語(溜息)

 

 

 

 

 




続かない(はず)


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