オリ主in暗殺チーム   作:乾燥したマシュマロ

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蜂の目覚め

 蜂の羽音が聞こえる、恐らく俺の()()が終わったのだろう。ゆっくりとベッドから起きあがり、窓から外を見やると警察署長…えぇっと、名前は忘れたが麻薬取り締まりを強化するだとかなんだとか…そんなことをほざいていた奴がクジラの様に全身腫れ上がって死んでいた。勿論、周りの奴等は大慌て。

 署長の演説していた広場は軽いパニックになっていた。

 

 そんな中、俺はホテルの部屋で携帯を手にしていた。そんな騒ぎはどうでも良いのだ、死んだ人間に興味もなければ俺と署長との接点はもう、どうでも良いものなのだから。

 

《俺だ、もう終わったのか?》

 

 電話の相手…今回手伝って貰ったイルーゾォが少し呆気無さそうに呟いた。そりゃあ俺のスタンドで仕事をすれば、真正面から戦う事はおろか俺の存在に気付くことすら難しい。そういうスタンドなんだから一瞬だろう。というより、お前のスタンドの方が呆気なく終わるだろ…。ま、そんなことはどうでも良い。

 

「お前には世話になったよ、今度奢る」

 

《まぁ仕方ねぇさ、アジトで落ち合おう。それじゃあな》

 

 俺のポリシーとして協力や手伝いをして貰ったなら、必ず礼をするというものがある。それは俺が助けられた過去があるというのも起因しているが、本当のところは恐らく俺の前世が平和ボケした日本人だと言うところだと思う。

 

 どう言うことかと説明するならば、俺は死んだと思ったらジョジョの世界で誰かに憑依していた。ということだ。正直最初は全然分からなかった。自分は孤児だったので生きるのに必死、転生だのクソだの言っている暇はなかった。必死に生きて、気づけばギャングへの道を進んでいた。パッショーネ…その名を聞いてから引っ掛かってはいたが、気づいたのはポルポの矢に射られてからだ。あの矢を見て初めて思い出した。まぁ、思い出したからってどうにもならなかったが。あの三日間は地獄だった、もしかしたら死ぬかもしれないとの恐怖との戦いだったが…見事にスタンドを身に付けることができた。…憑依したせいか特殊なスタンドになってしまったが。

 

 まぁ、そんなことはどうでも良い。重要なのは、俺のスタンドがかなり暗殺向きだったので暗殺チームに配属されたことだ。死亡フラグ満載の状況だったが、俺はある『覚悟』をきめた。アイツらは…暗殺チームは原作では冷遇された挙げ句全滅という憂き目に合う。俺は…それを変えたい、そう思う程に皆と絆を深めたと思っている。何しろチーム創設とほぼ同時…リゾットとプロシュートしかいなかった頃から居るのだ、そりゃあ愛着の一つや二つ沸くだろう?

 

「大変だろうがな…」

 

 やるしかない、あんなパッと出の主人公補正マシマシ野郎に全滅なんぞさせられてたまるか。俺達は栄光を掴み取り、ボスをその座から引きずり下ろし、リーダーをその座に着ける。

 …何故か分からんがボスの名を覚えていないのは、修正力かナニカが働いているのだろう。

 

「俺自身の力で、か」

 

 俺は呟くと、アジトの扉を開いた。中にはいつものように仲間達が座っている。ホルマジオ、イルーゾォ、プロシュート、リゾット。後のメンバーは恐らくいつものように自室で寝てるんだろう。メローネとソルベ、ジェラートは…うん。

 

「首尾は…と聞くまでも無さそうだな」

 

 リゾットはそう呟いた後、口をつぐむ。長い付き合いのなので言わなくてもわかるのだという。確かに俺は仕事は完璧にこなしたい方だが、たとえこなせなくても多少テンションが違うだけでそんなに違いは無いと思うんだが…プロシュートやリゾットはすぐに気づく。やはり付き合いの差だろうか。

 

「それで、今回の報酬は受け取ったのかよ」

 

 ホルマジオがそう言って俺に問いかけてくる。報酬は口座に入金だと告げると「そうか」と言ってそのまま猫を撫で始めた。

 

「まぁた野良猫撫でてんのか、いい加減諦めたらどうなんだ」

 

「るせェな、好きにさせろよ」

 

 プロシュートがからかい、ホルマジオが言い返す。二人とも口ではああ言っているが、本当は信じ合っている。やはりこの空間は良い。

 

「なんだかなぁ…テメェらガキか!」

 

 そうがなるイルーゾォも、なんだかんだ楽しんでいるのが分かる、心地良いのだ、この空間は。

 

「おい、エイブからも何か言ってやれ」

 

「やめろイルーゾォ、話を振らんでくれ面倒くさい」

 

 見るのは良いが、巻き込まれるのはゴメンだな。




はえぇ…初めての小説投稿なので至らない所もあると思いますが、一生懸命やっていこうと思います。
失踪はしないつもりなので、ヨロシクです。
( `・ω・´)ノ
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