オリ主in暗殺チーム   作:乾燥したマシュマロ

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みなさん期待してくれて嬉しいです!
感想頂いて、読んでいると暗殺チーム好きな人ってやっぱり多いんだなぁ…と実感しますね。
読みにくい小説ですが、これからもどうぞよろしくお願いします!


金を運ぶ蜂

 いやぁ…参ったね。だってアジトに帰ったらペッシ居るんだもの。そりゃあビビるよね、仕方ないね。ビックリしすぎてスタンド出しちゃったけど問題ないね。

 

 さてさて、所変わっててあれから一週間。今となっては馴れ親しんだペッシとプロシュートのコンビは、今日も仕事だ。俺達暗殺チームのイメージとして、仕事はあまり無さそうだと思われがちである。しかし、これがそうでもない。それもそのはず、パッショーネ自体最近のしあがってきた地方ギャングに過ぎず、世界規模でみればしょっぱいギャングなのだ。今なお規模を増やそうと活動しているボスは、今日も今日とて仕事を回してくる…お値段が少々異常ではあるが。

 

「全くよォー、もうちっと貰ったってバチは当たらねーよなァ?」

 

「そうだなァ…ソルベ。お前が言うならそうかもなー」

 

 今日も暗殺チームのラブコメ担当は絶好調である。目の前でイチャコラされる方の気になれってんだよ、男同士の絡みより女同士の方がまだ見れるわ!

 

「なァーエイブゥ!お前もそう思わねェか?」

 

 話を振ってくるソルベ。正直相手にしたくないが、振られたら話すしかない。それより今は金を稼げそうな方法を考えてるんだけどなぁ…。

 

「んあー。まァそりゃ貰えるなら貰いたいさ、だがボスにたてつくのは不味い」

 

 原作でもイカれてると評されたコンビだが、話してみると意外とマトモなやつらである。…一部を除けば。うん、やっぱできてるわ。

 

「そーだがよ、おかしいとは思わねェか?俺達無敵の暗殺チームだぜ、それがこんな扱いをよォー」

 

 ごもっとも、俺達が本気で殺しにかかれば護衛チームなんぞ一捻りにできる自信はある。というより俺のスタンドだけでも殺しきれるつもりはある。ソルベもジェラートも、スタンド能力は強力だし相性もいい。俺だって命を狙われたら恐らくは勝てないくらいにな。

 そんな強力なスタンド使いの集まりだからか、俺達の間には不満が多い。ただの暗殺ではなく政府要人だとか警察の幹部などを殺す俺達は、より多くの報酬を貰っても構わない筈なのだ。無論リゾットだって忠の厚い男だ、反逆の意思すら見せたことがない。

 

「まぁ…確かに、それは言えてるかも知れんがな」

 

「だろォ?ならやっぱり報酬を貰うべきだぜ」

 

「そうだな、ソルベの言う通りだぜ」

 

 全く…金にがめつい奴等だよ、今のところは仕事もあるから経営難レベルではないだろうに。そりゃあこのままじゃジリ貧だし、多いに越したことはないけどさ…。

 

「まぁその辺の交渉はリゾットに任せておけ、変な行動を取ればリゾットの名を落とすだけだ」

 

「…そォーだな、リゾットに迷惑はかけられんねェ」

 

「ソルベ、飯でも食いに行こうぜェー」

 

 なんだか今の会話が分岐な気がするのは俺だけか?原作じゃあどこのタイミングでソルジェラが動き出したのか分からなかったからなぁ。これで多少改善できれば良いんだが…俺が避けたいのは輪切りだ、これだけは避けたい。…最悪、ホルマジオから助けることになるかもしれないが、それは最悪の場合のみだ。俺は暗殺チームを救うのだ、それには全員揃って生き残る必要がある!

 

「そうだろ?なぁ…」

 

 このあと滅茶苦茶白い目で見てくるソルジェラに言い訳倒した事を記しておく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あんの野郎共ォ…俺を白い目で見やがって」

 

 とあるレストランテの野外席、ピザを食いながら一人愚痴る俺は飯を食いに来ていた。ここのピザは旨いのだ、それこそ俺が足しげく通うくらいには旨い。それと値段が安い、日本で食えばいくらするかわからん。うそ、日本のピザ…高過ぎ…?

 

「ピッツァ1枚、あとスープもくれよ」

 

 いつの間にか俺の前に座るギアッチョ。店員は畏まりました、とだけ言うと店内へ入っていった。なんでお前が居んのよ。

 

「ギアッチョ?お前も飯か」

 

「そォだぜ、さっきまで買い物に付き合わされてな…」

 

「ああ、そういえば今日の当番はギアッチョか」

 

 我らが暗殺チーム。なんと晩飯は当番制なのである。料理が上手いのは意外にもペッシと俺、前世の独り暮らし初期に鍛えた料理スキルはここでも役に立つのだ。ホルマジオやイルーゾォ、リゾットは普通。プロシュートは…気分が乗れば旨い、外したときのコレジャナイ感が凄まじいが。

 ギアッチョは普通に食えるけどキッチン汚れたりぶっ壊すからあんまり好まれない。

 

「今日はキレるなよ?」

 

「わかんねェぜ、そんなことはよォ」

 

 そのままギアッチョと楽しい一時を過ごした。アイツはなんだかんだ言ってマトモなやつなのだ、話せば分かる…というヤツ。まぁ納得できなきゃ暴れるので最初は大変だったけどな。

 

「そぉいやよ、お前…金儲け考えてんだってなァ?」

 

 ギアッチョが聞いてくる。そう、金さえあれば俺達だってあんな目に合わずにすむのだ、そりゃあ金儲けは考えるだろう。でも上手いこといかんのだよ…宝くじ作戦はポルポの賭博の方に合併されたし、麻薬は別のチームの管轄だしなぁ…。

 

「なんか良い案ねぇかなぁ?」

 

「俺ァねぇな」

 

 とりつく島もないとはこの事か…もうちょっと考えてから言っても良いだろうにこの野郎。

 

「なんならテメェのスタンドで蜂蜜でも作れればなァ」

 

 蜂蜜なんぞ作れたら作ってるっつうの!だが…モノを売るってのはいい線かもしれない、蜂蜜…イタリアならオリーブとかか?その辺を輸出でもすれば収入にはなるか…?いや、輸出なんぞしているのは知っている限り麻薬チームの麻薬だけだ、それなら申請さえすれば認められるかもしれない…!

 

「それだぜギアッチョ!ありがとよォ!」

 

 俺は自分のぶんの金だけおいて、急いで立ち上がる。まずはリゾットに電話する!流石に無許可は不味い、だがリーダーが許可を出したならッ!俺は動ける!

 

《俺だ、珍しいな》

 

 リゾットの声、今は聞くだけで涙が出そうになるぜ!俺の悲願が達成できる…その可能性が!運命の赤い糸が束になってやって来たような気分だぜ全くよぉ!

 

「リゾット!儲け話を手にいれたんだ、交渉を任してくれないか!?」

 

 自分でも言葉足らずだと思う、だがリゾットならばこれだけで理解してくれる。俺の言いたいことは俺以上に理解してるようなヤツだからな。

 

《…なにか分からんが分かった、お前がいうなら任せよう。頼んだぞ》

 

 

 向かうのは勿論蜂蜜やオリーブの件、行く場所は勿論ポルポのいる刑務所だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ポルポォ!居るかぁ?いるだろォがよ!返事しやがれェ!!」

 

 ヤツには多少の貸しがあるので交渉は楽なはずだ、それにやつにだって利益が出るなら断られる確率も下がるはず。金があればソルジェラの暴走だって押さえられる!俺達の勝ちは確定になるんだ…。

 

「なんだねうるさい…ああ、エイブか。なんのようかネ?」

 

 いやさぁ、いつもこいつと会うたびに思うんだがよ…こいつこんな話し方だったっけ?もうちとマトモなしゃべり方する奴だと思ってたんだが…なれないな。

 

「儲け話さ、お前にも取り分がある旨い話だぜ?」

 

 ポルポの目がピクリと動くのを見逃す俺じゃあない、恐らくは食いついた。それも俺が話を持ってきたことに…な。

 

「ほう?あの嫌われ者の暗殺チーム…その副リィーダーが儲け話とは面白い冗談だ」

 

「冗談じゃねェーよ、マジだぜ。ポルポよ、お前さんもそろそろ新しい稼ぎ先を開拓する頃だろう?」

 

 畳み掛けるように問いかける。逃がすわけにはいかないんだよ、俺達には時間がない…!既にペッシが入っている今ッ!いつ奴等が勝手に動き出すか俺にはわからない!

 ならさっさと不確定要素は埋めてしまうしかない!ボスへの反逆行為は…確実に始末できるまで起こすべきじゃあないんだよ、ボスの能力…俺の記憶にはもうほんのちっぽけなカケラすら残っちゃいないが…ヤバい能力なのは確かだ。それも俺達暗殺チームが全員でかかっても勝てるのか俺にはわからない、それぐらいヤバイ能力であることだけは覚えてる。なんてったってレクイエムとかいうチート使わなきゃ勝てないくらいだし。

 

「…確かに、お前のいう通りだとも…賭博というジャンルは古来よりあるモノだ、新規のモノは作りようがない。それで、お前は私に何をしてもるァいたいのだね?」

 

「俺達のチームにモノの輸出権利をくれ、お前には…『貸し』があるだろ?ならば、俺の頼みを断るのはよォ…あのときの俺の『信頼』に対する『侮辱』になるんじゃあねェーか?」

 

 この『貸し』…俺が暗殺チームに配属される前に賭博の場をちょいと手伝っていたのさ、それでその場の整備やらルールやらを制定したりと…まぁその、俺も若かったし日本人の性というか…真面目に仕事してたら目につくんだよね、仕事不真面目なヤツとか非効率なところとか。

 だから真面目に整備しちゃったら…いつの間にか『貸し』になってたってことだ。いやぁ…貸すつもりはなかったが、いつ何時自分に帰ってくるのかわからんもんだな。これも、『運命』ってやつなのかね?

 

「フゥム…確かに、君の言うことは尤もかもしるェんね」

 

「…ッ!なら」

 

「但しッ!それは君達を私が『信頼』するのだよエイブ、信頼には信頼で答える。だがもしッ!万が一に君達がパッショーネの『信頼』を『侮辱』する行為をしたならばァ…それが分からん君じゃあないだろう?」

 

 わかってる、これは脅しだ。手にいれた資金でもし組織を裏切ればどうなるのかという脅し。俺達の事なんぞどうでも良いと思っているのがよく伝わるぜポルポ、だがお前は少し勘違いしてるよ…。

 

「ああ…勿論だ」

 

 お前らは信頼なんぞしていない、むしろ俺達を侮辱している。それに…俺はお前の事を信頼なんぞした憶えはないんでね。いずれお前も始末するさ…ポルポ、だが今は利用されてくれよ。俺達だって反逆の意思が芽生えかけているのを『我慢』してるんだぜ…?

 嘘をつくのは忍びないと思っているが…俺達暗殺チームを舐めてかかった代償は…組織ですら払えないほど大きくなってる事を忘れるんじゃあねぇぞ。




コメントからいただいた案を少し自分なりに考えて…資金源を考えたんですが、なんか無理矢理に見えますかね?
もう少し上手いこと書ければ良いんですが…あと展開早いかな?とも思いますが…どうでしょう。
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