描写難しくていつも以上に☆意味不明☆な文ですが、読んでいただけると幸いです!
さてと、これからあの少年をすこしばかり追跡して『ボスの娘』の正体を明かしていかなければならない訳だが……俺のスタンドは手加減が苦手だ、ホルマジオのように上手い具合に拷問なんぞできやしない。だからこそなんだが。
「隠れて追跡……バレればコイツで始末する」
懐から拳銃を取り出す、装弾数15発の自動拳銃……勿論サプレッサー着き。俺がスタンド使いと戦うときにはいつも持っている必需品だ、今までこいつがなければ死んでいた可能性だってあった。
こいつで頭をブチ抜く、そうして後はキラービーの強靭な顎で少しずつ肉団子にしてやろう。
そうと決まれば早速動く、今いる場所は街中だ。街中故にこんなビルの屋上で張り込めているが、もし俺達がボスの娘を護衛するとしたら、こんな街中に拠点を据えるか?
―――答えは否。俺なら伏兵の心配なく、なおかつ怪しまれない程度の郊外に拠点を置くね。ならばアジトの場所は……。
「町の中間地点辺りが、一番のポイントかもな……まぁ、見つかるまではわからんが」
さて、始めようか。俺達の戦いを!
ナランチャはどうやら買い物に来ていたようだ、女物の品物を買い込んでいた。だが、妙だ。何故アイツが女物を買う? アイツの趣味か……? NOだ。答えは1つしかねーよなぁ?
「やはりテメェ等が『当たり』だぜ……」
俺はキラー・バレットを展開する、ただし3匹だけだ。あまり多すぎると見つかってしまう、だから俺は1匹だけを奴の車の裏へと潜伏させた。これで俺は感覚で奴の居場所が大体分かるようになった。その上、残りの2匹を遠くから追尾させる。例えどんなに視力が良かろうと……遠くから1匹ずつバラバラに飛んでくる蜂をスタンドだと気づくのは不可能だ、もし気づかれても、それはアイツのスタンドが探知もしくは『視る』という事に特化したスタンドだと知ることができる。どちらにしろ俺の有利に動いていく。
「送り狼みたいにお前のアジトへ俺を送ってくれよ……ナランチャ」
俺の呟きと共に発進するナランチャの車、それと同時に俺も車を使って走りだす。道は違うが、俺のスタンドからの情報が、カーナビの様に親切に道を教えてくれる……迷うことはなく、俺達は決戦の舞台へと走り始めた。
☆
ナランチャは焦っていた。今までの経験から、『何か』が迫っていることは理解できた。だが、その迫っている『何か』が組織の裏切り者なのか、単なる危険なのか……そこまでは分からない。
故に、ナランチャは焦っていたのだ。
「クソ……視線みてぇなのは感じるがよぉ、何も居ない……どうなってんだ」
万が一敵だとすれば、焦っては相手の思うつぼである。そうわかってはいても、人は簡単には冷静にはなれない。それも、常に殺気のようなものを孕んだ視線がするともなれば無視することも難しい。
だが、ナランチャのスタンドならばその根元を探知できる。今までも……ずっとそうやって邪魔物や敵を排除してきたのだから、その方法に信を置くのも頷けるものだろう。
急ブレーキを踏み、ゆっくりと車から降りるナランチャ。その目には視線の主へのイラつきと、それを排除しようという覚悟がチラリと映る。
―――チンピラ風情なら、足元撃ってビビらせりゃいい。
そんなことを思いながら、ナランチャはレーダーを覗き込み、自身の片割れである『エアロスミス』を発現させた……それが敵の狙いであることも知らずに。
☆
「かかった……!」
俺は双眼鏡に映し出されるその光景を、網膜に焼けつけんと眼を凝らす。漸く分かった、あいつのスタンド!
「小型のラジコン飛行機のような……ありゃあ物質型だな。距離も分からんのにスタンドをだすってことは、つまり……」
その行動から導き出される答え、そんなもの決まっている。視線が近いか遠いかは何となく分かるだろう。それも、スタンド使いのような『感性』が鋭い、というより一部イカれてるような奴等なら……ギャングならば尚更だ。
にもかかわらず、スタンドを発現した。それは……
「テメェのスタンドが……中距離から遠距離型だってことだぜ」
これで、恐らくだが相手のレンジが分かった。得意が分かればやりようは増える。だが、まだ攻撃方法が分からない。戦闘機ということは、あの機体下部についてるアレは機銃か何かなのだろう。つまり撃たれるのは不味い。戦闘になった際の始末する優先度合いは高めに設定する。
何かを探っている様な仕草をするってことは……上から探っているのか?
……後ろから追跡しているせいで、ナランチャの顔が見えない。顔が見えないってのはめんどくさいな……何を考えているのかが分かりにくい。まぁコイツは大分仕草や行動に出るタイプみたいだが……。
何かを諦めたように車に乗り込むナランチャを見て、コイツはバカそうだと確信する俺であった。俺も急いで車を出す、流石に射程2kmはなかったようで安心した。
さて、どうやら着いたらしい。俺との距離500m程。南東にあるブドウ畑、出てきたのは情報通りブチャラティチームのメンバーだ。
フフ……居るじゃあないか、情報に入ってなかった人間が。アイツらが匿まうように立ってはいるが……俺達の追い求めた女がッ!
あのピンクの髪の女は! 事前情報に入っちゃ居なかったッ! 金髪のガキもだ! コイツらが怪しい……だが、どう考えても金髪のガキはボスと関係はなさそうだ。
もし、もしもだ。アレが護衛対象なら……あんな目立つように配置はしないだろう。
ボスに居るのは娘ッ! つまりはあのピンクが目標だ!
「キラーバレット……奴等に適当に襲いかかれ!」
俺の声に合わせて発現するキラーバレット。キラービー200匹、バレットビー100匹、総勢300匹の死の軍隊。
それを100ずつに分け、三方から襲撃させる。そのうちに……あの娘を奪取する、もしくは肉片を切り取り持ち帰る。それだけで俺の勝ちだ。俺の位置は把握されちゃいない。近くの建物……こりゃ資材置き場か? そんなところに隠れた俺を、発見することは不可能だ。
「つまり……どう転ぼうが俺の有利だってことさ」
俺はゆっくりと双眼鏡を覗き、口元に笑みを浮かべる。待ちに待った時が来た……ここからが俺の勝負だぜ。
「ショータイムだ……精々いい声で鳴きやがれ」
戦闘は次回からスタート、恐らく護衛視点になると思います。