遊戯王ARC-V Rーe:birth   作:深海の破壊大帝

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遅くなってしまって申し訳ありません。
あまりの長いので初めてではありますが分割で投稿させていただきます。
本当は会話だけだったんですが、私の脳内セレナが戦わせろとうるさいので、予定変更で書いております。


知らぬ罪、告げられた真実

 あ~くそ、飛び降りたら裏手だったから、第二スタジアムまで滅茶苦茶遠い

 何で連絡橋とかないんだよ。

 だが、今一番困っていることは

 

「YaYa、僕はデニス・マックフィールド!

 LDSブロードウェー校からの留学生だよ。

 君、榊 遊矢だろ?ちょっとお話したいなぁ~って、声をかけたんだけど、いいかな?」

 

 要注意人物(多分スパイ)との接触だ。

 なんで、さっきのセレナといい、急いでいる時に話しかけてくるんだ!こいつらは!

 

「話?俺は柚子の試合を見に行きたいから、あまり時間を取りたくないんだが?」

 

 とはいえ、邪険にするわけにもいかないし、俺がすでにセレナと接触していると気取られるわけにもいかない。

 平静を装って、この場を退散するとしよう。話だけなら歩きながらもできるし

 

「そんな連れないこと言わないでよ。

 歩きながらでもいいからさぁ~」

 

「そこまで言うなら、で、話って?」

 

「君の一回戦と二回戦、見せてもらったけど、とってもWonderfooo!!映画を見ているみたいで凄かったなぁ~

 僕、手に汗握って、興奮しちゃったよ!」

 

「そう、それはよかったな。」

 

「でも2戦目の勝ち方、あれだけは頂けなかったなぁ~

 Entertainerなら、あそこで一気に大逆転!ってしたら、お客さんも盛り上がっただろうに

 デッキ破壊なんて、皆唖然としていたよ?」

 

 えぇ~・・・そこ突っ込まれるの?

 たしかにデュエルモンスターズの勝ち方、というか敗北の仕方としては相当地味だ。

 特殊勝利カードならエクゾディアみたいに攻撃演出があるものや、ウィジャ盤や終焉のカウントダウンみたいに火の玉が躍ったり降り注ぐ、派手な演出がされている。

 

 だが、デッキ破壊は最終的にはただソリッドビジョンが消えるだけ。

過程でデッキが吹っ飛んでカードが散らばったりする演出が有ったりするが、俺が使用したのは完全ドロー型

ひたすら相手にカードを引かせるだけなので、すごく地味だ。

 

「そんなこと言われてもなぁ~

 あれはそういう風にするために作ったデッキだし・・・」

 

「Oh・・・君、それでもEntertainerかい?

 お客さんを置き去りにするなんて、榊 遊勝のJuniorの名が泣くよ?」

 

「・・・父さんを知っているのか?」

 

「当たり前じゃないか!

 最高のエンタメデュエリスト、榊 遊勝!僕の憧れのデュエリストさ!」

 

「へぇ~まだ、そんなことを言ってくれる人がいるんだな。

 でも、残念ながら俺はエンターテイナーでもなければエンタメデュエリストでもないんでね。」

 

「えっ!?」

 

「それに名が泣く、なんて言っても榊 遊勝の息子なんて肩書き、皮肉以外で殆ど使ったことがないしな。」

 

「ど、どうしてだい?彼ほどの素晴らしいデュエリストを・・・」

 

「俺はあの人を決闘者(デュエリスト)とは思っていない。

 人柄一流、デュエル三流の二流手品師だ。

 相手の事を見ない、独りよがりでハリボテの様なデュエルをする者が決闘者(デュエリスト)なものか!

 それにアクションカードなしのスタンディングじゃ、それほどでもないし」

 

 あ~やば、イラッとしたから愚痴ってしまった。

 

「でも、彼はいつもみんなを笑顔に!」

 

「あぁ、そうだな、あの人はいつも周り(・・)しか見てなかった。

 だから自分のデュエルを、どんな時でもショーだと言い張れたんだろうよ。」

 

「!!」

 

「派手さだけで楽しませるんなら、それこそ花火やサーカスでも見に行けばいい話だ。

 デュエルでやる必要はない。」

 

「・・・だったら・・・だったら君にとってデュエルってなんだい?」

 

「大会の宣誓を聞いてなかったか?

 カードに思いを託して、魂を込めたデッキで闘う、プライドを賭けた決闘(ゲーム)さ。」

 

「・・・・・・」

 

 目を見開き呆然となるデニス

 ちょうど控室へ向かう分かれ道があるし、ここで別れるとするか

 

「ほら、選手控室はあっちだぞ?

 俺は第二スタジアムに向かうんでね、Ciao~」

 

 さて、大分時間を取ってしまったが大丈夫かな?

 セレナが動き回っているのも騒ぎになりそうだが、そこは赤馬社長に任せるしかないか

 はぁ~多人数用のデッキも組まないといけないな・・・


『警戒しろ、もうすぐ接触するぞ!』

 

「分っている!」

 

「隼!何か策はあるのか?」

 

「知れたこと!敵なら倒す!それだけだ・・・」

 

 俺たちは赤馬 零児の秘書の誘導の下、アカデミアの手の者であろう少女に対峙しようとしている。

 だが、隼、あのアカデミアの少女は、瑠璃と同じ顔をした少女をお前は・・・

 

『うおおぉぉぉ!!どこにいるー!!』

 

 薄暗い建物内に少女の声が木霊する。向こうか!!

 

 声がした方に向かうと、そこには赤いアカデミアの制服を着たリボンをした少女が、イきり肩できょろきょろとしていた。

 なんだろうか、瑠璃と同じ顔、年ごろなのに大分幼く見える。

 

「むっ!おぉ!!見つけたぞ!!

 さぁ、もう逃がさないぞ!私とデュエルしろおぉぉぉ!!」

 

 なぜか、俺を睨みつけて指差す少女

 この娘と俺は初対面のはずだが、なにかしたか?

 いや、デュエルアカデミアの人間なら、レジスタンスである俺の事をお尋ね者として、手配されていてもおかしくないが・・・

 

「すまないが、君と俺は初対面のはずだが、俺が何かしたか?」

 

「何を言う、さっき会ったばかりだろう!」

 

 さっき会った?

 

「お前こそ何を言っている?

 お前を探してここに来たんだ、さっき会っているはずがない。」

 

「うん?そういえば、服やら髪やらいろいろ違うような・・・」

 

 隼の言葉に悩みだす少女

 さっき会ったというのは、まさか・・・

 

「君、さっき会った奴は白い制服を着た緑交じりの赤髪じゃなかったか?」

 

「おぉ!そうだ!うん?そんなことをいうって事は、お前は・・・」

 

 そうだ、さっき会ったというのはおそらく榊 遊矢だ。

 だが、秘書から彼女が彼と接触したとは聞かされていないが・・・

 

「そうか!!双子か!!」

 

 ドヤッとした顔で検討違いなことを言う少女

 確かに俺たちの顔つきはよく似ているが・・・

 

「んん?そういえば、よく見ればユーリとも似ているような・・・まさか三つ子と言う奴か!!

 あいつに兄弟がいるなど聞いたこと無かったぞ!!」

 

 駄目だ、このままでは彼女の中で誤解が広がっている

 それにユーリというのはまさか!?

 

「違う!俺たちは何の関係もない別人だ!

 それと、ユーリというのは融合次元の人間か?」

 

「そうだ!ん?

 なぜ、ユーリの兄弟でないとするなら融合次元の事を知っている?」

 

「俺たちもこの次元の人間じゃない。

 エクシーズ次元から来た、アカデミアの侵略から俺たちの世界を救うためにな!」

 

 隼の言葉に少女は眉をしかめる。

 俺たちをエクシーズの人間と知ったからか?

 

「さっきの奴も侵略、侵略と聞き捨てならないことを!

 我々アカデミアは世界を一つにし、争いを無くし真の平和のために戦う正義の下で戦う戦士だ!

 誇りある戦士を侮辱することは、この私が許さん!」

 

 世界を一つに・・・争いを無くす?・・・・真の平和だと!!

 

「「ふざけるな!!」」

 

「!?」

 

「突如現れたお前達は、嗤いながら人々を襲い続けた!」

 

「瑠璃を!家族を!仲間を!友たちを奪っておきながら、何が誇りだ!!」

 

「笑いながら人々を襲う?下らないデマは止せ。

 アカデミアの戦士が戦地でそんな馬鹿な真似など、するはずがない。

 それに全力で戦ったのなら戦士として、潔く、それは受け入れるべきだ!」

 

 少女はしたり顔で、戦士としての矜持を解くが、奴らのやったことはそんなことではない!

 

「奴らは大人も子供も、老人も赤ん坊でも関係なくカードにした!

 なんの力も持たない人間を襲っておいて真の平和だと!戯言を抜かすのも大概にしろ!!」

 

「なん、だと・・・!?」

 

 隼の言葉に少女は動揺する。

 どうやら本当に知らないようだな・・・

 

「俺たちの街は平和だった。

 みんながデュエルを楽しみ笑顔になれる、そんな街だった。

 アカデミアが来るまではな・・・」

 

「アカデミアは正義のために、平和のために存在している!そんなことをするはずがない!!」

 

「俺たちが嘘を言っているというのか?」

 

「そうだ!嘘に決まっている!

 お前達、私とデュエルだ!貴様らの言葉か真実か証明して見せろ!!」

 

「いいだろう!相手になってやる!」

 

 少女がデュエルディスクを展開し、隼もデュエルディスクを構えようとするが、その行動に戸惑いを感じる。

 やはり、彼女を見ていると瑠璃を想い出して仕方がないのだろう

 

「待て、隼!ここは俺が行く!」

 

「ユート!?だが・・・」

 

「わかっている。

 だが、お前に妹を傷つけさせる様な真似はさせたくない。」

 

「・・・・・・わかった、任せたぞ。」

 

「あぁ!

 君の相手は俺がする。」

 

「私はどちらでも構わない、さっさと始めるぞ!」

 

『『決闘(デュエル)』』


「先攻は私から行く!

 私は手札の月光黒羊(ムーンライト・ブラック・シープ)の効果を発動

 このカードを手札から捨てることで、デッキから融合を手札に加える。」

 

「やはり、融合で来るか・・・」

 

「さらに月光翠鳥(ムーンライト・エメラルド・バード)を召喚!」

 

(エメラルド・・・)

 

(バードか・・・)

 

 翠色の肌を持つ顔の右半分を三日月状の仮面で隠した、鳥の遺沢のある衣装を着た女性が現れる。

 セレナは意識したわけではないが、そのモンスターは『瑠璃』を強く2人に想起させた。

 

「このモンスターの召喚、特殊召喚時、効果発動

 手札のムーンライトカードを1枚捨てることで、デッキから1枚ドローできる。

 私は手札の月光紫蝶(ムーンライト・パープル・バタフライ)を捨て1枚ドロー

 

 そして、マジックカード、融合を発動だ!

 フィールドの月光翠鳥(ムーンライト・エメラルド・バード)、手札の月光黄鼬(ムーンライト・イエロー・マーテン)月光彩雛(ムーンライト・カレイド・チック)を融合!」

 

 月光翠鳥(ムーンライト・エメラルド・バード)と共に黄色いテンの様な衣装を着た女性と、ヒヨコの様な衣装を着た少女が光に飲み込まれる。

 

「翠に輝く翼持つ鳥よ!黄色き怒り秘めしテンよ!彩る未来に羽ばたく雛よ!

 月の引力により渦巻て、新たなる力と生まれ変わらん!融合召喚!」

 

 光の中から現れる月明かりに似た黄金の衣装に身を包んだ美しき虎の姫

 その手に2本の剣を持ち舞い踊る。

 

「現れよ!月光に輝く剣持ちて舞う気高き野獣!月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)!!」

 

月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)「ハッ!」

        ATK3000

 

「効果によって墓地に送られた黄鼬(イエロー・マーテン)彩雛(カレイド・チック)翠鳥(エメラルド・バード)の効果発動

まず、黄鼬(イエロー・マーテン)の効果によりデッキからムーンライトマジック、トラップカードを1枚、手札に加える。

 私は月光輪廻舞踊(ムーンライト・リンカーネーション・ダンス)を手札へ、さらに彩雛(カレイド・チック)の効果により墓地の融合を手札に加える。

 

 さらに翠鳥(エメラルド・バード)の効果により、墓地及び除外されている翠鳥(エメラルド・バード)以外のレベル4以下のムーンライトモンスター1体を効果を無効にし、守備表示で特殊召喚する。

 来い、月光黒羊(ムーンライト・ブラック・シープ)!」

 

月光黒羊(ムーンライト・ブラック・シープ)「ふっ!」

    DEF600

 

「さらに墓地の黄鼬(イエロー・マーテン)の効果により、黒羊(ブラック・シープ)黒羊を手札に戻すことにより月光黄鼬(ムーンライト・イエロー・マーテン)を特殊召喚!」

 

月光黄鼬(ムーンライト・イエロー・マーテン)「うふふっ」

    DEF2000

 

 羊の毛の様な襟をした黒い執事服を着こなす男装の麗人が消え、大きな尻尾を持つテンの獣人、月光黄鼬(ムーンライト・イエロー・マーテン)が代わりにフィールドに立つ

 

月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)は墓地及び除外されている獣戦士族モンスターの数×200ポイント攻撃力をアップする!

 さらに相手の効果の対象にもならない!

 カードを2枚伏せターンエンドだ!さぁ!どこからでもかかってこい!!」

 

月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー) ATK3000→3600

 

(1ターン目から攻撃力3600の融合モンスター・・・他のアカデミアの奴らとは明らかに違う!)

「俺のターン、ドロー!

 俺は幻影騎士団(ファントムナイツ)ラギッドグローブを召喚!」

 

 ラギッドグローブ ATK1000

 

「さらに自分フィールド上に幻影騎士団(ファントムナイツ)モンスターが存在するとき、幻影騎士団(ファントムナイツ)サイレントブーツを手札から特殊召喚」

 

 サイレントブーツ DEF1200

 

「俺はレベル3のサイレントブーツとラギッドグローブでオーバーレイネットワークを構築

 現れろ、幻影騎士団(ファントムナイツ)ブレイクソード!」

 

 青白い炎を迸らせる大きなグローブをした幽霊とボロボロの服を着てブーツをした幽霊が混沌の渦に飛び込み、欠けた大剣を持つ首の無い騎士を呼び覚ます。

 

 ブレイクソード ATK2000→3000

         ORU2

 

「おぉ!これがエクシーズ召喚か!」

 

「ラギッドグローブを素材にエクシーズ召喚をした闇属性モンスターは攻撃力が1000ポイントアップする。

 俺は永続魔法、オルフェゴール・アインザッツと漆黒のトバリを発動し、カードを2枚伏せ・・・ターンを、終了する。」

 

「何!?」

 

(ブレイクソードにはオーバーレイユニットを1つ使うことで、互いのフィールド上のカードを1枚破壊する効果がある。

 さらに破壊された時、墓地から幻影騎士団(ファントムナイツ)2体をレベルを1つ上げて特殊召喚出来る。

 

 伏せカードを割り、ブレイクソード自身を破壊することでダーク・リベリオンを攻撃力を1000アップさせて呼ぶこともできたはず。

 迷っているのかユート、瑠璃に似たあの女と戦うことを・・・)

 

「貴様、私を馬鹿にしているのか?」

 

「いや、俺は・・・」

 

「やはり、戦場から逃げた奴などこの程度か・・・

 アカデミアを侮辱する言葉を吐いたことを後悔させてやる!

 

 私のターン、ドロー!

 私はリバースカード、ナイトメア・デーモンズを発動!

 私のフィールドのモンスターを1体リリースし、相手フィールドに闇属性、悪魔族、レベル6、攻守2000のナイトメア・デーモンズトークン3体を攻撃表示で特殊召喚する!私は黄鼬(イエロー・マーテン)をリリース!」

 

 ナイトメア・デーモントークン ATK2000

 ナイトメア・デーモントークン ATK2000

 ナイトメア・デーモントークン ATK2000

 

 棒人間の様に細い手足をした黒い人型が、ユートのフィールドに現れ奇妙な踊りを踊り始める。

 

「俺のフィールドにだと!?」

 

「そいつらは破壊された時、コントローラーに800ポイントのダメージを与える。

 さらに自身の効果で特殊召喚された黄鼬(イエロー・マーテン)はフィールドを離れたとき除外される。

 除外された獣戦士族モンスターが増えたことで、月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)がパワーアップ!」

 

月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー) ATK3600→3800

 

「まずい!このままでは、2600ものダメージを!?」

 

「そういうことだ。

 行け、舞剣虎姫(サーベル・ダンサー)!ナイトメア・デーモントークンに攻撃!」

 

「くっ!相手の攻撃宣言時にトラップカードオープン!地縛霊の誘い。

 相手攻撃モンスターの攻撃対象は俺が選択する。

 月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)の攻撃対象をブレイクソードに変更!!」

 

「だが、攻撃力はこちらが上だー!」

 

 荒々しいサーベルの剣劇が、ひび割れ欠けた大剣に叩き込まれる。

 

――キンッ!キンッ!

 

 ブレイクソードはそれを技量で受け流していくが、踊るような動きで縦横無尽に連撃を加えてくる月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)の攻撃についに耐え切れず、大剣を弾き飛ばされてしまう。

 

月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)「はぁっ!!」

 

――ザシュ!!

 

「トラップカード、エクシーズ・トライバル!」

 

ブレイクソード「グオッ!」――バンッ!!

 

 ブレイクソードがサーベルに貫かれると同時に、弾き飛ばされた大剣が落下し、月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)を引き裂いた

 

月光舞剣虎姫(ムーンライト・サーベル・ダンサー)「ぐわっ!?」――バンッ!

 

「なんだと!?」

 

「永続トラップ、エクシーズ・トライバルはオーバーレイユニットを2つ以上持ったモンスターを効果の破壊から守り、オーバーレイユニットを2つ以上持ったエクシーズモンスターと戦闘を行った相手モンスターをダメージ計算後に破壊する。」

 LP4000→3200

 

「ぬぅ・・・対象を取らない効果か・・・

 だが、モンスターが破壊されたことにより、トラップカード、月光輪廻舞踏(ムーンライト・リンカーネーション・ダンス)が発動できる。

 このカードは1ターンに1度、私のモンスターが戦闘及び効果で破壊された時、デッキからムーンライトモンスターを2体まで、手札に加える。

 私はデッキから月光紅狐(ムーンライト・クリムゾン・フォックス)月光白兎(ムーンライト・ホワイト・ラビット)を手札へ!」

 

「ならば俺も、幻影騎士団(ファントムナイツ)ブレイクソードの効果を発動

 エクシーズ召喚されたこのカードが破壊された場合、自分の墓地のレベルが同じ幻影騎士団(ファントムナイツ)モンスターを2体選択し、レベルを1つ上げて特殊召喚する。

 俺はラギッドグローブとサイレントブーツを守備表示で特殊召喚。」

 

 ラギッドグローブ DE500

          LV3→4

 サイレントブーツ DEF1200

          LV3→4

 

 ユートのフィールドに再び立ち並ぶ幻影騎士団(ファントムナイツ)、だがセレナはその光景を見て不満気だ。

 

「エクシーズとはランクが上がるほど強力なモンスターが多いと聞く、さっきのモンスターは破壊効果があったはずだが、何故それを使わなかった?

月光輪廻舞踊(ムーンライト・リンカーネーション・ダンス)を破壊できていれば、私の手札を増やさずに済んだものを・・・」

 

「そ、それは・・・」

 

「私はこんな、つまらぬデュエルをするためにここに来たわけではない!

 私はこの次元で一番強い奴とデュエルするために来た!

 そして、お前は自分の言葉が真実だと、私に示すためにデュエルしたのではないのか!

 それとも、やっぱり嘘だったのか!!」

 

「違う!!アカデミアは本当に俺たちの」

 

「だったら、本気で来い!!

 お前の魂を、私にぶつけてこい!!」

 

≪そんな全然面白くなさそうな顔でデュエルされても、俺が面白くねぇんだよ!≫

 

「!!

 あぁ・・・そうだな・・・そうだったな。」

 

 ユートは思い出していた。

 以前自分の魂に火を点けた決闘者の事を

 そして理解した、アカデミアのデュエリストでありながら、熱く真っ直ぐな気持ちをぶつけてくる目の前の少女もまた、彼と同じ存在であるということを

 

「アカデミアにも君の様なデュエリストが居るとはな。」

 

「ふん!見直したか?」

 

「あぁ、君の様な馬鹿が付くほどストレートな奴が居るとはな。」

 

「ムッ!誰が馬鹿だ!!馬鹿って言った方が馬鹿なんだぞ!

 むぅ許せん!叩き潰してやる!

 バトルフェイズを終了しメインフェイズ

マジックカード、月光香を発動し、墓地のムーンライトモンスター、月光彩雛(ムーンライト・カレイド・チック)を特殊召喚!」

 

月光彩雛(ムーンライト・カレイド・チック)「はっ!」

       DEF800

 

「その特殊召喚に対し、永続魔法、オルフェゴール・アインザッツの効果発動

 1ターンに1度、相手がモンスターを召喚、特殊召喚した場合、手札、デッキからオルフェゴールモンスターまたは星遺物モンスターを1体選び、墓地へ送る。

 俺はデッキからオルフェゴール・ディヴェルを墓地へ送る。」

 

「ほう、だったら私も墓地の月光香を除外し手札を1枚捨てることで、デッキからムーンライトモンスター1体を手札に加える。

 私は月光紅狐(ムーンライト・クリムゾン・フォックス)を捨て、デッキから月光黒羊(ムーンライト・ブラック・シープ)を手札に加える。

 

 そして、手札の黒羊(ブラック・シープ)を1枚捨てることで、墓地の月光翠鳥(ムーンライト・エメラルド・バード)を手札に加え通常召喚!」

 

月光翠鳥(ムーンライト・エメラルド・バード)「はっ!」

       ATK1200

 

翠鳥(エメラルド・バード)の召喚により、手札の白兎を捨て1枚ドロー

 さらに彩雛(カレイド・チック)のモンスター効果を発動し、デッキ、エクストラデッキから1ターンに1度、ムーンライトモンスターを墓地に送ることで、このターン彩雛(カレイド・チック)をその墓地へ送ったモンスターと同名のカードとして融合素材にできる。

私はエクストラデッキから月光舞豹姫(ムーンライト・パンサー・ダンサー)を墓地へ送る。」

 

 月光彩雛(ムーンライト・カレイド・チック)が背のヴェールを広げ一回転するとヴェールは月光彩雛(ムーンライト・カレイド・チック)の全身を覆い隠し、虹色に輝く

 そして、光が収まるとその姿は表を思わせるしなやかさを持った浅黒い肌の女性へと変化していた。

 

「準備は整った!手札の融合を発動!

 手札の黒羊(ブラック・シープ)、フィールドの翠鳥(エメラルド・バード)舞豹姫(パンサー・ダンサー)として扱う彩雛(カレイド・チック)の3体を融合!

 月光の原野で舞い踊るしなやかなる野獣よ!翠に輝く翼持つ鳥よ!漆黒の闇に潜む獣よ!

 月の引力により渦巻て、新たなる力と生まれ変わらん!融合召喚!

現れよ!月光の原野の頂点に立って舞う百獣の王!!」

 

 光に渦の中から現れる鬣のごとき水色の髪を持つ仮面をつけた女性

 その仮面が割り砕け、凛とした紅い双方が伺えると、柄に三日月が刻まれた長曲刀を構える。

 

月光舞獅子姫(ムーンライト・ライオ・ダンサー)!!」

 

月光舞獅子姫(ムーンライト・ライオ・ダンサー)「うおおおぉぉぉぉ!!はっ!!」

       ATK3500

 

「また3体融合の融合モンスターか!」

 

「そうだ!そしてこいつは相手の効果の対象に成らず、相手の効果では破壊されない。

 さらに2回攻撃出来て、1ターンに1度、モンスターを攻撃したダメージステップ終了時に相手の特殊召喚されたモンスターを全滅させる効果を持つ。

 守備表示で逃げることは許さんぞ!」

 

「まずい。

 ナイトメア・デーモントークンをこのままにしておくと、ユートは2400ポイントのダメージを食らった上で、ダイレクトアタックをされてしまう!」

 

「さらに融合素材にした3体のモンスターの効果が発動する。

 ますは彩雛(カレイド・チック)の効果で融合を墓地から手札に加え、黒羊(ブラック・シープ)の効果で黒羊(ブラック・シープ)以外の自分の墓地のムーンライトモンスター、月光白兎(ムーンライト・ホワイト・ラビット)を手札に加える。

そして、翠鳥(エメラルド・バード)の効果で除外されている月光黄鼬(ムーンライト・イエロー・マーテン)を守備表示で効果を無効にして特殊召喚だ!」

 

月光黄鼬(ムーンライト・イエロー・マーテン)「うふふ」

    DEF2000

 

「カードを1枚伏せ、ターンエンド

 さぁ見せてもらおうか、お前の本気、お前の魂を!」

 

 笑いながら挑発してくるセレナに応え、ユートもアカデミアと戦っているということは、一旦隅に置いて楽しむことにした、このデュエルを

 

「あぁ、見せてあげよう、俺の本気を!」




だーくそっ!もうちょっとで、デカいのとリベンジマッチだったのによ!!

はははっ!勝負は時の運、受け入れるでござるよ。刀堂殿

わーってるよ!チクショウ!
次回 遊戯王ARC-V Rーe:birth
『狂宴の足音』

まぁ、兄者が相手では権現坂殿も負けてしまうかもござらんな?

あいつが負けるわけねぇだろ!俺に勝ったヤツなんだからな!

「CC」カード群の効果について

  • 制作したものをそのまま使用
  • 後付け効果を削除
  • メインに入るカードの後付け効果のみを削除
  • EXのカードのみをアニメ寄りにして使用
  • 完全にアニメカードそのまま

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