前半は盛りに盛った素良の過去編
後半は頭の体操です。かなり無茶なコンボでやっていますが許してください。
僕には家族がいた
僕と両親、そして双子の妹の美宇の四人家族
美宇は体が弱くて病気がちで、薬を飲まないとすぐ体調を崩してたから、両親は美宇をかまうことの方が多かった。
僕も両親のことは大好きだったから、かわいい自分を演じて構ってもらおうとしていたけど、美宇のほうが一枚上手だった。
か弱くて、素直で、泣き虫な、誰が見ても構いたくなるような女の子を演じていた。
本当は皮肉屋で、ちょっと意地悪な・・・でも、それでもかわいい妹だった。
僕を出汁にしてパパやママに抱き着くなんてことも何回もあったし、僕が抱っこしてもらっていると自分もしてと迫ってくることも多かった。
もちろん、僕もしてもらいたかったからしがみついたりしてたし、僕も構ってと迫っていくことも多かった。
そして、遊矢にも言われたけど、両親はそんな僕らの様子を見て笑っていた辺り、僕や美宇の本当の性格を分かっていたんだと思う。
親に子供が演技していたところで無駄だってことだね。
「美宇、薬はちゃんと飲んだのぉ?」
「当たり前でしょ、せっかくの旅行なのにパパやママに迷惑かけるわけにはいかないわ。
いつもながら苦かったですけどね。」
成長して美宇の体調も安定してきたその日、僕らは人生で初めての旅行に行くことになった。
美宇は部屋にいることが多かったからか、どこか遠くの景色を映した風景写真や旅行の本を見るのが趣味で、実際に自分が旅行に行くとなるとわくわくが抑えられないのか前の日から早く寝て準備していた。
かくいう僕も、初めての旅行なので楽しみにしている。
パパの運転する自動車に乗り込み、僕らは目的地に向かう。
窓の外に映る知らない町や広い畑、暗い森に深い谷
高かったり、変な形だったりした山に驚いたり、笑ったり、いつもと変わらないはずの空だって新鮮に思えた。
「うわぁ~素良、見て、海よ!」
「うわぁ~」
美宇の見ている窓の外に広がるのは深い青、それがどこまでも続いて地平線の向こうで空と一緒になっている。
「ねぇ、ぱぱ、夏になったら海水浴っていうのに行こうよ!」
「えぇ~私泳げないのよ?」
「そういえばそうだな・・・よし!素良、海水浴に行ったら美宇に泳ぎを教えてあげなさい。」
「そうね、お兄ちゃんですものね。」
「ホント!教えてくれるの!?お兄ちゃん!!」
「えぇ~・・・」
この妹、僕が教えられるほど泳ぎがうまくないのを分かってて言っている。
いつもは「素良」と呼び捨てなのに、美宇がお兄ちゃんと言ってくるときはたいてい僕をからかっている時だ。
僕が少し困り顔なのにパパもママもくすくす笑って、美宇は意地の悪い笑みを浮かべている。このぉ・・・
こんな妹と両親だったけど、僕にとっては大切で大好きな家族だった。
――ブオオォォォォォン!
「「「「!?」」」」
――ガッシャン!!
――ドンッ!
「―――・・・」
気がついたときは病院のベットの上だった。
医者や警察が言うには、僕らの乗っていた車に居眠り運転のトラックが追突したらしい。
僕は偶然、車から投げ出され骨折や打撲で済んだけど、トラックと美宇たちの乗っていた車は海に落ちてしまい、遺体が回収不能な状態になってしまったらしい。
退院できてから行かされたのは僕の家族の葬式で、でもその葬式に用意された3つの棺桶の中には誰もいなくて、美宇たちがいなくなったなんて僕には思えなかった。
だけど、数か月ぶりの家に戻って、パパの部屋の作りかけの人形も、ママの裁縫道具も、美宇のぬいぐるみも全部埃をかぶっていて、みんながもういないことを自覚して
「う・・・・うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」
僕は泣いた。泣き続けた。
なぜ美宇たちが死ななければならなかったんだ!――この恨みを晴らしたくても、あのトラックの運転手も死んでしまった。
なぜ僕だけ生き残ってしまったんだ!――ちがう、僕は生かされたんだ。
偶然?運命?ちがう、僕を生かしたのは、僕を守ってくれたのは
「美宇・・・なんでだよ・・・」
トラックが僕らの車にぶつかって、海に投げ出されようとした瞬間、とっさに僕を外に突き飛ばしたのは美宇だった。
そして、僕は美宇の最後の言葉を聞いた
≪生きて・・・≫
なんでだよ・・・体調も良くなってきて、もうすぐ普通の生活ができるようになるって言われたろ?
夏に海水浴に行こうって話してたろ?僕に泳ぎを・・・教えろって、いってたのに・・・
「なんで・・・」
そんなことを延々、答えなんてあるはずないのに考え続けた。
僕に親戚と呼べる人はいなかったから、パパやママの友達や、警察や病院の人まで見に来てくれたけど、僕は僕らの家でずっとふさぎ込んでいた。
でも、ある時から突然、見に来ていた人たちは姿を現さなくなった。
僕は料理とかできなかったから、お菓子をつまみながらしばらく過ごしていたら
「いたぞ、リストにあった紫雲院 素良だな?」
「誰?」
いきなり、家の中に入ってきたのは変な制服を着た大人たち
「我々はデュエルアカデミア
紫雲院 素良、君の身柄を預かっている孤児院は我々の管理下に置かれた!
これから君には栄光あるアカデミアの一員として、世界のため、正義のために戦ってもらう!」
世界のため?アカデミア?栄光?
なんだそれ、僕には関係ないだろ、勝手に僕らの家に入ってくるなよ。
デュエルなら美宇としていたけど、それで戦うってなんだよ。
「僕には関係ないだろ?
世界とか正義とかそんなものにも興味はないんだ。僕らの家から出て行ってくれ。」
「家?この埃まみれのがらくた小屋がか?」
「!!?」
僕が家に戻ってから、いろんな人たちが来て、掃除とかをしてくれていたけど、いつしか来なくなってから、僕は自分でやってなかった。
ふさぎ込んで、ただ生きるために食べる、ただそれしかしてなかった。
それしかやってなかったから、家には蜘蛛の巣が張り、埃にまみれ、パパの人形は塗装がはがれてボロボロになって、虫食いでママの縫っていた人形の服はボロボロになり、美宇のぬいぐるみは綿がはみ出ていた。
家族は僕を守ってくれたのに、僕は家族のモノを守れていなかったんだ。
呆然としている間に僕は船に乗せられ、孤島のデュエルアカデミアに連れてこられていた。
そこはプロフェッサーの名のもとの規律と正義で運行されている地獄のような場所
ごはんはレーションでまずいし、部屋に戻れば寝るだけで楽しみや娯楽なんてものはない。
唯一の娯楽といえば、デュエルの実践演習で相手を打ち負かすことくらいだ。
負ければその日のごはんがなくなったりしたし、死にそうなくらい痛い思いをした
だから、そこで生きるためには、強くなるしかなかった。
デュエルに必要があるのかよくわからない訓練とかも死に物狂いでやり遂げて、いつしか僕はアカデミアのエリートコースに入っていた。
エリートになれば自分のデッキを持てたし、待遇も良くなった。
逆に落ちこぼれになると、体罰や死にそうな目に遭うサバイバルデュエルにまた放り込まれるので、僕は他人を蹴落としてでもエリートの椅子にしがみついた。
アカデミアのエクシーズ次元への侵攻が始まるとき、僕も行かせろと志願した。
アカデミアでエリートで居続けるためには戦果を挙げなければならない。
だからエクシーズに行って、たくさんの人をカードにした。
僕が生きるための犠牲だ。牧場の家畜と同じだ。抵抗なんて無駄だ、大人しく狩ラれロ
エクシーズから帰還した僕は特別任務に選ばれてスタンダードに先行偵察に行かされた。
やることは簡単だ、強そうなやつを見つけて狩る。ただそれだけ、いつものハンティングゲームだ。
そして、ちょうどいい獲物を見つけた。
シンクロ、ペンデュラム、エクシーズ、融合を使いこなすデュエリスト、アカデミアでも見たことがないくらい強くて、容赦がない。初めて見たデュエルで1キルをかましていた。
こいつを狩れば、僕はアカデミアでもっと偉くなれる。だからそのためにボクにカらレロ
でも、ひとつ誤算だったのは、こいつが
「お前、講師をやってくれないか?」
とっても変な奴だったことだ。
「よぉ!素良、久しぶり・・・でもないか
元気だったかぁ?随分とお友達をいっぱい連れてきたじゃないの。」
「友達?そいつらが?
冗談よしてよ、そんな奴ら友達でも何でもない。」
「つれないやつだなぁ。」
和やかに会話をする遊矢と冷たい素良、対照的な二人の会話についていけない日影は困惑していた。
「遊矢殿、なぜ素良殿が・・・」
「そんなの単純な話だ、あいつは元からアカデミアだったってことだろ。」
「なんと!?」
日影は驚いた。
数日前まで遊矢をからかったり、からかわれていたりしていた少年が自分たちの敵だったことに。
「遊矢殿、ここは拙者が!?」
日影は素良と会ったのは数度だけだが、遊矢と素良の間に確かな友情があることに気付いていた。
だから、この二人が戦うのは辛かろうと自分が前に出ようとした
だが、それを制したのは遊矢だ。
「いいから行けよ。日影、あいつは俺のお客さんだ。
あそこで寝ている、父さんの一番新しいファンにふかふかのベットでも用意してやってくれ。」
「遊矢殿・・・わかったでござる。」
遊矢の目を見て、もう自分では止められないことを悟った日影は気絶しているデニスを抱えて、その場を去っていった。
「見逃してくれるんだな?」
「別に・・・僕の標的は最初から遊矢だけだからね。
あんな奴を見逃したところで、どうってことないさ。
それに・・・近いうちにここも狩場になる、そうなったら今も後も変わらないさ。」
素良は目を伏せて、遊矢にとってつらい現実を突きつける。
エクシーズ次元は人狩りを初めて1年ほど、抵抗は続いているが焼け石に水で、近々狩りつくされるだろう。
なら次はどこだ、素良の推測でしかないが、このスタンダードだろうと
「へぇ~そういえば、お前たちはハンティングゲームをしているんだっけか?
だけど、狩人がこんな羽虫どもなら、鬱陶しいだけだろ。」
ずぶずぶと沈んでゆくオベリスクフォースたちに目を向けて、遊矢は感想を述べる。
素良のディスクの識別ビーコンにも、もう自分しか残っていない。
何かしたのか、彼らのディスクはもう使い物にならなくなっているらしく、強制転送装置も起動していない。
例えるならエクシーズ次元がウサギ小屋なら、このスタンダードはオオカミの縄張りだ。
強いやつが強すぎる。弱いやつも多いがそれがそれなりに強くなるのも時間の問題だろう。
そうなればオベリスクフォース以下の一般学生などひとたまりもない。自分のような一部のエリートのみが対抗できる、発展途上の魔境だと素良は思った。
だがその一部のエリートをもってしても、目の前のこの男に噛み殺されてしまう未来が見えている。
「そんなこと言えるの、遊矢だけだと思うけど?」
「そんなことないさ。
カードがあれば、誰だってできるんだから。」
オベリスクフォースを壊滅させたコンボはオッドアイズなどの特別なカードは一切使っていない。
一般流通しているエンタメイトと植物族を使ったコンボだ。
むしろ、なぜかパックを開ければほとんどエンタメイトな遊矢よりも完成度の高いものが作れるだろう。
「そうだね。でも、君がいなくなれば話は別だ。」
この次元はカードプールの多さは一番だが、それを有用に使おうとするものは少ない。
見栄や体裁ばかり取り繕ったものが多く、数年前のデュエル雑誌にはほかの次元では誰でも知っているようなコンボが紹介されていた。
それを変えたのは誰でもない、遊矢だ。
「君がいなくなれば、この世界のデュエルの発展は遅れる。
プロフェッサーの言うとおりだ、君は僕らの世界にとっての劇薬だ。
だから・・・君をここで殺す。」
「ヒットマンがするにしては随分と辛気臭い顔だな。
そんなに恐ろしいなら、デュエルで戦争なんてやめたらどうだ?」
「・・・駄目だよ、遊矢。
もう僕たちはエクシーズを滅ぼしてしまった、もう戻れない、止まれないんだよ!
戦って戦って、生き残るしかないんだ。もうデュエルを遊びにはできないんだよ!!」
「はぁ~遊びなのかそうじゃないのかはっきりしてほしいねぇ
だがな素良、俺にとっては遊びだ。
「ふざけるのもいい加減にしろ!僕は!!」
「本気で行くぞ、ってか?
ちがうなぁ、遊びだから手を抜くんじゃない。遊びだからこそ本気になれるんだ。」
遊矢はデッキをいったん取り外し、それから数枚のカードを抜いて、別のデッキと合わせ付け替える。
「だから、本気で
『『
「先攻は俺からだな。
俺はスケール6の
「待った!セットした瞬間、僕は手札のエッジインプ・サイズの効果を発動する!
相手ターンのメインフェイズに、手札のこのカードを相手に見せ、自分の手札、フィールドのこのカードを含む融合素材モンスターを墓地に送り、デストーイ融合モンスターを融合召喚する!
僕はエッジインプ・サイズとファーニマル・ペンギンを融合!
悪魔の処刑具よ!冷たき心よ!神秘の渦で1つとなりて、新たな力と姿を見せよ!融合召喚!」
内側からもぞもぞと何かが蠢き、ペンギンのぬいぐるみが肥大化してゆく
顔、背中、そして尻尾から鎌が突き出て、腹からも鎌が突き出て引き裂く
そして、ビリビリと破れた首の中からのぞかせるのは不気味に光る赤い目
「現れ出でよ!大海に潜む、大いなる巨獣!!デストーイ・クルーエル・ホエール!!」
クルーエル・ホエール「ぎゃあはあはHHAぁぁぁぁぁAA!!」
ATK2600
シャチの姿となったぬいぐるみの中から、悪魔が笑い声をあげる
そして、クルーエル・ホエールは獲物を見つけたとばかりに光の柱の中のギターのような姿をした亀に向かって飛びつく
「ファーニマル・ペンギンが融合素材として墓地に送られたことで、デッキから2枚ドローし、手札を1枚捨てる。
そして、クルーエル・ホエールの効果発動
このカードが融合召喚に成功したとき、自分及び相手フィールド上のカードを1枚ずつ選んで破壊する。
僕はクルーエル・ホエール自身と
クルーエル・ホエールの鎌がギタートルを切り裂いたが、その時、クルーエル・ホエール自身の鎌もぶつかり合って、いくつかが砕け散った。
「デストーイ融合モンスターが破壊されるとき、エッジインプ・サイズを除外することで身代わりにできる。」
「初動を止めてきたか、仕方ない。
俺はスケール1の
リザードローのペンデュラム効果、
まさかのこの大事な盤面で、手札事故一歩手前である。
思わず呟いてしまうほどに、今の手札はかなりイマイチだ。まったく動けないわけではないが
「う~ん、よし、俺は永続魔法、炎舞―天璣を発動
発動時にデッキからレベル4以下の獣戦士族モンスター、
さらに魔法カード、ペンデュラム・パラドクスを発動
エクストラデッキの表側表示のペンデュラムモンスターの中から、同じスケールで名称の異なるモンスター2体を手札に加える。
俺はスケール6の
「ちっ、せっかく破壊したのに・・・」
「言うな言うな、正直この手札じゃ、何もできることはないんだ。
だから、お色直しといこう、魔法カード
手札の
俺は
よし、俺は魔法カード、調律を発動
デッキからシンクロンチューナー、ヴァレット・シンクロンを手札に加えデッキトップを1枚墓地へ送る。
手札のマジシャンズ・ソウルズの効果発動
1ターンに1度、このカードが手札にある場合、デッキからレベル6以上の魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り、このカードを特殊召喚する。
俺はレベル6の賤竜の魔術師をデッキから墓地へ送りマジシャンズ・ソウルズを特殊召喚。」
マジシャンズ・ソウルズ DEF0
現れたのは青白い2人の魔術師の魂
それはこの世界において伝説となっているカードのサポートカード
なぜ最近のパックに入っていたのかわからないレベルのカードであるが、このカードはサポートの役目以外にも使い道がある。
「カードを1枚伏せ、マジシャンズ・ソウルズの効果発動
自分の手札、フィールドから魔法、トラップカードを2枚まで墓地へ送り、送った枚数だけデッキからドローする。
俺はフィールドの炎舞―天璣とセットしたマジシャンズ・プロテクションを墓地へ送り2枚ドロー。」
引いたカードはさっきの事故一歩手前の手札が嘘のようなカードたち、そして、今墓地に送ったカードとともに遊矢はコンボを組み立てていく。
「墓地へ送られたマジシャンズ・プロテクションの効果発動
このカードがフィールドから墓地へ送られた場合、自分の墓地の魔法使い族モンスターを1体対象として、特殊召喚する。
来い、賤竜の魔術師!」
賤竜の魔術師「はっ!」
ATK2100
荒々しい風とともに現れる嵐のような雰囲気を持つ魔術師、その鷹のような目が素良をにらむ
「賤竜の魔術師が召喚、特殊召喚に成功したとき、自分の墓地の賤竜の魔術師以外の魔術師またはオッドアイズペンデュラムモンスターを1体手札に加える。
俺は慧眼の魔術師を手札に戻し、そのままペンデュラムスケールにセッティング
そして、ペンデュラム効果発動、もう片方のペンデュラムゾーンに魔術師または
俺は新たにデッキからスケール1の龍脈の魔術師をセッティング。」
目をバイザーで覆った魔術師がその場を譲ったのは、長い三つ編みの少年魔術師
元気いっぱいに出番だと意気込むが、悲しきかな片方のスケールが自分と同じなため、すぐに退場になることは確定である。
「速攻魔法、揺れる眼差し
フィールド上のペンデュラムゾーンのペンデュラムモンスターを破壊し、その破壊した枚数に応じて、効果を増やす。
俺は自分のペンデュラムゾーンの
龍脈の魔術師が「えぇー!?」という顔をするが、仕方なしにU字を2つくっつけたような白いゴーレムとともにその場を消える。
「2枚を破壊したことにより、デッキからペンデュラムモンスター、
そして、お前に500ポイントのダメージだ。」
天に浮かぶ水晶の振り子が落下し、その破片が素良を襲う。
「ぐぅ!さっき、よっわ、とか言ってたのに・・・」
LP4000→3500
「俺だって驚いてるよ。
まだまだ行くぞ、魔法カード、ルドラの魔導書
自分の手札、フィールド上のルドラの魔導書以外の魔導書カード1枚または自分フィールド上の魔法使い族モンスター1体を墓地へ送り2枚ドローする。
俺はマジシャンズ・ソウルズを墓地へ送り2枚ドロー
もう一、二働きしてもらうか、魔法カード、アメイジング・ペンデュラム
1ターンに1度、自分のペンデュラムゾーンにカードがないとき、エクストラデッキの表側表示のペンデュラムカードの中から名前の異なる魔術師ペンデュラムカードを2枚を手札に加える。
俺はスケール1の龍脈の魔術師とスケール5の慧眼の魔術師を手札に加え、ペンデュラムスケールにセッティング。」
再び現れる水晶の振り子と2人の魔術師、龍脈の魔術師は少し不貞腐れている。
「これでレベル2から4のモンスターがペンデュラム召喚可能になった。
揺れろペンデュラム、異界へつながる扉を開け!ペンデュラム召喚!
エクストラデッキからレベル4、
流星の中から現れる白いU字を2つくっつけたようなゴーレム、振り子の魔法使い、頭に受話器を置いた二本足で立つ水牛
よくわからないメンツではあるが、今は1ターン目である。
相手フィールドに融合モンスターが出ていたりするが1ターン目なのである。
よって、やることは次のターンの準備だ。
「ロングフォーン・ブルの特殊召喚により、デッキからペンデュラム以外の
俺はもう1度、
龍脈と慧眼を破壊しデッキから、
そして、俺はレベル4の
2体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚、御影志士。」
御影志士 ATK2300 ORU2
出てきたのは黒い石で作られた侍の彫像
石で出来ている割になぜか滑らかな動きでポーズを決めている。
「エクシーズ・・・」
「御影志士の効果発動、1ターンに1度、オーバーレイユニットを使ってデッキから岩石族モンスター1体を手札に加える。
俺が手札に加えるのは融合呪印生物―闇。」
御影志士 ORU2→1
「融合呪印生物だって!?」
「そして、俺はこのターン通常召喚を行っていない
融合呪印生物―闇を通常召喚。」
融合呪印生物―闇 ATK1000
ぐちゃぐちゃと音を立てて蠢くのは紫色の触手の塊、機械や血管、ミミズのようなものがそこかしらにはみ出て脈動している。
「スケール1のユーゴーレムをペンデュラムスケールにセッティングして、融合呪印生物―闇の効果発動
このカードは融合モンスターカードにカード名が記された融合素材モンスター1体の代わりにでき、闇属性の融合モンスターによって決められたこのカードを含む融合素材モンスター1組を自分フィールドからリリースして、融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する。
俺は融合呪印生物―闇をオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとして魔法使い族の賤竜の魔術師とともにリリース。
現れろ、秘術振るいし魔天の龍、ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」
ルーンアイズ「キュオオォォォォォォォォ!!」
ATK3000
現れたのはオッドアイズの亜種ともいえる魔龍
その片方の眼には奇妙な文字の描かれた眼帯がつけられており、その背の突起は金色の輪となっている。
「融合モンスターをこんな方法で出すなんて・・・」
「まぁ、この方法で出すとルーンアイズの効果が全く使えないんだが、今はレベル5以上の闇属性モンスターが欲しかっただけだから問題ない。
さぁ!因縁の再会と行こうか!
ガトリングール「フハハhハハハhHHHHッ!!」
ATK2900
2人の初めてのデュエルで素良に引導を渡した機関砲を持った屍鬼、ガトリングールの登場に素良は苦々しい顔をした。
「ガトリングールの効果、このモンスターが融合召喚に成功したとき、フィールド上のカード1枚につき200ポイントのダメージを相手に与える。
現在フィールドには4枚のカード、よって800ポイントのダメージ。」
――きゃああぁぁぁぁぁぁ!!
――助けてくれえぇぇー!!
――お前は!お前だけはぁぁぁ!!
「くっ!?その効果にチェーンして、墓地のダメージ・イーターの効果発動!
僕にダメージを与える効果が発動したときに、このカードを除外してその効果を僕への回復効果に書き換える!
さらにクルーエル・ホエールの効果!デッキ、エクストラデッキからクルーエル・ホエール以外のデストーイモンスターを墓地へ送り、融合モンスターの攻撃力を自身の元々の攻撃力の半分の数値分アップさせる。
僕はデッキからデストーイ・マイスターを墓地へ送り、クルーエル・ホエールの攻撃力をアップ!」
クルーエル・ホエール ATK2600→3900
ガトリングールはガトリングガンをぶっぱなそうとしたが、そこに込められた弾は傍らから現れた黄色い悪魔によって取り換えられて、飴玉が発射される。
「あらら、この効果、連続しているから後半の効果も書き換えられたか・・・
まぁ、いい、再会を祝してのプレゼントだ存分に受け取れ!
ペンデュラムモンスターを融合素材にしたことで、追加でクルーエル・ホエールを破壊しお前にその元々の攻撃力分のダメージを与え、じゃなかった回復させる。」
茶化して言う遊矢に、素良のイライラは募るばかりだ。
無数の鉛玉がガトリング砲から発射され、クルーエル・ホエールをボロボロにするが、素良の前に行くころには失速して大量に転がっていく
「遊矢・・・わかっていてやってるでしょ?」
LP3500→4300→6900
そう遊矢は直感で素良のデッキが前よりも『墓地』を重視したものだと感じている。
だから毎ターンの墓地肥やしが可能なクルーエル・ホエールを無理やり破壊したのだ。
「さぁ、どうだかぁ~
ユーゴーレムのペンデュラム効果、融合召喚成功により墓地の
魔法カード、一時休戦、互いにカードを1枚ドローし、次の相手のターン終了時までお互いが受けるダメージを0にする。
魔法カード、デュエリスト・アドベントを発動、自分フィールド上にペンデュラムスケールがセッティングされているとき、デッキからペンデュラムと名の付くペンデュラムモンスターか、魔法、トラップカードを手札に加える。
俺はペンデュラム・ホルトを手札に加え発動、エクストラデッキに表側表示のペンデュラムモンスターが3種類以上あるとき、デッキから2枚ドローする。」
サーチとドローを繰り返し、もうすでにデッキは元の枚数より半分のカードが削られている。
これには遊矢自身も驚きであるが、そのかいあって今はダメージを受けることもなく、手札は6枚と潤沢だ。
「最後にランク4の御影志士をオーバーレイ
ランク4のモンスター1体でオーバーレイネットワークを再構築
エクシーズ召喚!旋壊のヴェスぺネイト」
ヴェスぺネイト「シャアァァァァァァ!」――ヴォオォォォッォォン!
ATK2500 ORU2
御影志士が混沌へと戻り、そこから現れたのは巨大な機械の蜂
翅ではなくジェットで飛んでいるため轟音をまき散らしている。
「こいつは自分フィールド上のランク4に重ねて1ターンに1度だけエクシーズ召喚できる。
これで俺のターンは終了だ。」
「僕のターン、ドロー!
僕はマジックカード、
1ターンに1度、デッキから融合とエッジインプモンスターを手札に加える。
僕が加えるのはエッジインプ・チェーン!
ダメージを与えられないのなら、僕だって好き勝手させてもらう!
マジックカード、ワン・フォー・ワン
手札のモンスターカード、エッジインプ・チェーンを捨てデッキからレベル1モンスター、ファーニマル・マウスを特殊召喚!」
ファーニマル・マウス「チッ!」
DEF100
「エッジインプ・チェーンの効果発動
このカードが手札、フィールドから墓地へ送られた場合、デッキからデストーイカードを1枚、手札に加える。
僕はデストーイ・ファクトリーを手札に加える。
ファーニマル・マウスの効果発動、自分のメインフェイズにデッキからファーニマル・マウスを2体まで特殊召喚する。」
ドーナッツを持ったネズミが一瞬黒くなりその身は3体に分裂する。
ファーニマル・マウス DEF100
ファーニマル・マウス DEF100
「手札のファーニマル・ベアの効果発動、このカードを捨てて、デッキからトイポット1枚を自分フィールド上にセットする。
そして、そのまま発動、永続魔法、トイポット
手札を1枚捨てて、デッキから1枚ドロー、ドローしたカードがファーニマルモンスターなら特殊召喚、それ以外ならそのカードを捨てる。
引いたのはファーニマル・ドッグ、よって特殊召喚!」
ファーニマル・ドッグ「ワンッ!」
ATK1700
天使の羽が生えた犬のぬいぐるみが、羊のぬいぐるみを咥えて現れた。
「ファーニマル・ドッグが召喚、特殊召喚されたことで1ターンに1度、デッキからファーニマルモンスターを手札に加えることができる。
僕が手札に加えるのはファーニマル・シープ、そしてこのカードはファーニマル・シープ以外のファーニマルモンスターが存在するとき、特殊召喚できる。」
ファーニマル・シープ「メェー」
DEF800
「おうおう、1ターンで5体揃えちゃってまぁ。」
「遊矢に言われたくないよ。
ファーニマル・シープの効果、1ターンに1度、このカード以外のファーニマルモンスターを手札に戻し、手札、墓地からエッジインプモンスターを特殊召喚する。
僕はファーニマル・ドッグを手札に戻し墓地からエッジインプ・チェーンを特殊召喚。」
エッジインプ・チェーン「ぎゃはははあはhHHH」
ATK1200
「そして、僕はスケール1のエッジインプ・コットンイーターをセッティング。」
光の柱の中に現れるのは巨大な羽の生えた卵、だがその真ん中あたりから鋭い牙が生えており、巨大な一つ目が遊矢を見つめている。
(ペンデュラムモンスター、デストーイ・マイスターもそうだが、やっぱりほかにも持っていたか。)
「驚かないんだね。」
「驚くも何も、俺は誰が何のカードを持っているかなんて把握していないしな。」
「そう・・・だったらたっぷり驚かせてやるよ!
手札から融合発動、フィールドのエッジインプ・チェーンとファーニマル・マウスを融合!
連鎖する悪夢よ、小さき悪意よ、神秘の渦で1つとなりて、新たな力と姿を見せよ!融合召喚!
現れ出でよ!大海に潜む、大いなる巨獣!!デストーイ・クルーエル・ホエール!!」
クルーエル・ホエール「うひゃひゃHYAはyはyは!!」
ATK2600
「融合召喚の成功により、エッジインプ・コットンイーターのペンデュラム効果で1枚ドロー
そしてクルーエル・ホエールの効果で僕の場のコットンイーターと遊矢のフィールドのペンデュラムゾーンの
クルーエル・ホエールが空中を泳ぐように飛び光の柱の中のユーゴーレムとコットンイーターを切り裂き喰らう。
「クルーエル・ホエールのもう1つの効果
デッキの
クルーエル・ホエール ATK2600→3900
「マジックカード、
永続魔法、デストーイ・ファクトリーを発動
このカードは1ターンに1度、僕の墓地の融合またはフュージョンと名の付くマジックカードを除外し、融合召喚を行う。
僕は
三度現れろ、大海の巨獣よ!デストーイ・クルーエル・ホエール!」
クルーエル・ホエール「うひヒャハyhya㏊YHAY!」
ATK2600
「クルーエル・ホエールの効果でデストーイ・ファクトリーと、ヴェスぺネイトを破壊だ!」
見境なく齧り喰らうクルーエル・ホエールは機械の蜂といえどひとたまりもなく、噛み切られる。
「エクシーズ召喚されたヴェスぺネイトが相手により破壊された場合、俺の墓地からレベル5以下のモンスターを1体特殊召喚できる。
戻ってこい、ロングフォーン・ブル!」
ロングフォーン・ブル「ブモッ!?」
DEF1200
憐れな水牛が墓地から引っ張り出されたのは2匹のシャチの姿をした悪魔が泳ぐ、どう考えても助からない場所
でも、仕事はせねばならないと、頭の受話器でヘルプを要請する。
「ロングフォーン・ブルの効果でデッキから
「墓地へ送られた、デストーイ・ファクトリーの効果で除外されている
もう1度クルーエル・ホエールの効果を発動し、デッキからデストーイ・マイスターを墓地へ送りクルーエル・ホエールの攻撃力をアップ!」
クルーエル・ホエール ATK2600→3900
「墓地のファーニマル・ウィングの効果発動
このカードと別のファーニマルモンスターを除外し、デッキから1枚ドロー、さらに僕のフィールドのトイポットを墓地へ送ることでさらに1枚ドローする。
僕はファーニマル・ウィングとファーニマル・マウスを除外し1枚ドロー、トイポットも墓地へ送ってもう1枚ドローだ。
さらに墓地へ送られたトイポットの効果でデッキからファーニマルモンスター、ファーニマル・エンジェルを手札に加える。」
(来たな、もう1枚のペンデュラム!)
「スケール8のファーニマル・エンジェルをペンデュラムスケールにセッティングし、ペンデュラム効果発動
1ターンに1度、僕の墓地からファーニマルまたはエッジインプモンスターを特殊召喚する。
戻れ、ファーニマル・ペンギン!」
ファーニマル・ペンギン「クエェェ!」
ATK1600
「そして、融合発動!フィールドのデストーイ・クルーエル・ホエール、ファーニマル・ペンギン、ファーニマル・シープ、ファーニマル・マウスを融合
大海の巨獣よ、冷たき心よ、憐れな贄よ、小さき悪意よ、神秘の渦で1つとなりて、新たな力と姿を見せよ!融合召喚!
現れ出でよ!すべてに牙剥く、魔境の猛獣!デストーイ・サーベル・タイガー!!」
サーベル・タイガー「ヒヒヒヒhhihihihih伊Hiひ!」
ATK2400
クルーエル・ホエールがファーニマルたちを食い尽くし、その内から新たな赤い剣が生えて、シャチのぬいぐるみを切り捨てると剣虎のぬいぐるみに潜んだ悪魔となって再誕する。
「サーベル・タイガーが融合召喚に成功したことにより、墓地からデストーイモンスター1体を特殊召喚する。
戻れ!デストーイ・クルーエル・ホエール!」
クルーエル・ホエール「ひゃひゃはyひゃぁhゃxはy!!」
ATK2600
「融合素材のファーニマル・ペンギンの効果により2枚ドローし、手札のファーニマル・ドッグを捨てる。
クルーエル・ホエールの効果でエクストラデッキからデストーイ・ホイールソウ・ライオを墓地に送り、クルーエル・ホエールの攻撃力をアップ
さらにサーベル・タイガーの効果により、僕のフィールドのデストーイは攻撃力が400ポイントアップする。」
クルーエル・ホエール ATK2600→3000→4300
クルーエル・ホエール ATK3900→4300
サーベル・タイガー ATK2400→2800
「さらにマジックカード、悪夢再びを発動
墓地から守備力0の悪魔族モンスターを2体手札に戻す。
僕が手札に戻すのは2体のデストーイ・マイスター!
マジックカード、トレード・イン、手札に戻したデストーイ・マイスターを1枚墓地へ送りデッキからカードを2枚ドロー
そして、残ったスケール4のデストーイ・マイスターをペンデュラムスケールにセッティング!」
光の柱の中に浮かぶのは反対側の天使とは違い、子供のような姿のフードを被った骸骨、瞳のように燃える青い炎がゆらゆらと揺れている。
「見せてやるよ、遊矢、アカデミアの、いや、僕のペンデュラム召喚を!
揺れろ運命の振り子・・・生きるも地獄、死ぬのも地獄、醒めぬ悪夢を彷徨い歩け!!ペンデュラム召喚!
現れろ、レベル7、地獄への水先案内人、エッジインプ・コットン・イーター!」
落ちてくるのは赤い凶星、それは大地にぶつかり羽を広げ、けたたましい声を上げる。
これは次の悪夢を運ぶ卵だ。
コットン・イーター「グワアアァァァァァァ!!」
ATK2400
「そして、ファーニマル・ドルフィンを通常召喚して効果発動
墓地のトイポットを僕のフィールドにセットし、さらにデッキからエッジインプ・シザーか、ファーニマルモンスター1体を墓地に送る。
僕が墓地に送るのはファーニマル・ウィング。」
ファーニマル・ドルフィン「クカカカカカカ。」
ATK1600
(これでまた次のターンに実質4枚ドローか、面倒だな。)
「デストーイ・マイスターのペンデュラム効果発動
自分フィールド上のデストーイ、ファーニマル、エッジインプモンスターをリリースしてデッキからリリースしたモンスターと同じレベルで名前の異なる悪魔族モンスターを特殊召喚する。
レベル4のファーニマル・ドルフィンをリリースして来い!エッジインプ・トマホーク!」
エッジインプ・トマホーク ATK1800
「エッジインプ・トマホークの効果発動、1ターンに1度、デッキからトマホーク以外のエッジインプモンスターを墓地へ送り、このモンスターをこのターン墓地へ送ったモンスターと同じモンスターとして扱う。この効果で僕はエッジインプ・シザーを墓地に送る。」
素良のフィールドに現れた斧の塊が崩れ、はさみの塊が現れて赤い目を輝かせる。
「マジックカード、
このカードは自分のフィールド、墓地から融合素材モンスターを除外し、デストーイ融合モンスターを融合召喚する。
僕はフィールドのエッジインプ・シザー扱いのトマホークと墓地のファーニマル・マウスを融合!
束ねられし悪魔よ、小さき悪意と一つとなりて、新たな力と姿を現せ!融合召喚!!
現れ出でよ!すべてを切り裂く、密林の魔獣!デストーイ・シザー・タイガー!!」
ネズミのぬいぐるみが引き裂かれ、中から現れる巨大なハサミが腹や腕に突き刺さった虎のぬいぐるみ、その口の中から覗く赤い双眸から不気味な笑い声が響く
シザー・タイガー「げひゃひゃひゃひゃhHAHAAAH!」
ATK1900→2300
「シザー・タイガーの融合召喚に成功したとき、このカードの融合素材の数までフィールド上のカードを破壊する。
消え失せろよ!ガトリングール!!・・・と、ついでのロングフォーン・ブル!」
シザー・タイガーの腹のハサミが大きく伸びて、ガトリングールとロングフォーン・ブルを裁断する。
心なしか以前ひどい目にあったシザー・タイガーはガトリングールを自分のハサミで倒したことにご満悦だ。
「そして、2枚目の
墓地のエッジインプ・チェーンと融合を回収し、融合を発動!
融合するのはフィールドのエッジインプ・コットン・イーターと手札のファーニマル・キャット!
悪魔の卵よ、忍び寄る闇よ、神秘の渦で一つとなりて新たな力と姿を得よ!融合召喚!
現れろ、地獄へ引きずり込む疫病神、デストーイ・デアデビル!」
デアデビル「ぎゃははハハハハハッはははh!!」
ATK3000→3400
悪魔の卵から生まれ出たのは赤と黒の正真正銘の悪魔
これまでのデストーイとは違い、かりそめの姿ではない、厄災を呼ぶものだ。
「ファーニマル・キャットが融合素材になったことで、墓地の融合を手札に戻す。
そして、デストーイ・シザー・タイガーの効果で僕のフィールドのデストーイの攻撃力は、僕の場のデストーイ及びファーニマルの数×300ポイントアップ!」
クルーエル・ホエール ATK4300→5800
クルーエル・ホエール ATK4300→5800
サーベル・タイガー ATK2800→4300
シザー・タイガー ATK2300→3800
デアデビル ATK3400→4900
「見たか遊矢!!これが僕の力だ!!
僕は絶対生き残る、だから君は大人しく僕の糧になれええぇぇぇぇぇぇ!!」
彼の耳には彼に狩られた者たちの嘆き、悲鳴、恨みの声が、けたたましい雨のように今も聞こえている。
幽鬼の慟哭は、それをかき消そうとしているかのようであり、そんな主人の姿を見て悪魔たちは楽しげに笑っている。
――ぎゃははははははhhっはははっははははははははhahahははハハハハ
ずっとずっと、耳から離れないんだ。
君に出会う前はなんてことなかったのに・・・
素良・・・
だから消えてよ!!こんなのが聞こえていたら僕はきっと耐えられない!
僕は妹の分まで生きなくちゃならないのに!!
残念だが、そんなお前に負ける気はしねぇよ
次回 遊戯王ARC-V Rーe:birth
『君に太陽を』
Gotcha!いいデュエルだったぜ。
「CC」カード群の効果について
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制作したものをそのまま使用
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後付け効果を削除
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メインに入るカードの後付け効果のみを削除
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EXのカードのみをアニメ寄りにして使用
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完全にアニメカードそのまま