唐突に始まったマイクライフ ~最初からチートアイテムが手元に!?~ 作:トパー
俺は無事に朝を迎えるはずだった...
しかし、俺は外から聞こえる音で目を覚ました。時間はまだ日が昇っていないから、夜だろう。そして、ふと周りを見て俺は気付いた。
「あれ?シノブがいないな。あいつどこいったんだろ」
そのとき、やや遠くの方で何かが爆発したような音がした。多分その音の正体はクリーパーが爆発した音だろう。
「まてよ、クリーパーって自然には爆発しないはず...ってことはシノブがいるのかもしれない。見に行ってみよう。確か、奥の方にはシノブが明日の準備をしていたはず。あいつが剣とか作ってればいいけど」
それから、急いで拠点の奥にあるチェストの中を見ると、革の防具、石の剣、少しの焼いた牛肉とたいまつがあった。防具と剣はちょうど1セット分ある。俺はそれをすばやく装備して、たいまつと焼いた牛肉を持ち、さっき音のした方へと走っていく。夜になれば洞窟からモンスターが出てきて家から少し離れればモンスターの数はかなりのものになっていた。帰り道の目印にするため、たいまつを刺しながら走っていくと走っている人影が見えた。
「おーい、こっちだー!」
俺の声に気付いたのか、人影はこちらに走ってくる。そして、その後ろには、それを追いかけるたくさんのモンスターがいた。
シノブ「助かった、拠点への道を見失ったんだよ。それにしても、よく気付いたな。」
「そりゃ、あんな爆音鳴らしてれば気付くよ。ここは静かなところだからね。」
なんとか拠点に戻ってきて、俺は外に出ていた理由を聞いてみた。
どうやら、モンスターの情報を集めようと外に出たらしい。能力のおかげで敵とは適度な距離を保てていたが、情報を集めている間は、生物の位置は把握できないらしく後ろから近づいてきていたクリーパーが爆発した。シノブはその数秒前に情報を集め終わっていてダメージを受けることはなかったが、その音で周囲のモンスターに気づかれてしまったらしい。その後、逃げている途中に道を見失いシノブは俺の居場所に向かえばいいと気付くが、把握しようとするにも少し時間がかかるようで、その間にクリーパーがもう一度爆発、結局俺の居場所はわからなかったため、シノブは朝まで逃げるつもりだったようだ。
シノブ「悪いな、起こしてしまった上に迷惑までかけてしまって」
「きにするなよ、これで集めた情報はこれから役に立つし、誰も大きな怪我をしなくてすんだし、この防具にも感謝しなくちゃな。まぁ、肉でも食って休んでな。」
シノブ「そうだな、でもすっかり目も覚めてしまったしそろそろ日が出る頃だろう。モンスターが洞窟に帰り始めたらここを出発しよう。」
「そんなに早く出発しても体大丈夫なのか?」
シノブ「あぁ、問題ないよ。途中で朝ごはんを食べて、なるべく早いうちに村につけるようにしよう。」
「わかった。じゃあ、それまで俺が外を確認してるから、シノブは寝ないにしても横になって休んでるといいよ。」
シノブ「そう..させて...もら...う..よ」
そう言いながら、シノブは既に寝ているし、やはり疲れが溜まっているのだろう。「最悪、明日出発でもいいかな」なんて、考えながら過ごしていると日が昇ってきた。それと同時にシノブも目を覚ます。
シノブ「よし、そろそろ出発するか。」
「大丈夫か、結構疲れ溜まってるみたいだけど、そしてシノブってこんなすぐに起きれるんだ。無理すんなよ」
シノブ「俺の体は大丈夫だって。起きれたのも、寝てたんじゃなくて横になって休みながら生物の位置を把握していて、モンスターが洞窟に戻るのを待っていただけなんだけどな。それが寝ているように見えるなら、この能力の使用中は相当すきができるみたいだな。」
「俺にはその能力が使えないからよくわかんないけど、シノブが大丈夫って言うなら出発しようか。あと、昨日の戦いでシノブの剣が壊れかけてたから、新しく作っておいたよ。」
シノブ「まじで!ありがとう。っていうかこれ本当に石の剣?なんか俺が作ったのより丈夫そうだけど。」
「そうか?同じ材料で作ったから変わらないと思うよ。
シノブ「丈夫なのはいいことだから問題ないしな。よし、出発だ!」
こうして、俺達は村へと出発した。シノブの能力のおかげでモンスターに遭遇することもなく俺たちは全体の3分の2くらいの地点までこれた。あさから何も食べていないため、俺達はここで休憩がてら少し遅い朝ごはんを食べることにした。
シノブ「ここらへんまで来ると村の様子が少しつかめるな。これから行く村の人口は80人位の反応があると感じていたが今となっては50人くらいしかないな。何かあったのかもしれないな。ちょっと急いでみるか。」
「そうなのか?じゃあちょっとペースを上げていくか。この調子なら昼前には着けそうだな。」
はじめよりペースを上げ歩いていくと、予定通り太陽が真上に昇る前に村に着くことができた。だが、村の様子がおかしい。村の周りを囲っていた柵は倒され、村の中には倒壊している家もある。俺たちは近くにいた村人に話を聞いてみることにした。
「おい、村の様子が変なんだが最近何かあったか?」
村人「何かあったって言えるものじゃありませんよ。ちょうど昨日村を大量のゾンビが襲ったんです。私達は農民なので戦う道具はありません。これまで村を襲うこともなかったのに。ここの村は洞窟から離れていて木のような日光も遮るものもないので、ゾンビはここに近寄ろうとしなかったのです。」
シノブ「じゃあ、ゾンビたちになにか変化があったんだろうな。何かが変わったということを感じる出来事はなにかあったか?」
村人「それが、原因になったのかはわかりませんがもともと村から少し離れたところにゾンビはいました。そして最近そのゾンビを倒して、我々の農地を広げようという話になったのです。そこで、村の中で戦える者で少数精鋭のグループを作りゾンビの討伐に向かわせました。その中には戦士もいました。しかし彼らが戻ってくることはなく、それで村からは戦士がいなくなったのです。」
「そうゆうことだったのか。多分これからもゾンビはやってくるだろうから、倒しておきたいな。」
??「あのー、あなた方は旅の方でしょうか?私はこの村の村長をしています。」
村長「どうか、この村を襲うゾンビを倒してはいただけないでしょうか。無理であれば、大丈夫です。これ以上犠牲者を増やすわけにはいきませんから。その時はどうぞ私達のことは忘れお逃げください。この地は危険です。私達もこれからどこかへ移動するか話し合おうとしているところです。ですが、私達も簡単にはこの土地を離れられなくて...」
「そうゆうことか。シノブどーする?」
俺としては受けたいがシノブが嫌だと言うなら、そのときはやめようか。でも俺は知ってる。シノブがこうゆう頼みは断らないってことを
シノブ「そんなん聞くまでもないよ。受けようぜ。」
「やっぱりな。お前ならそう行ってくれると思ってたよ。」
村長「ありがとうございます。私達にもなにか手伝えることはありませんか?」
「そうだな、まずはこの柵を直そう。それから俺が剣を作っっておくから、村人はシノブの指示で村の周りに簡単なものでいいから堀を作ってくれこれだけの人数がいれば間に合うだろう。シャベルは俺とシノブで用意しておくからまずは村人に塀を作らせておいてくれ。」
村長「わかりました。柵くらいなら村人でも作れるはずです。今から急いで作らせておきます。」
それから、村は一気に慌ただしくなった。村人たちが柵を作っている間に俺たちはシャベルを用意する。その作業はほぼ同時に終わった。それから、村人たちはシノブの指示の下堀を作る。これで、村が攻められる方向は出入り口を設けた一箇所に絞られる。堀を掘るときに出てくる石が剣の材料になるから、俺はしばらく作業がなくなる。そのためその間に柵を設置して、その後堀を掘る方に合流。石が掘られ始めたら、俺は村人の分の石の剣を作る。それと、村にある資材は何でも使って良いと言われたので、村にあった木炭でたいまつも作らさせてもらった。そうして、堀が掘り終わったのは日が沈み始める少し前のことだった。
シノブ「みんなお疲れ様。これで、みんなの力だけでこの村は守れると思う。」
村長「みんなの力だけでというのはどうゆうことですか?まぁ、ここまでしていただいたので、ありがたいのですが。」
「いなくなるってことじゃなくて、俺達はこれから、ゾンビたちがやってくる洞窟そのものを攻略してくるよ。」
村長「そうゆうことですか。でも二人で大丈夫ですか?」
シノブ「あぁ、問題ないよ。だって俺たちはこの...」
シノブがそう話し始めたので俺は急いで、シノブに話を止めるよう目で合図をした。能力の話はまずいんじゃないかと思ったからだ。するとシノブもわかったくれたらしく
シノブ「この...いままでの冒険で培った経験があるから。大丈夫だって」
村長「そうですか...わかりました。あなた達がそうおっしゃるなら、そちらに任せます。」
「ありがとう、では村は任せるよ。じゃあ、俺達は出発するね。」
村長「では、気をつけて。お互いまた明日を迎えられるようにがんばりましょう。」
シノブ「おう!そうだな。」
俺たちはシノブの能力を頼りにしながら、問題の洞窟までたどり着いた。そこで、俺達はゾンビが村に出ていくのを待ち、中にいるゾンビが少なくなったところに突入することにした。だが、夜までは少し時間があるので、シノブと作戦会議をしていたところだ。
「今回の襲撃の原因は何だと思う?」
シノブ「ゾンビが村に来れるようになったのは、群れの中に頭がいいやつがいるからで、それはゾンビ化した村人、特に村唯一の戦士じゃないかと考えている。」
「やはりお前もそう思うか。あと、ゾンビが大量にいる理由だが、ゾンビが群れることはあっても一箇所にこんなに集まることはないと言えるから、俺は洞窟内部にスポーンブロックがあると考えている。」
シノブ「なるほどな。じゃあ、洞窟に入る前に、俺の能力でスポーンブロックを探してみるよ、その部屋にはゾンビがたくさんいるだろうから。」
シノブ「スポーンブロックがありそうな部屋見つけたぞ。それと、ゾンビのいる位置的に洞窟は狭そうだな。大きくて開けた場所と、スポーンブロックのある部屋の二つだけって感じだな。」
「そうか、じゃあそろそろゾンビが移動を始めるだろうから。突入の準備はしとけよ」
シノブ「りょーかい」
それから、しばらくしてゾンビたちの大群が移動をはじめた。みな頭には革の帽子をかぶっている。これで、朝のギリギリまで戦えるようにしていたのか。そして、モンスターにはクラフトができないはずだから、やはり半分村人のゾンビがいるのだろう。そして、この大群の先頭に入る強そうなのが例の元戦士だろう。そして、大群は村の方に移動していき姿を消した。少しは、洞窟にもゾンビを残していくかと思ったが、どうやら全員で村に向かったらしい。ゾンビは洞窟まで来る村人はいないと予想したのだろう。だから、この洞窟はさっさと攻略して、村人を助けに行こう
長い夜が、これから始まる。俺は村の無事を祈り、それからシノブに合図を出す。そして、俺たちは洞窟へと向かった。
ここまで読んでいただきありがとうございます。
2話目は1話目に比べて字の量を1000字ほど増やすことができました。そういえば、主人公に名前を着けたのはいいんですが結局作品中で出るのはあと1話か2話あとになりそうです。
クオリティーはこのままで成長はまだなさそうです。ですが書いていけば自然とよくなると信じてこれからも頑張っていきたいです。
では、また次話でお会いしましょう。