夜戦、それは小さな事で勝敗が瞬時に逆転する戦場である
夜戦、それは個々の練度が物を言う戦場である
─ソロモン海─────
戦いは水偵からの吊光弾の投下から始まった
それを光源とし、剣の31cm砲九門が咆哮を上げる。照準は先頭を航行する重巡リ級Fであった。
先頭の重巡リ級は剣の斉射で戦闘能力を喪失し、続く手取の砲撃で爆沈した
今更ながら敵の陣容は
リ級F リ級E ネ級E ネ級 ホ級F ホ級 へ級 へ級 ロ級後期 ロ級後期 イ級後期 イ級後期
の単縦陣である
今の艦隊位置はこんな感じ
△深海棲艦
▲剣、黒姫艦隊
▼黒 → ▽深
↑
▶剣
剣艦隊からは丁字有利、黒姫艦隊からすれば同航戦で深海棲艦はクロスファイア受ける形となっている
続いて砲撃したのは黒姫だった。横から敵の三番艦(重巡ネ級E)狙いで攻撃、剣の攻撃で旗艦を撃沈され艦隊目が正面に向いていた為黒姫の攻撃は奇襲になったのだ。そして距離25000まで接近していた事もあり少なくとも三発が直撃し轟沈。更に古鷹以下三隻が砲撃を開始した。狙いは巡洋艦郡であった
一方、敵の駆逐艦が剣艦隊に向けて突撃開始
剣の高角砲群と鳥海、天龍、夕張が敵駆逐艦に向け砲撃を開始
艦隊には弦を引ききった弓の用な緊迫感があり誰も一言も発しない。しかし船体に深く深く刻まれた戦闘の記憶が無意識の内に甦り常に最高のパフォーマンスを発揮し続ける
激しい砲弾の応酬が始まり10秒がたった
剣が敵重巡の攻撃で被弾、小破
敵の重巡洋艦が全艦炎上中大破、駆逐艦は剣艦隊の砲雷撃で二隻轟沈、一隻大破炎上、一隻無傷
軽巡洋艦は古鷹、加古、青葉、衣笠の砲撃で二隻轟沈だが残ったホ級Fの砲撃で鳥海が運悪く中破した
数秒で大損害を被った敵艦隊は散り散りになり遁走を始めた。深追いはせず主目標の敵船団と集積地を血祭に挙げに行くと言う任務が残っているのだ
═敵集積地════
両艦隊は剣、黒姫を後衛、損傷した鳥海を形だけの直衛とし残りの艦は船団に突入し剣、黒姫、鳥海が集積地棲姫を三式弾で放火する
鳥海の応急修理が完了した頃に敵の船団と集積地棲姫が見えてきた
そして
カンタイ、テキセンダンニトツニュウセヨ!
ツイシン ハデニヤレ
剣、黒姫、鳥海は照明弾を織り混ぜ三式弾により集積地棲姫に攻撃開始
他の艦は主砲は勿論魚雷、高角砲、対空機銃まで撃ちまくり輸送ワ級を攻撃する。ワ級の中には混乱を極め同士討ちをするワ級も少なくなかった
天龍は剣仕込みの斬撃でワ級を撃沈している
剣と黒姫、鳥海の三式弾速射で集積地棲姫はすでに大規模火災が発生している。更に物資の大半は破壊されており残りは放って置いても焼けるだろう
程なくして集積地は完全に破壊され剣らも輸送ワ級の撃沈にシフト、輸送団は一夜の内に壊滅したのだった
(なんだ?ソロモンってこんな海だったか?)
また一人の化け物がソロモン海へ違和感を感じていたのだった