今回はリ級視点で進みます
リ級を鹵獲して一晩経った。特に敵意も見せないため朝には監視役の剣もリ級を放置してどこかに行った
~リ級side~
「・・・」
朝起きたら部屋に剣の姿は無く、代わりのジャージが置かれていた。やることも無いのでそれに着替えて基地内を散策することにした。
━━キッチン━━
ふらついているとキッチンにたどり着いたが中から物音がする。中を覗くと大和と妖精さんが朝食を作っていた
「リ級さん、おはようございます・・・あれ?剣はどうしました?」
「オキタライナカッタ。ソレヨリナニヲシテイルノダ?」
「ああ、朝食を作っています。もう少しで出来上がるので剣を探してきてくれますか?」
「ワカッタ」
「さっき玄関のドアが開く音がしたので多分外に居ると思います」
~工廠~
ふらっと入ってみると妖精と共に艤装を改造している剣が居る。物陰に隠れながら少し観察しようと試みるがすぐバレた
「お?なんだリ級かどした?」
「ヤマトガモウスコシデチョウショクガデキルカラオマエヲサガシテコイトイワレタ」
「あっそう。じゃあ少ししたら行くって伝えといて」
「ワカッタ。ソウツタエル・・・ナンデワタシノギソウヲイジッテルノダ?」
「ああ、深海棲艦の電探は質と性能が良いと聞く。なら自分で使えないかと思ってな。鹵獲兵器の再利用だ」
「・・・ヘイキナノカ?」
「いや、つけた感じ体に異変はない。なら大丈夫だろ」
「ソウカ、カラダニイジョウガデタラツカウノハヤメタホウガイイ」
「忠告は受けた。何があるか知らんが使えるもんは使う。それが戦争だ。もう少し調整しなきゃならんから先行ってろ」
「ワカッタ」
~食堂~
用事も済ませて戻ってきた
「リ級さん、ちょっと手伝ってくださーい」
「ドレスレバイイ?」
「えっと、料理が盛り付けてある皿はそこのテーブルに運んで下さい」
「ウン、リョウカイ」
────
「手伝いありがとう。えっとそういえば剣は?」
「ギソウノチョウセイヲスマセタラクル。トイッテイタ。タブンモウクル」
「おー、いい香り。おはよう大和」
「おはようございます・・・で、何でリ級さんの監視をいきなりすっぽかしたんですか」
ジと目でにらんでいる大和、だが剣は悪びれること無く
「もう抵抗の意思が見えないから、ほっといても大丈夫だろ」
自分は抵抗を辞めたわけではない。深海棲艦のデータベースに無い謎の戦艦、大和と単身で一個艦隊を殲滅した巡洋艦、そんなのに囲まれて、倒せもしないし、艤装が大破し弄くり回されていて逃げれる訳でもないからおとなしくしているだけだ
「キカイガアッタラフタリヲコロシテニゲテヤル」
「ほう?かの大和型と重巡殺しと恐れられた俺を殺すと?面白い。手合わせしようぜ」
「オモシロイ。ダガギソウガナイ」
「?何をいってる、近接戦闘に決まってんだろ」
「スデ?キサマホントニカンムスカ?」
「その問に関しては自分でもわからん」
「二人とも、戦意旺盛なのは良いですが先に朝ごはん食べますよ」
「ああ/アア」
(ハモった)
─────
「頂きます」
「イタダキマス?」
「あ、頂きますって言うのは命を頂く。という意味で、例えばそこの豚肉は元々生きていた豚さんを誰かが殺めて私が調理したものです。つまり命を食べるのでこう言うんです」
「ソウカ、ニンゲンハヘイキデホカノセイブツヲコロシスニクイヤツラトイウコトシカキイテコナカッタガ、コウヤッテカンシャトイウココロヲシメスノカ」
「まー、他の生き物を殺すのは食事だけじゃなくて、服だったり、道具を作るためだったり、一部を除いて死体を有効活用している。だが行きすぎた事をして、その種族を殺し尽くす。と言うことも珍しくない。正直人間は他の生物から見たらいいイメージは無いだろうな。同族なのに血で血を洗う戦争すんのも人だけだろ」
と、こんな話題で朝食をとっていたが、リ級がなんと言われて連れてこられたかを思い出す。
「ツルギ、キキタイコトトハナンダ?」
「聞きたいこと?」
「ワタシヲキゼツサセルマエニイッタダロウ。キキタイコトガアルト」
「あー、んじゃ聞くわ。深海棲艦って何なの?」
「これまた直球な質問ですね」
「ソレハニンゲンニニンゲントハナニカトキイテイルヨウナモノダナ。コタエラレナイ。コタエガワカラナイ」
「聞き方が悪かったな。何で人間を襲う?何か目的があるのか?」
「シンカイセイカンゼンタイノモクヒョウハジンルイノセンメツ。トイウシレイガクダッテイル」
「指令?深海棲艦の側にも提督のような人が居るんですか?」
「ヤマトトイッタナ。オマエラモシッテイル姫ヤ鬼がシンカイセイカンノシュウダンヲシキシテイルガソレノウエガイルノカハシラナイシシルシュダンモナイ」
「ほーん、居るかもしれないのか・・・つまりそいつ殺してしまえば深海棲艦は大本を失って終戦、それでなくても停戦まで持っていけるかもしれないのか。んじゃ二つ目、ここに来る途中陸上機に襲われたんだけど何処に基地があるか知らない?」
「ソレナラヘンダーソンノ飛行場姫カラダナ。イッカイオマエラニコワサレタガシュウフクサレタ。ワタシハソコノシュビカンタイダッタ」
「ほーん。ん?・・・待って、何でそう易々と教えてくれる?いやまあ、ありがたいんだが・・・」
「トクニオンギモナイ」
「それでいいんですか・・・それで」
なぜ正しい情報を提供しているのに困惑しているのだろう?艦娘は不思議な連中だ
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<2/10 深夜ウェーク島>
「あら?ここは何処かしら」
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