恋人の東郷美森の誕生日前日、神宮桔梗はある計画を立てていた。それは……
上里夜空は勇者であり、魔導師であるを書いている内にトラウマが再発しかけたため、ものすごくイチャイチャしたものを書きたくなったので書きました。
注意としては、ブラックコーヒーをすぐに飲めるようにしておいてください
世界が元の戻ってから数ヶ月後の4月6日の夜、僕は恋人である東郷美森に相談を受けていた。
「二人っきりの誕生日会とみんなとの誕生日会をしたい?」
「うん、4月8日に友奈ちゃんが勇者部のみんなでお祝いするねって言ってくれて……でも桔梗くんと一緒に誕生日を一緒に過ごしたい……どっちがいいのかなって思ってね。出来たら……」
「両方してほしいということか……」
「うん」
美森は顔を赤らめながらそんなことを告げていた。何というかずいぶんと欲張りになったな……
僕としては恋人のお願いはどうにか叶えてあげたい。さてどうしたものかと考え込み、あることを思いついた。
「美森がいいならだけど……」
「何?」
4月7日 朝
「おはよう。桔梗くん」
「おはよう。美森」
昨日の夜、時間も遅かったので泊まった美森におはようを告げる僕。
「すぐに朝食の準備をするね」
「あぁ」
朝食の準備を始める美森。僕もなにか手伝うことがないのか聞いた。
「それじゃ味見してもらっていいかな?」
味噌汁の味見を頼まれ、味見する僕。うん、美味しい
「美味しいよ」
「……桔梗くんって、なんでも美味しいって言ってくれるけど、無理とかは?」
「美森が作ってくれたものは全部美味しいからな……無理とかしてないから大丈夫だよ」
「もう……」
恥ずかしそうにしているけど、ちょっと嬉しそうにしている美森。何というか結婚したらこういう事を毎朝しても良いかもしれないな……
朝食後
一緒に後片付けをし終えると、美森は友奈から電話がかかってきたので、出ていた。
「うん、そういうことで……ごめんね。友奈ちゃん」
『ううん、大丈夫だよ。でも何だかいいね。そういう誕生日会って、楽しんでね。東郷さん』
「ありがとうね。友奈ちゃん」
電話を終えた美森。友奈は一体何のようだったのだろうか?
「どうかしたのか?」
「友奈ちゃん、今日一緒に遊ばないってお誘いで家を訪ねたみたいなんだけどね。家に私がいないから心配になって……」
「そっか、言っておけばよかったな」
「うん、心配かけちゃったから……」
友奈に心配をかけたことに対して落ち込む美森。僕はそっと頭をなでた。
「それじゃこれからはちゃんとみんなに連絡入れておくか」
「そうね」
洗濯や掃除を終わらせ、ちょっと空いた時間、僕は絵を書くことにした。モデルはもちろん美森だった。
「何だか恥ずかしい……」
「別にいつもと同じじゃ……」
「それでも今日は特別な日だから……」
顔を赤らめている美森。さらに美森は恥ずかしがりながらあることを言ってきた。
「桔梗くん、真剣な目で私のこと見つめてくれるし……変なところない?」
「何時も通りかわいいよ」
「あ、ありがとう」
「あと今書いてる絵、誕生日プレゼントとしてあげるから」
「ありがとう。桔梗くん」
それから絵を書き終え、美森に絵をプレゼントした僕。美森はものすごく嬉しそうにしていた。
昼食を食べ終えた後、二人で近くを散歩していた。
「そういえば桔梗くん、右腕の調子はどう?」
「普段生活している分には大丈夫だよ。でも何で急に?」
いつもは特に気にしないのに、どうしてなんだろうかと思った。すると美森は……
「私達は散華したものが新しく作り直されたのに、桔梗くんだけはずっとそのままだから……」
「元に戻らなかったことを気にしてるのか……でも僕の右腕は元に戻らなくっていいと思ってる」
「どうして?」
「この腕のことがきっかけで美森を……みんなを守る力を手に入れたものだから……今更戻ってもなって思って……」
「桔梗くん」
「それに元の腕じゃなくっても、美森にこうして触れ合えるから」
僕はそっと美森の頬に触れると、美森は頬に触れた右手に触れた。
「温かい」
「義手だから暖かくはないだろ」
「ううん、心がすごく温かい」
「そっか」
夕食を食べ終え、二人で一緒にお風呂に……入ることはなく、別々に入り終えた後……
「今日も泊まってくよな」
「うん、荷物も持ってきたから……」
何というか準備が本当に良いな。
「………桔梗くん」
名前を呼ばれて、振り向くと美森は目を閉じていた。美森は今何をしてほしいのか理解した僕は、美森にキスをした。
「ん」
「美森……」
「えっちなことは……駄目だよ。約束したから……」
美森との約束……そういった行為はお互いに責任が取れるようになってからという約束だった。
僕はもう一度、美森にキスをし、首筋にもキスをした。
「桔梗くん……」
「えっちなことじゃないだろ」
「十分エッチなことだよ……」
「そっか……」
何というか気持ちが高ぶって、変なことをしてしまった。でも美森は強く拒否はしなかったのはちょっと不思議に思えた
「今日はありがとうね。一緒にいてくれて」
「二人っきりの誕生日会だからな。一緒にいるのは当然だろ」
「うん、『7日はずっと二人っきりでいよう』が二人っきりでの誕生日会だもんね」
お互い笑い合いながら、一緒に部屋で眠りにつくのであった。
4月8日
「という感じだったよ。昨日は」
風先輩、樹、夏凜、友奈、園子に昨日のことを話した僕ら。友奈と園子は……
「二人はとっても仲良しだね~」
「だから昨日は暖かったのかな~」
という中……
「夏凜、良かったわね。昨日は危険を察知しておいて……」
「えぇ嫌な予感がしたから、泊まりに来てよかったわ」
「お姉ちゃん……新学期からの勇者部……大丈夫かな?」
「……夏凜、樹のこと頼んだわよ」
「えぇ、このバカップルに対しての突っ込みは任せて……」
何故か三人はため息を付いて、呆れていたのだった。
言い訳すると……ただひたすらいちゃつかせたかっただけです。あと癒やしが欲しかっただけです