仮面ライダーレンゲル☘️マギカ   作:シュープリン

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第26話 「だれ」がパラディを設立したか

 「小夜、後ろ!」

 

 使い魔の撃退に集中し、彼女に岩が迫っている事に気付かなかった。

 

 『♧2 STAB』

 

 その岩は、目の前で砕かれた。

 

 「危なかった…」

 

 レンゲルラウザーの手によって。

 

 「睦月!」

 

 「睦月さん!」

 

 「おいおい、俺もいるっつーの!」

 

 使い魔を何体か撃退しながらブレイドも遅れて登場した。

 

 「さっきの岩の攻撃、恐らくあの中に入っている鉱物を磁力で操ってるんだろうな。なるほど、その電磁気の力でKillなんてサイトも操っていたのか。ったく、魔女のくせに科学にも詳しいとかめんどくせぇ」

 

 『♤6 THUNDER』

 

 ブレイドはラウザーから電撃を出したが、その軌道は途中で曲げられ、側にある岩へ当たった。

 

 「やっぱダメか。あの中の鉱物が避雷針の役割をしてやがって俺の電撃は当たらねぇ」

 

 魔女は、また砂を持ち上げて、それを細長く固まらせた。

 

 「来るぞ!」

 

 それを鞭のようにしならせ、6人に向かって振り下ろされた。

 

 「うわぁ!」

 

 「キャッ!」

 

 直撃は免れたが、衝撃で体が浮き上がった。そこに、先ほどの攻撃でバラバラになった鞭が今度は弾丸のようになり追撃。

 

 「おらよ!」

 

 それを、ブレイドの電撃で勢いを相殺させる。

 

 「避雷針ってのも考えもんだな。狙い定めなくても勝手に当たってくれる」

 

 「と言っても、このままじゃヤバイぞ」

 

 レンゲルは使い魔を薙ぎ払った。

 

 「愛矢、この人お願い!」

 

 「えっ?」

 

 その隙に舞花は飛び出し、視線の先に一瞬入ったモノを拾い上げる。

 

 「小夜!空から援護!」

 

 舞花はジャックとクイーンのカードを投げてよこした。

 

 「はい!」

 

 『♢ABSORB QUEEN』 『♢FUSION JUCK』

 

 ギャレンはジャックフォームに変化し、3枚のカードをスラッシュした。

 

 『2 BULLET』 『6 FIRE』

 『バレットファイア』

 

 そして空高く飛び上がると、最大限のエネルギーを込めた炎弾を放った。

 

 「"+:=#%&/¥$」

 

 それをゴールダンは持ち上げてた岩を盾にして防いだが、それにより魔女の持つ岩はゼロになった。

 

 「おいおい、マジかよ」

 

 「これなら!」

 

 レンゲルは使い魔の撃退をブレイドに任せて一気に魔女のもとへ向かった。

 

 『♧5 BITE』 『♧6 BLIZZARD』

 『ブリザードクラッシュ』

 

 「でりゃ!」

 

 冷気が吹き出た蹴りを与え、魔女の体は凍っていく。

 

 「小夜!」

 

 「はい!」

 

 『♢2 BULLET』 『♢4 RAPID』 『♢6 FIRE』

 『バーニングショット』

 

 ギャレンは火炎の弾丸を連続で放ち、全てを魔女に命中させた。これには耐えきれず、ゴールダンの体は消滅し、結界は消えた。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「ん…」

 

 それからしばらく経った頃、OLの女性は目を覚ました。

 

 「私…一体、えっ!?私、何でこんな、何で!」

 

 ガシッ!

 

 「大丈夫。大丈夫ですよ。もう、あなたは大丈夫です」

 

 自分が行おうとしていたこと、それを思い出し、壊れそうになった心を小夜は支えた。ただ、優しく抱きしめて心の拠り所になるように。

 

 大人の女性が女子中学生に寄り添ったのが恥ずかしかったのか、送っていくという睦月の提案を断って、彼女は帰っていった。最後に、皆に見せた顔。その顔を見て、助けられたことを実感し、睦月は一層嬉しく思った。

 

 「さて、グリーフシードも手に入れたことだし、俺たちも帰ろうか。この子も、早く助けてあげないとな」

 

 「そうね」

 

 「片付けは終わったのか?」

 

 「バッチリなのです!」

 

 「バッチリか…凄いな。俺たちがいなくても全部できたのか?」

 

 「ちょっとそれどこ目線よ~?テントも組み立てられなかった人が言うセリフ~?そんなのも満足にできない人にうろちょろされるより、全然集中できたけど?」

 

 「グッ!それを言われるとぐうの音も出ない!」

 

 「それに、魔女退治だって結局ほとんど小夜の手柄だったじゃない。もうこれからは、私と小夜だけで良いんじゃないの?」

 

 「ちょっと舞花さん、それは言い過…ぎ…」

 

 この時、睦月たちはちょうど一つのログハウスの前を通っていた。小夜だけが、違和感に気付いていた。皆が楽しく話している中、自分だけはまるで時が止まったかのような感覚を味わい、ある一点に釘付けになった。ログハウスにある一つの窓。それが水のような波紋を微かに広げた。

 

 「皆急いで離れて!」

 

 「えっ?どうしたの?小…」

 

 その窓から一本のロープ、否、舌が凄い速さで伸び、それでがなぎさ、愛矢、千翼の3人を縛り上げた。

 

 「えっ!?何これ!?」

 

 「睦月!助け・・」

 

 そのまま窓の中に連れ去った。

 

 「舞花さん!」

 

 「愛矢!」

 

 「なぎさちゃん!」

 

 何で三人を攫ったか。そんなことを考えるより前に体が動いていた。

 

 「「「変身!!!」」」

 

 『♤Turn Up』 『♧Open Up』 『♢Turn Up』

 

 三人は急いでブレイド、レンゲル、ギャレンに変身するとミラーワールドへ飛び込んだ。

 

 

 「これはこれは早い登場で」

 

 ミラーワールドに入ると、そこにはカメレオンの様な見た目のライダー、仮面ライダーベルデとその契約モンスター、バイオグリーザが自身の舌で3人を縛った状態で立っていた。

 

 「あなたは…」

 

 「睦月…」

 

 なぎさは恐怖で涙を浮かべていた。

 

 「また新しいライダーか。皆を離せ!」

 

 「奇襲をかけてまで攫った人に対して言うセリフか?俺がハイ返しますって言うわけないだろ?」

 

 「クソッ!」

 

 「おっと、いいのか?俺が命令すれば、この中の何人かは殺す事ができるんだぞ。宙に放り投げて、舌でプスッと刺すとかな」

 

 「グッ…!」

 

 ラウザーを構えたレンゲルをベルデはそう言って抑えた。

 

 「さぁ、そうさせたく無かったら、さっき倒した魔女が持ってたグリーフシードと、そこにいる女を渡せ」

 

 「ふざけんな!」

 

 

 あれ?

 

 「そんな事できるわけ…」

 

 今このライダー、何て言った?

 

 グリーフシード?魔女?

 

 何でこいつは

 

 

 

 

 その名前を知ッテルンダ?

 

 

 

 

 

 

その時―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

背中から痛みが走った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 気が付くと、レンゲルは地面に倒れていた。

 

 落としたグリーフシードが転がる。

 

 何が起きたのか、自分でも分からなかった。

 

 背中から攻撃を受けた。それは即ち、後ろに敵がいたということ。

 

 さっきまで、睦月と小夜が横並びになって立っていた。

 

 後ろにあったのは、ミラーワールドに入るために使用したログハウスの窓。そして―

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 「温い。温いよ高見沢さん」

 

 そう言いながら、一人のライダーがレンゲルの前に歩いてきた。

 

 「そんな卑劣な手を使わなくても、こんな風に力ずくで奪う方がずっと簡単だろ。もうそういう手段を使う時間は終わったんだよ」

 

 そのライダーは落ちていたグリーフシードをゆっくり拾った。

 

 睦月と小夜はその様子をただ眺めていた。なぎさ、愛矢、千翼の三人も、自身が捕らわれてる事も忘れ、それを眺めていた。

 

 自分の目が、信じられなかった。

 

 ベルデは鼻で笑った。

 

 「力ずくって、無防備な背中を攻撃することが、お前の言う力ずくな手段かよ。剣持さん」

 

 倒れてる睦月の前には、仮面ライダーブレイド、剣持晴人が立っていた。

 

 

 

 

 「晴人…お前…何で…?」

 

 「あ?まだ分からないのか?ったく、だからお前のgpaは低いって言ってんだよ」

 

 晴人は睦月と小夜の元に振り返ると言った。

 

 「態度でも分からないなら言ってやる。お前ら、過去に何度かライダーやその契約モンスターから襲われていたよな?あれは全部、パラディっていう組織のライダーだったんだが、俺と、そこにいる高見沢さんはその創設者なんだよ」

 

 「――――えっ?」

 

 「大体、おかしいと思わなかったのか?初めのサイのライダー―まぁあれはあいつが勝手に動いた事だったんだが―の時はともかく、佐野ってヤツについては明らかにお前らの居場所が分かった上で襲撃してただろ?正直俺はそこでバレると思ったぜ。だけど、お前らときたら…」

 

 晴人はそこまで言うと思い出したかのようにクックと笑った。睦月は動けなかった。何がどうなってるのか、さっぱり分からなかった。

 

 そうして、未だ倒れてる睦月の前でしゃがみ、

 

 「おーい、どうした?取り返さないでいいのか?この中の子も救うんじゃ無かったんですか~?なぎさちゃん達も助けるんじゃ無かったんですか~?」

 

 目の前でグリーフシードをブンブン振り回し始めた。

 

 「お前!」

 

 その態度に睦月は覚醒し、ラウザーを握りしめて突きを与えたが

 

 「弱い。弱いな~。まーだ動揺してるって感じだな」

 

 それは片手で楽々と防いでしまった。そのままレンゲルラウザーを上へ振り、衝撃で浮き上がった体の中心に強い蹴りを加えた。

 

 「ガァ!」

 

 ログハウスにぶつかり、はずみで窓ガラスが割れた。

 

 「睦月さん! そんな…本当に…本当に裏切ったんですか!?」

 

 「裏切るって、それは違うぞ。今まではただ都合が良かったから一緒にいただけだ。元々、芝の野郎―サイのライダーの事だが―がお前らを倒しに行きやがったからそれを止めるために行ったら、たまたまお前らに出会い、俺が欲しかった情報を持ってたから行動を共にしていた。それだけさ。お陰で想像以上の収穫だったよ。”10の怪物”が魔法が存在する世界からやってきた奴で、それは元人間で、お前にはそうさせる力があって、本当、非常に充実した調査だったよ」

 

 「晴人…さん…」

 

 「分かったか?俺にとってお前らはただの観察対象でしかなかった。初めから仲間だなんてこれっぽっちも思って無かったんだよ」

 

 その言葉に睦月は目を見開いた。

 

 『笑わせるんじゃねぇよ。俺は、お前を友達だなんて思ったことは一度も無いんだよ』

 

 「あ…ああ…ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!」

 

 聞きたくなかった。二度と聞きたくなかった。二度と思い出したくなかった。それなのに、それなのにそれなのにそれなのにそれなのに、また俺はこれを…

 

 「何だぁ?ショックでおかしくなっちまったか?」

 

 『♤2 SLASH』 『♤6 THUNDER』

 『ライトニングスラッシュ』

 

 ブレイドラウザーに電撃が込められた。

 

 「安心しなよ。すぐにこの苦しみから解放してやるから」

 

 晴人はブレイドラウザーを突きの姿勢で構えた。

 

 「じゃあな」

 

 「睦月さん!」

 

 ラウザーの切先を睦月に向けながら、晴人は睦月に向かって突進してきた。そして、ラウザーを睦月の胸に―

 

 赤

 

 赤赤

 

 赤赤赤赤

 

 赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤赤

 

 「えっ?」

 

 なぎさも、愛矢も、舞花も、自身が縛られてる事も、晴人が敵だったショックも何もかも忘れ、頭が真っ白になった。

 

 睦月のレンゲルの仮面が赤く染まった。

 

 晴人は、睦月の心臓に向かってラウザーを刺そうとしていた。ならば、返り血が、睦月の顔に付くわけが無かった。それがあり得るとするなら、彼の前に人が立った時だけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 赤く染まった睦月の前、そこには、自身の腹部にラウザーが刺さった天野小夜の姿があった。

 

 「小・・・・・・・・・・夜・・・・・?」

 

 睦月の口から、ようやく漏れたのはその二文字だった。

 

 「クっ、うぅ…ぐぅ…」

 

 小夜は今ギャレンに変身している。そのため、彼女の表情は分からないが、それでも想像を絶する痛みがあることは誰の目でも明らかだ。

 

 「小夜。小夜、小夜、小夜、小夜ァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!!」

 

 続いて、舞花が声を張り上げた。モンスターに縛られてるのも、これから研究に使われるかもしれないのもどうでも良い。何とか親友の側に行こうと叫び、暴れ出した。

 

 愛矢となぎさも、舞花の声をきっかけに叫び暴れた。その顔を、涙で濡らしながら。

 

 小夜は、力を振り絞って睦月に目を向けると、かすれた声で言った。

 

 「睦月…さん…早く、皆を…」

 

 その声は、右から左へと流された。睦月だけは、舞花が、愛矢が、なぎさが叫んでも、動くことができず、ブレイドラウザーの切先をボウっと見つめていた。

 

 小夜の背中から突き抜けたラウザーからは血が滴り落ちていた。

 

 「睦月!!!!!!!!!!」

 

 その時、小夜が叫んだ。

 

 「!」

 

 いきなり呼ばれた声に、睦月はようやく反応した。小夜は今まで誰かの事を呼び捨てにしたことは無かった。睦月はラウザーから目を放し、小夜の顔を見つめた。

 

 「今です!早く!」

 

 睦月は、完全に目を覚ました。小夜の言わんとしてることが分かった。

 

 最低だ―。

 

 「クッソォォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!!!!!!」

 

 睦月はラウザーをバイオグリーザの顔面に向かって投げつけた。こん棒の先がバイオグリーザにぶつかり、舌の拘束が緩んだ。

 

 その隙を付いて三人はモンスターの縛りから抜け出し、一目散に小夜のもとへ駆けだした。

 

 「しまった!クソ!」

 

 『HOLD VENT』

 

 ベルデはヨーヨー状の武器、バイドワインダーを召還し、それを三人に投げつけた。睦月はヨーヨーを手で弾き返し、そのままベルデを殴った。

 

 小夜が作ったチャンス、無駄にはさせない。

 

 「お前!一体何やってんだよ!この野郎!」

 

 晴人は急いでラウザーを小夜から引き抜こうとしたが、それを小夜自身が抑えた。

 

 「てめぇ!何を!」

 

 小夜は、ギャレンラウザーの銃口を晴人に向けた。

 

 「この距離なら、ただじゃすまないわよね…」

 

 「なっ!」

 

 そしてゼロ距離で何発も銃弾を撃ちつけた。

 

 「あっガハッ!グワァ!」

 

 晴人は明らかに苦しみだした。さっきまでの余裕が嘘のようだった

 

 「小夜…」

 

 舞花、なぎさ、愛矢の三人は立止まり、その様子をただ見ていた。

 

 「小夜、もういい、もういいよ。止めて…」

 

 舞花は涙ながらに訴えたが、それは銃声と弾丸の破裂音によって彼女の耳に届くことは無かった。

 

 そして、とうとう晴人はラウザーから手を放し、体は後退を始めた。何発かの銃弾がベルトに当たり、ブレイドのベルトが割れ、強制変身解除された。

 

 それと同時にブレイドラウザーも消滅し、はずみで小夜も倒れた。その体は既にギャレンでは無くなっていた。

 

 「小夜!」

 

 舞花は急いで小夜の体を支えた。

 

 「小夜、小夜、小夜!!!」

 

 「小夜ちゃん!」

 

 「小夜!」

 

 既に彼女達の目には、友達しか、親友にしか目がいっていなかった。

 

 「剣持さん!」

 

 「クソッ!あの野郎、俺のベルトを壊しやがった!」

 

 晴人の体からチリのようなものが出始めた。

 

 「まずい、時間切れだ!一回引くぞ!」

 

 「はい!」

 

 ベルデは晴人の体を持つと、森の向こうへ消えていった。

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 「小夜…小夜!」

 

 小夜は口から夥しい量の血を出していた。顔は青白く、息も絶え絶えで涙を流していた。

 

 刺された傷口からは尚も血が溢れていた。

 

 「待ってろ、すぐに治すから!」

 

 睦月は震える手でもしもの時の為に持ち歩いていたカードをスラッシュした。

 

 『♡9 RECOVER』

 

 ラウザーから優しい光が流れ、小夜の体を包んだ。

 

 しかし―、

 

 「! 何で…」

 

 『♡9 RECOVER』

 

 おかしい。

 

 『♡9 RECOVER』

 

 何度やっても

 

 『♡9 RECOVER』

 

 血が止まらない…。

 

 「睦月!」

 

 「分かってる!分かってるよ!」

 

 睦月は小夜の体を持ち上げた。

 

 「ここじゃダメだ。病院…病院だ!」

 

 しかし、ミラーワールドの出口は無い。入ってきた窓は、晴人との戦いの時に割れてしまっていた。

 

 睦月は宛もなく走った。鏡、窓、何でもいい。ここから出て、病院を探して、治してもらって…

 

 「助ける!絶対に助けるから!お前は、絶対に死なせない!」

 

 小夜の体から、塵のようなものが出始めていた。

 

 

 

 

 




シェルフォード
 貝殻の魔女
 その性質は秘匿

  自身を硬い殻で覆った魔女。
  外からこじ開けることはできないが、自分自身も硬い殻で覆われてるため外の様子を見ることができない。
  故に、自分が何をしたいのか、何をするべきなのかが分からずに歩き回り、触れるものをその殻で破壊しながら前に進む。
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