『春のALEPH脱走祭り』とかかれたそれは、彼を非常になやませることとなったのだった……
注意
>>>※ネタバレ警報※<<<
※ナチュラルに喋る鳥と白夜とオーケストラ
※全然シリアスしてない
※世界観大ブレイク
※深刻なALEPH脱走率
※ノリと勢い
※ナチュラルに内面の他3人と会話するA
※オリジナル職員がちょっとだけ登場している
警報は!!鳴らしました!!楽しんでください!!!ノリと勢い!!
管理人は、Aは今最大級に頭を回転させていた。
天才とも言っても間違いないような思考をしているその脳でも、5分経っても策が浮かばない。
自分の中で3人+多分自分が議論を繰り広げているが未だ誰もいい案を出さない。
悩みの種は、手元にある一枚の紙切れにあった。
そこには、「春のALEPH大脱走祭り開催のお知らせ」とデカデカと題されていた。
この紙が来たのは、つい10分前の話だった。
職員ウィリカ……普段は罰鳥の世話をしている、レベルVの職員。彼女は、(いつもの事だが)罰鳥を頭に乗せて収容違反させつつ、この髪を届けに来た。
どうやってアンジェラの警備を掻い潜ってきたのかは謎だが、曰く。
「これを渡せってハルトマン先輩に言われまして……セフィラの皆様は見当たりませんし……」
ハルトマンは普段、「何もない」の世話をしている職員で、ウィリカと同じくレベルVだ。
寡黙な男だが、作業中は楽しそうに見えるのが不思議な男だ。
そして、Aは今、受け取った紙を見て頭を悩ませている。
単なるイタズラと一笑に付しても良かったのだが、そういう訳にも行かない内容なのだ。
『主催:何も無い、副主催:白夜と十二使徒s、場所取り:蒼星、管理人案内:溶ける愛、特別参加:墓穴の桜、各深夜の試練達』
……と書いてある。ゲブラーが見たら即、E.G.Oを装備して飛び出してくる案件だ。
ALEPH脱走祭り、とあるため多分全ALEPHがいるのだろう。終末鳥……も多分いそうだ。ウィリカが関わっているあたり。
「……どうすりゃいいんだ?」
『……Love,you……あい、らぶ、ゆー』
「?!」
ベチベチと扉を叩くような音がすると思えば、そこには『溶ける愛』が居た。
Aは壁に頭をうちつけた。そして、ほかの3人の意見を求めてみた。
アベルは「出なければいい」と言う。
アブラムはノーコメントだ。黙っている。
アダムがやたらハイテンションで規制案件な案を並べ立てているため無視だ。
ならば、「出なければいい」と思うのだが、溶ける愛は隙間から侵入してきている。
いや、自分はよく分からない感染系の耐性があるからいいものの、まず職員達は大丈夫なのか?!ということを考えるまでがおよそ0.5秒。よく混乱しないもんである。
『らぶ、、ゆー……』
何か紙を差し出している。よく見てみると、ふにゃふにゃの字で「来なかったら職員全員感染させる」と書いてある。脅しだ。これは脅しだ。
仕方がなく、本当に仕方がなく。Aは出向くことになった。
────
「ようやく来ましたか……」
「白夜様からのお誘いに遅れるとは不敬!ここは1発っ……」
「そうです。その通りで……」
『我が使徒たちよ、落ち着きなさい。彼に罪はありません。彼は、私たちの提案に乗ってくれただけなのですから。』
『管理人!管理人!』
『演奏用意!』
『[規制済み]』
『………』
『……ゲヘ』
「うわ……」
『らぶゆー』
白夜が十二使徒を諌めている傍で、誰かの皮を被った「何もない」が喜んだ様子で「管理人!」と繰り返し、[規制済み]が何を言ったのかはフィルターのせいかおかげか分からなかったものの、静かなオーケストラがBGMのつもりなのだろう。演奏を始める。
そして蒼星と笑う死体の山と永久の食事が大食い勝負(?)をしており、終わりの螺旋と作られた神がそれを見守り(?)、爪がお茶をすすっている横で終末鳥がやけにでかい団子を啄んでいる。
なんかもう何が何だかな状態だ。
この状態でAがまだぶっ倒れてないのは、溶ける愛に癒されているからだろう。
なんかアダムが歓喜の歓声を上げているがもう無視だ。
『おや、管理人……「何もない」に代わり、我らが祝典に来てくださったこと、感謝しております。墓穴の桜や試練達も呼び寄せ、本日は盛大な祝典としましょう!』
『僕達、このお祭り?終わったら、ちゃんと戻るから!』
「あ、うん……」
白夜と終末鳥に言われた。逃げようにも逃げたら死ぬ気配しかしないため、参加するの一択である。
Aは、身の危険を感じながらもその祭りをなんとか乗りきった。
……後日、ホクマーの元へ行って盛大に泣き散らかしたのは置いておいてあげて欲しい。
職員の名前をジョシュアにする案もありました