2018年6月11日に緒方智絵里生誕祭に合わせて友人に見せるためだけに書いたSSです。
「このアイドルはこんな喋り方しない!」などご不満もおありでしょうが温かい目で読んでいただけると幸いです。

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智絵里SS 寂しいなんて言えない

「お母さん、今日のご飯なぁに?」

「今日はねオムライスにしようかなって」

「オムライス!?やったー!オムライス〜♪」

「よし、それじゃあ夕飯までに宿題終わらせような」

「うん」

 

暖かい家族

それは私の憧れだった

昔は私の家族もあんな風に暖かかった

それがいつの日か、お父さんもお母さんも仕事で忙しくなって、家がどんどん冷たくなっていった

寂しかった

でも邪魔をしちゃいけないから

 

寂しいなんて言えなかった

 

 

智絵里「……ふぅ」

ふと過去を思い出してしまうことがある

アイドルになってから状況は変わった

家では家族が揃う時間が増えた

今も事務所へ帰れば他のアイドルのみんながいる

それでも、時折思い出してしまう

もし、また1人になったら…

 

智絵里「早く、帰ろう…」

 

朝から暗い空のせいで気分まで暗くなってしまった

事務所でみんなとお話ししよう

きっとそうすればこの気持ちも晴れるから

いつもよりちょっとだけ早足で事務所へ向かった

 

智絵里「ただいま帰りま…した」

なんだろう、この感じ

いつもと違うけど、知ってる

智絵里「誰も、いない?」

いつも1人だったあの家と同じ

智絵里「なんで…」

なんで今日に限って

悪い夢の続きを見てるみたい

そんなの

智絵里「そんなの、嫌だ…」

 

 

パンッ

 

 

「智絵里ちゃん誕生日おめでとう!」

智絵里「ひゃっ!」

みく「智絵里ちゃん誕生日おめで…ってなんで泣いてるにゃあ!?」

李衣菜「あ、みくもしかして泣かせたの?酷いなぁ」

みく「違うにゃあ!って、智絵里ちゃん大丈夫?」

智絵里「うん、ちょっとびっくりしただけだから」

きらり「きゃは!バースデーサプライズ大成功だにぃ」

卯月「はい!大成功!です」

未央「サプライズといえば!この未央ちゃんが大活躍しますから」

凛「企画したのは美波だけどね、でも未央もクラッカーとか色々準備してたよ」

未央「うんうん、やっぱりみなみんはみんなのみなみんだよ」

美波「こういうイベントってしっかりしたいなって思ったから。ごめんね、びっくりさせすぎちゃったかな?」

智絵里「いえ、嬉しかった、ですから」

莉嘉「みんなー!ケーキ出来たよ!」

かな子「お待たせー、智絵里ちゃんのバースデーケーキ完成しましたー!」

智絵里「あ、四葉のクローバー」

みりあ「それね、みりあがアイシングで描いたんだよ、可愛いでしょ?」

莉嘉「私も生クリーム、ちゃかちゃか〜って頑張ったんだから」

かな子「うん、2人ともありがとうね」

蘭子「さあ、宴を始めようぞ」

かな子「あれ?でも杏ちゃんは?」

きらり「杏ちゃんはそろそろ来ると思うにぃ」

杏「まったく、なんで杏がこんな肉体労働をしなくてはいけないんだ、もうダメだ、杏は疲れたよ」

きらり「ほら、杏ちゃんもうバースデーパーティ始まるから、しっかり起きよ。飴も持って来たから」

杏「…バースデーパーティで飴を食べるほど野暮じゃないよ。それに、主役がまだだからね」

智絵里「あ…プロデューサーさん」

P「お待たせしました」

凛「プロデューサーが来たってことは、見つかったんだ」

P「はい、双葉さんに協力してもらってなんとか。…緒方さん」

智絵里「はい!え?これ…」

P「四葉のクローバーの押し花をした栞です。お誕生日おめでとうございます」

みんな「おめでとう!」

 

あぁ、もう大丈夫だ

智絵里「皆さん!」

だって、こんなに幸せなんだから

智絵里「ありがとうございます!」

 

もう、寂しいなんて言えない

 

 

 

 

2018年6月11日

Happy Birthday!


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