一匹狼のぼっちが箱庭に来るそうですよ?《リメイク版》   作:闇の竜

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戦闘描写って難しいですね


サウザンドアイズとギフトゲームと再会 【後編】

八幡とアリス、白夜叉は十六夜達から少し離れた場所に移動する。

 

「では」

 

「あぁ」

 

「「「始めるか」」」

 

そう言い三人は構える。

 

「どうする?二人同時でくるか?」

 

「いや、ウォーミングアップで一人ずつ行くわ」

 

「そうか」

 

「じゃあ先に私から行かせてもらう」

 

「うむ、いつでもいいぞ」

 

白夜叉がそういうとアリスは片手を刀に変化させ突っ込んでいく。

 

「ハァァァァ!」

 

「ほぉ、太刀筋はいいが、まだ甘い」

 

白夜叉はアリスの攻撃を軽々とかわしながら双女神の紋が入ったカードから小太刀を取り出しアリスの溝を逆刃で打ち付ける。

 

「ぅ……」

 

「ほれどうしたそんなものか?」

 

「……おいアリス、交代だ」

 

「チッ、分かった」

 

納得がいかないのか小さく舌打ちをしながら八幡と交代する。

 

「次はおんしか」

 

「あぁ、俺の場合は容赦なく斬りかかってくれてもいいぜ。じゃ行くぜ」

 

八幡よ体から黒い霧の様な靄が出て体を包む。

 

「影よ、束縛しろ」

 

そう言うと影が独りでに動き白夜叉の手足を束縛する。

 

「これはッ!」

 

「ゼアッ!」

 

束縛が成功した瞬間、瞬時に白夜叉との距離を縮め蹴りを放つ。

だが、白夜叉はいとも容易く束縛から抜け出し、八幡に掌底を放つ。

 

「ぐッ!ソラァ‼︎」

 

「おお!ならこれはどうだ?」

 

その掌底を片手で抑えるがその瞬間白夜叉は小太刀で八幡の脇腹を斬り付ける。

 

「ガァァ!」

 

痛みに声を上げながら白夜叉から距離を取る。

 

「はぁはぁ、影よ血よ斬りつけろ‼︎」

 

「ほぉ、複数の操作系ギフト持ちか」

 

その攻撃を観察しながら白夜叉は小太刀で防ぐ。

 

「おんしらこのままではクリアできぬぞ」

 

「はっ!ウォーミングアップは終わりだ、アリス‼︎」

 

「ああ‼︎」

 

そう言うとアリスは体を光らせて姿を人間ではまず扱えない大きさの回転式拳銃に変え八幡は、全身の靄を濃くし体が徐々に黒く変色し始め瞳紅く染まった。周囲には影と血を漂わせる。

 

「これからが本番だ、俺達が"今"出せる全力で行くぞ」

 

「面白い!来い‼︎」

 

八幡は一瞬のうちに銃を三発打ち同時に白夜叉の背後に回り込み蹴りをかます。

 

「オラァ!」

 

「なッ!」

 

あまりの速さに驚きながらも弾と蹴りを避ける。

 

「アリス‼︎モード大鎌!」

 

《了解‼︎》

 

拳銃から黒くどこか機会じみた大鎌に姿を変え瞬時に八幡はそのリーチを生かし斬り付けるが、白夜叉は小太刀を使い往なしかわす。

 

「影よ血よ‼︎背後から突き刺せ‼︎」

 

「なんと!?」

 

「ゼアッ!」

 

避けることを想定し前後ろから攻撃をかけ八幡は白夜叉に発勁を打ち込もうとしたが白夜叉からの蹴りを先にくらってしまう。

 

「ガハァ‼︎」

 

「はぁはぁチッ、決まらねぇ」

 

《仕方ない。八、"アレ"やるか?》

 

「あぁ……そうだな」

 

八幡は靄を更に濃くし影も大きく蠢き始めた。

アリスは再度拳銃に変わる。

 

「なにをする気だ?」

 

「さぁな、見てからのお楽しみだ」

 

八幡は拳銃を六発全て打ち込んで拳銃本体のアリスを白夜叉に向かって投げる。

 

「ヨッホ、とこんなものかの?」

 

白夜叉が八幡に対してそう声をかけるがそこにはすでに八幡はいなく気配もなかった。

 

「……一体どこに」

 

その瞬間何かが白夜叉を叩きつけた。

 

「ガハッ!?」

 

「……これで」

 

「私達の勝ちだ」

 

白夜叉を叩きつけたのはいつの間にかそこにいた黒く、甲に宝石が付き紅い紋章の装飾が施してある籠手を付けた八幡とアリス(現在付けているモード籠手)だった。

 

* * *

 

「あ"ぁ"〜面倒だった」

 

「そうだな」

 

愚痴を言いながら八幡とアリスが帰ってきた。

 

「八幡さん、アリス‼︎大丈夫ですか‼︎」

 

「あぁ、問題ないぜ」

 

「どこがだよ、ボロボロの癖に」

 

「あ、八幡さん斬られた傷の方は!?」

 

「もう治った」

 

「はい?」

 

そう言って脇腹の傷があったところを見せる。

そこは既に傷痕すら残っていなかった。

 

「一体なにが?」

 

「さぁな、ここ数年で治癒力が尋常じゃない程高くなってな」

 

「おい、小僧」

 

「ん?なんだ白夜叉」

 

「先程のあれはどのような仕掛けがあるのだ?」

 

「あー、あれか。あれは俺のギフトを最大限に利用した俺が編み出した技だ」

 

「俺がじゃなくて私達がだがな」

 

「うっさいわ」

 

「してどのように」

 

「俺が体に纏っていたあの靄には身体能力を高めたりする力があってな、それに影のギフトが持つ特性を掛け合わせ存在感っていうか相手に俺が認識できなくないようにしたんだ」

 

「ほぉ、成る程」

 

「つうか、比企谷お前強いな」

 

「まぁ、鍛えてたからな」

 

そんな話をして八幡はある事を思い出した。

 

「そうだ白夜叉、専門外と言っていたが、俺達は今日ギフト鑑定をしに来たんだが?」

 

「おお、そうだったな。どれどれ……ふむふむ……うむ、五人ともに素養が高いのは分かる。しかしこれではなんとも言えんな。おんしらは自分のギフトの力をどの程度に把握している?」

 

「企業秘密」

 

「右に同じ」

 

「以下同文」

 

「そこまで把握していない」

 

「同じく」

 

「うぉぉぉぉい?いやまあ、仮にも対相手だったものにギフトを教えるのが怖いのは分かるが、それじゃ話が進まんだろうに」

 

「別に鑑定なんていらねぇよ。人に値札貼られるのは趣味じゃない」

 

はっきりと拒絶するような声音の十六夜と、同意する二人。自身のギフトを使う程度にしか理解してない二人。

困ったように頭を搔く白夜叉は、突然妙案が浮かんだとばかりにニヤリと笑った。

 

「ふむ。何にせよ"主催者"として、星霊のはしくれとして、試練をクリアしたおんしらには"恩恵"を与えねばならん。ちょいと贅沢な代物だが、コミュニティ復興の前祝いとしては丁度良かろう」

 

白夜叉がパンパンと柏手を打つ。すると五人の眼前に輝く五枚のカードが現れる。

カードにはそれぞれの名前と、体に宿るギフトを表すネームが記されていた。

 

コバルトブルーのカードに逆廻十六夜・ギフトネーム "正体不明"

 

ワインレッドのカードに久遠飛鳥・ギフトネーム "威光"

 

パールエメラルドのカードに春日部耀・ギフトネーム "生命の目録" "ノーフォーマー"

 

ブラックとグレー、ホワイト、レッドのカードに比企谷八幡・ギフトネーム "絶望の闇" "◼️望◼️◼️" "影の道化" "鮮血" "黒の王" "自己犠牲" "限定転移"

 

クリムゾンレッドのカードにアリス・ストレンジ・ギフトネーム "武装" "契約"

 

それぞれの名とギフトが記されたカードを受け取る。

黒ウサギは驚いたようにな、興奮したような顔で五人のカードを覗き込んだ。

 

「ギフトカード!」

 

「お中元?」

 

「お歳暮?」

 

「お年玉?」

 

「クレジットカード?」

 

「商品券?」

 

「ち、違います!というかなんで皆さんそんなに息が合ってるのです!このギフトカードは顕現しているギフトを収納できる超高価なカードですよ!耀さんの"生命の目録"だって収納可能で、それも好きな時に顕現できるのですよ!」

 

「つまり素敵アイテムってことでオッケーか?」

 

「なんか……俺の影みたいだな」

 

「だからなんで適当に聞き流すんですか!あーもうそうです、超素敵アイテムなんです!」

 

黒ウサギに叱られながら五人はそれぞれのカードを物珍しそうにみつめる。

 

「我らの双女神の紋のように、本来はコミュニティの名と旗印も記されるのだが、おんしらは"ノーネーム"だからの。少々味気ない絵になっているが、文句は黒ウサギに行ってくれ」

 

「ふぅん……もしかして水樹って奴も収納できるのか?」

 

何気なく水樹にカードを向ける。すると水樹は光の粒子になってカードの中に呑み込まれた。

見ると十六夜のカードには溢れるほどの水を生み出す樹の絵が差し込まれ、ギフト欄の"正体不明"の下に"水樹"の名前が並んでいる。

 

「おお?これ面白いな。もしかしてこのまま水を出せるのか?」

 

「出せるとも。試すか?」

 

「だ、駄目です!水の無駄遣い反対!その水はコミュニティの為に使ってください!」

 

チッ、とつまらなそうに舌打ちをする。黒ウサギは十六夜に対してまだ安心できず監視していた。

白夜叉はその様子を高らかに笑いながら見つめた。

 

「そのギフトカードは、正式名称を"ラプラスの紙片"、即ち全知の一端だ。そこに刻まれるギフトネームとはおんしらの魂と繋がった"恩恵"の名称。鑑定はできずともそれを見れば大体のギフトの正体が分かるというもの」

 

「へぇ?じゃあ俺のはレアケースなわけだ?」

 

ん?と白夜叉が十六夜のギフトカードを覗き込む。

"正体不明"と刻まれている文字を見て笑う十六夜とは対照的に、白夜叉の表情は劇的だった。

 

「……いや、そんな馬鹿な」

 

尋常じゃない雰囲気を出し十六夜のギフトカードを取り上げ、真剣な眼差しでギフトカードを見る白夜叉は、不可解とばかりに呟く。

 

「"正体不明"だと……?いやありえん、全知である。"ラプラスの紙片"がエラーを起こすはずなど」

 

「何にせよ、鑑定できなかったってことだろ。俺的にはこの方がありがたいさ」

 

白夜叉からギフトカードを取り上げ、白夜叉は納得できないように怪訝な瞳で十六夜を睨む。

 

(そういえばこの童……蛇神を倒したといっていたな)

 

生来の神々や星霊ほどではないものの、神格保持者は種の最高位。嵐を呼び寄せるほどの力を持つ蛇神が人間に打倒されるというのは、まずあり得ないことだ。

 

(強大な力を持っている事は間違えないわけか。……しかし"ラプラスの紙片"ほどのギフトが正常に機能しないとはどういう……)

 

ギフトが正常に機能しない。そこで白夜叉の脳裏に一つの可能性が浮上した。

 

(ギフトを無効化した……?いや、まさかな)

 

浮上した可能性を、苦笑と共に切り捨てる。

箱庭の世界において無効化のギフトは珍しくないがそれは単一の能力に特化した武装に限られた話。

十六夜のような強大な奇跡を身に宿す者が、奇跡を打ち消す御技を宿しては大きく矛盾する。その矛盾の大きさに比べれば"ラプラスの紙片"に問題があるという結論の方がまだ納得できた。

 

「まぁ、俺からしたら比企谷のギフトが気になるけどな」

 

「ん?俺のか、まぁいいが一つだけ文字化けしてるがいいか?」

 

「なに?」

 

八幡の言葉に白夜叉は再起動し今度は八幡のギフトカードを見る。

 

「へぇ、かなりギフトが多いな」

 

(エラーに続いて文字化け、しかも転移ギフトもだと!?)

 

「なぁ、比企谷」

 

「ん、なんだ逆廻?」

 

「この"限定転移"ってギフトなんだが、何処に転移するのかお前知ってるのか?」

 

「いや、分からないが俺の知り合いからは俺が元いた世界に転移できるとか言ってたな」

 

「が、外界にですか!」

 

「ああ」

 

「……知り合いが、ねぇ」

 

「まぁ、知り合いっていうか俺にギフトのことを少し教えてくれた人だがな」

 

「私はその人ともう一人と一緒に外界に飛ばされたんだ。その後は一緒に行動せずに八の居る千葉で暮らしてたんだがな」

 

「あぁ、そういやぁストレンジは元は箱庭の住人だったな」

 

「そうだ。それとストレンジじゃなくアリスでいい、ストレンジは向こうで暮らす為に仕方なく付けた苗字だ」

 

「小僧」

 

「ん?なんだ白夜叉」

 

「おんしのそのギフトと危険なものだ悪用するなよ」

 

「分かってる」

 

「なら良い」

 

その後、ゲーム盤から元の和室に戻り暖簾の下げられた店前に移動し、耀達は一礼した。

 

「今日はありがとう。また遊んでくれると嬉しい」

 

「あら、駄目よ春日部さん。次に挑戦するときは対等の条件で挑むのだもの」

 

「ああ。吐いた唾を飲み込むなんて、格好つかねぇからな。次は渾身の大舞台で挑むぜ」

 

「ふふ、よかろう。楽しみにしておけ。……ところで」

 

白夜叉は真剣な顔をして黒ウサギ達を見る。

 

「今さらだが、一つだけ聞かせてくれ。おんしらは自分達のコミュニティがどういう状況にあるか、よく理解しているか?」

 

「ああ、名前とか旗の話か?それなら聞いたぜ」

 

「ならそれを取り戻すために、"魔王"と戦わねばならんことも?」

 

「聞いてるわよ」

 

「……。では、おんしらは全てを承知の上で黒ウサギのコミュニティに加入するのだな?」

 

黒ウサギはドキリとした顔で視線をそらす。そして同時に思う。もしコミュニティの現状を話さない不義理な真似をしていれば、自分はかけがえのない友人を失っていたかもしれない。

 

「そうよ。打倒魔王なんてカッコいいじゃない」

 

「"カッコいい"で済む話ではないのだがの……全く、若さゆえのものなのか。無謀というか、勇敢というか。まあ、魔王がどういうものなのかはコミュニティに帰ればわかるだろ。それでも魔王と戦う事を望むというなら止めんが……そこの娘二人。おんしらは確実に死ぬぞ」

 

予言したように耀と飛鳥に言う。二人は言い返そうとしたが魔王と同等の力を持つ白夜叉の威圧感は物を言わさぬものがあり言葉が見つからなかった。

 

「魔王の前に様々なギフトゲームに挑んで力を付けろ。小僧二人とそこの半人半武の小娘はともかく、おんしら二人の力では魔王のゲームは生き残れん。嵐に巻き込まれた虫が無様に弄ばれて死ぬ様は、いつ見ても悲しいものだ」

 

「なんだ、私のことを知ってたのか」

 

「当然だ」

 

「……ご忠告ありがと。肝に命じておくわ。次は貴女の本気のゲームに挑みに行くから、覚悟しておきなさい」

 

「ふふ、望むところだ。私は三三四五外門に本拠を構えておる。いつでも遊びに来い。……ただし、黒ウサギをチップに賭けてもらうがの」

 

「嫌です!」

 

黒ウサギは即答で返す。白夜叉は拗ねたように唇を尖らせた。

 

「つれない事を言うなよぅ。私のコミュニティに所属すれば生涯を遊んで暮らせると保証するぞ?三食首輪付きの個室も用意するし」

 

「三食首輪付きってソレもう明らかにペット扱いですから!」

 

怒る黒ウサギ。笑う白夜叉。

そして、店を出て"ノーネーム"の本拠に向かおうとしたとき、

 

「あぁ、ちょっと待ておんしら」

 

「どうしたのですか?白夜叉様」

 

「おんしらが帰る前に"ノーネーム"に所属させて欲しい者がおってな、引き取って欲しいのだ」

 

「しょ、所属させて欲しい人ですか!」

 

「うむ、ちょっと待っておれ連れてくるでの」

 

そう言い店内に再び入っていった。

 

「……"ノーネーム"に所属させて欲しい、ねぇ」

 

「一体誰なのかしら?」

 

「……」

 

暫くして白夜叉が戻ってきた。

 

「待たせたの、少々準備に戸惑ってしまってな」

 

「い、いえ大丈夫ですけど……それで肝心の所属させて欲しい人物は……」

 

「うむ、もう出て来てくれてよいぞ」

 

白夜叉がそう言うと暖簾から肩にかかるくらい白髪で、両目が薄い赤と朱色のオッドアイの小柄な少女が出てきた。

 

「「「なっ!?」」」

 

その少女を見た八幡とアリス、黒ウサギは驚き声を上げた。

何故なら三人はその少女を知っているから、

 

「「「レン‼︎」」」

 

「久しぶり……八幡、アリス、黒ウサギ」

 

レンと呼ばれた少女はそう言い三人に微笑んだ。

 

「おい、驚いてる所悪いがソイツ誰だ?」

 

「うむ、こやつはレンと言ってな、元は"ノーネーム"所属の者だ」

 

「へぇ、じゃあ所属させて欲しいってより再所属ってとこか」

 

「そうだの」

 

「白夜叉様、どうしてレンが"サウザンドアイズ"に居るのですか⁈レンはアリス同様先生と一緒に外界に追い出されたはずなのに!?」

 

「うむ、それはの……「先生が最後の力でギフトを使ってレンを、この"サウザンドアイズ"の店舗の前まで飛ばした、とか?」その通りだ」

 

「ならどうしてアリスは一緒ではなく今回来たのです「私の場合は、八のメンタルケアのために外界に残ったんだ」……か」

 

「メンタルケア?比企谷の?」

 

アリスが言った八幡のメンタルケアという言葉に十六夜は疑問を持った。

 

「あ〜、その話は今度でいいか?」

 

「……仕方ねぇ」

 

「……話を戻すが、レンを再び"ノーネーム"のコミュニティに所属させてやって欲しい」

 

「そ、それはいいですけど……ではどうして今になってなのですか?」

 

「黒ウサギ、お主も知っていると思うがレンの出生と持つギフトはかなり特殊でな、レンが箱庭に戻ってきたときに彼奴からの手紙でこの二人が来てその実力が私の感覚で問題ないと思うまでどうにか匿ってくれと書いてあったのでな。そして、今日その時が来たと言う事だ」

 

「そう言う事だったのですね」

 

黒ウサギは白夜叉から話された話を聞いて漸く合点がいった。

 

「分かりました。改めてレンの再所属の件、私からも引き受けさせてもらいます」

 

「うむ」

 

白夜叉と黒ウサギが話が終わったところで八幡とアリス、レンは顔を見合わせ軽い話をした。

 

「久しぶりだな、レン」

 

「私たちの感覚で言えばよ四年振りか」

 

「うん、久しぶり二人共」

 

「俺がやったヘッドホンまだ持っててくれたんだな」

 

「うん、宝物だから」

 

「大袈裟な」

 

「そうでもないだろ。レンからしたら」

 

「……そうか?なら良かった」

 

思い出話に花を咲かせている三人に対して黒ウサギが、

 

「あの……積もる話もあると思いますがだいぶ時間も経ちましたし、本拠の方に向かいたいのですが?」

 

「あぁ、悪い。じゃあ案内してくれ"ノーネーム"の本拠に」

 

「はい」

 

そして新たにレンを含めた七人と一匹は"サウザンドアイズ"二一○五三八○外門を後にした。

 




ちなみにアリスとレンのモデルは、アリスはpandora heartsのアリスから。
レンは容姿はカンピオーネのアテナを少し成長させた感じの緋弾のアリアのレンと黒の契約者の銀を足して2で割った感じです。
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