神器使えや神器使い!   作:おーり

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お気に入り登録・感想・誤字報告感謝です
…なんかね? 前話だけで句読点とてにをはに関してモノスゲェツッコミ入れてくるひとがいらっしゃったの…。か、感謝です(泣き
ところでクリスじーさんの挨拶に誤字報告してくる方、「今晩わ」でも問題は無いから。ひらがなにすると違和感も無いから。誤字一回拒否ったのだから再度修正点入れなくて良いから。…別の人か?

そしてなんか一瞬だけど日刊ランキングに名を連ねたご様子。35位でした
ホンマヤモン!ウソヤナイモン!ホントニトトロイタンダモン!

ちなみにだけど、前回こっそりとキディグレイドやゲットバッカーズを思い返しながら書いた部分があったけども誰にも触れられなかったのでスルーを推奨(小声



前回までのあらすじッ!
内田と種田が戦線離脱ッ


破壊・擬態・祝福の聖剣「あああぁぁぁァァァァァアアアアアア!!!」

 さらばだ聖剣(エクスカリバー)! 良い人生だったッ!

 

 と、桜の大輪を幻視しつつ花見酒で幕を引くヤブ医者のテンションの如く「圧し折れるかな?」と試して視たわけだけど。

 折ってから今更思い出したけど、前にも2本くらい()ってたわ。

 改めて証明する必要も無かったかねぇ?

 

 まあ、今日日(きょうび)の聖剣って大概が属性付与程度しか施されてない(ナマクラ)ばかりだからねー。

 対悪魔に特化させ過ぎて、本来の錬鉄の在り方や歴史上の『実在』を顧みない。

 剣としての扱いも、『格』としての立場も諸共に不十分。

 何より属性に拘り過ぎて製鉄の段階で技術不足な時点で、常温超電導すら下地に置けないんじゃ『神話劣化』ってな話だよ。造語だけど。

 

 『其れ』を骨格に敷いて、ハイブリッドに『造られた』俺の手で壊せない道理は、ねぇよなぁ。

 アップデート前ならまだしも、ここ数年でヒヒイロカネ錬態調整も済んでるんだから。

 同種の合金か古代神格か、ソレに伴う共振作用でも発する『何か』が出揃わない限り『ほぼ』敵なし、ってのが『俺』なのだし。

 

 つまりは、目下のところ『研究者』っていうのが一番の留意点ってところか。

 

 

「さてそんなわけで。先ずは相手の狙い目を推理していこうか、と思うんだ」

 

 

 ニッコリ哂って柏手ひとつ。

 正義の味方でも悪の組織でも、それを『敵』と認めたなら最初の手筈は決まってる。

 

 『探して狩る』、此れに尽きるのさね。

 

 

「愉しそうですね!」

 

「愉しいね。後顧の憂いなく蹂躙の限りを尽くしても構わない相手が出てくる、というのは、実に愉しい」

 

「本物の悪魔よりも悪魔らしい貌で嗤ってるわね……」

 

 

 リアスぶっちょが引き攣った貌で呟く。

 まさに猛禽の如く、今の俺は微笑んでいることだろう。

 

 ――戦争を、しようじゃあないか。

 ヒトは結局、()()()()()が何処までも好きなんだ。

 善人も悪人も、聖人も罪人も、男も女も、大人も子供も、生者も死者も、鬼も神も仏も、天使も悪魔も堕天使も、誰も彼もが相手を乗り越えて自分が勝ち上がることが何処までも好きなんだ。

 

 難敵? 斃せれば快感を知るだろう?

 天敵? 乗り越えれば実感を得るだろう?

 強敵? 斃さなくちゃお前の大事なモノは奪われるだけだぜ?

 

 宿敵も好敵手も残敵も弱敵も、蹴散らしたい衝動に駆られるのがヒトのサガ。

 望むと望まざるとに己を別けることも無い。

 勝ちたいように勝とうじゃないか、誰だって勝負事は大好きなのだからさ――。

 

 負けるかもしれない? それは負けた後で考えろ。

 獲らぬ狸のなんとやらとも謂うし。

 消極的じゃ勝てるモノも勝てやしない。

 

 まあ、俺の場合は勝つか負けるかじゃないんだけども。

 

 

「いや、それよりもまずは色々と説明が欲しいんだけどよ」

 

 

 と、俺の奮起に水を差すのは、先ほど目覚めたばかりの兵藤先輩。

 説明? と小首を傾げる。

 

 

「状況がな、訳が分からなすぎるんだ」

 

「それは、失神していた先輩の落ち度では」

 

 

 なんで気を失ってたのだっけ。

 ソラくんわかんにゃい (´・ω・)?

 

 

「いやそれは確かにそうだけども! 気づけば青髪とツインテールは帰ったし! 知らない娘がシレっと部室に居るし! そもそも今日は来週に迫った球技大会の部活対抗ドッチボールに関するミーティングがなかったか!? いつの間にか烏丸主体で物騒な話にシフトし掛けてることにイチ学生が異議を唱えるのは間違っているカナ!?」

 

「おお、なんかスゲェ勢いで頭良さそうに言い切りましたね。転生ってやっぱスペック騰がるんですかね」

 

「何気に前までの俺をdisってないかソレ!?」

 

 

 実際のところ、死者の蘇生が眉唾なのでGANTZや亜人や鏡の門(ルッキングラス)理論で語ると『本物の別人』に成っている可能性も僅かながらにあるのだが。

 まあ我思う故に我在りとも謂うし、この場でノリと勢いで生きていそうな先輩の正体と中身がどう在れど、外観には差異が無いのだから別段問題視するモノ(理屈)でも無いか。

 最悪本人が葛藤に嵌まらなければ、其れがスワンプマンだろうがルサンチマンだろうが転生者だろうがⅤチューバーだろうが問題は無いのです。

 

 

「ふむ。それじゃあチーム分けから行きましょうか。まず(まと)として真っ先に狙われそうな兵藤先輩は内野正面、主人公っぽい立ち位置(ポジション)を自覚してもらいつつ敵チームを煽って逝きましょう。当てられるべく投げられる剛速球を正面で受け取ってもらい、主砲・(ブルマ)塔城へのゴロボールによる自然なパスで受け継がせ、至近距離で薙ぎ払わせます。此れで、一殺(ワンデッド)

 

「違う! そうじゃない!」

 

 

 なんで?

 

 

「えっ?」

 

「その本気でわからない顔はヤメロォ! それはドッチの話じゃねーか! そっちじゃねーよ! 説明責任果たせよォッッッ!」

 

「センパイ、ドッチじゃなくてドッヂです」

 

「どうでもいいわ!!!」

 

 

 違ったのか。

 本題だと云うから戦争(クリーク)そっちのけで球技大会のシフトを組もうかと話を引き継いだのに。

 

 

「っていうか、ドッチボールの話題にしたって物騒が過ぎるぞ……! 普通に俺と相手をひとり殺してる……!」

 

「やだなぁ、上手く味方を殺して相手を罠に嵌めるのがチェスの基本じゃないですか。リアスぶっちょだってこれくらい考えられますよ」

 

「其処で私を引き合いに出さないで欲しいんだけど……。っていうかチェスってそんな物騒なゲームじゃないでしょ? ……朱乃、無いわよね?」

 

「自信が無くなってるじゃないですの。……グレイフィア様、無いですわよね?」

 

「木乃伊取りが木乃伊に。無いわけが無いですね、チェスは本来『そういうモノ』です」

 

「……というか私が自然と変態染みた恰好(ブルマ)にされてる件について少し話し(ツッコミ)ませんか?」

 

「皆さん話題が逸れて逝ってますよー」

 

 

 何故か未だに落ち込み継続中の木場先輩は静かだが、最後にアーシアのツッコミでひとくくり。

 だがヒートアップした会議は留まることを知らなかった。

 

 というか狙われそうってなんだよ、という兵藤先輩の疑問符を皮切りに、学内で話題の痴女先輩ふたりにマスコット&イケメン付きの部活動に何故か特例的に入部を許されてる変態じゃないですか狙われないわけが無い、という真実(こたえ)を引き合いに差し出し、未だ貴方の中では私の印象そうですの!? と朱乃先輩に問い詰められ距離を狭められる乳が当たる。そういうとこやぞ。

 っていうか私も痴女じゃあないんだけど!? とリアスぶっちょの臨界が早々に突破し、ブルマがイケメンとの関連とはドッチじゃなくてドッヂがエクスカリバー呑み込んで地球は滅亡する! と議論の題目が方々へと散って往く。

 

 どうしてこうなった。

 

 

「ええい! しーずーまーれー!!!」

 

 

 鎮まれ鎮まれぃ! と最終的にミッテルトの絶叫が響き渡った。

 きっと前世は助さん。……格さんだっけ?

 

 

「話が進まないし纏まりもしないのでアタシが議長を務めるッス! 文句あるか!?」

 

「「「「「ナイッス」」」」」

 

 

 誰ともなしに、そう云った。

 そういうことと、なった。

 

 

 

  ■

 

 

 

「改めまして、ルフェイ・ペンドラゴンです! ペンドラゴン家の末裔、ということになっている家系の娘です! 兄の名はアーサーです!」

 

「まあ、見た通りに色々と属性過多な魔女っ娘だよ。設定的には明らかに無理くり後付けされた感が極まってるけど、本人が言うように表向きの話だから。だからさっきの話で通じない理屈(部分)があることを分かった奴はアレだ、察しろ」

 

「どういうことなの……」

 

 

 とりあえず、球技大会のミーティングに関しては今は良いらしい。

 どうにも生徒会の面々との顔見せも含めて色々と予定が入っていたらしいが、人吉善吉のパチモンみたいな先輩を通じてまた後日の申し送りと相成った。

 まあこっちの事情がゴタゴタし過ぎて整理ついてないからね。仕方ないね。

 しかしチラと見えた支取の会長&真羅(マーラ)の副会長は何故にテニスの恰好を。

 

 さておいて。

 なので、問われた新参少女の説明から話題は入る。

 

 しかし茫然と呟くリアスぶっちょの反応を顧みるに、理解の追い付いていない部分が彼女にもあるらしい。

 察したらしいグレイフィアや、元からそこそこ知っているアーシアなんかは黙しているのだが。

 

 ……あっ、これアーシアの場合はこの場から移動したくないだけだな?

 彼女、姿勢が楽なのか俺の胸元から顔を上げようともしねぇ。

 

 

「うーんと、アレですよ! 要するにヴァチカンも絶対的な立場じゃないっていう話です! 悪魔討伐こそ推奨してますけど、実際に動員掛けようとすれば戦争になるのは目に見えてますし!」

 

 

 そもそも今回のバルパーみたいに、他にもヴァチカンって被害を出し過ぎてるんだよなぁ。

 人類救済または安寧が教会の本分なはずなのに、対抗戦力確保のために人材の使い潰しが罷り通っちまった。

 そういう本末転倒を行動で示してしまったから、さぁ大変。

 ヴァチカンは求心力をとっくに失ってますよ、と謂う話。

 

 そりゃあ別の信仰としてアーシアに傾くのも仕方がねぇわ。

 教祖で信仰対象が美少女だもん。誰だってそうする。俺だってそうする。

 

 

「『戦う力』だけを求める時代じゃ無い、という話ですね! 大事なのは『国民が安全に日々を暮らせること』ですし、防衛力としてでも分かりやすい『戦力(エクスカリバー)』なんて今更要らない子の筆頭ですよ! 在れば便利かも知れませんけど!」

 

「ああ、だから折っても何も言わなかったのですわね。いえ、折れる方も折れる方ですけど」

 

 

 姫島先輩が、とてつもなく何か言いたげな目をこちらへ向けている。

 折れるんだから、良いじゃん。

 

 

「えーと、一応聞いておきたいんだけど、烏丸とはどういう関係なんだ? そもそも烏丸って教会? バチカン? の所属だろ?」

 

 

 兵藤先輩は、どうにもチラチラとルフェイのスカートに目を向けながら、自分でも把握していなさそうなことをおっくり返しひっくり返し問いかけていた。

 まあ、元気っ子だからね。ごちうさのチマメ隊レベルの。

 動くたびに色々とピョンピョンする娘だから、男の視線が向けられるのも致し方ない。

 

 でもアンタ胸のでっかい娘が好みなんでしょ?

 それとも女子なら誰でもイイの?

 それっぽい疑惑は僅かながらにあるっちゃああるけども。更衣室覗きとかさ。

 

 

「関係ですか? ソラさんの師匠のお友達の伝手で師事をひと時受けたことが……」

 

 

 云いながら、自分でも立ち位置を行方不明に置きかけているご様子。

 多分言葉も若干間違っている。

 

 言葉尻が窄み、元気が失くなっていきつつも。

 悩みで湯気が上り始めた頃、ようやくピンと来たのか顔を上げた。

 

 

「! お母さんがソラさんの再婚予定です!」

 

「どういうことですか」

 

 

 うわ、びっくりした。

 

 控えていたグレイフィアがずずいと傍で問いかけてくる。

 というか、部内の視線は自然と俺へと向けられている。

 えー……、俺が説明するの?

 




【悲報】烏丸、人生敵しかいない【ルナティックモード確定?】
だがしかし、本題が、片付かない…! あと議長務めてるはずのミッテルトたんが空気

なお烏丸視点での『ニッコリ哂って柏手ひとつ』が判り辛いというお方は、クロス先5巻での某魔女さんの「新しい眼鏡をつくろう!」をご参照いただければ近しいです

あとイリナの挨拶が不十分だったご様子でイッセーに幼馴染と認識されていないっぽい
まあ、再会したら悪魔で変態だったらね…目も合わせたくないよね…。あっ、変態扱いまでは知らないか?

ヴァチカン云々は現実ともリンクしてる感が微レ存
いぇーいマリア様見てるー?www
地方神父が世界中で児童虐待しまくってた話見てたー?www
…ホント笑えねぇわ

次回、オリジナル設定挟みます
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