神器使えや神器使い!   作:おーり

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感想「これはアウト」
感想「素直にR18に戻ってくれば?」
感想「運営通報対象発見したわ。見逃されたくば後は、わかるな?」

作者「あああああああああああああああああああああ」


大体こんな感じの感想欄
おーり は はっきょう した !

直接描写無いじゃない! チ●●もマ●●もセ●●●のセの字も無いじゃない!
要するに見方によってはマッサージをしていてグレイフィアさんがそれに離れられなくなっているという見方だってできるじゃない! NTRじゃないかもしれないじゃない!!!

謂わばシュレディンガーの烏丸。直接ヤベーコトシタとは描いていないのに想像力が豊かな読者だぜ
罰としてレイヴェルのシーンはカットだ!
話を進めるぞオラァン!



おーり「なんで?」

「――闇の力を秘めし()よ、真の姿を我の前へ示せ。

 契約の下、イソラが命じる――。

 

 レリィーーーーズ!!!」

 

 

 瞬間――、

 

 闇が、噴出した――。

 

 

『「『「『「 ギャハハはっはハハハはっはァァァアア!!!

 

  アアアアアアアアアアアワアアアワワッァワッァアアアア!!!!!

 

    いやあああああああああああ!!!

 

    アアアアアアアアアアア

 

   アアアアアァァウァワッァァアアアッッッ!!! 」』」』」

 

 

 背筋も凍るような悲鳴が、腹を殴りつけるような怒号が、泣きたくなるような怨念が、

 

 絶望が、絶叫が、慟哭が、悲嘆が、憐憫が、憎悪が、劣情が、悔恨が、殺意が、恐怖が――。

 

 ――ありとあらゆる人間の負の感情が、その『一枚の絵画』から一斉に噴き出したのだ。

 

 

 それを為したのが『魔法少女のコスプレ』をした褐色肌の、美女に見えるように『女装している少年』であるのだから、世の中は本当にわからないことばかりである。

 

 全く以てあの野郎と云えば。

 冗談みたいな恰好で、冗談みたいな科白を吐いたかと思えば、

 冗談と思いたい結果を出してくれるのだから、手に負えない。

 

 地獄かな。

 アザゼルは他人事みたいに、目の前の状況を見渡して独り言ちた。

 

 ヒトは其れを、現実逃避と云う。

 

 

「みっ、ミカエル様ぁ! 下がってぇ! 此れ不味いぃ! 黙示録かも知れないぃ!」

「は、はは、ははは、だ、だいじょうぶですよ、ガブリエル、二天龍が暴れた時と比べれば、このくらい……!」

「こ、声が震えているぞミカエル? なぁに、冥界はこれくらいの怨霊や悪霊いつも見る風景さ、簡単に、消せる……!」

「お兄様も脚が震えてるけど、それ武者震いかしら?」

「人間界ヤバいよう! ソーナちゃん今直ぐ帰ろう!?」

「こんなのが平常だと思わないでよお姉ちゃん!」

 

 

 天界代表と悪魔代表が揃って使い物にならない。

 見事にパニックに陥り、駒王学園グラウンド(現場)は混沌の巷と化していた。

 

 

「……おいヴァーリ、お前の神器ならイケる……ヴァーリ? あれ? どこ行った?」

 

「――すまないアザゼル。俺には、無理だ……ッ!」

 

「あっアイツ!? 気が付けばずっと遠くに! 野生動物並みの危機意識働かせてんじゃねえよ! ご自慢の闘争本能はどうした!?」

 

 

 白銀の鎧を纏った少年が、誰よりもずっと遠い、校舎の屋上へと駆け上っていた。

 解放実験の開始時、つまり詠唱最初には隣に居たはずなのだが。

 

 

「とりあえず、埒が明かないわ。ソラー! どうせ貴方なら、それどうにかできるんでしょーう!?」

 

 

 唯一平然としていたリアスが、声を張り上げて呼びかける。

 耐性でもついてるのかもしれないが、この場に『それ』をやらかした張本人がいるから安心しているのかも知れない。

 

 そしてその張本人はと云うと、

 

 

「もっちろーん、むわぁーかせてっ☆」

 

 

 と、めがっさ調子に乗っていた。

 腹立つ☆

 

 

「さてさて、事前に何かしようものなら説明先にしろ、って言われましたので説明しよう!

 

 こちらに取り出したるは『ある魔法』を封じ込めた1枚のカード。

 所謂【呪符】と同じようなモノ、え、判り辛い? グリー●アイランドの魔法カードと同じと思えばいーよ。

 

 これはとある『解放ワード』を唱えることで効果を発揮し、事態を収束するのに一役買える優れものなのであります(ケ●ロ軍曹風」

 

 

「悠長に喋っておらんではよ鎮めろ! ヤベェぞその後ろの!?」

 

 

 怨霊の怨念が濃さを増して、見るからに今から第二段階へ進化します、とでも言うかのように変貌が進む。

 喩えるなら、ナックルと対峙したモントゥトゥユピーの見開き頁(変貌)に近い。

 絶望感が、凄かった。

 

 危機感を煽られたアザゼルは、勿体ぶる烏丸(ver魔法少女風コスプレ褐色美女)へ言を飛ばしていた。

 わかる。

 

 

「――おーらい。解放しますぜ、超重力子三極同時渦動励起術式――、

 

 『 三 千 大 千 世 界 』!!!

 

 

 

『「『「『「 ギャハはァァァ――アアァ!?  ア、アアアアアアアアアアワアアアワワッァァアアアアアアアアアアああああああああああアアアアアアアアアアああああああああああアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!?????????????????」』」』」

 

 

 ――ひっどい。

 

 

 瞬間現れた三っつの黒い球体が、怨念の外側を巡るように旋回し、ベリベリバリバリと超高速で分解して征く。

 

 引き剥がされたそれぞれは粉微塵となって、ブラックホールのようなそれに巻き込まれて消えて往く。

 

 烏丸の言葉が真正ならば、それらは間違いなく『星』と同等のそれであると伺える。

 

 

 色々と推測は立つが、アザゼルが最初に見立てた感想は最初の一言だ。

 見る間に削られ消失して逝くそれらを睥睨して、彼らは一様に茫然と見送るのみであった――。

 

 

 

  ■

 

 

 

「――和平を結ぼうじゃないか。急いで」

「「異論は無い」」

 

「おぅ? すごいトントン拍子で話が進んでいるようだねぇ。なんだいなんだい、何かいいことでもあったのかい?」

 

「出たな。諸悪の根源」

 

「諸悪の根源!?」

 

 

 心外だ、とでも謂わんばかりに鸚鵡返しで驚愕する。

 

 会談の場に、着替え終えた烏丸が駒王の制服で現れた。

 場はと云えば、会談が烏丸の言の通りにトントンで進んでいた。

 それを遮られたから、ではないが、アザゼルは呑気に現れた少年に思わず本音を吐いていた。

 

 堕天使総督(アザゼル)の提案に大天使長(ミカエル)魔王(サーゼクス)が同句同音で頷いて、同席していた駒王学園在学のリアスとソーナは異論も無しに苦笑している。

 平和(ゴキゲン)な会談だ――。

 

 

 さてこの場に居る面子だが。

 冥界側は、駒王学園在学生のリアスとソーナ、そしてその眷属一同。

 大会議室を使っているのだが、部屋が狭いくらい大人数だ。

 なおそちら側にオカルト研究部員一同が揃っているので、アーシアやミッテルト、レイヴェルにグレイフィアも其処に並んでいる。

 

 魔王はサーゼクスだけではなく、黒髪のコスプレ少女もいる。

 何故か、烏丸にキラキラとした眼差しを向けている。

 嫌な予感がする。

 

 アザゼルの背後には白龍の鎧、ヴァーリ・ルシファーと名乗った今代の白龍皇が。

 ミカエルの背後には美少女寄りの美女天使がひとりと、何故かゼノヴィアにイリナ。

 そして白髪おさげの、小学生くらいの少女がそれぞれ控えていた。

 

 

「お前の言う通り、話は纏まってるからな。ちょいと雑談にでも移るか、

 

 ――なんだよアレは、あんなの見せられて『相手の腹を探る』だとか『良い条件』とか狙うか馬鹿か……!」

 

 

 アザゼルの言い分は完全にクレームである。

 同じ立場のミカエルにサーゼクスも、似た様に苦笑するに留まった。

 

 

「怨念物理で削るとかねぇよ! 魔力感知も無かったぞさっきの! どういう代物だ魔法って嘘だろ!?」

 

「そういやコカビエルはどうだった? 生きてた?」

 

「質問に答えろよ!?」

 

 

 懊悩から思わずツッコミを入れたが、雑談と提示したのはそもそも自分だ。

 なので、大人なアザゼルは努めて静かに、

 

 

「……生きてたよバカヤロウ。ていうか生かせておく方が拷問じゃねえのか、ってくらい衰弱してたよ。今後数十年から数百年懸けねぇと生来の実力には戻れねぇだろうな、アレぁ」

 

「そいつは重畳」

 

「クソ外道か。やらかしたのはあいつ自身だから、これ以上は文句も云えねぇけどよ……」

 

 

 そもそも、今回は『封印されしコカビエル』を引き渡す用件の方が烏丸の中では重視されていた。

 やるべきことをやったので彼自身は心持ちスッキリとしている。

 コスプレと女装の意味は果たしてあったのだろうか。

 

 そしてそんな烏丸のどこ吹く風な感想に、思わずアザゼルもツッコミを入れざろう得ない。

 的確に、彼の本質を捉えていたとも云える。

 

 

「おいミカエル、コイツほんとうに大丈夫なのか。此処まで好き勝手させて、責任管理どうなってんだ」

 

「いえ、彼は彼で、それなりに事態の収束にも働いてくれてますから。それに、相応に物事の善悪くらいは判断していますよ。……いますよね?」

 

「信用なーい」

 

 

 ケラケラと嗤う。

 烏丸はキチンと答えなかった。

 

 言質取らせねぇつもりか。

 アザゼルは掴みどころのない少年に、本気で戦慄した。

 組織長であるミカエルが子ダヌキに見えるくらいの大ダヌキである。

 

 

「というか、俺の直属の上司って今日は来て無いの? なんで? さぼり?」

 

「ああ、ウリエルは……ええ、貴方に会うと問い詰められて泣かされると言って逃げてます」

 

「おい」

 

 

 一瞬言い淀んだが、烏丸の言う通りなのでミカエルは明け透けに答えた。

 アザゼルのツッコミが空しく響く。

 

 ミカエルはそんなアザゼルから顔を逸らしたので、詳しい所を本人に同句で尋ねることにした。

 

 

「おい?」

 

「いや、だって教会じゃウリエルって未だ堕天使扱いなのに、なんで四大天使長に選抜されてるのかな、って。本人に訊いただけだけど?」

 

「クソ外道か」

 

 

 先と同じ感想が出た。

 そして同じように戦慄を覚えた。

 

 

「えっ、ウリエル様って、そうなの……?」

 

「むしろなんでお前が知らないんだイリナ。本当に教徒か?」

 

「イリナさん、ウリエル様は千年以上前に『強すぎる』『信仰を主以上に集めすぎる』という理由で、教会から正式に堕天使に認定されたんですよ。今でもそれは解かれていません」

 

「理由酷くない?」

 

「まあ、聖書陣営だからなぁ……」

 

 

 三人娘らが呑気に会話していた。

 締め括ったのはゼノヴィアだが、それを自分らで云うのだから中々に手酷い話だ。

 

 

「あ、どっかで見た貌かと思えばトスカじゃん。元気? 聖書の粗、今日も探してる?」

 

「お久しぶりですソラさま。はい。先日も神父さまをひとり泣かせました」

 

「こえーよお前ら。それが今の教会のデフォルトなの?」

 

「いえ、彼女らくらいですよ、これくらい特殊なのは……」

 

 

 まさか日に何度も戦慄を覚える日が来ようとは。

 アザゼルは平然と烏丸と会話する、白髪の少女に慄いていた。

 ミカエルの科白には説得力は無いが、彼女が彼女的に教会に食って掛かれていることにはそれなりに理由がある。

 

 

「今日はミカエルさまのお供をすることを口実に、イザイヤに会わせてもらえると聞いたので」

 

「へぇ。誰?」

 

「それ僕だね」

 

 

 ひょい、と手を挙げたのが木場だ。

 とはいっても、烏丸が来る前に多少の再会は済ませてあったので、今更特別何かあるわけでもない。

 

 

「木場先輩、別の名前があったんすね」

 

「それ、キミには言われたくないかな」

 

 

 本当である。

 

 

「ミカエル様ぁ、宜しいですかぁ?」

 

「? ガブリエル? 何かありましたか?」

 

「ガブリエル?」

 

 

 と、天使長らの遣り取りに、烏丸が怪訝な顔を見せた。

 

 その様相には大概の者らが疑問符を浮かべたのだが、

 

 

「……いや、お前、ハニエルじゃなかった?」

 

 

 続けられた、『彼女』の顔を見た烏丸の言葉で、猶更疑問は広がり、

 

 

「そうそう、そうだよね。ガブリエルちゃんはもっと別の人だったはずだよ?」

 

 

 と、セラフォルーの科白で、駒王在学生らが一様に驚いていた。

 

 

「……そうだな。ミカエル、どういうことだ? そちらで何かが起こっていたと云うのならば、説明が欲しい」

 

「ああ。触れなかったようだから放置していたが、事の序でだ。言質まで出ちまったのだから、詳細は知っておきたいな」

 

 

 サーゼクスとアザゼルが、ここぞとばかりに追及を始めた。

 

 会談時は烏丸の脅威で事を早めに推し進めたが、余裕が出てきたら話は別だ。

 しかも、それを突いたのは他でもない天界の陣営自身。

 其処に乗らない話は無い。

 

 しかし、

 

 

「構いませんぅ。私としてはぁ、何も咎められることでもありませんからぁ。

 

 ――皆様ぁ、改めましてぇ。

 

 『ガブリエル』を襲名しましたぁ、元『ハニエル』で御座いますぅ。

 

 何卒宜しくお願い致しますぅ」

 

「「「襲名?」」」

 

 

 間延びした語尾の、特徴的なのんびり加減の少女の自己紹介に、代表者一同が驚いた。

 驚いた、が。

 

 

「……ああ、そうか。そう考えれば、ある、のか……?」

 

「ええ~? それならそうと言って欲しかったのになぁ~」

 

 

 元より、冥界では二代目三代目の悪魔貴族が居る。

 サーゼクスやセラフォルーからすれば、思いのほか単純な理屈で、早くに納得が出来た。

 

 しかし、初代からずっと『本人』であるアザゼルからすると、違う。

 

 

「……ミカエル、何があった? 元ガブリエルとやらは、何処に行ったんだ?」

 

 

 天使だって死ぬが、名を馳せた彼ら彼女らは一種の『神格』だ。

 ウリエルが協会認定で堕とされたために、未だ天使長という『立場』に収まっていられるように、彼らは神話を主張するに足る『立ち位置』を揺さぶられても、相応に強靭な存在性を確立できる。

 

 それが代替えするとなると、相応の事件があった、としか見立てられない。

 

 

「……わかりません。最近、東京の一角で『召喚』されたらしいのですが、それからなんとも……」

 

「……そうか。チッ、まさか、奴らか……?」

 

「アザゼル? 何か……?」

 

 

 実は『眩桃館』という名のある骨董屋の魔女が拘わっていたりするのだが、

 

 それはさておき。

 

 

「それよりもぉ、覚えていてくれたのですねぇ、ソラ様ぁ」

 

「「「「「「「「様ぁ?」」」」」」」」

 

 

 何故か、彼女の言葉に、場に居た数名の少女らが耳聡く引っ掛かる。

 なんとなくだが、その理屈を推して測れる烏丸が、其処に居た。

 




挿絵のガブリエルさまが処女懐胎とかできると思えない

ので、こういう理由で。原作挿絵でマイクロビキニ着ていたおんにゃのこそのままのイメージですからご安心を。改ざん無し!

悪魔だって二代目三代目おるんだからぁ

と書いてみたけど、アザゼルが気になるのも納得できるので、

ウリエルの立ち位置と比較して設定練って見た。

実際、ウリエルって二つ名が『地獄を見張る者』とかなってるから、

実力発揮すれば冥界くらいひとひねりのはずだヨ! なにせ太陽の化身だからね!


ちなみに元ガブリエル様は某魔女さんの蘊蓄になってます@クロスオーバー
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