自我が芽生えた者と王道でない者に祝福を! 作:シャイニングピッグEX
アストレイはアイシィと別れ再び女神のいる空間へ戻ってきた
「戻ってきたか....」
「すいません、私一人の力ですとここまでが限界です」
「いや、謝る必要はない。 むしろ感謝している 最後に....彼女に.....アイシィに合わせてくれたんだ。 ありがとう」
「そう言ってくれますと助かります」
「それで、今から向かうその異世界の状況はどうなってますか?」
「はい、現在は両者とも戦っているのですが落ちず落とされずの状況です」
「俺以外にも異世界に行った奴はいるのか?」
「はい、アストレイさんの前にも沢山の人が異世界に行きました」
「そいつら、チート?だったか?を貰ったんだよな?」
「はい、一人一つ与えてます」
「なのに、攻めきれないのか?」
「....はい」
「そいつら一体何をしているんだ....」
「殆どの人がチートを持っている俺強ぇと慢心して死んでます」
「他は....」
「始まりの町から殆ど動かない自称勇者と前の人は女神を連れて行きましたね!」
「女神を? それならすぐに魔王も倒せるはずだが?」
「それがその....女神様の頭に問題がありまして.....」
「......馬鹿なのか?」
「超が付くほどの.....」
「......俺が使っていた装備は持っていけるのか?」
「はい、ちゃんと持っていけます」
「わかった、俺をすぐにその異世界に送ってくれ」
「あの、特典の方は?」
「必要ない、この装備があれば十分だ」
「と言われましても。 決まりでして」
「ならば、お前が勝手に決めろ」
「わかりました。 では送ります」
女神との会話が終わるとアストレイの足元に魔法陣が広がる
「では、英雄 アストレイよ。 どうか、私達の世界を救ってください」
「.....わかった」
アストレイは魔法陣が眩い光を放ち消える
「さて、彼に与える特典を考えないと....ん?」
女神は特典が書かれている本を開くとある一ページに目をつける
「形態変化?こんな特典ありましたっけ?」
女神は形態変化の概要を読み進めていく
「こ、これは!.......これにしましょう。 いえ、これしかありえませんね」
女神は本を閉じすぐに作業を始める
「ここが異世界か.....随分の活気があるな。 前線というより後ろの町といったところ 最初から前線に送らずある程度強くなってから行けということか?」
アストレイがその場で考えていると
「おい、兄ちゃん! あんたこの町に来たばかりか?」
「あ、あぁ、ついさっきここに来た」
「そうか! ならばギルドに行くことを進めるぜ! ギルドに行けば冒険者登録ができるからな! 場所はあそこだぜ」
「わかった、それではな」(まずは、ギルドに行き冒険者登録をすればいいのだな)
アストレイは男に指をさした建物へ向かう
アストレイは建物の中に入る
「いらっしゃいませ。 依頼はあちらに冒険者登録はこちらになります」
「すまないが冒険者登録をしに来た」
「でしたら千エリスいただきますがよろしいでしょうか?」
「ふむ、少し待ってくれ」
アストレイは今着ている服のポケットを調べると何も入っていないはずがなぜか硬い物がはいっていた
「これでいいか?」
「はい、ちょうど千エリスですね。 それではこの水晶に手をかざしてください。 現在のステータスが表示されます」
「わかった」
アストレイは水晶に手をかざす
「ななな、なんですかこれ?! 殆どのステータスが限界値を大幅に超えてる?! これなら全部の職業に.....あれ? 職業が表示されない? 特殊職業?なんでしょうこれ?」
受付は特殊職業の文字を押してしまった
「え? え?」
受付は特殊職業を見てしまった
特殊職業の先にはただ一つだけ職業が表示されていた
その職業の名は『英雄』
ただ一つであった
「え、英雄ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」
受付の大きい声にギルドにいた冒険者は驚く
「英雄だって?!」 「英雄なんて職業あったか?」 「俺、聞いたことがある。 ある条件下でのみ表示される職業でその条件が世界を救ったという条件を達成した人だけがなれる職業だ!」
「えっと、それではあなたを我々冒険者ギルドは歓迎します」
「すまないが、すぐにクエストに出たい」
「はい、ではあそこのボードにクエストが張られていますのでそこからクエストをもってもう一度カウンターにお越しください」
アストレイはボードの前に移動する
「ふむ、だいぶ残っているな」
クエストボードには沢山のクエストが張られているが殆どが上位と呼ばれるクエストだった
「その、冒険者になったばかりの人にお願いするのはおかしいと思うのですがどうか上位のクエストをやっていただけないでしょうか?」
「お前は.....」
「あ、私、ルナっていいます。 それでお願いやっていただけませんか? あ、強制ではないので」
「ふむ、上位だろうが殺すのは変わらないが殺した後をどうするか迷っていてな」
「討伐した後は冒険者カードを見せていただければ大丈夫です。 冒険者カードには討伐したモンスターが数として表示されますので」
「わかった。 それでは期限が近い奴から見繕ってもらっていいですか?」
「あ、ありがとうございます! すぐに作ってきますね!」
ルナは小走りにカウンターに戻っていった。
「さて、この世界のモンスターはどのくらい強いかな」
アストレイは一人そうつぶやく