自我が芽生えた者と王道でない者に祝福を! 作:シャイニングピッグEX
依頼を終えたアストレイはアクセルの町近郊の草原まで戻ってきていた
「こうやってゆっくり歩いたり景色を見たりする事がなかったから新鮮だな」
「.....できればアイシーと見たかったな....」
アクアァァァァァァァ!! 助けてくれェェェェェェ!!
(駆け出しか? 助けるか)
右手にビームライフルを装備しジャージ姿の冒険者を追いかけるジャイアントトードを狙い撃つ
うわぁ?! なにいまの?! ファンタジー世界にビーム?!
「大丈夫か?苦戦していたから助けたが....」
「あんたが助けてくれたのか!!ありがとう、助かったよ!! それに比べてこの駄女神は」
「なによカズマ!私だってできるわよ!見てなさい!!」
「あ!アクア!また食われr「ふぎゅっ!」あ、アクアァァァァァァ!!」
「ジャイアントトードに打撃は効かないのに何であいつは打撃で行った?」
アクセルの町 冒険者ギルド
「さっきはありがとう。俺の名前はサトウ カズマ、それでこっちが」
「清く、美しい水の女神のアクアよ!ほら、崇めなさい そしてシュワシュワをおごりなさい!」
「女神を自称してるだけだから気にするな」
「自称じゃないわよ!」
「そうか、俺はアストレイだ」
「アストレイ?珍しい名前だな外国人か?」
「外国人?いや、違う。俺は.....」
アストレイは転生する前の世界の事、転生した理由をカズマに話す
「なんか....すいません」
「なぜ謝る?俺が望んでやった結果だ」
「いや、俺なんか女子中学生がトラックにひかれると勘違いして実際はトラクターでショック死だから」
「勘違いだったとしても誰かを助けようとした行動は称賛に値する。恥じる事はない」
「アストレイ.....なんか、元気出てきたわ。ありがとな」
「事実を言っただけだ」
「ちょっと!私抜きにして何話してんのよ!!」
「ちょ、アクア!急に飛び込んでくるんじゃねぇ!」
「あんた達だけで話し込んでるのが悪いじゃない!!」
「さて、俺はまだやる事があるから行く」
「あ、アストレイ!また明日話したい事があるんだ!」
「わかった、明日ここで合流しよう」
アストレイは席を立ちあがりギルドを出る
翌日 冒険者ギルド
(カズマ達は.......まだ来てないか)
「すまないが訓練所を使うことはできるか?」
「おはようございます、アストレイさん。 訓練所は使えます 今は誰も使っていません」
「わかった。すまないがカズマ達が来たら教えてくれ」
「わかりました。アストレイさんくらいですよ、訓練している方」
「腕っぷしに自信があるのか訓練もせずに冒険に出られてっとすいません。関係ないですよね」
「気にするな。それじゃあ頼んだ」
ギルド内 訓練所
(打ち込み用に案山子と的以外何もないな)
スゥゥゥゥゥゥゥゥ....フゥゥゥゥゥゥゥゥ....
アストレイはガーベラストレートとタイガーピアスを両手に持ち構え深呼吸をし動き出す
「フッ!ハッ!ッ!!」
アストレイの動きは何かを相手しているように動き 何も受けていないはずの腕や体に痣が出始める
(やはり、生身と機械じゃ動きが違うな。 アンドロイドとはいえ人間に近い構造のアイシーがこれで今まで戦ってたんだ。さすがだな)
アストレイの目の前には何もいないがアストレイにはしっかりと見えている
時計塔六階で戦った相手ダハールの姿を見ている
(やはり、慣れないこの姿じゃいきなりダハールは厳しいか....)
アストレイは構えを解くとダハールは霧散し汗を拭く