オアー!艦これとアズレンのイベント始まっちまったァ〜!?
更新がよォ〜遅くなるぜェ…
ご都合展開あるゾ
『さァチーム交渉タイムは終了し、総勢12組の騎馬が出揃ったァ!』
『ヒーロー活動でも、時には見知らぬヒーローと連携を組むことを要される。それぞれの個性を把握し、急造チームでも連携する事が必須な訳だが…2組ほど面白いのが居るな。』
『だなぁミイラマン!1つは緑谷んとこ、もう1つは合計ポイント630!龍征率いる騎馬だな!A組とB組、そして普通科の生徒も取り込んでの参戦だァ!こいつぁおもしれえ!』
前騎馬は頑丈な鉄哲、左側が茨ちゃん、右が心操、私が上で騎首を務める。
「3人とも、私重くないか?」
「全然大丈夫だ!」
「舐めんな、これくらい問題無い。」
「御姉様、それでは計画通り…」
「ああ、頼むぜ3人とも。」
『それでは第2種目、騎馬戦!
レディー…スタァートッ!!』
騎馬戦のフィールドは12の騎馬が動き回っても問題ないほど広さがある。
今回は騎首が落ちても騎馬が崩れても組み直せば復帰可能のルールなので、持ち点の多い私達が取れる手段は基本的には防衛戦、守りと回避を余儀なくされる。
「私達に機動力は無い、けど他の騎馬…主にA組連中の個性から考えて、やりそうな事は大体予想がつく。」
例えば轟の騎馬、エンジン持ちの高起動な飯田を始め、広範囲を電撃で牽制できる上鳴、そしてザ・万能個性の百、轟本人も氷が脅威だ。唯一サポート科を味方に付けた緑谷(1000万)だけが不確定要素だけど…背中のバックパックとお茶子の履いてるごてごてした靴で大体何をしたいのかは分かる。今にも無限の彼方へ行きそうだ。
事前の打ち合わせで、B組の足止めの得意そうな個性について情報も得ているし、ある程度は対処できるといいんだけど…
『開始早々、殆どの騎馬が1000万の緑谷を狙うゥ!!』
「と、思うじゃん?」
「クソ金髪女ァァァ!」
殆どが1000万を狙う中、雄叫び上げながら私たち目掛け突っ込んできた。
言わずもがな、爆豪だ。しかも1人爆風で空を飛んでやって来た。
「テメェ!さっきはよくも邪魔してくれたなァ!ぶっっっ殺ォすッ!!」
「アンタが崖から落としたせいでしょうが…!」
「うっせェ!落ちるテメェが悪ぃわ!」
「超・暴・論!!」
空中で私のハチマキを掠め取ろうとする爆豪の手を払い、目くらましも兼ねて火炎放射。
少しだけ怯んだと思ったのもつかの間、落下して地面に着く直前に爆豪は何かに引っ張られるように後ろへ吹っ飛んだ。
「初っ端から飛ばし過ぎだ爆豪!」
「龍征のトコ、前騎馬までダダ被りかよォ!?」
「帝ちゃん、ハチマキ寄越せ~!」
騎馬は三奈、瀬呂、切島ね。爆豪を引っ張ったのは瀬呂のテープだな。飛んでく爆豪を着地前に回収する離れ業、主審のミッドナイト曰くテクニカルなのでOKだそうだ。
『A組緑谷、下がダメなら上かよォ!?サポート科と個性の賜物で、優雅に空を飛ぶゥ!』
私達がいがみ合ってる間に緑谷は追っ手を躱し空へ逃げた。
普段オドオドしてる割に頭回るよねあの子。オールマイトからも目を付けられてるらしいし、優秀なんだ。身体ぶっ壊す個性は頂けないけど。
その時、ひんやりと白い空気が漂う。そう遠くない位置でチカチカ視界の端が光った。
「茨、鉄哲、予定通りに!」
「おう!」
「はいっ!」
すかさず茨の蔓が地面を伝って鉄哲の脚まで届き、地面に固定。更に伸びる蔓は鉄哲以外をバリアのように覆う。
「無差別放電、130万Vォッ!!」
その直後、上鳴の放電が辺り一帯にぶちまけられた。周囲の騎馬は軒並み感電してビリビリ悲鳴を上げてる、透の所で騎馬をしてる響香も言わずもがな。
「ぐぎぎぎぎ…ッ!!」
「鉄哲、どんな具合!?」
「問題ねェ!塩崎の蔓が殆ど地面に流してくれてっからなァ!」
「よっしゃ、なら大丈夫。放電で足を止めたら次は…」
着地する緑谷を追って走る轟の騎馬、百の右腕にある避雷針から今度は氷が地面を伝って伸びて来て、痺れて動けない騎馬の脚を凍らせていく。
「鉄哲、頭下げろ!」
「おっし……ほあッ!?」
迫る氷の拘束、それは私が炎で溶かすしかない!進行方向から氷は来ているのだから、必然私は鉄哲の頭の上から身を乗り出して、火球を目の前足下に炸裂させた。
火球の熱を避けるように氷の地面は形成されて、私の騎馬は難なく危機を脱する事ができたよ。
なに?胸が頭にのしかかってた?黙らっしゃいそんな些細な事気にしてる暇はねえんだよ!
「ラッキースケベは嬉しいけどよォ、女ならもっと慎みを持ちやがれ!」
「…また耳郎にどやされるぞお前。」
「ぴぃっ!?それは勘弁して!」
◆
「やっぱ凌ぐか、龍征。
やはり警戒すべきはあのチームだな。」
「轟さん、今は1000万ですわ!幸いあちらの騎馬に機動力はありません、今のうちに例の作戦を!」
「…分かってる。取るぞ、1000万。」
「ヨシ来たァ!」
「ああっ!」
◆
轟の野郎、氷でバリケード作って意図的に緑谷の騎馬と一騎打ちする構えか。
轟の氷の拘束をいち早く察知し避けた私達はひとまず固まって動けない騎馬からハチマキを幾らかちょろまかして、暫定2位の座に着いていた。
「透、響香悪いね。貰ってくよ。」
「わー!?」
「帝!?させるかっ!」
「守ります…!」
響香のイヤホンを茨の蔓で牽制させ、そそくさと他の騎馬へ。つーかさっきから後で騎馬やってる口田がずっと顔赤いんだけどどうした?
「……!…!!」
なんか凄い狼狽えてる、マスコットみたいで可愛いよね、彼。
「御姉様、左です!」
「…あーあ、やっぱ凌ぐか。防御に秀でた塩崎さんがいるもんなあ。」
咄嗟に伸びた茨の蔓に手を引いて、私の死角に立つ騎馬。こいつは鉄哲が言ってた要注意人物…
「確か物間だっけか。」
「二人から聞いたのかな?宜しくね龍征さん。
この前は貴重な話をどうも有難う。」
ちょっぴりダウナーな雰囲気を漂わせる男、物間寧人。個性は〝コピー〟、触れた相手の個性を5分間使用可能らしい。厄介な奴だな。
「その調子だと、僕の個性はバレてるみたいだ。
残念。君の個性、面白そうだから本命相手する前に借りたかったんだけどね。」
「本命?それってまさか…」
「クソ金髪女ァァァァッ!!」
「なんかデジャヴだ!?」
懲りずにまた1人で特攻仕掛けてきた爆豪、物間はにやりと笑って弾丸みたいにこちらへ飛んでくる爆豪から器用にハチマキをスり取った。
「んなッ!?」
「単純なんだよ、A組。」
どうやら物間の目的は最初から爆豪のポイントだったようだ。私に突っかかる素振りを見せて、爆豪の闘争心を煽る。中々の策士よのう。つーかアイツが直情的なだけ?首席取るくらい頭いいのにね。
再び瀬呂に回収された爆豪、顔がやばい。怒りで空間が歪んでる。
「本当なら最初の接触で君のポイントも貰うつもりだったんだけど、まあいいや。
撤収だ、ポイントセーブに専念しよう。」
爆豪の怒りを買ったまま、この後更に煽りまくった物間チームは私たちを離れ防衛戦の構えだ。実質アイツら3位だし、このまま耐えきった方が賢いよね。
「切島ァ…予定変更だ…
デクとクソ金髪の前に、アイツら殺そォ…ッ!!」
「れれれ冷静になれ爆豪!」
「俺は今…頗る冷静だッッ!!」
拳爆発させながら言っても一切信用出来ないぞボンバーマン。
取り敢えずコレで爆豪チームの気は逸れた、暫定順位は緑谷1位の2位が私達、3位物間で4位轟と言った感じか。
「御姉様、こちらを。」
「ハチマキじゃん、これどっから取ってきたの?」
「氷で皆様が足止めされていた時、A組の小さき方からこっそりと拝借致しました。」
御姉様の為ですので、とちゃっかりしてる茨ちゃんからハチマキを貰い首にかける。
轟の氷結のせいで半分以上の騎馬が実質行動不能、肝心の1000万は轟チームと一騎打ち状態、追っ手も居ないから仕掛けるなら今か。
「轟の作った氷のバリケードまで向かって、そろそろ仕掛けよう。」
「お!やるかぁ?
良いねェ熱くなって来たぜ!」
「これも主のお導きです…」
「頼むぜ心操。」
「…任せろ。」
事前の打ち合わせ通りにね。
心操は不敵に笑う。
◆
「キープ!」
騎馬戦も残すところ1分弱、未だに1000万を奪えない俺達は氷で囲ったバリケードの中で膠着状態に陥っていた。
俺の右半身から出せる氷結を、奴らは常に俺より左側にいる事で阻止している。
最短で凍結させると前騎馬の飯田が引っかかって一緒に凍っちまうからだ。賢しいじゃねえか緑谷…!
途中で故障したのか奴らもう空は飛べねえようだ。だが向こうの前騎馬、常闇の影が俺達の攻撃を阻む。
詰まっちまった、残り時間でどうやって…
「…これから数秒後、俺は使えなくなる。」
「飯田?何を…」
「いいから聞いてくれ!…取れよ、轟君!」
急にそう呟いた飯田のエンジンが唸る。
両脚に付いたマフラーから出ていた白い煙が青い炎に変わり、腰を屈め溜める様な仕草。
これはまさか…
「トルクオーバー…」
レシプロ・バーストッッ!!
視界が一気に動き出し、1000万の数字が真横を通り過ぎる。辛うじて反応して手を伸ばし、引っかかった指先がハチマキを緑谷から掠めとった。
急激なGに意識が飛びそうになる、気がついた時には俺達の騎馬は緑谷の後ろ側まで回り込んでいた。
「今…のは…」
「ハァ…ハァ…ッ!!
トルクの回転数を無理やり上げ、爆発力を生んだのだ。反動で暫くするとエンストしてしまうがな…」
エンジンから吹き出ていた青い炎が消え、変わりに少し焦げた様な臭いと黒い煙がちらりと見える。オーバーヒートを起こしているのか…?
「凄いです、飯田さん!」
「有難う八百万君、だが油断しないでくれ。俺はもう前のように高機動で動けない!それに緑谷君のあの顔は…」
「ああ…まだ諦めてねえ様だ!上鳴!」
「ウェイッ!!」
個性の副作用で若干アホになった上鳴はそれでも返事して、飛んでくる黒影に向かって放電を繰り出す。同時に八百万の用意した絶縁シートで感電を防ぎこれを防御。それでも緑谷は向かってきやがった。
自分はゼロポイントで残り時間は30秒も無い、なのにアイツの目は死んじゃいなかった。どうしてだ緑谷、お前はなんでそこまで…!
「近付かれますわ轟さん!」
「分かってる、氷で防御を…」
その時、ゾワリと舐めるような悪寒が背中を這った。緑谷からだ。
他の奴らは気付いていない、あの場で俺だけが気づいた。開会式の前、龍征から感じたのと同じで…USJでオールマイトが見せたような圧倒的な迫力。
緑谷の右手が振り抜かれ、風圧だけで俺の左手が横へ払われた。そして自分が無意識に左の炎を出してしまっていた事に気付く。
俺は今…何を…ッ
「あああああああああっ!!」
首元に軽い衝撃が走り、競技に意識を戻した時には緑谷が俺の首元のハチマキに手を掛けていた。
「取った…!これで…ああっ!?」
「甘いですわ緑谷さん!」
緑谷の持っていたポイントは70。
俺達の取ったハチマキは首のところで裏返してポイントが見えないようにしてる。緑谷は1番新しい上のハチマキを狙ったみたいだが…それはフェイクだ。首にある残りのハチマキは3つ、1000万と380、それから400だ。氷で足止めした時、少し多めに貰っといたのが功を奏した。
「轟君、何をしてる!油断するな!」
「…ッああすまねえ!」
会場内ディスプレイに表示されてるタイマーは残り20秒を切った!まだ緑谷は諦めていないがこのまま守り切って俺たちの勝ちだ…!
「ウェイ!?ウェイ!ウェイウェイ!」
放電使わせ過ぎたか?最早ウェイとしか喋れなくなってる上鳴が視界の隅でバタバタしてる、何かを伝えたい様だが…
頬に熱い風が触れた
ただそれだけで、何が来たのか理解した。
俺達の右側には氷で作った分厚いバリケードだけ、それを突破出来る個性を持った奴を俺は1人しか知らない。
「貰うぜ、1000万。」
「此処で来るかよ…龍征ッ!!」
バリケードは無惨にも溶けきって、既に水に変わってる。ちょうど騎馬1組分の穴から現れたのは、クラス混合で構成された龍征のチームだった。
龍征のチームは混成チーム、だから個性が不明なのが何人か居た。でも戦っているうちに、個性を把握すればいい。そう思ってた。
チーム決めの時、何故か土下座していた緑髪の女子は茨の蔓を操る個性。そして前騎馬の男は切島と同じ硬化する個性、そして騎首の龍征は言わずもがな炎の個性。こいつらが組んでいた時点で、俺は『機動力は無いが此方の妨害は抜けて来るチーム』だと判断していた。
だが1人だけ、どうしても個性の分からない奴が居たんだ。
「なあ、お前エンデヴァーの息子だろ。
親父といつも比べられるってどんな気持ちだ?」
少し考えれば、こんな下らねえ事を言われて答える必要なんて無かったんだ。残り時間10秒、秒読み数えていれば俺達の勝ち。
勝てる試合だった、油断しなければ勝っていた。
その油断が、コレだ。
◆
『タイムアーーーップッ!!』
無慈悲な声が会場に響き渡る。
物間からポイントを取り戻し、此方を追って飛んでいた爆豪がべんっ!と痛そうな音を立て地面に打ち付けられた。試合終了と同時に相澤先生が個性消したのかな?
私のやった事に驚きの表情を浮かべる緑谷。
上の空で虚空を見つめる轟。
そして1000万のハチマキを天高く掲げる私。
勝敗は決した。
一瞬の静寂は怒号のような歓声に飲み込まれ、カメラのフラッシュが眩しい。
卑怯だなんて言うなよ?
最後の最後まで心操を隠してたのは誰にも悟らせない為、私の炎と茨ちゃんの個性で派手に立ち回って、注意を私達の個性だけに引き付けた。
一瞬だけでいい。轟が油断した最高のタイミングで、対人最強の個性を使わせる準備は整った。
「目標寸前が最も油断しやすい…
ご苦労さん、心操。」
「お役に立てて何よりだ。」
体育祭本戦第二種、騎馬戦。
私達のポイント、1000万飛んで1890。トップで決勝トーナメント通過。
トーナメント書くのしんどい…戦闘ムズい…死ぬる…