帝征のヒーローアカデミア   作:ハンバーグ男爵

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艦これのォ!

イベントがァ!

ぜぇんっぜん終わりましぇ〜ん!

毎年の事ながらギミックが面倒過ぎ長過ぎで仕事しながら攻略無理なのでは?




んな事より決勝トナメ始めるよ!オリジナル設定とか展開とかあるから注意な!








15 風雲告げる体育祭本戦 トーナメント

『レクリエーションタイムも終わり!

午後からはァ…お待ちかね、決勝トーナメントの時間だアアアッッ!!』

 

プレゼントマイクの実況にスタジアムは最高潮。セメントス先生の個性により中央に四角いリングが象られ、決勝トーナメントは一体一のガチバトルとのこと。

 

「組み合わせは~…コチラッ!」

 

ミッドナイトの指す大型ディスプレイに組み合わせが映し出される。

 

 

 

Aブロック

 

1回戦

緑谷出久

VS

心操人使

 

2回戦

轟焦凍

VS

瀬呂範太

 

3回戦

飯田天哉

VS

発目明

 

4回戦

上鳴電気

VS

龍征帝

 

 

Bブロック

 

5回戦

芦戸三奈

VS

塩崎茨

 

6回戦

常闇踏陰

VS

八百万百

 

7回戦

切島鋭児郎

VS

鉄哲徹鐵

 

8回戦

爆豪勝己

VS

麗日お茶子

 

 

 

 

おい8回戦、爆豪とお茶子かよ…

心操は緑谷とだし、私は上鳴とか。

百と常闇はどうなんだろ…あの黒影(ダークシャドウ)とかいう個性は分からないことが多過ぎる。モンス○できるくらいの知性はあるようだけど。

 

『因みに、引き続き龍征はお供禁止だから宜しくなァ!』

 

『メダルを掛ける相手が翼竜になっちまうからな、合理的処置。』

 

うぇ~い…

プロへのアピールの場なのに翼竜使っちゃダメなのは一言申したい。私の持ってる数少ないレスキュー要素が…

私から翼竜取ったら炎しか残らねーよ、殆どエンデヴァーと変わんないじゃんかあ。

 

「あわわ…ばばば爆豪君とかぁ…」

 

「…ブッ殺ス。」

 

「ひいっ!?」

 

「最早入試の仮想ヴィランと同じ言語しか喋れなくなってしまった、可哀想に爆豪…」

 

「喋れるわクソ金髪が!

デクもテメェも半分野郎も、全員ぶっ殺して俺が1位だッ!!」

 

本当に元気な奴だな、つか私はクソ金髪で固定なのね。名前呼ばないのはいつもの事として、乙女に対してクソはどーなの。と喉まで出掛かったが、私は空気の読める女。彼の意思を尊重して黙っていてあげよう。ほら、反抗期の子供って皆こんな目付きしてるし。

 

「ンだテメェその目付きはァ!!言いたいことが有るなら言いやがれ!」

 

「いや、懐かしいなって。」

 

「何がだよッ!!ぶっ殺すぞ!」

 

「あんま殺す殺す言うのは良くないぞ?体育祭は小さいお友達も見てるんだから。」

 

「雄英体育祭は子供向け教育番組じゃねェよクソがッ!!」

 

「ハイそこ!何時までも喋ってないで観戦席に移動しなさい!1回戦始めるわよ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『障害物競走と騎馬戦では個性を見せず大立ち回り!コイツからは何が飛び出すか分からねェ!A組、緑谷出久ゥ!』

 

『そしてお相手はァ…普通科唯一のトーナメント進出者!騎馬戦龍征チーム勝利のキーマンと噂される男!普通科からの刺客、C組心操人使ィ!!』

 

 

「刺客、ね。あながち間違いじゃないか。」

 

1回戦の相手、緑谷出久。

個性は自身の身体すら壊す超パワー、本人も殆ど制御出来てない。

近付かれるとまず勝てない、そもそも俺の個性は戦闘向きじゃない。搦め手使って初めて勝機が見えてくるからな。だから…

 

「宜しく緑谷、お互いベストを尽くそう。」

 

「……うん!よろし…」

 

 

 

速攻だ。

 

 

 

 

『スタァーートッ!!

…て、どうした緑谷!開始早々棒立ち!一体何が起こったァー!?』

 

『早速仕掛けて来たか…』

 

「悪いな、緑谷。恨みは無ぇが…

『そのままリング外まで歩いて出てけ。』」

 

虚ろな目をした緑谷はくるりと後ろを振り向いて、とぼとぼリングの外へと歩いていく。

 

『普通科C組、心操人使。

個性は〝洗脳〟…成程、ロボット相手の入試じゃ分が悪い。』

 

解説の相澤先生が俺の個性をバラしたがもう遅い、緑谷は既に俺の術中だ。

俺の洗脳は痛みや衝撃を受けると解ける、だが今は一体一のトーナメントバトルだ。リング内でのガチバトルなら誰の邪魔も入らねェ。

 

アイツの前で「負けない」と誓ったんだ。自分の個性に卑屈になってる暇はない。だから緑谷、お前は此処で…

 

 

 

 

ズドンッ…!

 

 

 

 

…は?

 

 

『なんとォ!緑谷、自力で心操の洗脳を解除したァ!?』

 

『人差し指を犠牲に正気を取り戻したか…危険だがアイツの個性から考えれば被害は最小限で済む。合理的な判断だ。』

 

『指弾いた衝撃で地面にクレーター出来たぞ!?なんつー力技だよ!』

 

 

「痛ゥ…ッッ!!ハァ…ハァ…!!」

 

「マジかよ…」

 

 

痛みで息を荒くしながらも立ち止まって、個性の反動であろう紫色に変色した中指をぶらぶらさせながらこっちに向き直る緑谷。

こいつ…自力で俺の洗脳を解きやがった!

どういう事だ?一瞬でも解除した覚えはない、龍征の時なら兎も角、一体どうやって…

 

…もしかしてアイツだけじゃなく、緑谷も特別なのか?

 

「ッ…羨ましいな緑谷!

派手な個性ならプロの目にもよく留まる、よく顔が売れるぜ。

上手く使いこなせていればの話だけどな。」

 

「………………ッ!」

 

軽く煽ってみても、黙りを決め込んだまま緑谷は此方に向かって一直線に突っ込んでくる。

不味い、俺の個性の発動条件がバレてるようだ。俺の洗脳は俺が声を掛けて相手が返事をした後でしか発動できない初見殺しの個性。それをバレないように予選では目立たないように動いて、騎馬戦じゃ龍征がギリギリまで隠してくれてたのによ。緑谷の洞察力にも驚きだが…流石ヒーロー科ってとこか。

 

「指、痛そうだな。個性の制御が利かないのはお前が未熟だからか?」

 

「…………」

 

煽っても駄目だ、意地でも緑谷は喋らない。指の壊れていない方の左ストレートが俺に迫り、ギリギリで反応しそれを躱す。緑谷の超パワーなら触れられたらそこで終了だ、避け続けて緑谷が返事する様仕向けなきゃいけない。そうしたい所なんだが回避に気が行き過ぎて頭が上手く回らねえ、戦闘経験の無さが露骨に出るな…身体は鍛えちゃいるが向こうだってそうだ、アドバンテージでもなんでもない。それを考えると場数を踏めるヒーロー科はずるいよなあ…

 

「俺だってお前等みたいになりたかった。」

 

「……」

 

「戦闘向きの個性を持って、胸張ってヒーロー目指したかった。でも俺の個性は洗脳(コレ)だ。「ヴィランみたいだ」って何度も言われたよ。」

 

「……」

 

「でもな…こんな個性でも俺に「ヒーローになれる」って、言ってくれた奴が居たんだよ。」

 

「〜ッッ!!」

 

一瞬だけ狼狽えた様に見えた緑谷が遂に俺の体操服の袖を掴み、超パワーまではいかずとも緑谷の全力を込めた背負い投げで場外へぶん投げた。

 

背中に強い衝撃が走る。尻から着地した後もんどりうって転がって、自分が負けたのだと悟った。

 

「心操君場外、緑谷君の勝利!」

 

ミッドナイトの無慈悲な一言がスタジアムに響き渡る。

 

悪ぃ龍征、まだ足りねえ。

経験も、実力も。俺にこの舞台は早すぎた。

 

 

 

『決着は一瞬だァ!

一度は心操の個性により絶体絶命だった緑谷。気合いで洗脳を打ち破り、最後は背負い投げで勝利!2回戦進出ゥ!』

 

『心操の個性、発動のトリガーは心操の声に返事する事か。騎馬戦で最後の最後に龍征が轟から1000万を奪ったのも心操の助けあっての事だろう。

…だから雄英の入試制度は非合理的だと言ってるんだ。』

 

 

「……僕もなんだ。」

 

起き上がろうと顔を上げると、緑谷が俺に向かって手を伸ばしている。

 

「僕も…ついこないだまで〝無個性〟で、卑屈になって…諦めてた。でもそんな時、ある偉大な人から言って貰えたんだよ。」

 

『君はヒーローになれる』って

 

「その言葉にどれだけ救われたか、心操君の気持ちは良くわかるんだ…だから…えぇと…」

 

おどおどしているが、瞳だけはまっすぐに俺を見つめてた。それだけ緑谷が真剣だって事が分かる。

 

「…ははっ」

 

「し、心操君…?」

 

「口下手過ぎるだろお前。」

 

「そっ…それは…」

 

「…次は負けねえぞ、ヒーロー科。直ぐに追い付いてやる。」

 

「ッ!!……うん!」

 

 

 

 

こっからだ

 

此処が俺のスタート地点

 

俺の始まり(オリジン)

 

俺を認めてくれた人の隣に立つ為に、この焦りは抱えて進む。

 

もし俺がお前に並べるくらい強くなったらその時は…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…カッコイイじゃん、心操。」

 

普通科の面々に励まされながら退場する心操を見送って、響香が隣の席で呟いた。

 

「心操の個性、初見殺しだからねえ。ネタが割れちゃえば後は自力で何とかするしかないのは不利になるよな。」

 

「にしてもよく洗脳解いたね緑谷の奴、指までバキバキにしちゃってさ。あの怪我、見てるだけで痛いよ…」

 

緑谷の左手中指は超パワーの反動でボロボロだ、幾らリカバリーガールに治してもらえるからって無茶し過ぎよ。

 

 

緑谷が砕いたリングの地面をセメントス先生が直すこと数分後、続く第2回戦、機嫌の悪い轟VS瀬呂。

…速攻だった。開始早々テープで場外へ追い出そうとした瀬呂を一瞬で凍らせて轟の勝ち。会場からどんまいコールが巻き起こる悲しい結末に。

轟の奴はいつにも増して顔が怖かった、昼休憩終わってから今まで一体何があったんだ、顔が完全にヴィランだったぞアレは。

 

どんどん行こう3回戦、委員長飯田VSサポート科の子、発目明。

商魂逞しい発目ちゃんによるサポートアイテムのプレゼンが繰り広げられる。『自分をアピールする場』と、相澤先生の言葉通り好き勝手やって、用が済んだら自ら場外へ退場した。

それに付き合わされた飯田がそのまま進出。

 

 

 

んで、4回戦。

 

 

 

 

『さァーガンガン行くぜェ!4回戦!

騎馬戦じゃ大活躍のスパーキングビリビリボーイ!A組、上鳴電気ィ!

 

対するはァ…

 

予選と本戦合わせりゃコイツが総合1位なんじゃねえの?底の見えねえ女!A組、龍征帝ォ!!』

 

 

リングの中央に立つのは私と上鳴。ご機嫌なプレゼントマイクの実況と共にスタジアムは大歓声に包まれる。

 

「宜しくなー上鳴ー。」

 

「アッハイ、ヨロシクオネガイシマス。」

 

んー?上鳴元気ないぞー?

放電もしてないのに半分ウェイ顔になってない?まだ頭のタンコブ引き摺ってるのか?

 

「…イタイデス。」

 

「自業自得では?」

 

A組の観戦席には同じく自分の頭くらい大きなタンコブを作り仏頂面で観戦してる峰田と、それをジト目で睨む一部の女子も居る。

アンタ達が嘘吐くから悪いんでしょーが。

 

『んじゃ行くぜェ!

レディー…ファイトォ!!』

 

 

そんなもんはお構い無しとばかりに試合開始のゴングは鳴り響く。

 

「くっそおおお痛かったぜ龍征!

俺が勝ったらデート位付き合えよな!」

 

「おう、いいよ。」

 

「…マジで?」

 

どよめく会場をよそに、やる気を取り戻した上鳴は身体に電気を帯電させ始めた。

買い物(デート)でしょ?勝ったらそれくらい付き合ってやるよ。

 

 

「二言は無しだぜ龍征!

いっくぞおおおおお…無差別放電ンン!」

 

「よっこら…」

 

「140万ボルトォォォ!!」

 

「しょっ!」

 

上鳴が放電する直前、地面に思い切り両指を掛けて食い込ませ、コンクリートを捲りあげた。

私をまるまる覆うほど大きくめくれ上がったコンクリート塊の後ろに隠れながら流れる電流を避ける。私の身体、外部からの攻撃には強いけど、電流とか振動とか、内側に直接クる攻撃は人並みに痛いのだ。つまり初戦から天敵と当たってしまった。

でも上鳴ができるのは放電だけ、一方向から来るだけならこんな感じで防ぐことが出来る。

 

『なァー!?龍征、地面を捲りあげて盾にしたァ!?力技すげぇ!!』

 

『上鳴の攻撃は単調だからな。加えて騎馬戦で散々見たんだ、一度パターンを見抜いてしまえば対処は難しい事じゃない…』

 

『セメントスの仕事が増えるぜェ!』

 

数秒続いた放電も終わり、光が収まってきたのでコンクリート塊の陰から顔を出す。リングの真ん中では放電しきって顔が面白い事になってる上鳴がウェイウェイ言いながら突っ立っていた。

私と響香のツボなのよね、そのウェイ状態。

 

「ぷ、ぷふふ…好きだわその顔…

さて…と。」

 

上鳴に近付いていって、胸ぐらを掴みあげる。近くで見れば見るほど面白いなコイツの個性、応用も利きやすいし、成長すれば色んな活動に活かせそう。

でも今回は私の勝ちだね。

 

「せぇー…」

 

「ウェイ…?ウェイ!ウェェェェェイ!?」

 

「のっ!!」

 

「ゴヴェッッ!?」

 

 

ウェイ状態でも自分が何をされるか察して狼狽える上鳴を徐ろにヘッドバットでうち伏せて、気絶した事を確認したミッドナイトが宣言した。

 

「上鳴君気絶、龍征さんの勝利!」

 

「悪いね、デートはお預けな。」

 

「……」

 

気絶した上鳴が護送されていくのをバックに、スタジアムの歓声を浴びながら、私はリングを後にした。

 

まずは1回戦突破!








戦闘下手くそ過ぎて死ぬ
死ななかったら次回に続く
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