帝征のヒーローアカデミア   作:ハンバーグ男爵

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後半



原作改変あるから注意


23 体育祭エピローグ2

 

時刻は午後9時半を過ぎた頃、とある屋敷の一室で、2人の男女がテレビの画面と向き合っていた。男の方は長身に赤みがかった黒い髪の青年、その横には白い髪におでこに伸びた角が印象的な少女がちょこんと座り、その視線の先、46Vの大画面には赤と白の水玉模様をしたパジャマを着こなす帝が映っている。

 

 

『そんでなー、明日は皆で打ち上げする事になったんだ。』

 

「へえ、そうなのか。

なら壊理と顔を出すのは別の日にしよう。」

 

『遊びに来るつもりだったの?ごめんね壊理ちゃん。』

 

「ぜんぜんいいよ、みー姉ちゃん。

それよりも、大会準優勝おめでとー!かっこよかったよ!」

 

『……』

 

「あ、あれ?みー姉ちゃん?」

 

『壊理ちゃん…しゅき…結婚しよ……』

 

「な、泣いてる!?」

 

「ほっとけ壊理、いつもの事だ。」

 

 

 

 

 

死穢八斎會、その名が裏社会で名を馳せたのは今は昔の話。『個性』の発現から幾数年、超常が日常となった昨今では、ヒーローとヴィランが『善』と『悪』の台頭として挙げられる。そんな中、オールマイトを始めとするヒーロー達によって古い悪の象徴であった裏社会の住人達、早い話が暴力団やヤクザ等の組織は徹底的に淘汰され、昨今ではその存在すら殆ど知られない天然記念物と化していた。

そんな現状を憂う者、昔ながらの極道を貫く死穢八斎會の若頭である治崎廻は組の立て直しを図る為、自身の父親代わりでもある組長をその手に掛け、更に『巻き戻し』という危険な個性を持つ娘、壊理を使って非人道的な実験を繰り返す……

 

というお話が世界の何処かに存在し、進んでいくのだが、この物語では少し違っていた。

 

 

 

『任侠』を重んじる死穢八斎會、その組長にはある友人がいた。

「なーに、ボクに掛かれば世界征服の1つや2つ!ワハハハハハ!」と自慢の髭を撫で笑いながら豪語する彼(御年57歳)は、組長から相談を持ち掛けられるや否や独自のコネクションを駆使し、慣れた手際であっという間に組織存続の為の財源を確保した。やり方は限りなくグレーかつ合法スレスレ、なのに警察や公安に表立った証拠は一切残さない手際の良さは、治崎をして「なんでこんな奴が堅気やってんだ…」と言わしめるほど。

彼の行う様々な働きかけと組長の努力が功を奏し、組織は水面下で急成長を遂げ今では表舞台にこそ上がらないものの、死穢八斎會は裏社会でも随一の地位を獲得している。

 

悪は悪でもヴィランではなく『侠客』として

 

この超常社会でも真の『極道』を貫く大組織、それが今の死穢八斎會だ。

 

そんな組織の若頭である治崎と1人の少女は彼等によって引き合わされた。

 

『初めまして、龍征帝です。』

 

『…治崎廻だ。』

 

友人の子供同士の付き合い。

馴れ初めは淡白なものだったが、なかばコミュニケーションに困った治崎が気分転換にゲームセンターへ連れて行ったのを皮切りに帝とは友好な関係を築く様になった。

壊理を組長が引き取ってからは帝が積極的に彼女の世話を焼き、治崎もそれに付き合わされる、なあなあで過ごすうちに今では家族同然の間柄。

壊理の個性を制御できるように特訓したり、潔癖症の治崎を少しでも改善させようと奮闘したり、組の者達とのコミュニケーション等、出会って僅か3年程ではあるが死穢八斎會と龍征帝は親密な関係にあった。

 

『つーかごめんねなかなか連絡出来なくて、雄英に入学してから色々忙しくてさ。』

 

「お前から連絡が無くても組に影響はない。」

 

『すぐそういう事言う〜。

壊理ちゃんは寂しかったよね?ね?』

 

「うん!みー姉ちゃんが居ないと『げーせん』行っても楽しくないし。お兄ちゃん直ぐサ○ットでぼこぼこにするんだもん…」

 

『うわー、ちー君ってばいたいけな6歳児を格ゲーでボコすとか引くわ。』

 

「英才教育だ。」

 

『全然反省してねえ…待ってな壊理ちゃん、今度みー姉ちゃんのサイコパワーでメタクソに負かしてやる。』

 

「待ってる…!」

 

テレビ電話越しにお互いガッツポーズするパジャマ姿の2人、それを見た治崎は呆れた様にため息を吐いた。

 

「はァ…もう夜も遅い、壊理はそろそろ寝ろ。

俺はもう少し帝と話す事がある。」

 

「うー…まだみー姉ちゃんと話したいのに…」

 

「…寝ない悪い子は多部の所に連れて行くぞ?(ボソッ)」

 

「…!おっおやすみなさいみー姉ちゃん!

またお兄ちゃんと遊びに行くね!」

 

治崎が小さく耳打ちした途端、顔を青くした壊理はそそくさと部屋の襖を閉め去っていった。同じ組の人間でも苦手な人はいるらしい。

 

『はーいおやすみー。

…っと、そんでちー君どうよ。あれから少しは潔癖症マシになったの?』

 

「取り敢えず触られても蕁麻疹は出なくなったよ、知ってる奴限定だがな。」

 

『おお、いーじゃんいーじゃん。潔癖症って一種の強迫性障害らしいからね、あとちー君完璧主義で几帳面でストレス溜めた心配性だし、そういう人はなりやすいらしいよ?』

 

「…ほっとけ。そんな事よりも、だ。

体育祭、組の連中と見ていたぞ。まだヒーローなんて下らねえモン目指してんのか。」

 

『下らねーとはなんだこの野郎。』

 

「前にも言ったろう、ヒーローなんて所詮自己満足でしかない。」

 

『誰かを助けたいって思う事の何が悪いのさ。』

 

「お前は楽観的過ぎる。

表の連中は脆弱で、そのくせ日が当たっている分裏よりも残酷だ。」

 

『…ちー君が思ってるより人間は強いよ。

私は誰かの為に自分の力を使いたい。ちー君だって、組長さんの為に頑張ってるじゃん。それと一緒。』

 

「家族と赤の他人じゃ話が違う。」

 

『一緒だよ、心を許せる幅が違うだけ。

私は化け物だけど…困ってる誰かを助けられるって知ったから。力を必要としてくれてる人がいるなら「止めろ、俺の前で自分をそう呼ぶなと言ったろ。」うぇ…ごめん…』

 

「はァ……自己評価が低いのは相変わらずか。

お前は今日の体育祭で衆目に晒された。世間の目に留まった以上、良かれ悪かれ品定めされるだろう。大衆に受け入れられるにしろそうでないにしろ、ヒーローの卵という免罪符がお前を護ってくれる。

だがそれ1つだけだ、それすら無くなった時自分がどうなるか分かってんのか。」

 

『……ん、分かってる。』

 

ヒーローを育成する名門校に所属する生徒、それだけで帝の感じる世間の風は信じられない程に優しくなっていた。

身に感じる所で言えば、登校中のバスの中。餓鬼道の制服だと自分の周囲には避けられるようにぽっかりと空間ができ、周りの客はろくに目を合わせてくれなかったのに、雄英高校の制服を着る様になってからは全く知らない人にまで声をかけられるようになった。

この露骨なまでの対応の差、如何に雄英の評判が影響を与えているかが窺えるだろう。

勿論相応しい品格を求められる時もあるが、今まで雄英高校が築き上げてきた評判が所属する生徒達にも反映され、自動的に雄英生=『いい子』というレッテルを張られている。

実際の所、喧嘩っ早くてプライド激高の爆発少年とか、助平なブドウとか玉石混交ではあるものの「雄英生だから」という世間の風潮が彼等の評価を底上げしている現状だ。

 

『餓鬼道の頃とは比べ物にならない高待遇で私ってば涙ちょちょ切れちゃうね。』

 

「身に感じるなら分かるな?

…お前が世界に潰されるなんて見てられん。」

 

『ちー君優しい、ヤクザなのに。』

 

「煩い…俺が言いたいのはそれだけ。

今日はもう寝ろ。明日は学友と打ち上げなんだろ?

学生の身分でしか出来ねえ事もある、後悔はするな。」

 

『うん、ありがと。おやすみちー君。』

 

「ああ、おやすみ。」

 

寂しげな帝の笑顔を残してモニターは暗転する、電源が切れたのを確認して治崎はまた深く大きなため息を吐いた。

 

 

社会の闇を知る裏の住人だからなのか、彼は帝が雄英に入学する前からずっと、ヒーローに否定的だった。そして『個性』についても、治崎は病気とさえ思っている。

 

(皆『病気』なんだよ、お前も俺も。)

 

幼い頃芽生えた感情は日に日に大きくなり、組に拾われた今でも心の奥で燻っている。

 

ヒーローを目指してる間はまだいい。だかもし大きな挫折や外的要因に襲われて、龍征帝が世界に拒絶された時、自分を化物と貶める彼女を誰が救ってくれるのだろうか。

 

「…だからお前は(ウチ)に来るべきなんだ。」

 

ヒーローには救えない、()()が出来るのは裏社会に生きる自分だけなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…お前らコソコソ何やってる。」

 

 

「「「「ギックゥッッ!?」」」」

 

 

襖の奥を睨み付けると、バタバタと音を響かせながら4人の男達が転がり出てくる。彼等は皆治崎の側近、若頭である彼を警護する親衛隊だ。

 

「ああ…こりゃあですね。

お嬢が先にお部屋に戻ったのに若旦那だけ戻らなかったので心配で…」

 

そのうち針の様に特徴的な前髪をした男、玄野がわたわたとまくし立てるが、それを一瞥した治崎は一言。

 

「…真本。」

 

「はっ!『玄野、何故隠れていたか言え。』」

 

「そりゃあもう!中々帝嬢ちゃんに想いの丈を伝えられない若旦那がいじらしくていじらしくて、どう組長に相談したもんかと(バツンッ)あべしッッ!?」

 

間抜けな声を上げた玄野の身体が一瞬で分解され、また一瞬で元通りに復元される。

治崎の個性、『オーバーホール』。触れるだけで『分解』と『修復』が可能な能力だ。当然分解される際相応の痛みが伴うが、流石裏の住人達、ツッコミ感覚で生死の境を彷徨うのもお手の物。命が安い。

 

「覗いてたお前らも同罪だ。」

 

「「「ひぇっ」」」

 

その夜、死穢八斎會の屋敷に男達の悲鳴が響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

オールマイト赴任や授業中のヴィラン襲撃など不測の事態の多い学期の始まりだったが、雄英体育祭も無事全て終了。生徒達が皆下校した後で、教師陣は後片付けに追われていた。

後片付けといっても力仕事などの作業は殆ど業者任せで、彼等がしなければならないのは本日の反省や改善点の協議など務的な処理になる。

 

本校舎のとある階では、長方形に並べた机に腰掛ける教師達が反省会も兼ねて会議の場を設けていた。もちろんその中にはトゥルーフォームのオールマイトも交じっている。

 

「じゃあ、今日の反省会始めよう。

といっても皆疲れているだろう、サクサクっと報告宜しくね。」

 

「はい、では私から…」

 

校長、根津の言葉に従い、一人づつ席を立ち報告していく。そして次は包帯だらけの相澤の番だ。

 

「では私の方から…

例年通り生徒達は大会を通し互いに切磋琢磨し、力を付けています。特に決勝トーナメント出場者は、今大会で多くのプロヒーローの目に留まった事でしょう。」

 

「だなァ!終わった後直ぐからスカウトの電話がモリモリ止まらねえぜ!」

 

「確認してる分じゃ既に1000件を超えている生徒もいるわ。今年は大豊作じゃない。」

 

嬉しそうにそう言うプレゼントマイクとミッドナイトを横目に、相澤は続ける。

 

「期待度が高いのもいいが、それだけヴィランにも目を付けられる可能性が高いという事だ。」

 

「確かに相澤君の言う通りだ。

特に1年生は職場体験を控えてる。

現場の空気を直に感じるのは確かに生徒にとっても大切だけれど、それ以上に彼らの身の安全が第一さ。」

 

「こちらとしても職場体験の候補には目を通し、事前に打ち合わせ等も行っていますが、今年はオールマイト赴任、先の襲撃事件もあり、よりヒーロー事務所と緻密な連携をとる必要があります。それと…」

 

急に歯切れの悪くなった相澤に皆が首を傾げる中、リカバリーガールだけはぷんすか怒り、相澤に催促する。

 

「なんだい勿体ぶらずに早く言いな!

ここに居る連中も大体の予想はついてるよ!」

 

「はァ………龍征帝についてです。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『先生、(ばけもの)でもヒーローになれますか?』

 

 

相澤君の告げる言葉で彼女の事を思い出す。

龍征帝、金髪と紅い瞳の印象的な1年生だ。前に個性の説明を口頭で伝えられてからあの姿を見るのは初めてだったが…凄まじいな。

あの龍が現れた瞬間、反射的にマッスルフォームにならなければという悪寒にも似た直感を感じた。過去に奴と対峙した時のような圧倒的な存在感、全身に走る緊張は思い出すだけで背筋に冷たいものが走る。

それと、彼女の全裸が全国放送されなくてホント良かった!

 

「決勝戦の件かい?」

 

「アレはまあ…こちらの配慮が足りなかったせいでもあります。何故かは知りませんがあの瞬間のみ全局のカメラが一斉に機材トラブルを起こし、痴態は晒されることはありませんでした。」

 

「それについてこちらかも報告がある。警備のプロヒーローからはメイド服姿の女性が目撃されていた、その女性は『印照財閥の者だ』と警備に説明していたそうだ。」

 

「恐らく彼等が動いたんでしょうね、龍征さんは印照家と縁がある。」

 

「カメラについてはあちらさんが手を回し、尻拭いしてもらった形になります。

そしてコッチが本題なんですが…今日の体育祭、ヒーロー公安委員会の方もトーナメントを観覧していました。随分と龍征にご執心の様です。」

 

「……それは何故だい?」

 

「会話の中で明言こそされませんでしたが、少なくとも彼女を見定めている様子でしたね。

龍征帝が『益』なのか『害』なのか。」

 

ヒーロー公安委員会…雄英高校のパトロンでもある国家公認のヒーロー支援団体か。個性が容認された超常社会において、国の平和を護るための重要な後ろ盾だ。そして危ういバランスで保たれている超常社会の均衡を守る組織でもある。

彼女が雄英に入学する際、最終的なゴーサインを出したのはヒーロー公安委員会。本来なら書類選考の時点で落選の決まっている餓鬼道生から排出された唯一の例外が龍征少女なのである。目を付けられるのはある意味当然か…

 

「品定めかよ、毎年の事ながらムカつく連中だなァ。」

 

「滅多な事を言うものではありませんよマイク先生。」

 

「…先輩は彼女についてどう思います?」

 

「ヒーローになる素養あり…あり過ぎて困るくらいだ。

個性、実力共に問題無し、精神面も安定している。怠け癖があるのが玉に瑕だが、人当たりの良さは他の生徒を活気づかせる起爆剤となり得る。表立ってリーダーシップを取るより細やかな気配りの利く裏方で活躍するタイプだ。レスキューヒーロー志望というのも龍征のそんな性格に起因するものだろう。

だがしかし、それに相反する様に攻撃的な強個性。『帝征龍』が自身のコンプレックスとなっているようだ。」

 

「正に『陰の女番長』って感じね。」

 

ミッドナイト君が青春だと何やら悶えているが、概ね私の評価も相澤君と同じ感じだ。

強個性『帝征龍』を持ち、4匹の小型翼竜を使いこなす。更に自分の力がその身に余ると理解し、恐れているね。表彰台で見せた彼女の表情からはそういった印象を受けた。13号君のファンなのは彼と自分の境遇を重ねているからなかな?どちらにせよ、肉体的にも精神的にも高校一年生とは思えない程大人びている少女だ。

 

「ソンナ彼女ヲ監視トハ、公安ハ何ヲ企ンデイルノヤラ。」

 

「初の不良校出身の雄英生徒だから、という訳でもなさそうだが…

今更心配になったか?最終的に入学許可を出したのは公安の方だろうに。」

 

エクトプラズム君とスナイプ君が半ば呆れたように呟く。

ヒーロー公安委員会は雄英のパトロン、つまり雄英側は公安の意見をある程度汲まなければならない。その矢面に立たされるのが根津校長になるのだが、彼の気苦労は計り知れないな…

そして龍征少女を監視するのにはなんの意図が…?

 

国家機関がわざわざ目を掛ける程の『何か』が彼女にはあるのか?

 

「何にせよ、今後は龍征帝と共に我々雄英高校も公安からより注目される事になる。校長にはそれを踏まえておいて頂きたい。」

 

「うん、分かった。こちらも注意しておくよ。」

 

そう告げて相澤君は席に着く。その後も先生方による報告は続き、そして最後は私の番だ。

 

「それじゃあ最後はオールマイト、君に纏めて貰おうかな。」

 

「は、はい。

と言っても、私には労いの言葉を掛けるくらいしか出来ませんが…教育者としての立場では皆さんの方が上だ。

ともあれ、今年の1年生。特に決勝トーナメントに残った16名の活躍は目覚しかった!私も思わず声を上げる一戦も多々ありましたよ。

願わくば金の卵達が無事孵り、立派なヒーローとして巣立って行くのを楽しみにしている次第です。」

 

トーナメントまで勝ち抜いた16名、その中から私がメダルを掛けた4名、そして緑谷少年…

当初の目的とまではいかないが、充分にアピールできたと思う。スカウトの数は自信にも繋がる為、彼に何処まで票が入るか期待しているが果たして?

 

「最後は締まらなかったケドな。」

 

「うぐっ!?それは…申し訳ない。」

 

「反省してます…」

 

ニヤニヤするマイク君の横で私と共に項垂れるミッドナイト君。

もっとちゃんと打ち合わせして、被らないようにすれば良かったなぁ…それと…うん。

 

「『お疲れ様』で良いかなって、思ったんだよ…ウン…」

 

「ま、来年頑張りましょう。」

 

セメントス君のフォローが心に刺さる!

 

 

 

 

来年、か…その時まで私は、今のままでいられるのだろうか?

 









ネットの反応編はもうちょいで完成するから待って

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