帝征のヒーローアカデミア   作:ハンバーグ男爵

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本屋6件くらい回ってヒロアカ全巻揃えました

ワクチン副反応のお供に読もうと思います

レディ・ナガン好き…

オリジナル展開、オリジナル設定蔓延る地獄へようこそ。気に入らないならブラウザバックだ★








29 私の職場体験記vol.1

「バックドラフト事務所へようこそ、ヒーローの卵達。」

 

 

県内某所、都心より少し離れた山、そこを大きく切り開いて建てられた消防署に私はやって来た。

理由はモチロン、職場体験の為だ。

目の前にいるのはRay-Banのサングラスをかけたオフの日のトム・〇ルーズみたい格好してるの背の高い男性…細マッチョだ、いつもは全身ガチガチの消防士コスチュームだから知らなかったわ。

スカウトが来ていた中から私が選んだのは消防ヒーロー『バックドラフト』、空気中の水分を操れる個性を持ったヒーローでビルボードチャートは…幾つだったか忘れた。多分下から数えた方が早い。

 

「一週間よろしくおねが「ヨロシクお願いしまアアッス!!」…宜しくお願いします。」

 

夜嵐君の挨拶に掻き消されながらも挨拶を交わす。

バックドラフト事務所…といっても消防署の一部を間借りさせて貰っているだけで、彼自身は特に決まった事務所を構えている訳でもないらしい。

交通の便を考えた結果、此処が最適だったんだってさ。

 

「いやぁ今年は2人も来て貰えるなんて本当に有難い限りだよ。

特に龍征さん、ダメ元で誘いを掛けてたもりだったんだけどどうして受けてくれたんだい?

体育祭大活躍だったじゃないか、他にもスカウトは沢山来ていたんだろう?」

 

「レスキューヒーロー目指してますので。

ヒーローの人気とか関係なしに救助活動に密接で、災害時の対応…特に火災時に活躍する所に行きたかったんです。」

 

そう、バックドラフトは今でこそヒーローをやっているが前職は消防隊員だった。

超常世界でも災害時には自衛隊の次に頼りにされる消防隊、専門的な知識は勿論、時には命を掛けて人を助けるタフネスとガッツが必要なお仕事だ。彼はその道のプロ、レスキューヒーローとして充分信頼できる。

 

命の現場に一番近いから、これが此処を選んだ理由

 

まっ、あんまりトップヒーローと街へ出て無駄に衆目に晒されたくないのもあるからマイナーヒーロー選んだってのも一割…ごめん三割くらいあるわ。

特にウワバミの事務所なんてアイドル色強いから、職場体験に行ったチャンモモはいったいどうしている事やら…

因みに夜嵐君はスカウトとかではなく、学校で職場体験する事務所を割り振られたらしい。普通のヒーロー科1年生はそんなもんよね、雄英が自由過ぎるだけなのだ。

 

「ふーむ、そうかレスキューヒーローに…

だったらオレでも君の力になれるかもしれないな。」

 

「レスキューヒーロー…!それも良いッスね!

アツい龍征さんにピッタリだ!」

 

「…『人の生命は地球の未来!!』!」

 

「「ゴーゴー〇ァイブだとぅ!?」」

 

昔見てたニチアサの話題を振ったら2人とも思ったより食いつきが良くて会話が弾んだ。

男の子だもんねえ(ほっこり)

 

 

 

 

一通り施設内を案内してもらって、それぞれロッカールームでコスチュームに着替えグラウンドに集合。

今日のスケジュールは午前の間座学、基礎訓練の後、午後から街の見回りに行くらしい。

 

バックドラフトは基本的に身体で覚えてもらうスタンスらしく、座学の方は基礎的なヒーロー知識とか現在のヒーローの立場などの説明を小一時間程度受けてアッサリ終了。

 

外に出れば消防隊の皆さんに混じって基礎訓練。

ヒーローも消防士も身体が基本、走り込みや筋トレの他にも消防隊らしくロープ使って壁登りとか消防衣着てマラソン大会なんかにも参加させてもらった。それから除細動器(AED)なんかの機械を扱う救命訓練も行う。

そして現在は救助訓練の真っ最中、ハリボテのビルに向かって消防隊員の人達が梯子車やらを使って訓練している横で私と夜嵐君はバックドラフトの説明を聞いている。

 

「じゃあここからは災害時における我々の役割について説明していこう。

災害時にはヒーローとレスキュー隊で出来ることに違いがある、それがなんだか分かるかい?」

 

「個性使用の有無ッスよね!」

 

「そう、殆どの消防隊員は個性使用免許を持ってない。だから仮に火災が発生した場合、消防隊とヒーローとでは役割が変わってくるんだ。」

 

「…どうして消防士の方は個性使用の免許を取らないんですか?」

 

「単純に試験が難しいんだよ、オレみたいな転向組は君たちのように学生時代からヒーローになる為の教育を受けてきた訳じゃないからね。一から勉強し直しだ。それから『個性が使えるのはヒーローの特権』みたいな風潮もあるかな。」

 

うーむ、確かに。

消防隊の門戸は広いが個性を使えない、ヒーローは個性を使えるが狭き門。

でも人を助けたい思いはどちらも一緒だ。

 

「あとまァ…金がスッゴイ掛かるからかな。

個性免許は一般講習も試験も受けるのに結構な金額を払わないといけないからね。

落ちて再試験になった日にはその場で泣き崩れるよ…」

 

なんか急に黄昏たバックドラフト。

ていうか彼はその難関をクリアした訳だ、もしかして凄い優秀な人なのでは?

 

「なるほど…私達は恵まれてるんだね。」

 

「そうッスね。雄英もそうかは分からないッスけど、学費以外は全部向こう持ちッスから。」

 

「…因みに、増強系や異形系の個性持ちはレスキュー隊員に向いてる。」

 

「災害時に個性使っても誤魔化せるから…?」

 

「正解だ。

特に災害時、個性の規制って現場任せなんだ。命の掛かった現場でも土を盛り上げたり水を動かしたりの目立った操作系を救助隊が大っぴらに使う事ははばかられるけど、増強系なら『火事場の馬鹿力です』で言い訳が通っちゃったり…すまない、話が逸れてしまった。」

 

これも現場の苦悩ってやつなんだろう。

バックドラフトは消防隊員のままで個性を使ったレスキュー活動ができないと悟ってヒーローに転向したんだ。確かに1人で消防車一台分と同じ働きができるのはデカい、彼の場合ヒーロー活動はオマケのようなもので災害発生時のレスキュー隊への同伴が主らしい。

 

「それで災害時のヒーローの役割だけれども、ぶっちゃけ様々だ。全く同じ災害は二度と発生しない、その場その場で臨機応変に対応していく必要がある。個性が使えるってことは役割の幅も広がるって事だからね。レスキューヒーローはその辺りに重きを置いて活動しているよ。

ああ、オールマイトは例外ね。彼、謎の衝撃波とか出して中の人を一切傷付けることなく塞がった瓦礫だけ粉々にするから。」

 

「ええ、怖…」

 

「さすがオールマイトッス!」

 

まあアレは…半分くらいドラ〇ンボールの世界の住人だからね、実は伝説の超野菜人だったとか言われても納得する。

 

 

「じゃあ改めて君達の個性を教えてもらえるかい?」

 

「ッス!自分の個性は〝旋風〟、風を起こして飛んだり出来ます!」

 

夜嵐君のゴツいコスチュームから風が吹き荒れて渦を巻く、風操れるとかつよつよかよ。いつの間にか訓練止めてこっちを見てるギャラリーの隊員さん達が歓声を上げてた。物珍しいんかな。

 

「私のは体育祭で披露したので知ってるかもですが、身体が頑丈なのと翼竜を使役できます。あとは口から炎が出て、その応用で周囲の熱操作。」

 

紹介と共に私の周囲を飛びまわり鳴く4匹の翼竜達、今日も元気だな。

 

「ウン、どちらもいい個性だ。

じゃあ自分の個性で災害時何ができるのか考えていこう。

…といいたい所なんだけど、そろそろお昼だからね。昼食にしようか。

署内の食堂へ案内するよ、食べたら午後からパトロールだ。」

 

「はい「ハイっ!!」…」

 

この子いちいち声がデカぁい…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

昼休憩 食堂

 

「へぇー士傑は全寮制なんだ。

しかもヒーロー科は2年生と同室なんて凄いな。」

 

「なんだかんだ世話焼いて貰ってホント肉倉センパイには頭が上がらないッスよ。」

 

「夜嵐君の四肢もいだ人ね。

学校の雰囲気ってどうなの?士傑高校って雄英と違って規律ガッチガチのイメージあるわ。」

 

「そうッスね。確かにヒーロー科の生徒は特に生活指導が厳しいですし、外部で活動する時は必ず制帽を被る事が義務になってて、コスチュームも奇抜過ぎない、派手過ぎない物になるように学校側から指導が入るっス。ケミィセンパイは守ってねェッスケド!

授業中に居眠りなんかした日にゃ地下室に閉じ込められて一日補習地獄なんて専らの噂っスよ。」

 

「なにそれヤバい。

入学したの雄英で良かったぁ…」

 

居眠りしないとか私には無理だ、死ぬ(直喩)

 

案内された食堂で私はカレーを、夜嵐君は大盛りの温玉うどんを啜りながら雄英と士傑の違いについて語り合っていた。

西の名校、士傑高校は規律と礼儀に重きを置いて、自由が売りの雄英とは真逆のやり方でヒーローを育成してる。卒業生にはBMIヒーロー『ファットガム』がいたっけ?

才サマの通ってる聖愛もお嬢様校って触れ込みだからマナーとか作法をしっかりこれでもかと教えられるって言ってたが、士傑も負けていないようだ。

 

「雄英にあるサポート科、これも士傑には無いですよね。自前でサポートアイテム作れる環境は羨ましいッスよ!」

 

「他に雄英に無いものっていうと…看護科あるよね、士傑って。」

 

「おっ、詳しいッスね龍征さん!

自分も訓練で怪我ばっかして看護科の皆さんにもお世話になりっぱなしなんス。」

 

「同級生にそっちの看護科に行った奴がいてね、たまに話聞いてるんだ。」

 

「なんと!」

 

士傑高校看護科、ヒーロー科ほど難易度は高くないけどかなりの難関だ。医者や看護師を志す人達の登竜門とも言われてる。

私は雄英ヒーロー科、その子は士傑看護科、その年の餓鬼道きっての出世頭だって当時の先生たちはもて囃してた。

有名高合格…同学年だともう1人、才子先輩の通う聖愛学園ヒーロー科に首席合格した奴がいたっけか。

 

「名前はなんて言うんスか?会ったことがあるかも知れねえ!」

 

「ウルルだよ。

破柘榴羽留々(はざくろうるる)、背の小さくて声の可愛い女の子。」

 

そんで特異個性の山ほどいる餓鬼道でもいっとう難儀な個性を抱えた子だ。

元気してるのかな、ウルル…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

食事も食べ終えて、軽いミーティングの後私と夜嵐君、バックドラフトさんは街へとパトロールに繰り出した。これから一時間ほど回ったあと、地元の動物園に火災予防運動で訪問しに行くのでそれに私達も同行させて貰えるのだそう。

 

「動物園…災害が起きた時はどうするんだろう。」

 

「檻の中の動物とか火事でパニックになったりするんスかね。ライオンやトラなんかが脱走して暴れだしたりしたら大事件だ。」

 

「動物園側も万が一の事も考えて防災訓練や消化機器の設置は義務付けられてるし、今回はその点検と確認の為に訪問するって感じかな。

…ホントは()()の仕事なんだけど。」

 

「「?」」

 

マスクごしでも分かるくらい大きなため息を吐いたバックドラフトに疑問符を浮かべながら、この辺の施設についてスマホで検索かけてみる。

動物園動物園っと…

 

此処か

 

「国立『逢魔ヶ刻動物園(おうまがどきどうぶつえん)』…もしかして訪問先はココですか?」

 

「そうだよ。消防署からちょっと車で行った先、山の方にひっそり建ってる結構歴史のある動物園なんだ。

そして、とあるヒーロー唯一のスポンサー企業さ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私達はヒーロー姿で街を哨戒中。

この辺は治安も良いし統計的に見てもヴィランが出る割合は少ないらしいけど、ヒーローがパトロールする事に意味がある。

 

「歩きながら説明するけど、君達は職場体験生。

オレの許可なしに個性の使用は法律違反で罰せられるから絶対にしてはいけないよ。

特にレップウの風操作は目立つからね、許可なくやったら一発アウトだ。」

 

「はいっス!」

 

「私の翼竜達はどうなんでしょう?」

 

「グァンゾルムの翼竜達は…グレーかなあ、あまり勝手な行動はさせないように。

パトロールひとつとっても周辺地理の把握やヴィランへの抑止になるからね。気を抜かずしっかり異常がないか見て回るんだよ。」

 

「了解です。

翼竜に空から周囲をチェックさせます。アイツらの意思は私に伝わるので異常があれば報告させますね。」

 

「それは有難いけど、グァンゾルムの翼竜達はそんな事もできるのかい!?

便利な個性だなぁ、君自身の竜化も相まってまさに竜の女王様だね。」

 

「竜の女王…女帝ッスか!なんかカッコイイッス!」

 

「止めてくれレップウ、女帝呼びは私に効く。ホント勘弁して…」

 

夜嵐君…ヒーロー名レップウは純粋に褒めてくれたんだろうけど、その通り名は私にとって汚点でしかない。

何よ『餓鬼道の女帝』って、そんなアホみたいな異名が拡がったせいで隣の県から不良が道場破り感覚で押し寄せて来るんだぞ。バーーッカじゃねえの!?

 

「あ!バックドラフトだー!」

 

「消防車のおじさーん!」

 

声のする方を見やれば道路挟んで向かい側で母親に連れられた子どものグループがこっちに手を振っている。バックドラフトさんも水分操作で水の手を作ってそれを振り返す。子供に人気なんだねえ、彼。

 

「この間保育施設向けの防災講習であの子たちの通う保育所に行ってね、その時に仲良くなったんだ。

地域に根ざすヒーローだから地元の人との交流もしっかりしないと。」

 

「へえ、そうなんですか。」

 

「良いっスよねこういうの…ザ・ヒーローってカンジがして!」

 

例え多くの人に知られていなくても、バックドラフトは個性で皆を守るヒーローなんだ。こういうの見ちゃうと私も皆に安心して貰えるヒーローになりたいなって改めて思っちゃう。人前で愛想良く笑顔とか人生のトップ3に入る苦行なんだけど…

 

エンデヴァーみたいにストイックにヒーロー活動やってるのも嫌いじゃ無いけどね。

 

「やっぱヒーローはアツくて皆に憧れられてこそッスよ!」

 

「その様子だとレップウはエンデヴァーとかとはソリが合わないかもね、あの人取材とか殆ど断っててファンレターも燃やしてるって噂が経つほどストイックなヒーローだし。」

 

「ぬ……そうッスね。」

 

冗談半分だったけどレップウはなんか落ち込んだ。

雄英に続いてエンデヴァーも地雷?なにこの子地雷多過ぎない?地雷原か?

 

「なあ、バックドラフトと一緒に居る女の子…」

 

「雄英体育祭で準優勝した子じゃんね?」

 

「やっべ超可愛くね?」

 

「コスチュームカッコイイ…ヒットマンみたい。」

 

バックドラフトが子供達の対応に追われるよそで、此方を見ながらコソコソと話す声が聞こえる。明らかに私の話をしてた。

 

う''ッ''…これは嫌な予感がするからこっそりレップウの影にに隠れるようn「おねーちゃん!私ゆーえー体育祭見ました!サインください!」ファッ!?いつの間にか知らないお嬢さんに裾を掴まれてる!?やめてそんな純粋な瞳で私を見ないで!

中学時代のせいで普段から悪評ばかりでやって来るのは不良ばっかりだったから何度やってもこういうの慣れないんだよ…というか不良の足掻き以外で裾掴まれたの生まれて初めてだわ。

 

「あ、ありがとう…でも私はそんな大した奴じゃ…」

 

「……だめ…ですか……?」

 

「わああああ描く描く!描くから!

あ〜お姉ちゃん今無性にサイン描きたい気分なんだよなあ〜10枚でも100枚でも描いちゃうぞぉ〜!!」

 

だ れ か た す け て

 

一縷の希望を込めてレップウに視線で助けを求めて…スゲーいい笑顔でサムズアップされた、この役立たずめ!

観念してお嬢さんの色紙にサイン(勿論サインなんて描く練習してないので自分のヒーローネームをそれっぽく崩して描いた落書き)を描いて手渡した。女の子、引率のおばあちゃんに駆け寄って大喜びしてる。

聞けばこの子達は近隣地区の()()にある施設からやって来たらしい。

保須って言えば話題の『ヒーロー殺し』が出没してるスポットだ、奴は今の所一般市民には手を掛けてないけど一応警戒が必要かな…

 

「良かったわねえ、大事にしなさいよ。」

 

「ウン、おばあちゃん!

…ぐぁん…ぞる…これがおねーちゃんのヒーローのなまえ?」

 

「そう、『グァンゾルム』。レスキューヒーロー目指してるんだ、応援よろしくね。」

 

「ぐぁんぞるむ…!かっこいい!

あのトカゲさん達にピッタリの名前だね!」

 

空を警戒していたザッハトルテを呼び戻して女の子に撫でさせてあげた。鳥とは明らかに違う未知の生物をかわいいかわいいと言って犬みたいに撫で回す彼女はだいぶ肝が据わってると思う。

というかさ、私より翼竜どもの方が人間慣れしてない!?なにさ女の子に擦り寄って手なんか舐めちゃって、コイツ人とのコミュニケーションに慣れきってやがる…!

 

クルルル…?(ニチャァ)

 

お?なんだその「ご主人、こんな簡単な事もできへんのん?」と言わんばかりの目は。焼き鳥にするぞクソトカゲ。

 

「君、その帽子は士傑高校だな?

君も職場体験?」

 

「ッス!士傑高校1年夜嵐イナサ!ヒーロー名は『レップウ』でやらせて貰ってます!」

 

「元気で良いじゃないか。

…という事は今年は雄英と士傑から一人ずつ職場体験が来てるってこと?」

 

「そうなんです、有難い限りですよ。」

 

「凄いじゃないバックドラフト!」

 

あっという間に私たちを取り囲んで人集りができてしまう。皆珍しいからなんだろうけど、このままじゃパトロールどころじゃないのでは…

 

 

ッ!?

 

 

「バックドラフト、事件です!

約1km先にある平屋の建物から不審な黒い煙が上がっているのを翼竜が見つけました!」

 

空を旋回している翼竜が異常を発見、すぐさまバックドラフトに報告する。

 

「!

よし、行こう2人とも。

それじゃ失礼しますね。」

 

抱き上げていた子供を優しく下ろし、バックドラフトの雰囲気が変わる。仕事モードって感じ。

 

「グァンゾルム、君の翼竜でオレ達を運べるかい?」

 

「問題ありませんけど良いんですか?学生が個性を無闇に使ったりしたら…」

 

「消防活動は如何に現場へ素早く到着するか、初動が一番大事なんだ。

オレが承認するから頼むよ、グァンゾルム。」

 

「…分かりました、乗り心地について文句は聞きませんからね!」

 

指笛を鳴らすと哨戒していた翼竜達が舞い降りてバックドラフトとレップウの肩をガシッと掴む、そして私もいつもやってるように飛んで来たガトーの脚を掴んで、市民の皆さんから声援を受けて空へ舞い上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うおおお速えーーッ!?」

 

「結構揺れるねコレ!?

グァンゾルム、建物と現場周辺の状況は?」

 

「建物は古い木造平屋の一戸建て…たぶん中華料理店だと思います、煙が出てるのは奥の厨房…

…ッ今火が出ました!

看板の名前は『中華のマサ』。入り口から客らしき人達と店員が出てきてるのを確認、まだ出火から間もないですが隣の建物との間隔が狭いので延焼の可能性も有り得るかと。」

 

「OK、完璧な状況報告だ。

消防隊に連絡は入れた。現場に到着したらレップウはオレと一緒に野次馬の規制、グァンゾルムと翼竜達は付近の確認を続けて、消防隊が到着しだい彼等の指示に従って捜索を頼む。

…職場体験だから本当は危ない事には巻き込めないんだけど、命が掛かってる現場だ。使えるものは全部使わせてもらう。いいね?」

 

「私炎耐性高いですから、大丈夫ですよ。」

 

「勿論お手伝いさせて下さい!

アツくなってきたッスよーー!!」

 

「いやこれから火消しに行くんだから熱くなっちゃダメでしょ。」

 

「そうッスね!クールに…クールに燃えて行きましょう!」

 

「アンタよく言動が破綻してるって言われない?」

 

「安心してください!この間肉倉センパイに言われたばかりッス!」

 

「あはは、君たちマイペースだよね…」

 

 

 

 

 

 

 

私の翼竜なら陸路を行くよりも断然早い、ものの数分で現場に到着した。

 

『消防ヒーローバックドラフトです、じき消防車が来ます!道幅を確保して付近の皆さんは建物から離れて!

そこ写真撮ってる場合じゃないよホラ!』

 

「少年達危ないッスよ、下がって下がって!」

 

着くなりあの仮面の中に拡声器でも内蔵されてるのか大きな声で野次馬に注意を呼びかけるバックドラフトとそれに張り合えるくらい地声のデカいレップウを眺めながら、私は翼竜達を使って空から確認。

…火が出てるのは木造平屋、料理店奥の厨房、建物の裏側は路地を挟んでるから後ろに延焼する危険は無さそうだけど両隣は建物同士の間隔が狭いうえに右の店は床屋だ。髪染め用のスプレー缶とか大量に置いてたら大爆発が起きちゃうよ。

 

「バックドラフト、間もなく消防車来ます!」

 

『OK!皆さん消防車が来ます、道へ出ないで!』

 

報告した直後にサイレンと共に消防車が曲がり角から駆け込んできて、一斉に防火服に身を包んだ隊員達が降りてくる。先頭の人に状況を説明し、彼の指示のもとホースを担いだ隊員達がテキパキと動き始めた。

 

「周囲の建物内に人が居ないか確認!ホースの筒先は正面に2本、裏道に1本回せ!

バックドラフト、消火栓1つ任せる!」

 

「了解!」

 

叫んだバックドラフトの足下、消防隊の為に街あちこちに設置されている消火栓の蓋が開き、そこから大量の水が吹き上がる。

彼の個性『水流操作』だ、空気中の水分を操作して水を作り出す。そしてそれを応用させて周囲の水を自在に操るヒーロー。こと火災消火において彼の右に出る者はいないだろう。

轟とかなら氷でワンチャン右に出るかもしれないが。

 

「とりあえず周囲に水を撒いて湿気させるよ!

グァンゾルム、付近の避難状況を!」

 

「了解!

…大丈夫です、今消防隊の方が避難を呼びかけて両隣の家屋から人は居なくなりました!

店内に一匹突入させましたが逃げ遅れた人は確認してません!」

 

「ええっ!?大丈夫なの翼竜、めっちゃ燃えてるけど!」

 

「炎耐性高いですから。」

 

火災なんてチャラヘッチャラよ。

バックドラフトの降らせる雨によって隣へ延焼する危険は無くなったっぽい。

店内にはガトー、ブラウニーを続けて突入させたついでに側にある油のボトルとか燃えそうなものを掴ませて外へ出す。

その後も3匹に散策させて、違和感に気付いた。

 

…アレ?ちょっと待ってまさかこれって

 

「バックドラフト!この店地下がある!」

 

「何ィ!?」

 

「火元の厨房、そのすぐ横に金属製のハッチみたいなものを確認!」

 

「店長…店長がそこに居る!」

 

「えっ…」

 

私とバックドラフトの前に飛び出して来たのはこの中華料理店の店員らしき格好の男性。兎に角焦っているようで大声でまくし立てた。

 

「店の地下は香辛料の保存倉庫になってるんだ!さっきまでこの辺り探したんだけど何処にも店長の姿が見当たらなくて…きっと火事が起きる直前に地下へ入ってそのまま閉じ込められたんだと思う!」

 

「なんてこった…このままじゃ蒸し焼きにされちまうぞ!

グァンゾルム、ハッチは今どうなってる!?」

 

「崩れた棚と大型のガスボンベに下敷きにされてます!ハッチの持ち手も歪んでて…ッでも私の翼竜なら退かせます!」

 

「分かった、レスキュー隊に救助へ行って貰おう!翼竜達にはサポートを!」

 

「大丈夫なんですか!?ガスボンベに引火したりしたら…」

 

「誰かの為に命張るのがレスキュー隊の仕事だ!

寧ろ中の状況がここまで分かるのは有難い、急いで準備するから待っててくれ!」

 

そう言って私とバックドラフトの話を聞いていたレスキュー隊員の1人が駆け出して、他の隊員達と話し合い消防車の側でゴソゴソし始めた。

急いで残りのガナッシュも呼び戻し突入させて四匹総出で邪魔な棚とガスボンベを傷付けないように取り払わせる。その間にレスキュー隊が準備を整え突入、器具でハッチを無理やりこじ開けて中を確認し閉じ込められていた店長を引っ張り出して大急ぎで外へ脱出した。

 

「要救助者確保ォ!」

 

防火服を羽織り煤けた顔の店長らしき男性を連れて出て来たレスキュー隊に歓声が上がり、一安心したのも束の間。

 

店内の熱が一気に膨れ上がるのを感じた。

 

『…ッみんな伏せて!!』

 

体育祭後、印照重工へ職場体験へ行く為の推薦状と引き換えにサポート科の発目さんに頼んで作ってもらった首巻マイク、翼竜四匹の首に撒いて私の声が伝わるようになってるスピーカーで周囲の迷惑もお構い無しの大音量で叫ぶ。

 

ドカン!と大きな音と共に店内が爆発し衝撃で周囲の建物のガラス窓が纏めて割れ散った。

…翼竜を通して店内を状況を知った私なら分かる、これだけの爆発を起こせるものがなんなのか。

 

次いで勢いよく店内から飛び出した巨大な鉄の塊、突然過ぎて誰も反応できないまま人混みの中、何もわからず唖然とする男の子へと飛び込んでいくそれを止めるため殆ど反射で飛び出して彼との間に身体を挟み込んだ。

 

身を出すのが遅過ぎたからガードもできない。さっき翼竜に取り除かせたガスボンベ、そのひとつが引火、爆発し店外まで吹っ飛んで私の額を直撃した。

 

がごんっと聞いた事無いような異音が頭の中で鳴り響く

 

頭に強い衝撃が走って首が仰け反る、それだけだ。私は頑丈なのだ。でも不安定な体勢だったので思わずよろけて膝を着いてしまった。

鈍い音を立てて私に直撃し跳ね返ったガスボンベはあらぬ方向へすっ飛んで別の建物の壁に突き刺さった。それだけでどれだけ速度が出ていたのか伺える。あっぶね、跳ね返った先に人が居なくて良かった〜…

 

「「グァンゾルム(龍征さんッ)!?」」

 

「お姉ちゃん…?」

 

バックドラフトとレップウが叫び、後ろの子も我に返って震えながら服の袖を引っ張ってる。

大丈夫だよ、怖くない怖くない…

 

「ちょっ!?大丈夫ッスか!?」

 

「大丈夫、自分頑丈なので。」

 

「いやいやいや!当たったの30kgクラスのガスボンベだよ!?

首が折れてもおかしくは…ホントに無傷だ。何故!?」

 

野次馬もザワつきながら心配してくれてるみたいだが、オールマイトと同パワーで殴られても平気なのは過去に実証済みなのさ。ふぉっふぉっふぉ。

 

 

 

 

 

 

 

それから20分ほど経って。

さっきの爆発が最後だったのか、消防隊とバックドラフトの懸命な消火活動の甲斐あって火はもうすぐ消し止められそうだ。

地下室から救い出された店長は少し煙を吸ってしまったくらいで大きな怪我もなく、駆け付けた救急隊に介抱されている。

翼竜達には上空で哨戒を続けさせて、私は事後処理を行う事になったバックドラフトと交代でレップウと野次馬の規制に精を出していた。

 

「はいはい危ないよー規制線より前に入らないでねー。

いやーハラハラだったね、一時はどうなるかと。」

 

「いやいやいや十分大惨事っス!ガスボンベ当たったのが龍征さんじゃなかったらバッチリ明日の一面飾ってたッスよ…」

 

驚き通り越して呆れてるレップウの視線の先には建物の二階部分のコンクリートの壁にまるで生えているかのように突き刺さったガスボンベだ。

てゆうか壁崩れずに突き刺さるって凄くね?あとで写真撮って響香達に送ってあげよ。

 

「まあ私じゃなかったら頭が潰れたトマトみたいになるとこだったからね。HAHAHA。」

 

「なぜ他人事!?

あとオールマイトの声マネ上手いッスね!」

 

テレビでオールマイトがやってるような小粋なジョークを飛ばして場を和ませる私、デキル女。

 

「……」

 

そんな私と会話していた夜嵐君はなぜだかうつむき加減だ。もしかしてまたなんか地雷踏んだのか?年頃の士傑生はわからん。

 

「…俺、何にも出来なかったッス。

龍征さんや翼竜達は現場の情報を知らせたり、レスキュー隊と一緒に飛び込んで活躍したのに俺は何も…」

 

「適材適所だよ。

たまたま私の翼竜達が活躍できる場面だっただけ、ホントはレップウみたいに交通規制してるのが職場体験生の本来の仕事なんたろうし。

それにレップウは活躍したいから職場体験に来たわけじゃないでしょ?

現場の空気を生で感じて、今後のヒーロー活動に活かす為に此処に居るんだから。別に何かを成し遂げなきゃいけない訳じゃないよ。」

 

交通規制だって立派な仕事だぜ?

バックドラフトが言ってたでしょ、使えるものは全部使うって。

 

「…龍征さんはオトナッスね。」

 

 

「おーい君、翼竜を使役してた女の子!」

 

そんな会話をしているとさっき火事に飛び込んで行ったレスキュー隊の人から声をかけられた。

翼竜による報告と咄嗟の状況判断をこれでもかと褒め称えられ嬉しいやら恥ずかしいやらで変な気分、次いでに野次馬からも歓声を受けて褒めちぎられて…みんな揃って私を殺す気なのか?こちとら褒められ慣れてないんじゃ!

それでも頑張って外行き用の笑顔取り繕って手とか振ってみちゃう今日この頃。でも恥ずかしくなって最終的に体の大きなレップウに隠れて交通整理に専念することにした。

 

……誰かに感謝されるって悪くない

 

 

 

 

火事は無事に消し止められ、消防隊に現場を引き継いでもらい私達はパトロールに戻る…その直前で。

 

「おいオマエ。」

 

レップウとバックドラフトの元へ戻ろうとしたその時、不意に声を掛けてきたのは…

 

「さっきの動きは中々のモンだった、私が飛び出すより速いとか学生のクセに生意気だ。」

 

「えっ…」

 

現れたのは…というか野次馬の中を割って上から飛び降りて来たのはえっぐいくらいハイレグバニー姿のムキムキでムチムチな褐色女性、特殊性癖の塊みたいな人。

つかこの痴女…

 

「ラビットヒーローミルコ!?」

 

「オイコラ今スゲェ失礼なモノローグ入れたよな?1回蹴らせろオマエ!」

 

 

 

私の職場体験は一筋縄では終わりそうにない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

★爆豪勝己の職場体験★

 

 

さて、雄英高校1年首席、爆豪勝己は職場体験先に都内某所のオフィスビルへと訪れていた。

彼が選んだのはNo.4『ベストジーニスト』、〝ファイバーマスター〟という服の繊維を操作し敵を捕縛するプロヒーローだ。服を着ない人間などごく一部を除き存在しない、故に非常に強力な個性である。

そんな事務所からスカウトを受け爆豪が此処を選んだ理由は単純である。

 

「トップヒーローの元でもっと強い敵と戦い実戦を積むため」だ。

 

そんな野望を抱きベストジーニスト事務所の門を潜った爆豪は今…

 

「キミ、癖毛が酷いな。ちゃんとトリートメントしているのか?」

 

「…しとらんわクソがっ!!」

 

個性により無理やり椅子に座らされ、髪型を八二カットに矯正させられていた。

 

 

ベストジーニストが爆豪を指名した目的、それは戦闘力云々は別として日頃の素行が悪過ぎる彼を少しでも矯正してやろうと思ったからだ。

初めは大量の菓子折を持って事務所に現れた爆豪を見て「もしかして最低限の礼儀は出来ているのかもしれない」なんて思ったベストジーニストだったのだが蓋を開ければ『下水を泥水で煮沸かした性格』は伊達ではなく、こうして見事に彼の矯正に当てられている。

 

「雄英体育祭で見た君の言動、実に矯正しがいがある男だと思ってね。

こうしてスカウトさせて貰ったんだ。それと菓子折については龍征さんにお礼を言っておいてくれたまえ。」

 

「はァ!?自分で言えや!連絡手段くれえあんだろがよォ!」

 

 

叫び暴れる爆豪だがファイバーマスターによって雁字搦めに捕らわれていては目立った反抗などできるはずも無く、為す術なく髪型を八二ヘアーにされていく。

因みにサイドキック達は爆豪伝いで帝から届けられた菓子折に舌鼓を打ってる最中だ。

 

「上昇志向の強い君の事だ、私のもとで更なる強敵と戦いたくて此処を指名したんだろう……そして、君がどうして我が事務所を選んだのか。他にも理由はあるね?

おそらく龍征さんから聞いているハズだ。」

 

「…ッ!!」

 

「喜ぶといい、もとよりそのつもりだ。ちゃんと連れて行くとも。

餓鬼道中学校へ、ね。」

 

 

 

餓鬼道中学校、問題児ばかりが集まり『県内最悪』の異名を持つ不良校。

乱闘騒ぎが絶えず、ほんの数年前までは毎日のように悪評が他県まで流れ、マトモな神経をしたものなら校内周辺一キロ以内に近寄らないとさえ言われている。

そんな教育機関と呼べるかさえ怪しい学校を3年前に統一し、無軌道な彼等に秩序をもたらした者こそ龍征帝その人なのだ。

 

「彼女の矯正は素晴らしいものだった、今までの私の価値観を全て塗り替えるほどにね。

君にも是非彼処の空気を肌で感じて存分に味わって貰いたい、そして一つでも多く学ぶんだ。」

 

懐かしそうに話すベストジーニストに縛られたまま爆豪は内心ほくそ笑む。

体育祭ではろくな決着にならず気に入らなかった女、龍征帝の原点とも言うべき中学校へ赴く事ができるのだ。聞けば餓鬼道中学校は特異個性持ちの多く集まった学校だというではないか、それを彼女はたった一人で制圧、統治した。「彼女に出来て自分にできないわけが無い」爆豪はそう思わずにはいられなかった。

 

 

 

原作と少し違った爆豪の職場体験はここから始まる

 

 

 




★帝に対する反応シリーズクラスメイト編(誰得)

青山優雅
「体育祭の彼女、キラキラしてた☆勿論ボクには劣るけどね☆」

芦戸三奈
「お菓子美味しいし面倒見が良い1ーAの姉御肌ってカンジ!」

蛙吹梅雨
「最初は怖い子なのかと思ったのだけど話してみるととても優しくて良い子なの。A組を陰で支えてくれる頼もしい存在だわ。」

飯田天哉
「普段はだらしのない行動ばかりだが、いざと言う時は率先して皆を導き守る。メリハリのある女性だ。しかしもっと恥じらいを持って欲しい!」

麗日お茶子
「かっこええよねぇ…ドレスよりもタキシードが似合う、女の子なのに下手な男子より白馬の王子様ってカンジ。ウチもあれくらい身長高ければなぁ。」

尾白猿夫
「彼女の近接格闘…喧嘩殺法は俺も参考にしているよ。経験を積んでるからこそののあの余裕と動きは羨ましい、いつか手合わせして欲しいな。」

上鳴電気
「不良校を統一したってヤバくね?才能ウーマンにも程があるっしょ!濃っゆい中学生活送ってんよなあ…」

切島鋭児郎
「龍征の頑丈さは俺も憧れてるぜ!USJん時のあの防御力、あそこまで到達できれば俺も『護るヒーロー』に一歩近づけるってもんだ!」

口田甲司
「彼女の従えてる翼竜、あそこまで知能の高い生き物は他にいないよ…もしかしてただの生き物じゃないのかも…?」

砂藤力道
「あいつの菓子作りの腕は本物だぜ、時々味見を頼まれるんだが食べる度にレベルが上がっていやがる…つってもあいつの目標が『食べただけで美味さのあまり服が破れるレベルの料理を作る』ってのはどういう事なんだ?」

障子目蔵
「実力、精神面共にクラスでトップクラスの生徒だ。索敵と戦闘を両立させる万能個性は俺も見習いたいところ。
もう少し恥じらいを覚えて欲しいんだが…天は二物を与えずと言うしな。」

耳郎響香
「めっちゃロックな私の友達。物覚えも良いしFコードもちょっと教えたら直ぐマスターしたよ。
でもなあ…暑いからって不用意に下着を晒すな!頼まれたからって物理的に胸を貸すな!アイツよく今まで貞操守って来れたよね!?」

瀬呂範太
「不良校出身!元生徒会長!餓鬼道の女帝!かぁ〜濃い!キャラが濃いね!羨ましいわ!」

常闇踏陰
「龍を操り、その身に龍を宿せし者…
あまり多くは語るまい、その圧倒的な力はクラスでも随一だろうな。しかし大いなる力には大いなるリスクが伴うものだ、俺のダークシャドウがそうであるように彼女の中に宿る龍にも恐ろしい秘密が隠されている…きっとな。」

轟焦凍
「いつも面倒くさそうにしてるけどなんだかんだ面倒見が良い、俺も世話になってる。
あと姉さんがよく行く喫茶店で働いてるんだってな、じゃあ姉さんも世話になってる。親父はあいつの事でなんかブツブツ言ってたが、ウチの事情に龍征まで巻き込む訳にはいかねえ。」

葉隠透
「可愛いよりカッコイイが似合うよね!
ヒットマンみたいなヒーローコスチュームだから余計思うんだろうけどすらっとした足にスーツが映えるっていうか。あとお菓子美味しい!A組女子完全に餌付けされてない!?まあおいしーからいーや!」

爆豪勝己
「ア゙ア゙ッ!?決勝の時の勝負はまだ着いてねェんだ、次こそあのクソトカゲを捩じ伏せて俺がトップだって証明すンだよ!
それとォ!女の恥じらいとかちゃんと持てやクソ痴女がァ!見とるこっちが恥ずかしいわ!」

緑谷出久
「4匹の自立する翼竜とオールマイト級の攻撃を防ぎ切る頑丈な身体、そして高熱の火炎と熱操作の応用…レスキューにも戦闘にも活かせる万能個性だ。更に巨龍化による『巨大化』という純粋なアドバンテージも取れるしまさに向かところ敵無しって感じ、でもそれに応じたデメリットを如何に最小限に抑えながらヒーロー活動を行えるかが彼女の今後の焦点になる仮に龍征さんと敵対した場合の最適解h(以下300文字省略)
あ、あと…距離が近くて…あいや慣れてない僕が悪いんだけど…その、胸とか当たってて…すいません…」

峰田実
「生で見たミカドっぱい…ぬへ…ぬへへへへ…
無知シチュとかオカズに困んねえな!土下座して頼んだらヤらせてくれs(ここから先は血で真っ赤に染まっている為判読不可能)」

八百万百
「彼女の咄嗟の判断力は私も見習いたいところです。
翼竜達の応用の幅も大きいですし、熱操作なんてどれ程努力した末に得たものなのか…彼女の友人として並び立てるように努力する所存ですわ。
あと、私と帝さんが並んでいると何故か響香さんが近寄って来ないのは何故でしょう?胸も押さえて…気分が優れないのかしら…?」

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