関ヶ原円舞   作:紅夜猫

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更新が遅れてしまい申し訳ございません。

※この小説は独自解釈、独自設定が多々入っています。それでも良い方はどうぞ御覧ください。

(幕間)

吉継「なぁ、私は死んだんだよな。何故、前回で終わってないんだ?」

作者「細かいことを気にしてたらモテないぞ。」

吉継「何故、そんな話になる?」

作者「お前が何故終わらないんだ?と聞いたからだ。」

吉継「質問の答えになってないではないか……。」

作者「私はきちんと応えたが?」

吉継「………確かに答えているな。」

作者「そうだろう。全く、これだから細かい男は……。」

吉継「すまなかった。」

作者「謝るな。謝る位なら頑張ってこい。」

吉継「分かった。なら、謝罪の分も取り返してくる!」

作者「ふっ……良いこと言いやがって。」

作者「それでは……関ヶ原円舞 第2話の始まりです。楽しんでいってください。」


時を駆ける

時は 天正元年(1573) 近江国・今浜

ここに、観音寺という寺があった。その観音寺の一室に一人の若い男が寝かされていた。

 

「なぁ和尚……この方は、何時になったら目を覚ますのだ? 」

 

一人の少女が隣に座っている若い僧に話しかけた。

 

「分からん……最悪の場合、目を覚まさんかもしれん。」

 

この青年僧はひどく淡々とした口調で応えた。

 

「そうか。なら、最悪の場合に備えるか……。」

 

少女も落ちついているが、その声には悲哀が混ざっていた。

 

「では…佐吉、この方の様子見を頼んだ。」

 

僧は、読経を行うため部屋を出ていった。

 

「起きぬか……。」

 

少女、いや……佐吉は一人呟いた。

 

「よし……殴るか。」

 

佐吉は少女なのになんとも物騒なことを考えるものだ。

 

「起きろ……このボケ……」

 

佐吉の鉄拳が少年の鳩尾に撃ち込まれた。

 

「ゲホッ……ゴホッ……ゲホゲホッ……」

 

どうやら、起きた。

 

「和尚ー。病人が起きたぞ。」

 

「……そうか。」

 

佐吉が喜ばしい知らせを伝えても、青年は淡々とした口調だった。

 

「客人……起きたなら、働くか、さっさと出ていけ。」

 

佐吉は冷血漢のようです。

 

「ゲホッ……待てや。」

 

少年は相変わらず辛そうです。まぁ……鳩尾に拳が入ったから当たり前ですが。

そこに……例の血の通ってない僧が戻ってきました。

 

「客人……名は?」

 

僧の言葉は短いですが、優しさの感じられるものでした。

僧にも一応血は通っていたようです。

 

「私か?私は大谷平馬だ。」

 

「大谷……か。六角の旧臣のものか?」

 

僧が興味を持ったようです。佐吉の方も興味深そうにしてます。

 

「いや、六角は父上の仇だ。」

 

「そうか。なら次だ。何故、この寺の前に倒れていた?」

 

僧は……悲しそうな顔を一瞬見せました。そして、次の質問をしました。

 

「分からぬ。ただ、心当たりはある。」

 

「ふむ。話してみろ。」

 

少年の話を聞いてか彼の口調も柔らかくなりました。

 

「私は一度……死んでいるのだ……。」

 

「ほう……。面白い。話を続けろ。」

 

どうやら彼は俺様キャラかもしれません。

 

「私は今から少し遠い未来、美濃であった戦で命を落としたはずだったのだ。

しかし、どういう訳か。ここにいる。」

 

「そうか。それは難「未来を見たのか!?」」

 

彼の言葉は途中で遮られた。佐吉が話に食いついたからである。

「なぁ、私の未来はどうだったのだ?」

 

「………………………」

 

佐吉の食いつき振りに平馬の方も驚いています。

 

「なぁ……教えてくれ。私の未来はどうなるのだ?」

 

「お前の名を聞いておらぬから分からぬ。」

 

「私か?私は石田佐吉だ。」

 

「佐吉?佐吉だと?」

 

平馬が驚いています。

 

「ああ、私の名は佐吉だ。」

 

「そうか。佐吉……お主は天下人の片腕となるが気を付けた方がよいな。」

 

平馬は……佐吉に未来を教えました。これが後の世に大きな影響を及ぼすとも知らず。

 

「ふむ。要約すると、お主は一度死に、蘇ったというわけだ。」

 

「そうなるな。」

 

彼と佐吉は物分かりが良かったようです。

 

「なら、平馬よ。今日からここをお主の家と思うがよい。」

 

「いいのか?」

 

平馬は驚いています。無理もありません。

見ず知らずの者を家に置くなんて普通ならかんがえられませんから。

普通なら……ですが。

 

「別に構わん。佐吉の話し相手が出来て私も楽ができるからな。」

 

「そうか。かたじけない。」

 

本音が丸見えでしたが、平馬は置いてもらえることを喜んでいるので気にしてないみたいです。

 

「なぁ、平馬。未来の話、色々してくれないか?」

 

「ん?別に良いが。」

 

佐吉が平馬と仲良くしているのを見て彼は音を立てることなく部屋を出ました。

 

(ここに置くからには働いてもらおうと思ったが、あの様子では佐吉の話し相手になってもらうしかないか)

 

襖を閉じながら彼は思ってました。

 

(未来から来た……か。中々面白いことを言っておったが、目を見る限り満更嘘では無さそうだな。)

 

彼は襖を閉じ、読経の続きをするために来た道を引き返していきました。

 

 




(幕間)その日の夜。

「なぁ、平馬。」

「何だ、佐吉。」

「ここの、今浜の城主に機転の利いた面白いことをやれと言ったよな。」

「ああ、そうだが?」

「しかし……今浜には城主どころか城もないぞ。」

「大丈夫だ。近い内に、城が出来る。」

「そうか。なら、楽しみにしておこう。」

                      (終)
さて、これを読んでいただいてる方々2話目の更新が遅くて申し訳ございません。
作者が精神的にボロボロになって、風邪をひいて、これをひどくさせたのは全く関係ないことです。

さて、2話目はいかがでしたか?少し、おかしいなぁと自分では感じた回です。
これからも変なことになることが多々あるかもしれませんが、多目に見ていただけたらなと思います。

それでは次回予告を

遂に後の天下人、羽柴秀吉に仕えることとなった平馬と佐吉。
平馬は武官、佐吉は文官として同僚と仲良くなっていく。

その中、やって来た尼子勝久と山中鹿之助。
そして、主君信長より下された毛利討伐命令。
二人の真意とは一体?そして、信長の求める世とは……

次回、関ヶ原円舞 第3話「茶と鹿と両川」
お楽しみに。
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