俺の親友は前世は男だったけど、今は幼女になった   作:ボルメテウスさん

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私は親友を手にするならば、手段は選ばない

戦場に戻ってから、しばらくの間、私達の間は無言のまま戦場に出て戦った。

 

私は戦闘中は余計な事を言わず、部下達からしろがねと私の関係について聞かされたが、それを曖昧に濁しながら、戦っていた。

 

全ての戦いを終え、一日を終えると共に、私も戻りながら、身なりを整える。

 

現状、私個人として用意できる場所において、必要最低限の椅子に座り、寝具、そしてこの時の為に用意していた代用コーヒーを見つめる。

 

「待たせてすまなかった、戦場ではやはり怪我人が多くてな」

 

「気にするな。

私はむしろお前とは違い、怪我人を増やしている立場なのだからな」

 

そう軽口を言いながら入ってきたしろがねはそのまま着ていた服を脱ぎ、バックの中に入っていた簡易の衣服に着替える。

 

「なかなかに徹底しているな」

 

「寝ている間の寝汗などが感染の危険性もあるからな。

医者として、身なりを整えるのは患者の危険を防ぐ為に必要な作業だからな」

 

そう言い、淡々と言いながらも、奴はそのまま準備を終わらせた。

 

その間、私は余計な詮索をしに来る部下はいないか注意を行いながら、代用コーヒーを両手に持ち、彼に近づく。

 

「まぁ少しは落ち着け。

どうだ、代用コーヒーだが、ないよりはマシだろ」

 

「あぁすまない」

 

そう言い、着替え終えた彼はそのままコーヒーを飲み始める。

 

この戦場において、一番に嫌だと思える物、代用コーヒーの苦みに対して呆れながらもゆっくりと彼がコーヒーを飲んでいる姿を見る。

 

「・・・ふむ、代用コーヒーだが、苦さが何か別のが入っているようだが」

 

「戦場だからな、おそらくは代用コーヒーにも劣化しているのだろう。

すまない、無理ならば処分するが」

 

「・・いや、大丈夫だ。

感染対策はしてあるし、この程度ならば問題ないだろう。

それに、久しぶりに君がいれてくれたコーヒーだ、無駄にする訳にはいかない」

 

「あぁ、そう言ってもらえると、私も嬉しい」

 

彼は私に対して親切に笑みを浮かべており、私も安心して笑みを浮かべる。

 

「こちらに来てから、どうだ?

私に比べたら、良い暮らしをしているのでは?」

 

「そちらの事情を知らないが、確かに良い暮らしだ。

前の世界にはなかった温かい家庭、そこそこ裕福な家庭だからこれで不幸だというならば、罰当たりだからな」

 

「そうか、お前はそうだったのか。

まぁ私は孤児だったが、こうして我が身の魔力によって、ここまで上り詰めたがな」

 

「あっあぁ、そうだったのか、すまない」

 

彼はそのままこちらの事情を知ると、少し顔を伏せてしまい、彼の事だ、私が不幸な生活を送って心を痛めてくれたのだろう。

 

だが、それはそれとして、今は良いだろう。

 

「なに、こうしてお前と再会できただけでも良かったよ。

幸福があまりにも少なく、不幸や理不尽が多くあるこの世界では、お前との再会は私にとっては幸運でしかなかったよ」

 

この言葉に嘘偽りはなく、本当の事だ。

 

「そうか、こちらも君との再会を本当に嬉しいよ。

姿形が変わったとしても」

 

「言うな、この容姿にはこれまで苦労していたんだぞ」

 

「そうか、確かに男から女に変わったんだから、そうだよな」

 

「まぁ気にするな、この身体はこの身体で案外良い物だと、最近感じ始めたのだから」

 

そう言いながら、私はゆっくりと彼の様子を見る。

 

先程まで仕事の疲れもあって、少し身体の動きが鈍いようだったが、頬を見ると赤くなっていた。

 

「どうしたんだ、しろがね。

何やら様子が変だが?」

 

「いや、なんでもない。

少し熱があるようだ、すまないが、今夜は先に眠らせてもらう」

 

「あぁ、明日も早い。

早く寝たほうが良い、まぁこちらにいる間はすまないがスパイの疑いを晴らす為にも私と一緒に寝てもらうが良いか?」

 

「そうなのか、あぁ分かった」

 

「寝床はこちらだ、私も残りのコーヒーを飲んだら、寝させてもらう」

 

「あっあぁ、御休み」

 

「あぁゆっくりとな」

 

そう言い、彼はそのまま床に寝ころび、寝始めた。

 

10分、15分程経つのを確認し、私はゆっくりと彼に触れる。

 

彼は私の反応に気づかず、未だに寝息を立てており、起きる気配はなかった。

 

「くくっ、本当に無防備だな、お前は」

 

そう言い、私はしろがねが残したコーヒーをそのまま飲み干す。

 

「まさか、拷問に使う為に用意された物を使うとはな。

まぁ、これに関しては、特に後悔もないし、本音を言えば良いだろう」

 

そう言い、既に着ていた軍服を脱ぎ、寝ている彼のボタンをゆっくりと外していく。

 

あの代用コーヒーには媚薬、精神弛緩剤などという薬物を混ぜているが、普段は代用コーヒーを飲んでいないので、コーヒーの苦さだと勘違いしてくれたのだろう。

 

そして、私自身も既にその薬剤の影響を受けている。

 

「しろがね、私は既にお前の事しか考えられなくなったからな」

 

そう言い、私は笑みを浮かべながら、彼の元へと入り込む。

 

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