渡界者が行く(ちょっと再開)   作:完全怠惰宣言

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本小説は8割の勢いと、1割の作者の息抜きと、1わりの考えなしで出来ています。


歴史は揺蕩うよ何処までも

エニエス・ロビー崩落。

現在、世界はこのニュースで溢れていた。

僅か“8”人の少数海賊団により正義の象徴と言われた場所が完全崩壊し、剰えその海賊団は世界政府そのものに喧嘩を売ったのだから。

 

「まったく、ルフィの奴め。随分と派手に暴れたもんじゃのう」

 

ここは件の海賊団「麦わらの一味」船長「モンキー・D・ルフィ」を孫に持つ海軍の大英雄「モンキー・D・ガープ」が所有する海軍船。

ガープは連日報じられる“操作された情報”を見ながら新聞に載る愛する孫の顔を切り取り、アルバムに張り付けている。

 

「ガープ中将、ウォーターセブンが見えて参りました」

 

一人の少年が目的地に近づいてきたことを報告に来た。

ガープに報告後、ガープの部屋の豪華なソファーに揺ったりと座る海賊に目を向けるが、頭を振るうとそのまま退室してしまった。

 

「久方ぶりにお前さんらに会ったらルフィはどんな顔をするのかのう」

 

ガープは犬の被り物をしながら、自身の客である3人の海賊に声をかけるのであった。

 

ガレーラカンパニー仮設社宅

 

ナミたち麦わらの一味が集うこの場所にガープが襲来し、ルフィとゾロに因縁を持つコビーとヘルメッポが打ち負かされたそんな時だった。

突如ルフィがコビーと相対した時よりも速く、敵意を全開にして構えをとった。

その場にいた麦わらクルーは、ルフィの行動に驚きと共に強敵の出現を予期し迎撃体制を整えようとした。

その時だった。

 

ROOM(ルーム)

 

広場にいる全ての存在を覆うように半透明な膜のようなものが瞬時に広がった。

 

「シャンブルズ」

 

ナミが瞬きをしてしまったその一瞬で、ルフィの目の前に長刀を振りかぶった青年がいた。

それだけではなかった。

 

愛玩霊魂人形部隊(ホロウ・パペティアーズ)

 

ゾロの間合いから僅かに外れた位置にゴスロリ衣装でクマのヌイグルミを抱いた少女が唐突にいたのであった。

 

愛玩人形百鬼夜行(ドールズ・ナイトメア)

 

少女の声に反応したのか何処からともなく無数の愛らしい人形が、その愛嬌溢れる姿を無視しまくって手に手に凶悪そうな武器を手にゾロに襲い掛かったのであった。

先程とは違い一味の主戦力であるはずの二人が突如現れた二人におされていたのであった。

負傷が影響していると考えても、二人より数段格上の相手の登場に頭がおかしくなりそうであった。

 

悪魔風脚(デァアブルジャンブ)

 

ナミの隣にいたサンジはルフィに攻撃を仕掛けている男を迎撃するために、自身最強の技を放つ準備を終えていた。

自らの騎士道に殉じる彼は、ゾロの相手なっている少女を攻撃することが出来ないため、また傷の癒えていない船長を守るために戦いに割って入ろうとしていた。

 

百花繚乱(シエンフルール)

 

だが、そんなサンジの覚悟を嘲笑うかのように女性の艶やかな美声が木霊した。

瞬時にその声の主を見つけ出したサンジの目には可愛らしく笑う大人の女性がいたのであった。

 

束縛茨(ソーンバインド)

 

彼女の声が再び木霊すと、サンジの体は無数の腕で捕らえられてしまった。

サンジが無力化されたのを皮切りに、ゾロはヌイグルミのフワフワボディに押し潰され、ルフィも刀を首筋に当てられていた。

 

「・・・、強くなったなルフィ」

「あぁ、くそー、負けちまった」

 

ルフィの首筋から刀を引くと左手を差し出し、ルフィを立たせる青年。そんな青年の手をなんの躊躇もなく取り、立たせてもらうルフィ。

 

「ホロホロホロホロ、やっぱコイツ可愛くねぇな」

ちくしょう、邪魔だ退かせろコラ

 

ゾロを下敷きにした大量のヌイグルミの上に座り一息ついている少女。

そんな少女に対して、何か言っているようだがその大量のヌイグルミが邪魔で声が聞き取りにくいゾロ。

 

「あらあら、おイタはダメよ」

「ふぁい、うぉおねぇ様♥️」

 

束縛を解き、サンジの頬を撫でながら、大人の色香を薫らせながら窘める女性。

そして、その色香に完全に遣られて戦意を喪失しているダメ男(サンジ)

急に気が抜けた雰囲気にナミが呆れていると、その隣にいたロビオが下をむきながら振るえていることに気が付いた。

 

「何でだ」

「ちょっと、どうしたのよロビオ」

 

ロビオを挟む形で反対側にいたたしぎがロビオに声をかけると、顔をあげ、先程とは反対に驚きのあまり大きくなってしまった声をあげて叫んだ。

 

何でこんなところに、七武海の海賊団の、しかも“幹部”が3人もいるんだよ

 

その声に思わず件の3人を凝視してしまう麦わらの一味とガレーラカンパニー、フランキー一家一同。

 

“アーベン海賊団第2師団総合医療部隊船医長”。

 

「黙れ、ニコ屋。今いいところなんだ」

 

生死の天秤(ライブラ)”トラファルガー・D・ワーテル・ロー。

 

「此方に“殺意”はない」

 

懸賞金元4億6400万ベリー(海軍非公式発表にて更新中)。

 

“アーベン海賊団第1師団第二遊撃部隊式隊長”。

 

「ホロホロホロホロホロ、世界を引っ掻き回したからっていい気になってたのか?」

 

虚の霊姫(ホロウズ・プリンセス)”ペローネ・ペローナ。

 

「あたし達は“友達”に会いに来ただけだ」

 

懸賞金元2億ベリー(海軍非公式発表にて更新中)。

 

“アーベン海賊団第3師団智略部門学術科学長”。

 

「そうなの、だからあまり物騒な“モノ”向けないで」

 

百花妖爛(ローゼン・ダンタリアン)”ニコ・ロビン。

 

「それに今回、私達は“ある方”のメッセンジャーとして来ているのだから」

 

懸賞金元3億9870万ベリー(海軍非公式発表にて更新中)。

 

ロビンはそう言うと、自身のコートから大事そうに電伝虫を取り出すと机に置いた。

数秒とかからず、受話器から声が聞こえてきた。

 

『・・・・・久し振りだな、元気そうでなによりだよルフィ』

リヒター

 

“アーベン海賊団大船長”。

 

『活躍は耳にしている、というとガープ中将が怒りそうだな』

 

緋閻絶刀(ひえんぜっとう)”アーベン・D・リヒター。

 

『少し、用事があってお前に会いに行けなくてな。ロー達を名代にしたんだ』 

 

懸賞金元17億9900万ベリー(海軍非公式発表にて更新中)。

 

受話器から聞こえてきた声に嬉しそうに声をあげるルフィ。

ナミ達麦わらの一味は、奇しくも2人目の七武海と声だけではあるが、会合したのだった。




唐突に仲間になってたり、居なくなってたりするので訳分からなくなりそうですが、EPISODEシリーズは映画のように異なる歴史として扱っていただくと幸いです
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