オーバーロード 一足早い最強御方異世界転生   作:シオンカシン

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クエスト 【神の血の錬成方法を入手せよ】

クエスト 【森の賢王をペットにせよ】

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きゃー可愛い!ペットになって!

ペット?某を倒したらその力を認め、ペットになるでござる!

うんわかった!てい

こ、降参でござるよー

叡智を感じますね

え?

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あなたは、モモンガさんなんですよね?

そうだ、出来れば……

はい、分かってます

そうか、私は一冒険者だ

それを忘れないでね

分かりました。

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これでイベントをこなしたって事でいいですかね?

あ、ダメなんですか、いいじゃないですか

ちょ、ちょっと待って冗談ですよ

分かりましたよフィロさん

真面目にやりますよ

それではお楽しみください




第7話 冒険者【後編】

エ・ランテル冒険者ギルドにようこそ!

 

フィロの生死を確認する為、世界の情報を得る為、王国に潜入する事になったモモンガ達はエ・ランテルにいた。

 

ちょっとした試験の結果によって《最初のプレート》が変わる為、モモンガ達は実力を“ほんの少しだけ”出さなくてはならなかった。

 

その結果、いきなり《プラチナプレート》となったモモンガ達だった。

 

受付嬢曰くここ数年は無い事例らしく、冒険者チーム『オウンゴール』は期待の大型新人となったのだ。

 

名前を《オウンゴール》にした理由は簡潔極まりない、フィロにアピールする為だ。

 

さていよいよ最初の依頼を受けるにあたり、『オウンゴール』リーダーのモモンには大きな壁があった。

 

モモン「も、文字が読めん」

 

そうナザリックのメンバー全員が、現地の文字が読めないのだ。

 

解読が出来る眼鏡はあるのにはあるのだが数が少なく、大型新人となったモモンには文字が読めないなどという、イメージダウンになるかもしれない行為は避けるべきだった。

 

その眼鏡は一部の者しか持っていない。

 

モモン「ええい、ままよ!」

 

なんか書いてある依頼書とおぼしき紙を手に、モモンは受付に持っていく。

 

だが

 

受付嬢「申し訳ありません、モモンさん…この依頼書は、ミスリルクラスの方を対象にした依頼書です。残念ですがモモンさんには依頼出来ません」

 

モモン「分かっている、だからこそ持ってきたのだ」

 

受付嬢「え?」

 

モモン「確かにこの依頼書は、ミスリルクラスを対象にしているのだろう。だが私達はそれに見合う実力を有している。私や仲間達もその実力に見合った依頼をこなしたいのだ」

 

受付嬢「確かにモモンさん達はそれに見合う実力を持っているとは思いますが、申し訳ありません規則ですから」

 

モモン「…分かった、無理を言ってしまって申し訳ない。早まった真似をしてしまったな。では私達が受けられる依頼で一番難易度が高い奴を頼む」

 

モモン(よし!誘導成功!)

 

心なしか仲間達もサムズアップしている気がする

 

誘導し受付嬢が依頼を持ってくる待っていると…

 

⁇?「では私達の仕事を手伝っていただけせんか?」

 

モモン「あなた達は?」

 

???「僕達は『漆黒の剣』と言います」

 

冒険者が仕事の話を持ってきた。

 

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漆黒の剣と名乗る冒険者達が持ってきた仕事は、エ・ランテル周辺の魔獣達を狩る仕事だった。

 

王国の冒険者達にはそれぞれの実力ごとに階級が存在する。

 

“カッパー”

冒険者の見習い 魔獣との戦闘は許可されない

依頼は勤労奉仕やお使いなど

 

“シルバー”

冒険者の新人、このクラスから魔獣との戦闘が許可される

依頼は薬草採取や下位のモンスター討伐など

 

“ゴールド”

下位冒険者、護衛任務が許可される。

 

“プラチナ”

中位冒険者 冒険者が最初に慣れる最大の階級

最初からプラチナの冒険者は《ファーストプラチナ》と呼ばれる

 

“ミスリル”

上位冒険者 このクラスから未知への挑戦が許可

 

“オリハルコン”

最上位冒険者 国を超えての依頼が許可

 

“アダマンタイト”

最高位冒険者 王国では3チームのみ

 

この内モモン達は、前例のチーム全てがアダマンタイトになったという《ファーストプラチナ》ということだ。

 

漆黒の剣はプラチナになったばかりだが、エ・ランテルではそこそこ名が売れている冒険者で、チームリーダーでメンバーは戦士のペテル、野伏のルクルット、魔法詠唱者のニニャ、森祭司のダインである。

 

特にニニャは魔法習得が半分で済むという《タレント》を持つ事で有名だった。

 

《タレント》とはその人固有のスキルの様なものらしく、ニニャの様なものの他、明日の天気が分かるだとか、相手の魔法力が分かるだとかがある。

 

ニニャ曰く、この都市のはもっとすごいタレント持ちがいるらしいが……

 

顔見せも終わり、いざ出発しようとした一行だが受付嬢に止められる。なんでもご指名の依頼があるそうだ。

 

ご指名の依頼とはいえ先に仕事の話をしたのは漆黒の剣、モモンは断ろうとするが、その漆黒の剣から話を聞くだけでもと言われ一行は依頼主に会う。

 

依頼者は都市一番の薬師『ンフィーレア・バレアレ』だった。

 

ンフィーレアがオウンゴールに依頼を出したのは当然理由があった。

 

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モモン達が宿に行った際、やまこに対し絡んできた冒険者がいた。

 

だが当然の如く返り討ち、愚かな冒険者は“青いポーション”をニタニタと眺めていた女冒険者のテーブルへと吹っ飛ばされた。

 

女冒険者ブリタはモモン達にポーションを弁償して欲しいと言い、厄介ごとに巻き込まれたくなかったモモンは“赤いポーション”をブリタに渡したのだった。

 

話はここでは終わらない。

 

ブリタは見知らぬ赤いポーションを怪しみ都市一番の薬師と言われているリィジー・バレアレの元に持ち込んだのだ。

 

そして行われたやり取りは以下である。

 

リィジー「ンフィーや、珍しい物が来たぞ!」

 

ンフィー「おばあちゃん、このポーションって」

 

ブリタ「え、これってそんなに凄い物なの?」

 

リィジー「真のポーションは神の血の色をする。ンフィーよ、このポーションを渡した冒険者に依頼をして、錬成方法を探るのじゃ!」

 

ンフィー「うんわかったよおばあちゃん、僕やるよ」

 

以上が事の顛末である。

 

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ンフィーレアの依頼はカルネ村の近くにあるトプの大森林での薬草採取、そしてその護衛である。

 

依頼自体はタチミーの案で漆黒の剣との合同依頼とした。

 

道中、森の賢王なるハムスターをペットにしたいと言ったやまこが説得(物理)し見事従えるという珍騒動があったが、難なく依頼完了となった。

 

だが、この依頼はとんでもない自体に発展する……

 

なお、ンフィーレアにモモンがモモンガである事がバレた。

 

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ここはエ・ランテルの共同墓地

 

深夜、誰も来ないはずの墓地に1人のリッチっぽい男が居た。

 

一見すると老人にも見えるハゲの名前は『カジット・デイル・バダンテール』

 

秘密結社『ズーラーノーン』の幹部、十二高弟の1人だ。

 

そんなカジットを尋ねる、場違い女が来た。

 

???「カジッちゃんいる?」

 

カジッちゃん「その名称はやめんか、クレマンティーヌ」

 

場違い女の名前は『クレマンティーヌ』カジットと同じくズーラーノーン十二高弟の1人だ。

 

そしてスレイン法国特殊部隊、漆黒聖典の元メンバーだった。

 

クレマン「ええ?別にいいじゃん」

 

カジッちゃん「まあいい、それでなんのようだ?」

 

クレマン「お土産、持ってきたんだよ〜」

 

カジッちゃん「それは!《叡者の額冠》!スレイン法国の宝具ではないか」

 

《叡者の額冠》とはスレイン法国の宝具の1つで、使用者の自我を封じる代わりに超高等魔法をも使えるアイテムにするという物だ。

 

だが叡者の額冠は使用可能な“女性”が百万人に1人だけなので、本来なら宝の持ち腐れなのだが…

 

クレマン「そうだよ〜この都市のは制限なしでマジックアイテムを使えるタレント持ちがいるじゃん」

 

カジッちゃん「ああ、薬師のンフィーレアとかいう奴だ」

 

そう、エ・ランテルには《あらゆるマジックアイテムを使える》というタレント持ちンフィーレアがいるのだ。

 

クレマン「うんうん、そいつを拉致って使用させれば、第8位階の魔法も行使できるでしょ?」

 

カジッちゃん「うむ!この都市を死の都市に変えてくれる!だが、奴らが嗅ぎつけていないだろうか?」

 

クレマン「奴ら?」

 

カジットには懸念事項があった。

 

王国で悪さをしようとした秘密結社を潰した存在の事だ。

 

カジッちゃん「知っておろう、《王国守護者》だ。確かこの都市に居るだろう」

 

クレマン「居たね、確か《黒の守護者》だ」

 

腐ってもクレマンティーヌは元漆黒聖典のメンバー、王国最大の脅威ぐらい聞いていた。

 

カジッちゃん「守護者は全員がとんでもない奴らばかりだ」

 

クレマン「正直言ってあんまり戦いたくないね」

 

カジッちゃん「気を引き締めかからねばな」

 

 

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エ・ランテルの中に不思議な建物がある。

 

日本の屋敷に見えるその建物は、とある理由の為にあった。

 

中に居たのは1人の女性。

 

濡れた様な漆黒のおかっぱ髪

 

クロアゲハの髪飾り

 

漆黒に蜘蛛の巣の紋様があしらわれた着物

 

脇にはこれまた漆黒の刀

 

彼女こそ王国守護者の一角『黒の守護者』だ

 

そんな彼女がニコニコ顔を隠せずに、誰かと会話をしている。

 

???「かしこまりました、我が主人様。何事にも警戒ですね」

 

???「うん、よろしくねクロ。もしプレイヤーらしい人がいても、接触だけにしてね。ただ悪さをしようとしてたら……わかっているね?」

 

クロと呼ばれた女性は、ぷれいやーがいつ来るか友人に相談しに行った主人からの指令を受ける。

 

クロ「わかっております、排除致します」

 

主人に大恩がクロは、即答で答える。

 

???「ありがとうクロ、僕もツアーとの話し合いが終わったら王国に戻るからね」

 

クロ「もったいないお言葉です。ご帰還をお待ちしています」

 

ありがとうの一言に感動し、早く帰って来て欲しいと切に願うクロだった。

 

だが、時には真名で呼んで欲しいとも思うクロだった。

 

 




かなり端折った形となってすみません。
これでイベントをこなした形にしてください。

では改変ポイントを

《冒険者の階級》
夢の無い職業ではない様にしました。また安心の初心サポートで死人軽減を。

《ファーストプラチナ》
所謂飛び級制度です。アダマンタイト級冒険者は全員がこれだったとしました。ただ叩き上げの冒険者も居るにはいます。

《アダマンタイト級冒険者》
原作では最初は2組だけでしたが3組としています。
原作は青の薔薇 朱の雫ですね。

《冒険者オウンゴール》
原作より人数が増えたので
メンバーの名前も分かりやすいでしょう

《愚かな冒険者》
命があっただけマシでしょう

《賢王ペットになるってよ》
命があっただけマシでしょう。
やまいこさんは手加減をして殴った様です

《やっぱりカットされた初の冒険》
まあアニメどうりって事で

《名探偵ンフィーレア》
この小説ではほぼノーヒントで特定
ポニテメイドが同行してませんから
証言だけで「あなたはモモンガ様だー」

《カジッちゃんのダイスロール》
ニグンと同じく引き立て役として散ってもらいます。

《クレマンティーヌのダイスロール》
多分失敗します。

《王国守護者》
構成人数は現在の計画では6人です。
イメージカラーとそのコードネームがあります。
今回は黒です。

《クロ》
遂に登場した王国守護者の1人です。
次の回で活躍してもらいましょうかね。
なおクロはコードネームです。本名は別にあります。

《???》
誰でしょうね?


今回はこんな感じでしょうか?
では次回予告行きます。


オウンゴール結成、その出だしは好調

ファーストプラチナに、賢王をペットに

そんな中依頼者が連れ去られる

都市に渦巻く企みに

遂に王国守護者がモモンガの前に現れる

次回
「王国守護者 黒」

では敵を排除致します



(遂に我ら王国守護者の出番が来たのだ)
(この時をどんなに待ったことか!)
(我ら守護者に死角ナシ!)
(フィロ様!僕はやりますよ!)

(………出るの1人だけなんだよな)
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