オーバーロード 一足早い最強御方異世界転生 作:シオンカシン
緊急クエスト「ンフィーレアを奪還せよ!」
緊急クエスト「王国守護者と接触せよ」
僕が言えるのはこれだけです。
投稿遅れてすみません。
ではお楽しみくださいませ
モモン達は森の賢王(命名ハムスケ)をペット登録……ではなく魔獣登録をしに冒険者ギルドへ向かう。
その間、漆黒の剣とンフィーレアはンフィーレアの店に採取した薬草を降ろしに向かった。
冒険者ギルドに向かう途中、モモンはリーダーだと言うこともありハムスケにまたがるのだが…
ペテルやンフィーレア等はハムスケを、叡智を感じるだとか、なんて立派な魔獣だとか言っていたが、モモン達からすれば所詮“ちょっとだけ強い”でっかいジャンガリアンハムスター。
ハムスターにまたがるモモンを、街の人達はすわ英雄の凱旋か?と口にするが、モモンからすればいい歳したおっさんがメリーゴーランドに乗っている感が否めない。
事実、ウルベルとペロロンはニヤニヤが止まらないし、タチミーは背中だけしか見えないため様子が分からないが、肩が震えている。
ペットにした張本人は漆黒の剣と一緒にバレアレ店に行った。
モモンの凱旋はまだ続く、モモンガの珍道中もまだ続く。
モモン達オウンゴールの英雄伝が増えたのだった。
そしてモモンガの黒歴史がまた一つ増えたのだった。
だが彼らは気がつかない。
彼らを好奇の目以外で見ている女性を…
夜だと言うこともあり、ほぼ完全に周囲に同化したその女性を。
???「南の魔獣!?あれを支配するの…奇妙な人達、あの人達が神人かもしれないわね」
黒い和服に黒い武器を持つ彼女は、リ・エスティーゼ王国に6人しか居ない存在、『王国守護者』
王国創設者の直属の部下だった守護者達は、人智を超えた実力を有し、たった一人で王国陸軍全戦力に匹敵するとさえ言われている。
王国創設者が死んだ今でも、王国に魔の手が迫ればその力は発揮され、王国の抑止力として動く。
『クロ』という名を持つ彼女は現在王国、帝国、法国の国境に位置する王国第ニの都市、エ・ランテルに拠点を構えていた。
そして、今なお忠義を尽くすべきと考える唯一無二の存在から指令を受け、神人かもしれない奴を探っていた。
クロ「彼らを見張るべきかもしれないけど、今はあそこに行かなくてはならないわね」
そう言いクロは姿を消した。
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「さっきまで居たかわい子ちゃんがいないのは残念だなぁ〜」
「さっさとやらんかクレマンティーヌ!」
「はいはいカジッちゃん、分かってますよーだ」
目の前にいる老人と女性がそんな会話をする。その言葉から余裕があるのが見て取れる。
だが彼らには、漆黒の剣にはそんな余裕ある筈ない。
店に着いた漆黒の剣とンフィーレア、やまこは荷下ろしをしていたが、途中リィジーの手が必要となった。
その為かわい子ちゃん…やまこは店に居なかったンフィーレアの祖母、リィジー・バレアレをニニャと探しに向かった。
しかし二人が店から出た直後、ハゲの老人とマントを羽織った女性が現れたのだ。
しかもンフィーレアを拉致すると明言して。
その為ペテル、ルクルット、ダインの三人でンフィーレアを守らなくてはならない。
しかしそれはかなり絶望的な戦いとなる。
女性の方がかなりの手練れだと思われたからだ。
(ンフィーレアだけでも逃すべきだ)
そう判断した漆黒の剣は行動に移す。
ペテル「ンフィーレアさん、逃げてください!ここは私達が食い止めます!」
ルクルット「ニニャとやまこさんと合流しろや!」
ダイン「急ぐのである!」
ンフィー「皆さん…」
クレマン「ああ~お涙頂戴ねーお姉さん感動しちゃった。でも……勝てるわけないんだよね!」
漆黒の剣の絶望的な戦いが始まった。
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バレアレ薬品店に向かっていたその道中、ンフィーレアの祖母であるリィジーと出会ったモモン達。
リィジーを一緒に探していたやまこが合流し、"叡智溢れる森の賢王"にまたがるモモンを、何故か大爆笑し可愛いを連発するというニニャには全く賛同出来ない事があった。
ニニャ(皆さん流石だな…)
可愛いよね!とやまこに賛同を求められ、ニニャが思ったのはこの一言だった。
一部ほんわか、一部失笑という賑やかな空気が流れていた中、リィジーと共に先行していたペロロンが流石の反応速度を見せる。
ペロロン「ストップだみんな、なんか血の匂いがする」
ペロロンチーノの種族はバードマン、例え人化の指輪で人種になっていても、その感覚は失われてはいない。
血の匂いがする場所…バレアレ薬品店。
警戒しながら突入した先にあったのは無惨な死体となったニニャ以外の漆黒の剣のメンバーだった。
そして、店にンフィーレアの姿がない。
死体となった仲間を見て卒倒するニニャ、孫を探して取り乱すリィジー。
その様子を見てモモンガは呟いた。
"すこしだけ、不快だな"
頷くオウンゴールのメンバー。
ウルベルトはリィジーに対して持ち掛けた。
"依頼したらどうだ?お孫さんを救えるのは我々だけだ"
孫の危機にリィジーは迷わなかった…
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リィジーとニニャを守る為ヘロヘロ、やまいこを残し、モモンガ達はンフィーレアの奪還をする。
モモンガにとってンフィーレアの居場所を特定するのに時間は掛からなかった。
その結果、ンフィーレアはエ·ランテルの共同墓地に居る事がわかった。
しかもアンデッドの大軍という"オマケ付き"で。
共同墓地から溢れだそうとするアンデッドに対して、守備隊は陸軍に伝令を飛ばした。
そんな中、4人の冒険者がやって来た。
何の躊躇もなくアンデッドの大軍に飛び込みにあっという間に殲滅した彼らはきっと英雄になるだろう。
少なくとも守備隊の隊長はそう思った。
しかし隊長には未来の英雄に呆けている場合ではなかった。
???「門を開けてくれませんか?」
隊長「あ、あなた様は…」
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ハゲの老人…カジットとその弟子達は《死の宝珠》を使いエ·ランテルを死の都市にしようと企んでいた。
どこからどう見ても黒幕っぽいそいつらにモモン達は近付いて行く。
弟子「カジット様、奴らが来ました」
"はい、バカ確定"
モモンは思わずそう言ってしまった。
ペロロン「いい夜だね"カジット"儀式やるにはちょっと勿体無いんじゃないか?」
カジット(馬鹿者が…)「ふん、儀式をやるかやらないかなど、わしが決めるのだ」
タチミー「だがその儀式も失敗に終わったようだな。罪なき人々を襲うなど言語道断!」
カジット「やかましい、これも我が宿願の為。邪魔立てするなら叩き潰すまでよ」
モモン「ところで、お前らの仲間に刺突武器を持った奴が居るだろう。出てこい」
モモンの一言に、神殿から女性が現れた。
クレマン「ふ~ん、あの死体を調べたんだ?もしかしてお仲間だった?あ、あたしの名前はクレマンティーヌ…よろしくね」
モモン「そうかこれはご丁寧に、我らは冒険者『オウンゴール』という。そして彼らが仲間かという疑問についてだが…」
ウルベル「残念ながら違う。だが奴らにはやって貰わなくてはならない仕事が、計画があったのだ」
モモンガ達が漆黒の剣に期待していたのは、自分達の名声を高める事だった。
確かに森の賢王を使役させ、途中出てきたオーガを簡単に切り捨てるのを目撃している彼らなら、いい宣伝役になるだろう。
だが彼らがニニャを残し壊滅したことで計画が狂う可能性があった。
それ以外にもモモンガ達が不快な理由があるのだが…
モモン「さて、じゃれあいはここまでにしよう。クレマンティーヌとやら、我々はあちらで殺しあわないか?」
タチミー「私も一緒に行きます」
クレマン「んふふ…おっけー」
モモンとタチミーはクレマンティーヌと名乗る女性と離れていった。
ウルベル「では俺達があそこに居るハゲの老人を相手しよう」
カジット「どうやら英雄級の馬鹿者らしいな、それにわしは見掛けより若いわ!」
ペロロン「んじゃ、ハゲおじさんだな」
カジット「………」
カジットはハゲを否定しなかった。
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ウルベル「さていくか、《電撃球《エレクトロスフィア》」
カジット「何!」
ウルベルが放った電撃球はそのままカジットらに向かい直撃、しかし焼き焦げたのは弟子達でカジットは健在だった。
その理由は…
カジット「ふん、馬鹿者なのは当たったらしい。こちらには魔法に対して絶対耐性を持つ《スケリトルドラゴン》がいる!」
その名の通り"ザ·骨ドラゴン"な見た目の""魔法に対して絶対耐性持つ"スケリトルドラゴンがカジット側に居るからだ。
しかし、ウルベル達は余裕を崩さない。
ウルベル「絶対耐性?それって第6位階までの魔法の無効化じゃないのか」
ペロロン「自分が召還した奴の特性も知らないのか…」
そう、スケリトルドラゴンの魔法耐性は絶対耐性ではなく第6位階までの魔法を無効化するというもの。
ウルベルからすれば第7位階魔法を放てば良いだけの話だ。
その為…
ウルベル「さっさと終わらせるか」
ウルベルはそう言い放ち、必殺の魔法を叩き込もうとした瞬間。
ドドーン!!
突然の雷鳴が響き、スケリトルドラゴンは黒い稲妻によって破壊された。
カジット「何だと!?」
ペロロン「流石だな!」
カジットはご自慢のスケリトルドラゴンが破壊され呆然とした。
ペロロンはウルベルの《黒稲妻》が炸裂したと思いウルベルに近付いた。
しかし…
ウルベル「いや待てペロロン、俺じゃない」
ウルベルは自身が魔法を発動していなかったことで、周囲を警戒しペロロンを近付けさせなかった。
ペロロン「は!? あれ十八番じゃん違うのか?」
確かに《第8位階魔法 黒稲妻》はウルベルの十八番としてユグドラシルで使っていた魔法だった。
そしてカジットは黒色の稲妻を見て気が付いた、奴が来たと。
そしてそれは正解だった。
???「あら?もしかして余計なことをしましたか?」
カジット「流石と言うべきか、黒の守護者」
そこには…
クロ「お初にお目にかかるわね王国黒の守護者、クロと名乗る者ですわ」
王国守護者 黒がいた。
はい、大変長らくお待たせいたしました。
色んな方向性を考えているうちに迷子になりかけましたが、頑張って迷いながら満足出来るものを書いていこうと思います。
では改変ポイントを
《森の賢王》
みんな大好きハムスケです。
殴ってから考えるやまいこさんなら物理で解決するでしょう。
《クロの拠点》
原作でも経済、政治、軍事の要所と言われているエ·ランテル、当然守りの要として守護者がいます。
《ニニャ生存ルート》
とりあえず生き残ってもらいました。
今後のダイスの結果次第では最高の結末も。
《カジッちゃん達の運命》
ニグンの結末を知っている人ならわかるはず。
《王国の守護者 クロ》
元ネタは次第に分かるはず。
《黒稲妻》
元ネタあります。
詳細は次回にでも。
いかがでしょうか、要望、感想等ありましたら下さると嬉しいです。
では次回予告いきます。
俺達の前に現れたのは王国の守護者
そいつはあの黒の魔法を使え
現地勢力では考えられない力を持つ
敵対の避けつつ目の前のハゲおじさんを消そう
唸れ!我が秘儀!降りよ!究極の厄災!
次回
「漆黒の一撃」
さあ、消し炭にしようか
(この勢いでアレ使っていい?)
(それって僕に対する宣戦布告ですか?)
(………すみませんでした)
(俺達、次回目立てるかな?)
(儂、開始早々に消される?)
(あたし、カットされないよね?)