俺は魔王の女王で魔王の妹は俺の女王で婚約者   作:黒幻

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途中から思い付いた事も入れてたら、なんか考えてたのとはだいぶ違った感じになった⋯勢いって恐い⋯

最近忙しく、なかなか書く時間が取れなくて前回から少し開きました、すいません(>_<)




【11歳・前編】真実と嘘

俺は母上にいつもの買い物を頼まれて人間界に来ていた、今は買い物を終えた頃。

 

レイ「用事も終わったし、さっさと帰るか⋯ん?はい」

 

帰ろうとした時に念話が来た。

 

「あっ、レイ君」

 

レイ「セラフォルー様、どうしました?」

 

念話の相手はセラフォルー様だった。

 

セラフォルー「今どこかな?まだ人間界に居るかな?」

 

レイ「はい、まだ人間界に居ますよ、今から帰る所です」

 

セラフォルー「そっかぁ⋯まだ居るんだね⋯」

 

何故かセラフォルー様は言葉を詰まらせそう言った。

 

レイ「セラフォルー様?どうしたんですか?何か用事でも?」

 

セラフォルー「うん⋯実はね⋯今、人間界にはぐれ悪魔が逃げたらしくてね⋯」

 

俺がそう言うと、セラフォルーは余り言いたく無さそうに話し始めた。

 

レイ「そうなんですか、でも何でそれを俺に?今日はそんな任務入ってなかったと思うんですけど」

 

セラフォルー「うん⋯そうなんだけどね⋯逃げたはぐれ悪魔はかなりの手練れみたいでね、上級を含めた結構な数の悪魔が返り討ちにあったらしくて、サーゼクスちゃんが「まだレイ君が人間界に居るなら頼めないかな?」って言われちゃって」

 

レイ「はぁ⋯まあ、良いですけど⋯でも何でセラフォルー様、最初言いたく無さそうに話してたんですか?」

 

はぐれ悪魔討伐ならいつもの任務の一つなのでいつも通りの事だ、なのにセラフォルー様の様子が少しおかしいと感じたので聞いてみると。

 

セラフォルー「あのね?そのはぐれ悪魔が逃げた場所が少し問題でね⋯」

 

レイ「逃げた場所⋯?どこですか?」

 

セラフォルー「それがね⋯五大宗家の一つでもある真羅の縄張りなんだよね⋯」

 

レイ「ああ⋯成程⋯確かに行きたく無いですね⋯」

 

セラフォルー「でしょ?」

 

セラフォルー様の言葉を聞いてようやく理解出来た、そしてそれと同時に俺も行きたく無くなった。

何故かと言えば真羅は五大宗家の中でもかなりの過激派で悪魔や堕天使に対しては見つけ次第即座に攻撃をしてくる程だったらしい。

今は日本の神々や妖怪などの協力もあり、その様な事は無い物の、それでも決して好意的には見られていない。

現に数年前にセラフォルー様の外交の仕事の付き添いで顔を合わせた時は、攻撃こそされない物の凄い睨まれた。

そんな訳で俺を含め殆どの悪魔は真羅とは出来る限り関わりたく無いのだ。

 

レイ「まあ⋯気は進みませんけど、分かりました」

 

セラフォルー「良い?レイ君、今回ばかりは本当に無茶は駄目だからね?もしも真羅の人達に見付かったら不法侵入だの何だの理由を付けて必ず襲って来るからね」

 

レイ「まあ⋯そうですよね⋯当然許可なんて物は取れて無いんですよね?」

 

セラフォルー「うん⋯ごめんね⋯」

 

俺は念の為に解りきってはいたが聞いてみると、案の定許可なんて物は無かった。

当然だ、どの様な理由だろうと、悪魔嫌いの真羅が自分達の縄張りに悪魔を入れるなど絶対にあり得ない。

 

レイ「セラフォルー様のせいじゃ無いですよ」

 

申し訳無さそうな声で謝るセラフォルー様に俺はそう言った。

 

セラフォルー「レイ君⋯」

 

レイ「悪いのは全て、今まで取り逃がして来た無能共(純血悪魔)ですから」

 

セラフォルー「あはは⋯相変わらずズバッと言うね⋯まあ、その通りなんだけど⋯」

 

そして、俺はセラフォルー様に笑顔でそう言うと、セラフォルー様は苦笑しながらそう言った。

 

レイ「それじゃあ、詳しい情報を教えてくれますか?」

 

俺がそう言うとセラフォルー様は一つずつ話してくれた。

 

セラフォルー「うん、まず⋯はぐれ悪魔の名前は黒歌、種族は猫又で彼女はその中でもより強い力を持つ猫魈(ねこしょう)らしいね、レートは⋯最初はSだったらしいんだけど⋯さっきも言った通り追っての悪魔がことごとく返り討ちにあってるからSSに上がったらしいの、罪状は⋯主の殺害だね、原因は力に溺れたって書いてあるね、それと⋯今まで討伐に向かった悪魔達は返り討ちにあった物の手傷を負わせてはいるみたいだね」

 

レイ「了解です、でも⋯主の殺害ですか」

 

セラフォルー「うん⋯」

 

セラフォルー様の説明を聞き、原因が主従関係だと分かり、俺ははぐれ悪魔討伐の任務で原因が主従間の場合は必ず聞く事を聞いた。

 

レイ「ちなみに、その殺された主の詳細とかはありますか?」

 

セラフォルー「それがね⋯余り詳しくは解らないみたいなの⋯」

 

レイ「そうですか⋯」(てことは⋯悪い話しが出ない程の善人だったのか、もしくはその逆で⋯それらの悪事を隠すのが上手いのか、まあ⋯どっちにしても俺には関係無い事だな、それに⋯今回はセラフォルー様も困ってるみたいだし、まあ良いか)

 

俺が必ず聞く事⋯それは主の情報、そいつが悪人だった場合は俺が任務を受ける事はまず無い。

理由は言うまでもなく自業自得だからだ、よく「どうか敵討ちを!」なんて言ってくる馬鹿も居るが、俺が受ける事は決して無い。

 

セラフォルー「ごめんね?こんな曖昧な任務⋯普段なら私も絶対にレイ君に頼んだりしないんだけど⋯」

 

レイ「分かってますから、大丈夫ですよ、セラフォルー様」

 

当然セラフォルー様もそれは知っているのだが、今回ばかりはそうも言ってられない、何故なら倒せないからと言ってそのまま放置した場合、下手をすれば悪魔以外の種族にも被害が出るかもしれないからだ、そうなれば最悪⋯他種族と争いになりかねないからだ。

 

セラフォルー「ありがとう⋯レイ君」

 

レイ「この程度の事で感謝なんて必要ありませんよ」

 

セラフォルー「ううん⋯、今回の事だけじゃ無くてね、レイ君はいつだって私やソーナちゃんの為に頑張ってくれるでしょ?」

 

レイ「それは当たり前の事ですよ」

 

セラフォルー「それは違うよレイ君、確かに私達の関係は他の人達から見れば主と下僕だけど、私は一度だってレイ君をそんな風に扱った事も思った事も無いよ?私にとってレイ君は大事な弟なんだから」

 

セラフォルー様の言葉に俺がそう返すと、セラフォルー様は悲しそうにそう言った。

もしかして俺が恩や使命感からセラフォルー様に仕えてると言う風に聞こえてしまったのか⋯。

 

レイ「はい、もちろん分かってますよ?ただ⋯そう、俺がセラフォルー様やソーナ、そしてシトリーの為なら何でも出来るし、何だってやる、ただ⋯それだけの事ですよ」

 

セラフォルー「レイ君⋯うん⋯ありがとう」

 

当然そんな事は無い為、俺はそう言うと、セラフォルー様がようやくいつもの笑顔に戻った事が声で分かった。

 

レイ「じゃあ、行って来ますね」

 

セラフォルー「あっ!ちょっと待ってレイ君」

 

レイ「何ですか?」

 

俺はそれを聞き、念話を切ろうとしたらセラフォルー様に呼び止められた。

 

セラフォルー「一つ言い忘れてた事があったの」

 

レイ「はぐれ悪魔についてですか?」

 

セラフォルー「うん⋯実はその黒歌って娘なんだけどね、どうやら妹を連れて逃げてるらしいの、それで黒歌が殺した上級悪魔の他の眷属や一族はその子も殺そうとしてるらしいんだけど、私もサーゼクスちゃんもその子に危害を加える気なんて当然無いからその子は保護してね?」

 

レイ「妹⋯?」

 

セラフォルー「うん、サーゼクスちゃんの話しだと大事に守ってるらしいの」

 

レイ「大事に⋯守ってる?」

 

俺はそれを聞いて不思議に思った。

 

セラフォルー「レイ君?どうかしたの?」

 

レイ「黒歌は力に溺れたんでしたよね?」

 

セラフォルー「うん、報告書にはそう書いてあるよ、それがどうしたの?」

 

レイ「いえ⋯何でもありません、分かりました」(ますます怪しいな⋯)

 

セラフォルー「そう?それじゃあ、気を付けて行って来てね、本当に気を付けて」

 

レイ「はい」

 

セラフォルー様の言葉に俺はそう言って念話を切った。

 

レイ「⋯今まで力に溺れたはぐれ悪魔は何人も見てきたが⋯誰一人として誰かを守るなんて理性的な行動をした奴はいなかった筈だ、そうなると⋯だ、間違いないな⋯」

 

俺はそう呟くと共に結論を出した。

 

レイ「報告書に書いてある事は全てデタラメ、そして⋯黒歌の主には何かしらの問題があったって事だな」

 

全てが―――嘘だと。

 

レイ「まあ⋯とにかく、まずは黒歌を見付けない事にはな⋯話しを聞く事すら出来ないな」

 

俺はそう呟いて目的地に向かった。

 

―――――――――――――――――――――――――――――

 

レイ「取り敢えず目的の場所には着いた訳なんだが⋯」

 

あれから俺は目的地の近くまで転移して、そこから徒歩で向かいようやく真羅の縄張りの中に入った。

 

レイ「まずは⋯黒歌の居場所を探さないといけないんだけど⋯はぁ⋯地道に探すしか無いよな⋯」

 

この時点で俺は正直に言って嫌になってきた、地道に探さなければいけない理由。

それは―――真羅の縄張りの全体には常に魔法感知の結界が張られている為、魔法を使って探せば直ぐにバレて真羅の者達が飛んでくるからだ。

それこそ、最初の頃は魔避けの結界が張られていた為に入る事すら出来なかったのだが、今はその程度に押さえられているらしい、本来ならそれすら無くすべきだとの話しも出たらしいのだが

最低限の安全管理と言う名目で真羅が押し切ったとの事だ。

 

レイ「えっと⋯まずは情報を纏めるか⋯黒歌は手負い、それに妹を連れて逃げてる⋯と、その状況で真羅の縄張りに逃げ込んだって事は魔法による自分の傷の手当てよりも大事な物⋯この場合は妹だろうな、妹の安全を優先したって所かな」

 

俺はセラフォルー様から聞いた話し、そして今の状況から考えうる選択肢を幾つか出した。

 

レイ「となると⋯まず真羅の警備の巡回ルートは外して⋯っと、隠れるならルートから外れていて、使われてない⋯寂れた建物の中が妥当だろうな」

 

俺はそう考え、街の中心とは真逆の方へ向かった。

 

レイ「ちっ⋯ここもハズレか⋯」

 

あれから三時間程歩き回り片っ端から探している物の手掛かりの一つも見当たらなかった。

 

レイ「本当にこの辺りに居るのかよ⋯俺に対しての上からの嫌がらせな気がしてきたぞ、もしそうだったら⋯関わった奴ら皆殺しにしてやる」

 

俺はそんな愚痴を吐きながらも歩き、探し続けた。

 

そして、更に三十分後⋯。

 

レイ「はぁ~ようやく見つけた!!が⋯何で気配が三つもあるんだ⋯?」

 

あれから更に中心街から離れた場所まで探しに行って、ようやく見つけたと思ったら、俺はそこからもう一つの気配を感じ取った。

 

レイ「それに何だ⋯?この気配⋯小さいのが一つとでかいのが二つ⋯でかい方の一つは黒歌で小さい方が黒歌の妹、なら⋯もう一つは何だ?気配的には普通の人間の物だと思うんだが⋯人間にしてはかなり妙だな⋯神器なんだろうが⋯大きすぎる、真羅の人間か?」

 

感じた気配は確かに人間の物に間違いはない、しかしそれは余りに大きな物だった、最初は黒歌の協力者かと思ったのだが⋯その考えは直ぐに捨てた、何故ならここは真羅の縄張りなのだから。

 

レイ「にしても⋯いくらもう使われずに放置されてるからって、よりにもよってこんな所に逃げ込まなくてもいいだろ⋯」

 

黒歌を見つけた場所、それは神力を失い結界も張られていない完全に放置された廃神社だった。

 

レイ「まあ、何にしても行かない事には始まらないな」

 

俺はその神社の階段を登って行った。

 

レイ「さてと⋯どうやら向こうも俺に気付いたらしいな⋯」

 

階段を登った所で強い殺気が放たれた。

しかし、俺は何事も無いかの様に殺意が放たれている場所に向かって歩き出した。

 

レイ「この中だな⋯良し」

 

部屋の前に着き、俺はその部屋の襖を開け中に入った。

 

レイ(⋯誰も居ない⋯でも殺気に満ちてる、不意討ちを狙ってるんだろうが⋯俺には無意味だ)

 

俺はそう思いながら更に奥へと進んで行き、部屋の中心で止まった。

 

レイ「さて⋯素直に出て来てくれないか?⋯黒歌」

 

「⋯⋯⋯!?」

 

レイ「これだけの殺気を出してるんだ、気付かない訳が無いだろう?」

 

「⋯⋯⋯」

 

俺はそう言って出て来る様に言うが、当然出てなど来ない。

 

レイ「出てこないならそれでも良いが、その場合は⋯お前の妹ごと殺る事になるぞ?」

 

「⋯っ⋯⋯くっ⋯⋯ここよ⋯」

 

強い歯軋りの音と共に傷だらけの黒歌が姿を現した。

俺は黒歌に対してあんな風に言ったが、セラフォルー様から妹は保護する様にと言われてる以上、妹ごと⋯なんて選択肢は俺には無い、あくまでも黒歌に姿を現させる為の口実に過ぎない。

 

レイ「初めまして黒歌、ずっと俺の後ろに居たのか?」

 

黒歌「白々しいわね、どうせ何処に居るのかも⋯最初から解ってたんでしょ?」

 

レイ「ははっ、まあな」

 

俺がそんな風に惚けて見せると、黒歌は俺を睨みつけながらそう言った、そんな黒歌に俺は笑いながらそう言った。

 

黒歌「最悪にゃ⋯こんな奴が来るなんて⋯」

 

黒歌は泣きそうな声でそう言った。

 

レイ「?それはどういう意味だ?」

 

黒歌「私だって馬鹿じゃない、お前が今までの連中とは格が違う事くらい分かるにゃ」

 

黒歌の言葉の意味が解らず俺が聞くと、黒歌は悔しそうにそう言った。

 

レイ「そうか、なら俺も⋯問題なく目的を果たせそうだ」

 

黒歌「ッ⋯私達を⋯殺すのかにゃ⋯?」

 

俺のその言葉に黒歌は戦闘体勢に入るも覇気は一切感じられない、恐らく本能で理解してしまったのだろう―――勝てないと。

そして、その中でどうやって妹を逃がすのかを考えている筈だ。

だが、そんな黒歌に俺は予想してないであろう言葉を投げ掛けた。

 

レイ「いや?別にそんなつもりは全く無い」

 

黒歌「⋯⋯⋯はっ?」

 

俺がそう言うと黒歌は間抜けな声でそう言った。

 

レイ「だから、俺はお前にも、お前の妹にも何もしないよ⋯って言うより⋯する気が無い、全然、これっぽっちも」

 

黒歌「どう⋯して⋯?だったら⋯何でここに⋯?」

 

呆然としてる黒歌に対して更にそう言うと、黒歌は狼狽え始めた。

 

レイ「はははっ、まあ、その反応も当然だな」

 

黒歌「その気が無いって⋯私を討伐しに来たんじゃ無いのかにゃ⋯?」

 

笑いながらそう言うと、黒歌は警戒したままそう聞いて来た。

 

レイ「そうだな、一応その名目でここに来てはいるな」

 

黒歌「だったら⋯」

 

レイ「何だ?そんなに殺されたいのか?」

 

黒歌「ッ⋯そんな訳あるはず無いにゃ!!」

 

黒歌の言葉に少しトーンを下げてそう言うと、黒歌は怯みながらもそう叫んだ。

 

レイ「まあ、そうだな⋯任務内容に幾つもの矛盾を感じたからだ」

 

黒歌「矛盾⋯?」

 

俺は黒歌に自分の考えを話す事にした。

 

レイ「ああ、任務内容はこうだ、対象は黒歌⋯お前で間違いない、種族は猫又でお前はその中でも強い力を持つ猫魈(ねこしょう)、レートは⋯それはどうでも良いか、そして罪状は主の殺害、ここまでは間違って無いな?」

 

黒歌「⋯その通りにゃ⋯」

 

俺の話しに俯きそう言う黒歌、そんな黒歌に俺は話しを続ける。

 

レイ「だが、問題はここからだ」

 

黒歌「何なのにゃ⋯?」

 

レイ「お前が主を殺した原因だよ」

 

黒歌「⋯⋯⋯ッ⋯⋯」

 

俺がそう言った瞬間、黒歌は歯を強く噛み、拳を握った。

 

レイ「報告書には力に溺れた⋯と書いてあったと言われた」

 

黒歌「っ⋯違う!!私は⋯私は力に溺れてなんかいない!!!」

 

叫ぶ黒歌、それと共に更に強く握った拳からは血が滴っている。

 

レイ「だろうな、例え相手が妹だろうと⋯力に溺れた奴が誰かを守るなんてあり得ない、今まで何度もそう言うはぐれ悪魔を見て来たが⋯どいつも理性を失い無差別に人を殺す事はあっても、助けたり守ったりする事など決して無かった」

 

黒歌「⋯それで⋯?」

 

ここでようやく警戒を解き、俺に続きを促す黒歌。

 

レイ「そこで、俺は一つの結論に至った、殺された側の言い分は⋯全て嘘だと言う事に」

 

黒歌「⋯⋯⋯」

 

レイ「何故そんな嘘を付くのか⋯そんなのは考えれば誰でも分かる事だ、何か隠したい事が、疚しい何かが⋯あるって事だ」

 

今に思えば、恐らくサーゼクスさんは気付いていたのだろう、だからこそ今回の任務を俺に回してきた、セラフォルー様はサーゼクスさんから俺に伝言を伝える為だけで詳しくは知らない、だからあの時点では気付かなかったのだろうが⋯今頃は気付いている筈だろう。

 

黒歌「私は⋯」

 

レイ「他の⋯命令が絶対なんて考えの馬鹿共はともかく、少なくとも俺は⋯お前から話しを聞いてからじゃなきゃ⋯この任務をこなす気は無い」

 

黒歌「⋯うっ⋯グスッ⋯⋯」

 

俺が話し終えると同時に泣き出した黒歌。

今までの追っては皆、問答無用で殺しに来ていた筈だ、その事を考えれば当たり前なのかもしれない。

 

レイ「という訳で、お前の言葉を信じる信じないはともかく⋯取り敢えず俺の質問に答えてくれないか?正直に⋯」

 

黒歌「そう⋯すれば⋯助けて⋯くれるのかにゃ?」

 

俺がそう聞くと、黒歌は泣きじゃくりながらそう言った。

 

レイ「それはあくまでもお前次第だ、お前が俺に連中と同じ様に嘘を付くのなら⋯ここで殺す」

 

黒歌「⋯分かったにゃ⋯信じて貰えるかどうかは解らないけど⋯ちゃんと答えるにゃ」

 

そんな俺の言葉に、黒歌は泣き止むも未だ目尻に涙を浮かべながらそう言った。

 

レイ「ちなみにお前の妹は何処に居るんだ?」

 

黒歌「それは⋯」

 

レイ「⋯?ああ⋯そうだったな、安心しろ、妹の方は保護しろと言われてるから危害を加えたりはしないよ」

 

俺がそう聞くと、言葉を詰まらせた黒歌、一瞬何故か解らなかったが、俺は最初に黒歌に言った言葉を思い出しそう言った。

 

黒歌「はぁ!?だったら何で最初あんなこと言ったにゃ!!」

 

レイ「ああでも言わなきゃ、お前は問答無用で襲い掛かって来ただろう?」

 

黒歌「うっ⋯それは⋯」

 

黒歌は声を荒げそう言うも、俺がそう言うと何も言えなくなった様だ。

 

レイ「だろう?任務を頼まれた時にお前が妹を大切にしてるって聞いてたからな、妹も殺すと言えば、お前の行動は二つに絞られるからな」

 

黒歌「二つ⋯?」

 

レイ「そうだ、一つは今みたいに大人しく話しを聞く、もう一つは怒りに任せて襲って来るか、そのどちらかだ」

 

俺の言葉に疑問を浮かべる黒歌に俺はそう言った。

 

黒歌「もし襲い掛かってたら⋯?」

 

レイ「何も変わらないよ、取り押さえてから話しを始めたさ、冷静なお前が相手だったなら無傷で取り押さえるのは苦労するが⋯怒りで頭に血が登って、冷静さを失って襲い掛かって来るお前なら余裕だ」

 

そんな事を言う黒歌に俺はそう言った。

 

黒歌「成程ね⋯確かにその通りだにゃ、それにしても⋯自分が負けるなんて考えて無いのね?」

 

レイ「そんな事は無い、ただ⋯立場上そう簡単に負けるわけにはいかないだけだ」

 

納得した様に頷く黒歌だったが、その後呆れた様にそう言った。

そんな黒歌の言葉を俺はそう否定した。

 

黒歌「立場上⋯?」

 

レイ「ああ、これでも一応セラフォルー様の女王なんでな」

 

黒歌「セラフォルーって、まさか⋯魔王セラフォルー・レヴィアタン!?」

 

レイ「ああ、そうだ」

 

黒歌「嘘でしょ⋯まさかそんなのが相手だったなんて⋯」

 

俺の立場を聞き絶望した様な顔をする黒歌。

 

レイ「そう恐がるなよ、言ったろ?俺は最初からお前に話を聞くつもりだったって」

 

黒歌「そう⋯だったにゃ⋯」

 

そんな黒歌に俺がそう言うと、黒歌は安心した様に言った。

 

レイ「それで?話しを戻すが、妹は何処に居るんだ?」

 

黒歌「白音なら⋯あっ、白音って言うのは妹の名前にゃ、白音ならあそこに隠してるにゃ」

 

改めて聞くと、黒歌はそう言って押し入れらしき場所を指差した。

 

レイ「なら連れて来ると良い、もう隠れる必要は無いんだから」

 

黒歌「私が行って良いのかにゃ?そのまま白音を連れて逃げるかもよ?」

 

俺がそう言うと、黒歌がそんな事を言い出した。

 

レイ「俺が行ったら、白音⋯だっけ?が恐がるだろ?それに、逃げるなら別にそれで構わない、その時は容赦無く殺すだけだからな」

 

黒歌「⋯分かった、連れてくるにゃ⋯」

 

そんな黒歌に俺は少しだけ圧を出してそう言った、すると黒歌は大人しく押し入れに向かって歩き出した。

 

黒歌「白音」

 

白音「姉⋯様?追っての人は⋯?」

 

黒歌「大丈夫よ、少なくとも⋯今までの奴らみたいに殺しに来た訳じゃ無いみたいだから」

 

白音「本当ですか⋯?」

 

黒歌「うん、いざという時はお姉ちゃんが守ってあげるから、ほら⋯出ておいで」

 

白音「はい⋯」

 

そんな会話が聞こえて来た。

 

黒歌「お待たせにゃ」

 

黒歌はそう言って、白髪の少女の手を引きながら戻ってきた。

 

レイ「ああ、その子が白音なのか?」

 

黒歌「そうにゃ」

 

一応確認の為にそう聞いた俺に、黒歌は頷きそう言った。

 

レイ「初めまして、白音」

 

白音「っ⋯はい⋯初め⋯まして」

 

俺は白音に挨拶をすると、白音は怯えて黒歌の背に隠れながらも挨拶を返してくれた。

 

レイ「恐がらなくても大丈夫だ、少なくともお前に危害を加える気は無いから」

 

白音「本当⋯ですか?」

 

レイ「本当だ」

 

怯える白音に俺は笑顔でそう言った。

 

黒歌「大丈夫よ⋯白音、大丈夫⋯」

 

白音「姉様⋯はい⋯」

 

黒歌がそう言って白音を抱き締めると、白音は安心した様にそう返事をした。

 

レイ「さて⋯それじゃあ本題に入ろうか?黒歌」

 

黒歌「ええ⋯」

 

俺はそう言って、ようやく本来の目的に取り掛かった。

 

レイ「それじゃあ⋯と言っても、俺がお前に聞きたい事は一つだけだ、何故⋯主を殺した?理由と原因を教えてくれ」

 

黒歌「ええ、そうね⋯それは⋯」

 

俺がそう聞くと、黒歌は話し始めた。

 

 

 

レイ「成程な⋯はぁ⋯まさかそれ程までとは⋯流石に予想外だった⋯」

 

黒歌の話しを聞いて俺は心底呆れていた。

その内容と言うのは―――主だった男は眷属をコレクションか何かだと勘違いしている純血至上主義者で、その上自分の為ならば眷属も従者もまるで使い捨ての道具の様に扱っていたとの事だった。

そして最近はレーティングゲームにハマったらしく眷属はもちろん、従者や眷属の家族に至るまで純血悪魔以外の全ての物を強制的に鍛えようとしたらしい、そして黒歌はその眷属の中でも強い力を持っていた。

その結果、男は黒歌の妹である白音に目を付け眷属にしようとした挙げ句、殆ど虐待の様な訓練を課そうとした。

本来なら白音の扱いは丁重でなければいけなかった、それは黒歌が男の眷属になるにあたって白音を保護し丁重に扱い、決して戦いや夜伽の様な事はさせないと言うのを契約の条件としたからだ。

しかし、男は悪魔にとって⋯最も尊ぶべき物の一つであるはずの契約を破った。

それを聞いた黒歌は当然の如く怒り、男に詰め寄った、すると男は黒歌に対して「下等な存在との契約など守る必要がどこにある?」っと、こう言い放ったとの事だった。

そして黒歌はその場で取り押さえられ、男とその従者の純血悪魔達に犯されそうになったその瞬間、黒歌は自身が持てる全ての力を使い、主と共に自分を囲んでいた数人の純血悪魔を殺し、すぐに白音を連れ出して逃げた。

それが、今回起きてる事の真実だった。

 

黒歌「信じて⋯くれるのかにゃ⋯?」

 

レイ「ん⋯?ああ、言ってなかったか?こうやって向かい合ってる状態でなら、俺は相手の嘘を全て見破れるんだよ」

 

黒歌「なにそれ!?聞いてないにゃ!?」

 

不安そうに聞いてくる黒歌に俺がそう言うと、黒歌は叫びながらそう言った。

 

そりゃそうだ、言ってないし解る訳もないし、でも⋯そう見せる事は出来る。

騙す方が悪いと良く言われているが、それは違う。

確かに詐欺の様な相手を一方的に騙す物ならば、それは騙す方が悪い、100%絶対に。

でも、敵対してる者に対して、戦闘中、そして今回の様な状況等では、騙される方が悪い。

当然だろう?だって、その状況になってるって事は俺達が殺しあってる、もしくはそれに準ずる何かをやってるって事なんだから。

卑怯だろうがなんだろうが、勝つ為なら反則にならない方法は何だってやる、当然だろ?

「正々堂々と」なんて言うのは本当の戦いを知らない、お遊びしか知らない馬鹿だけだ。

でも、実は直感?か何かかは解らないけど、これは嘘だって事が解る事もあるんだよな。

 

レイ「俺の立場については話しただろう?大抵の奴は力を持たない癖に悪知恵だけは働く様な輩が多いからな⋯そういう部分もしっかり勉強して鍛えないと、務まらないんだよ」

 

黒歌「そう⋯なのにゃ⋯君も大変なんだにゃ⋯」

 

レイ「全くだ」

 

そんな黒歌に俺はそう言った、すると黒歌は静かになりそう言った。

 

黒歌「⋯それで?結局⋯どうなの?」

 

レイ「信じるよ、何よりお前の覚悟が気に入った」

 

黒歌「覚悟⋯?」

 

不安そうに聞いてくる黒歌に俺はそう言うと、黒歌は首を傾げた。

 

レイ「ああ、妹の⋯自分が守りたい者の為なら、何だってする⋯その覚悟が気に入った、なんせそれは⋯俺が持ってるのと同じ覚悟だ」

 

黒歌「君と⋯同じ?」

 

俺の言葉に黒歌は不思議そうに聞いて来た。

 

レイ「ああ、俺もセラフォルー様やソーナ、そしてシトリーの為なら、何だってやるし⋯出来る、例え⋯お前はもういらないと言われようと、俺は死ぬまで守り、尽くしていく、お前からは⋯妹に対してのそんな覚悟を感じた」

 

黒歌「君は少し行き過ぎな気がしないでも無いけど⋯大体は同じだにゃ」

 

俺はだいぶ前に既に決めた覚悟を黒歌に話すと、黒歌は苦笑いをしながらそう言った。

 

レイ「だろう?だからお前は傷だらけになりながらも妹を守り続けた、お前程の奴なら妹を切り捨てれば逃げ切れた筈だ、違うか?」

 

黒歌「そうね⋯」

 

白音「姉様⋯」

 

俺の言葉に黒歌は俯きそう言い、白音も俯いてしまった。

しかし―――

 

黒歌「だとしても⋯私は白音を守るにゃ、たった一人の⋯大切な妹だからにゃ」

 

黒歌は笑顔でそう言った。

 

レイ「だよな、じゃなきゃ態々こんな⋯悪魔にとって最悪とも言える、真羅の縄張りに逃げ込んだりはしないからな」

 

それを見て、俺も笑顔でそう言った。

 

黒歌「そうね⋯悪魔からの追っての心配は余りしなくても良くなったけど⋯別の恐さがあったにゃ⋯」

 

レイ「当然だな、見付かれば問答無用で殺しに来るような連中だからな」

 

遠い目で言う黒歌に、俺は苦笑いをしながらそう言った。

 

黒歌「それで⋯えっと⋯見逃してくれるんだよね?」

 

レイ「それも良いんだが⋯そうだな、お前に二つの選択肢をやるよ」

 

黒歌「選択肢?」

 

改めて言う黒歌に俺がそう言うと、黒歌は首を傾げた。

 

レイ「ああ、一つはここで二人共に殺した事にしてやるから、お前達は出来るだけ遠くに逃げる、多分お前も考えてた事だな、ただ⋯その場合誰の保護下には入れないから、いずれ限界が来るだろう」

 

黒歌「そうね⋯もう一つは?」

 

レイ「二つ目は俺と共に来る、そして⋯俺と新たな契約を交わす⋯だな」

 

俺は黒歌に自分が出せる二つの可能性を提示した。

 

黒歌「君と⋯?」

 

レイ「ああ、ただし暫くは死んだ事にして姿を隠して貰う事になるから、白音とも会うのは難しくなるだろが⋯」

 

予想もしてなかったであろう俺の言葉に、目を見開き言う黒歌、そんな黒歌に俺はそう言った。

 

黒歌「契約って事は君の眷属になるって事だよね?でも⋯討伐対象になってる私をどうやって⋯」

 

レイ「まあ、俺もまだ悪魔の駒は貰っては無いんだが、来年には貰えるって言われたからな、それまでの間にお前に掛けられた容疑を晴らす」

 

当然の質問をしてくる黒歌に俺はそう言った。

 

黒歌「そんな事⋯出来るの⋯?」

 

レイ「俺の立場ならな、ある程度の証拠さえ掴んじまえば、後は何もしなくても勝手に出てくるだろうよ、それに⋯いざとなればお前達と言う証人が居るしな」

 

黒歌「そっか、でも⋯白音は⋯白音はどうなるの?」

 

黒歌の疑問に俺はそう断言した、それに納得した様に頷く黒歌だが、やはり白音がどうなるのかが一番心配な様で、そう聞いた。

 

レイ「白音に関しては悪魔の方で保護する事になるな、でも安心して良い⋯保護を約束したのは、そして実際に保護するのは魔王だからな」

 

黒歌「魔王が⋯」

 

レイ「ああ、ただ⋯白音も悪魔に転生する事になっちまうがな」

 

黒歌「それは⋯」

 

恐らく黒歌は白音を悪魔にしたくは無いのだろう、白音の方を見ながら言葉を詰まらせた。

 

レイ「魔王の妹が二人居てな、二人共つい最近悪魔の駒を貰ったばっかりなんだ、その内の一人、サーゼクス・ルシファーの妹のリアスが眷属を探してるらしいんだ、多分だが⋯保護の名目でリアスの元に紹介され、リアスも引き取るだろう」

 

黒歌「でも⋯」

 

レイ「お前が悪魔を信用出来ないのは解る、ただ、リアスなら心配はいらない、グレモリーの家は慈愛のグレモリーって呼ばれる位に身内を大切にする家だ、それにリアスの事なら俺が保証するし、もしも白音が何かされて眷属を止めたいって言うなら、何時でも俺の所に逃げて来れば良いし、来年に俺が駒を貰ってからトレードで俺の元に来たって良い」

 

黒歌は悪魔を信用出来ない、それは今回の話しを聞けば誰でも分かる事だ、だから俺はいざと言う時の対策も同時に話した。

 

黒歌「確かに⋯君の言う通り、私は悪魔を信用出来ない⋯例え相手が魔王であろうと、でも⋯君なら信用出来る、それだけは私にも解るにゃ」

 

レイ「そうか⋯ありがとう」

 

黒歌は俺の目を見てそう言った、俺は少し驚きながらも笑顔でそう言った。

 

黒歌「分かったにゃ⋯私は君を信じるにゃ!ただ⋯どうするかは白音に決め手貰うにゃ」

 

レイ「そうだな、白音⋯君はどうしたい?嫌なら断っても構わない」

 

黒歌の言葉を聞き、俺は白音に聞いた。

 

白音「私は⋯姉様と一緒に居たいです、でも⋯これ以上⋯姉様に傷付いて欲しくないです、だから⋯姉様が信じるなら⋯私もあなたを信じます、それに⋯私が酷い事をされたら、あなたが守ってくれるんですよね⋯?」

 

レイ「ああ、必ず守ってやる、約束するよ」

 

白音も決断したのか、俺の側まで来て俺の袖を掴み聞く白音に、俺は白音の頭を撫でながら笑顔でそう言った。

 

白音「にゃあ⋯///なら⋯大丈夫です、あなたと一緒に行きます」

 

レイ(そういえば⋯ソーナも撫でると顔を赤くしながら気持ち良さそうに目を瞑るんだよな)

 

白音は気持ち良さそうに猫なで声を出しながらそう言った、そんな白音を見ながら俺はそんな事を思った。

 

レイ「だとさ⋯黒歌もそれで良いか?」

 

黒歌「うん、それで良いけど⋯ただ⋯」

 

レイ「ただ?」

 

歯切れ悪く言う黒歌に俺は不思議に思い聞くと。

 

黒歌「いつの間に白音は君に懐いたのにゃ!?ずっと私と話してたよね!?」

 

黒歌はそう叫んだ、確かに俺は黒歌と話していたが。

 

レイ「ん⋯?そういえばそうだな⋯なんでだ?」

 

白音「さっき⋯お菓子くれました⋯」

 

レイ「ああ、そうだったな⋯でも⋯それだけだろ?」

 

俺も疑問に思っていると、白音はそう言った、確かに黒歌の話しを聞いてる時に白音にお菓子をあげたが⋯それだけだ。

 

白音「姉様以外で私に優しくしてくれたのはあなたが初めてです⋯前に居た場所では⋯皆怖かったです⋯」

 

レイ「そうか⋯」

 

黒歌「白音⋯ごめんね⋯辛い思いさせちゃってたんだね⋯」

 

白音の話しを聞いた黒歌は白音を抱き締めてそう言った。

 

白音「いいえ⋯姉様は私の為に⋯もっと怖くて辛い思いをしてたのを⋯私は知ってました、でも⋯私は何も出来なかった⋯私の方こそ⋯ごめんなさい⋯」

 

黒歌「白音⋯良いのよ⋯私は白音が幸せならそれで良いんだから」

 

白音も黒歌を抱き締め泣きながらそう言った、そんな白音を見た黒歌もまた泣きだし、より強く白音抱き締めた。

 

レイ「そういえば⋯俺の名前をまだ言って無かったな」

 

黒歌「そういえば⋯そうだにゃ」

 

五分程経ち、二人が泣き止んだ頃、俺はまだ自分が名乗ってなかった事を思い出した。

 

レイ「今更だが俺はレイだ⋯よろしくな、黒歌、白音」

 

黒歌「よろしくにゃ!レイ」

 

白音「よろしくお願いします、レイ君」

 

俺はそう言って、二人と握手を交わしたのだった。




最初は黒歌と小猫だけの予定がどうしても黒髪ロングで眼鏡の副会長との関係も作りたくなってしまった為に話しが色々と面倒になった⋯。
次回は二人のこれからと未来の副会長との話しです。
元々一つにする筈だったのですが、もう少し時間が掛かりそうだったので分けました。

少しずつですが続きもちゃんと書いてるので、これからもよろしくお願いしますm(_ _)m
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