俺は魔王の女王で魔王の妹は俺の女王で婚約者   作:黒幻

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気付いたらお気に入りが200越えてました…びっくりです。
気に入ってくれた方ありがとうございます!
これからも宜しくお願いします!!

11/11 本文改定


動き始めた運命【後】

ソーナside

 

今日も私はお姉様に連れられてレイ君の所に来ていた。

一緒に遊ぼうと持ってきたチェスをして気付いたら夕方になっていた。

でもまだお姉様が迎えに来てなくて、とりあえずレイ君の家に一緒に行く事になった。

 

レイ「あれ?おかしいな…」

 

門が閉まっていてレイ君はそう言った。

なんとか中に入れた、でも中は暗くて少し怖かった、その時…奥から大きな音がした。

 

二人『うわっ!?』

 

私はびっくりしてレイ君にしがみついてしまったが、レイ君に言われ一緒に奥の食堂に向かった。

そして、レイ君が扉を開くと…

 

レイ「なっ…!…なん…なんだよ…これ…」

 

レイ君がそう言い私も中を見ると…

 

ソーナ「ひっ…!なに…これ…」

 

そこには怪物がいた…、私は怖くて身体が動かなくなった。

 

レイ「来い、蒼那」

 

気付いたらレイ君に手を引かれていた。私はびっくりしたが一緒に出口に向かって走った。だけど、外に出た所で転んでしまった。

 

レイ「蒼那!ごめん、大丈夫か…?」

 

レイ君に申し訳無さそうな顔で謝られた…私がドジなのがいけないのに…

その後、レイ君が鍵を開けに行った。

 

レイ「えっと…確か…こうして…良し、開いた!来い、そう…な…」

 

鍵が開けたレイ君が私の方を振り向いた。でも何かを怖がってる…私は気になり、名前を呼んだ…

そして、いきなり叫びながらこっちに走ってきたと思ったら。

 

レイ「危ないっ!!グッ…ウゥッ」

 

そのまま突き飛ばされてしまった。私は何が起きたのか分からなかったが、目の前を見るとレイ君が苦しそうな声を上げて倒れていた。

私はレイ君の側に行くと。

 

レイ「大丈夫…少し…掠った…だけだから…」

 

そう言われたが絶対に嘘だ…凄い血が出てた。

 

レイ君の後ろにはさっきの怪物がいて血が付いた手を舐めていた…

 

レイ「ハアッ…ハッ…にげ…ろ…そう…な…」

 

そう言われたが、私は泣きながらそれを拒んだ。

 

レイ「はや…く…行けぇ!」

 

レイ君がそう叫んだ瞬間。

 

「ニガストオモッテイルノカ?」

 

怪物がそう言って私の方に近付いてくる、離れようとしても足が震えて立てない。私は座り込みながら後退りするも怪物は私の首を掴んできた、私は苦しくて抵抗したけど離してくれない。

 

レイ「そ……う…な…」

 

息が出来なくて、苦しい中、レイ君の声が聞こえた。

 

ソーナ「……ぁ……っ………」

 

意識が無くなりそうになった、その時…

 

レイ「大丈夫か!?ソーナ」

 

ソーナ「がはっ…ケホッ…ケホッ…」

 

気付いたら怪物の腕が斬られ、私は地面に落ちた。

 

レイ「蒼那!良かった…無事で…」

 

ソーナ「レイ…君?」

 

レイ君が私の元に来てそう言った、私は驚いていた、レイ君はさっきまで大怪我を負っていた筈なのに。

 

レイ「ああ、もう大丈夫だ…お前は俺が絶対守って見せる!」

 

レイ君はそう言って、怪物の方に向かって剣を構えた。

 

「グゥッ…ナンダ…コノクサリハッ…」

 

声が聞こえ、怪物の方を見ると。

空中に幾つもの空間が出現して、そこから鎖みたいな物が出てきて怪物に巻き付いていた。

 

レイ「良し…上手く出来た」

 

すると、レイ君はそう呟いた。

 

「キサマッ…ナゼウゴケルッ」

 

怪物がレイ君に向かって叫ぶ。

 

ソーナ「レイ君!今の内に逃げよう?」

 

レイ「大丈夫だ!蒼那…良いか?絶対俺の後ろに居るんだぞ?」

 

逃げようと言う私に、レイ君はそう返す。

 

ソーナ「レイ…君?どうしたの…?」

 

私はどうして?と思いそう聞いた。

 

レイ「良し…!ここまではギルの作戦通りに上手く行った、でも…ここからが本番だ…」

 

レイ君はそんなことを呟き、刀を構え深呼吸をした。

 

レイ「一撃で…確実に…」

 

レイ君はそう呟きながら、怪物に近付いていく―――そして。

 

レイ「確実に…首を落とす!!」

 

レイ君はそう叫びながら思いっ切り刀を振り抜いた。

すると、怪物の首が音を立てながら落ちていった。

 

レイ「はぁ…はぁ…終わっ…た?はぁ~…」

 

怪物が動かなくなったと同時に、レイ君がその場にへたり込んでしまった、それと同時に鎖も消えた。

 

ソーナ「レイ君!!」

 

私はレイ君の元に行き、抱きついた。

 

レイ「蒼那…良かった…本当に…無事で良かった…」

 

レイ君はそう良いながら、私の頭を優しく撫でてくる。

私は、泣きながらレイ君に抱きつき続けた―――その時。

 

「マ…ダ…ダッ…」

 

レイ「なっ…嘘…だろ…!?まだ…生きてるのか…?」

 

怪物の声がした…レイ君は怪物の方を向きそう言った、首を切られたのにまだ死んで無いなんて…すると。

 

「オマ…エ…タチ…モ…ミチ…ヅレ…ニ…シテ…ヤ…ル…」

 

怪物がそう言い終えると同時に怪物の身体が膨らみ始めた。

 

ギル「不味い!?奴は自爆する気だ」

 

いきなり、そんな声が聞こえた。

 

レイ「自爆…!?くっ…蒼那!!」

 

レイ君はそう言って、いきなり私に覆い被さった。

 

ソーナ「レイ君!?」

 

私は驚いて声を上げた。

すると、その瞬間―――爆発の様な凄い音がした。

 

レイ「……あ………うっ……く……は…」

 

私が顔を上げると、そこにはレイ君が苦しそうに倒れていた。

 

ソーナ「レイ君!しっかりして!レイ君!」

 

私は直ぐにレイ君に声を掛けた。

 

レイ「…そ……な………よ……た……」

 

すると、レイ君は苦しそうに私を見ながら、何か言ったが私には聞き取れなかった。

 

ソーナ「レイ君!やだ…死んじゃやだよ…レイ君!」

 

私は泣きながら叫ぶ―――すると、後ろからいきなり声がした。

 

セラ「ソーナちゃん!レイ君!」

 

サーゼクス「大丈夫かソーナ君!」

 

リーシア「これは…」

 

グレイフィア「なんてこと⋯」

 

振り向いて見ると転移してきたのだろう、お姉様とサーゼクスさんとリーシアさん、そしてグレイフィアさんがいた。

 

セラ「なに…これ…」

 

サーゼクス「酷いな…」

 

お姉様とサーゼクスさんは周りを見ながらそう言っていたが。

 

ソーナ「お姉様、レイ君が…レイ君が死んじゃう!」

 

私はすぐにお姉様の元に行き、助けを求めた。

 

セラ「レイ君!?ッ…ソーナちゃん!、何があったの!?」

 

ソーナ「お姉様、レイ君が…私…私…」

 

お姉様にそう聞かれ、私は起きた事を全て話した。

 

セラ「そんな…」

 

お姉様は口元押さえて、涙を流しながらそう言った。

 

ソーナsideout

 

―――――――――――――――――――

 

セラside

 

今日も私はレイ君の元にソーナちゃんと一緒に来ていた。

しかし、私には魔王としての大事な会議があったので、ソーナちゃんをレイ君に預けてから、一人で冥界に戻って来た。

 

セラ「あ~あ…私も二人と一緒に遊びたかったなぁ~」

 

私はまだ、だれも来ていない会議室で一人拗ねていた。

 

「ああ、もう来ていたんだね、セラフォルー」

 

「失礼致します」

 

「…どうしたんだい?」

 

そこに一人の男性と、二人の銀髪のメイドがやって来た。

 

セラ「あっ!サーゼクスちゃん!リーシアちゃん、それにグレイフィアちゃんも、聞いてよ~」

 

私は拗ねてる理由を三人に説明した。

 

サーゼクス「あはは…成る程ね、だからそんななのか」

 

リーシア「それは残念でしたね」

 

私の説明を聞いて、サーゼクスちゃんは苦笑しながら、リーシアちゃんはいつも通りにそう言った。

 

セラ「折角二人と一緒に遊べる筈だったのに~」

 

サーゼクス「まあ、別に今日だけなんだから良いじゃないか」

 

セラ「それは、そうだけどさ~」

 

私の言葉にそう返してくる、私だってそんな事くらい解ってるよ?でも、嫌な物は嫌なんだもん。

 

サーゼクス「所で、その友達になったと言う人間の子、どんな子なんだい?」

 

セラ「レイ君?と~っても良い子だよ!、可愛いくて、かっこ良くて、それで優しいんだ~それに…」

 

サーゼクスちゃんの質問に私はこれでもかと言うくらい説明した。

 

サーゼクス「あはは…随分と気に入ってる様だね」

 

セラ「もちろん☆もうソーナちゃんと同じくらい大切な子だよ!」

 

サーゼクス「それほどにか…」

 

私の説明にまたも苦笑しながらそう言うサーゼクスちゃんに、私がそう言うと凄い驚いた。

まあ、私がソーナちゃんをどれだけ大切にしてるかサーゼクスちゃんは知ってるからね。

 

セラ「それでね…「セラフォルー」どうしたの?」

 

サーゼクス「すまないが続きは後にしよう、他の二人も来たようだ」

 

私が更に話そうとすると、サーゼクスちゃんがそう言った。

直後、扉が開いて残りの二人が入って来た。

 

サーゼクス「さて、それじゃあ始めようか」

 

そして、皆が席に着きサーゼクスちゃんのその一言で会議が始まった。

 

―――――――――――――――――――

 

セラ「あ~やっと終わった~」

 

夕方頃になり、ようやく会議が終わった。

 

サーゼクス「そうだね、お疲れ様、セラフォルー」

 

セラ「サーゼクスちゃんもね☆リーシアちゃんとグレイフィアちゃんもお疲れ様☆」

 

リーシア「いえ、ありがとうございます」

 

グレイフィア「お気遣い痛み入ります」

 

サーゼクスちゃんにそう言われ私も同じ様に三人に返す、相変わらずリーシアちゃんとグレイフィアちゃんは固いなぁ~

 

セラ「それでね、さっきの続きなんだけどね…」

 

私が二人に会議前にした会話の続きを話そうとした時。

 

「セ…セラフォルー様、大変です!!あっ…サーゼクス様も御一緒でしたか」

 

一人の女性悪魔が血相を変えて、やって来た。

 

セラ「どうしたの?そんなに慌てて」

 

「実は人間界ではぐれ悪魔が一匹捕捉され、追っ手を向かわしたのですが…追っ手は一人残らず殺され、尚も逃亡中との連絡が」

 

私がそう聞くと、彼女はその内容を話し始めた。

 

セラ「それは確かに大変だね…でも何でその連絡を私に?」

 

私は彼女に、何故はぐれ悪魔の連絡を私に伝えるのかと不思議に思ってそう聞くと。

 

「それが…セラフォルー様の妹君が、今人間界に居るとお聞きしまして」

 

どうやらソーナちゃんの事を心配してくれてた見たい。

 

セラ「そっか、でも大丈夫だよ☆ソーナちゃんなら孤児院のお友達と一緒に居る筈だから」

 

「そうですか…なら良かったです…ん?」

 

セラ「どうしたの?」

 

「すいません、どうやら念話の様です、少し失礼致します」

 

彼女も安心した様にそう言い、念話が入ったと私達に一礼してから少し離れて会話を始めた。

 

セラ「それにしても、ここ最近はぐれになる悪魔が多いよね?」

 

サーゼクス「そうだね…主人だった者からの報告が一応は来るが…何が原因で、その報告が本当かどうかも解らない、調べ様にもそれは主従間での話しだからね…」

 

セラ「そっか…」

 

私の質問に、顔を曇らせながらそう答える、私も何も言えずにいると。

 

「なんだって!?それは本当か!?」

 

サーゼクス「どうしたんだい?」

 

女性悪魔がいきなり大声を上げた、それにいち早く反応したサーゼクスちゃんがそう聞くと。

 

「サーゼクス様、セラフォルー様、たった今…先程お話ししたはぐれ悪魔が【黒王(くろおう)孤児院】に向かっている様だとの報告が入りまして」

 

セラ「なんですって!?」

 

サーゼクス「それは本当かい!?」

 

私達はその報告に、つい大声を上げてしまった。

 

 

セラ「っ…ソーナちゃん!レイ君!」

 

サーゼクス「待つんだセラフォルー、僕達も…」

 

私はサーゼクスちゃんの言葉を最後まで聞かずに、その場で転移をしようとしたが出来ない。

 

セラ「なっ…何で!?」

 

私が焦って何度も繰り返していると。

 

サーゼクス「セラフォルー!この建物内では魔法が使えない様に特殊な結界が張られているだろう」

 

セラ「そうだった…ならっ!――サーゼクスちゃん!?」

 

サーゼクスちゃんにそう言われて思い出した、私は直ぐに外に出ようと駆け出すが、いきなりサーゼクスちゃんに腕を捕まれた。

 

サーゼクス「全く…焦る気持ちは解るが…少し落ち着いて、僕達も行くから」

 

セラ「うん…」

 

私はそう言われ、少しだけ冷静になれた。

 

サーゼクス「良し、じゃあ直ぐに外に出て孤児院に転移しよう、セラフォルー、リーシア、グレイフィア行くよ」

 

セラ「うん」

 

リーシア&グレイフィア『はい』

 

サーゼクスちゃんの言葉に頷いて私達はすぐに駆け出して外に出て転移した。

ソーナちゃん…レイ君…すぐに行くから…無事でいて…

 

―――――――――――――――――――

 

セラ「ソーナちゃん!レイ君!」

 

サーゼクス「大丈夫かソーナ君!」

 

リーシア「これは…」

 

グレイフィア「なんてこと⋯」

 

私達が転移すると目の前には凄惨な光景が広がっていた。

 

セラ「なに…これ…」

 

サーゼクス「酷いな…」

 

周囲は酷い有り様だった…建物は崩れ落ち、木々は根元から折れていた。私達がその光景に絶句していると。

 

ソーナ「お姉様、レイ君が…レイ君が死んじゃう!」

 

私達に気付いたソーナちゃんが、大声で泣き叫びながらこちらに来た、私はソーナちゃんの来た方を見ると。

 

そこには―――傷だらけで倒れているレイ君が居た。

 

セラ「レイ君!?ッ…ソーナちゃん!何があったの!?」

 

ソーナ「お姉様、レイ君が…私…私…」

 

私がそう聞くとソーナちゃんは泣きながらも答えてくれた。

 

セラ「そんな…」

 

私は口元を押さえて、涙を流しながらそう言った。

 

セラ「全部…私のせいだ…私が…もっと早く…迎えに…行っていれば…私が…ソーナちゃん…レイ君…ごめんね…」

 

私はそう言いながら、レイ君の側に膝を着いた。

 

サーゼクス「セラフォルー…」

 

グレイフィア&リーシア『セラフォルー様…』

 

二人はそれ以上何も言えずにいた…。

 

ソーナ「お姉様…レイ君を助けて下さい!お願いします!!」

 

ソーナちゃんにそう言われるも、レイ君は既に息をしていない…。

 

セラ「ソーナちゃん…でも…もう…」

 

死んでる…そう言おうとした時。

 

サーゼクス「セラフォルー、君は確か…悪魔の駒をまだ一つも使っていないんじゃ無かったか?」

 

サーゼクスちゃんがそう言った。

 

セラ「そうだった!まだその手があったよ!!」

 

私は焦る余り忘れていた悪魔の駒の存在を思い出した。

ゲームにも眷属集めにも興味が無かった為、貰ったまま一つも使って無かった事を。

 

ソーナ「本当ですか!?じゃあ…」

 

セラ「うん、確か…駒は私の部屋に置いてあるはずだよ」

 

ソーナちゃんの問いに私はそう答える。

 

サーゼクス「良し、ではすぐに行こう!セラフォルーとリーシアはすぐに転移の準備を、この子は僕が運ぶから、グレイフィアは念の為この子に治癒を」

 

セラ「分かった!」

 

ソーナ「はい!」

 

グレイフィア「かしこまりました」

 

サーゼクスちゃんの指示に私達は一斉に答える。

 

セラ「行くよ!!」

 

四人『ああ(はい)』

 

私は、三人が魔法陣の中に入って頷いたのを確認し―――自分の家に転移した。

 

―――――――――――――――――――

 

セラ「こっちだよ!!」

 

転移で家に帰ってきてから私はすぐに三人を連れて急いで自分の部屋に向かった。

 

セラ「ここだよ!入って!!」

 

サーゼクス「とりあえずこの子はベッドに寝かせるよ?」

 

セラ「うん、ありがとう」

 

部屋に着き、中に入ったらそう言われたので頷いてお礼を言った。

 

サーゼクス「それで?駒は何処にあるんだい?」

 

セラ「確か…ここに…」

 

サーゼクスちゃんにそう聞かれ、私は駒が閉まってある引き出しを開け探す。

 

セラ「…えっと…あった!」

 

引き出しの中を手当たり次第に放り投げ、ようやく目的の物を見つけた。

 

サーゼクス「良し、それじゃあ…」

 

セラ「うん!早速…あれ?」

 

サーゼクスちゃんに言われ、兵士の駒を使おうとしたが…。

 

サーゼクス「どうしたんだい?」

 

セラ「駒が反応しない!?」

 

駒は全く反応しなかった。

 

サーゼクス「別の駒はどうだ?」

 

そう言われ、他の駒も試すが、騎士の駒も戦車の駒も僧侶の駒も全く反応しない。

 

セラ「そんな…どうして…」

 

私が泣きながらそう言うと。

 

サーゼクス「セラフォルー、女王は…どうだい?」

 

セラ「女王…」

 

そう言われ、最後の駒である女王をレイ君に使うと。

 

セラ「反応した!」

 

女王の駒が光だし、レイ君の中に消えていく。

 

サーゼクス「やはりか…女王の駒以外では転生出来ない…この子は一体…」

 

サーゼクスちゃんが何か思案顔で言っているけど…。

 

セラ「何でも良いよ!これでレイ君は助かるんだから!」

 

ソーナ「本当ですか?」

 

私の言葉にソーナちゃんが聞いてくる。

 

セラ「本当だよ!もう大丈夫…だよね?サーゼクスちゃん」

 

サーゼクス「ん…?ああ、大丈夫だよ」

 

私はソーナちゃんにそう返しつつも、サーゼクスちゃんに聞くと、考え事をやめて笑顔で答えてくれた。

 

ソーナ「よかった…本当に…よかった」

 

ソーナちゃんは安心したのか泣きながらレイ君に抱き付いた。

 

サーゼクス「だが一応念の為…グレイフィア、この子を観てあげて」

 

グレイフィア「はい、失礼致します」

 

サーゼクスちゃんがグレイフィアちゃんにそう指示を出してくれた。

 

セラ「どう…?大丈夫だよね?」

 

私は改めて不安になり、そう聞いた。

 

グレイフィア「はい、呼吸も正常に戻っています、後は目覚めるのを待つだけです」

 

セラ「分かった」

 

グレイフィアちゃんの診断に私は安心した。

 

グレイフィア「ですが、神器の覚醒や戦闘の疲労などが有りますので、3~4日は目覚め無いかと」

 

セラ「そっか…でも大丈夫、ちゃんと私がお世話するから」

 

ソーナ「私も手伝います」

 

グレイフィアちゃんの言葉に、私は張り切ってそう答える、するとソーナちゃんも同じ様に言ってくれた。

 

サーゼクス「分かった、この子が目覚めたら…」

 

セラ「この子じゃ無くてレイ君だよ!」

 

さっきからこの子って呼んでるサーゼクスちゃんに私がそう言うと。

 

サーゼクス「済まない…そうだね、それじゃあ…レイ君が目覚めたら僕達にも連絡をくれ、頼むよ」

 

セラ「うん!分かった、ちゃんと連絡するね」

 

サーゼクスちゃんからの言葉に私は笑顔で答えた。

 

サーゼクス「じゃあ、僕達は一度孤児院の方に戻るよ…」

 

セラ「うん…そうだね…お願い出来る?」

 

レイ君が助かって、安心していた私にサーゼクスちゃんが言ったので、私は俯きながら答えた。

 

サーゼクス「もちろん、任せておいてくれ。

また明日お見舞いに来させて貰うとするよ、行こうかリーシア、グレイフィア」

 

リーシア「はい、サーゼクス様」

 

グレイフィア「はい、それでは失礼します」

 

サーゼクスちゃんはそう言って、リーシアちゃんとグレイフィアちゃんも最後に一礼して部屋を出た。

 

ソーナ「お姉様…」

 

セラ「大丈夫!グレイフィアちゃんもそう言ってたでしょ?レイ君が目覚めるまで一緒に待ってようね、ソーナちゃん」

 

ソーナ「はい!」

 

ソーナちゃんが私に抱き付いて、心配そうに言って来たので私は笑顔で答えた、するとソーナちゃんも笑顔で頷いてくれた。

 

レイ君…早く起きてね?君が目覚めるのを、私もソーナちゃんも君の側で待ってるからね?

 

セラsideout

 

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