これは僕の昔の話である

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ミルク365の本当の意味

「6時25分、ご臨終です。」

 

 

俺の名前は拓海だ、俺は今危機的状況にいる、命に関わることだ。

俺は今、そんな状況に陥っている。

これはすごくやばいことだ、俺は明日の空を見れるのか。

「なんで体育があるんだよォ!」

 

「うるさい、体育の授業ぐらいで叫ぶなよ。」

 

この僕が言ったことに文句を言ってるのは来望、俺の幼馴染だ。

「今日俺死ぬかもしれない。」

 

「体育ごときで大袈裟だよ。」

 

「大袈裟って、外氷点下したまわってるんだよ、しかも風も強いし。」

こんな寒い日に体育をさせる学校は頭がおかしい。

 

「別に寒いぐらい我慢できるでしょ、運動して暖まれるだけマシじゃない。」

 

「そう言えば来望は運動したくてもできなかったね。」

来望は昔から病弱であまり運動は出来なかった、そのため体を動かせないから暖めることが出来ないんだ。

 

「まぁ、私は寒さをあまり感じなくなったけどね。」

 

「寒さをあまり感じなくなったって凄いな。」

 

「まだ寒いけどもう慣れたって感じだけどね、それよりも今日お見舞いに行くんでしょ。」

 

「お見舞いって紅葉の事か、もちろん行くよ。」

紅葉は俺の幼馴染の1人だ、俺と来望と紅葉は昔からよく遊んでいた。

 

「紅葉が風邪をひくのは珍しいからね、多分風に耐性はないと思うからきついと思う。」

 

「まぁ、そうだよな。」

バカは風をひかないとか言うしな。

 

 

学校は終わり、下校中だ。

「死ぬかと思った、もう体育したくない。」

体育は地獄だった、氷点下を下回ってて風邪も吹いてるため体感温度は物凄く低かった。

 

「ほんと大袈裟ね、それでも男なの?」

 

「寒いものは寒いのだからしょうがないでしょ。」

 

「なれたらいいのよ、外に3時間いればいいよ。」

 

「ガチで死ぬから嫌です。」

そんなふうに雑談をしながら俺と来望は紅葉の家に行った。

家に着いてインターホンを鳴らすと、紅葉が元気よく出てきた。

 

「家までお見舞いに来てくれたんだ、ありがとう!」

 

「紅葉見た目は元気そうだけどもう風邪は治ったの?」

 

「うん、少し眠ったら回復した。」

 

「バカは風邪をひかないと聞いたからな、てっきり苦しんでると思ったよ。」

 

「バカだから風に慣れてないと言いたいのかな。」

 

紅葉が睨みながら言ってきた。

「お、バカでも理解出来たか凄いな。」

すぐさまパンチが飛んできた。

 

「お前には言われたくない。」

 

「ご、ごめんなさい。」

俺はもがきながら言った、それを見てた来望は呆れた声で情けないと言っていた。

そのあとは家に上げてもらって、ゲームをしたりして遊んだ。

毎日3人で笑い合う、当たり前の毎日。

そんな日々がずっと続いた。

やがて月日は流れ、春になっていた。

 

俺は病院まで来ていた、階段を上がりA3病棟の317号室前まで来ていた。

ドアをノックして病室に入った。

「来望、来たぞ。」

 

「拓海と紅葉来てくれたんだ、ありがとう!」

 

来望は笑いながらそう言った、だけど変わり果てた姿に、少し悲しくなった。

点滴が数箇所に指してあり、体もやせ細っていた。

来望は昔から病気を持ってて、長くは生きられないの分かってた。

だけど病院も予想外の出来事だったみたい、まさかこんなに早く病気が悪化するとは思ってもなかったみたい。

色んな雑談をしながら、3人で楽しんだり。

桜が綺麗な日は、車椅子を押して桜並木を散歩したりしてた。

そうやって毎日3人で楽しんでいたが、日に日に来望は体が動かせなくなってきた。

そして桜も散り、来望は寝たきりになっていた。

起きている時の方が少なくなってしまった、点滴を頼りに生きて入れている状態だ。

もう来望の命は残りわずかだと幼い自分でも分かっていた。

そして4月21日病院にたくさんの人が集まった、病院の先生は言った、最後を見届けてくださいと。

俺は泣いた、ずっと当たり前に3人で生活をしていたのに、どうしてこうなるのかが分からなかった。

紅葉も、同じように泣いていた、外は暗くなってきて、病室にピーーって音が響いた。

すぐさま医者が何かを始めた、そして数分、数十分たったとき、医者が言った。

 

「6時25分、ご臨終です。」

 

 

 

それから10年近くたった、俺は紅葉達と共に墓まで来ていた。

今は俺は高校生になり、幼馴染とは別の道を歩んでいた。

時々会ったりはしているけど、やっぱり物足りない。

また3人で笑い合いたいよ、また3人で遊びたいよ、だけどそんな願いは届くはずもなく、君はもう居ない。

もうこの世にはいないけど、俺達は忘れない。

あの日の3人で笑いあった思い出は、今も俺達の心の中にある。

だから俺はあの日を、忘れない。




これは実話です。
ミルク365の意味ですが正しくは、ミルク385の意味ですね。
死んだ来望(くるみ)の名前を逆さ読みして、385は6時25分のことですね。
6分25秒を秒に変えると385秒になるからです。
無理矢理感満載ですが、このことを忘れないようにするため、あと牛乳好きだったのでちょうど良かったのでこういうふうになりました。

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