転生したら原初だった件 作:レックスムーン
深夜、俺こと
「あぁ~、体が重い。流石に5徹目を越えたらキツイな」
そう言いながら俺はさっきコンビニで買った栄養ドリンクを一気に呷った。
さっき、コンビニのトイレで顔色が悪く、目も死んでいて、目の下には濃いクマがあった自分の顔見たら軽く引いたし。
大学を卒業して、大手の会社に入社して12年目を迎える37歳
毎日常飲しているだけあってあとからやって来る苦みに慣れてしまった俺は溜息交じりにこう言った。
「買い溜めしといた漫画でも読み漁るか」
そう呟いた瞬間、右の分かれ道から男が走って来て、俺にぶつかって来た。
「ちょっと、アンタちゃんと前見て走れ・・・よ?」
そう言いながら俺は腹に違和感を覚えて見てみると、そこには腹に柄まで刺さったナイフがあった。
「・・・・・・えっ?」
いきなりの事に頭が回らない俺は口から血を吐いた。
「・・・ゴホッ、ゴホッ、ゲホッ!!」
血を吐きながら倒れる俺に対してナイフを刺して来た男はそのまま走り去ってしまっていた。
通り魔ってやつかよ、クソ!!
そう考えながら俺はある事を考えていた。
どうせこんな所で一人寂しく死ぬんだったら「FAIRY TAIL」のゼレフ書の悪魔や九鬼門みたいになって力を奮ってみたかったな。
【確認しました。《悪魔》の情報を入手し、統合を実行します。・・・・・・・・・・・・・成功しました。あなたは《原初の悪魔》となりました。続けて、容姿を形成・・・成功しました。】
それで滅悪魔法に滅竜魔法、滅神魔法を使ってみたいな。
【確認しました。ユニークスキル『
九鬼門の呪法も使ってみたいな。
【確認しました。ユニークスキル「
あっ、それなら全部の魔法が使えるようになりたいな
【確認しました。ユニークスキル『
あと、今の人生では馬鹿だったから俺の事をサポートしてくれる奴がいてくれたら助かるな。
【確認しました、ユニークスキル『
勤めながら書き続けた小説を完成させたかったな。
【確認しました。ユニークスキル『
あぁ、もう意識が・・・、転生とかしてたら面白いかもな。
こうして、俺こと風間焔矢はこの世を去ったのだった。
だが、この時俺はあんな事になるなんてこれぽっちも思っていなかった。
「ううん、ここはどこなんだ?って、俺はナイフで刺されて死んだんじゃなかったか!?」
そう言いながら飛び起きると、俺の目に入って来たのは空は赤黒く、空気が重いそんな禍々しさが満載の場所だった。
「マジでどこだよ、ここ」
そう言いながら立ち上がると、俺の頭の中で声が響いてくる。
「{告、ここは冥界・魔界と呼ばれる精神世界であり、ここに住まうのは悪魔族のみです。そして、この世界では悪魔族が日々殺し合いをしています。}」
「・・・マジで?」
マジかよ・・・、って今の声頭の中から聞こえて来たよな。
そう言っていると、後ろから襲われた。
「ちょっ、いきなり何するんだ!?」
俺がそう言うと、三人組の一人がこう言ってくる。
「
オランジェって何だよ?
「{告。
へぇ、その悪魔に俺が転生した、と。
・・・マジか、・・・転生してたら面白いなと思ってたけど本当に転生するとはな・・・。
そうやって考え込んでいる時に再び襲い掛かって来る三人組に対して俺は・・・。
「うぜぇ」
自分でも意外なくらいのマジギレをした。
【告、ユニークスキル『滅殺者』を発動しますか? YES/NO】
YES!
そう返事をした瞬間、俺の身体は冷気を纏い始め、それに気づいた三人組が距離を取ろうとするが・・・。
「遅ぇよ」
《氷魔の激昂》
俺の口から放たれた滅悪の冷気を受けた三人組は消滅していた。
「黙って死んでろ」
俺に対して後ろの方から声がかかった。
「よぉ、久しぶりじゃねぇか、オランジェ」
その声を聴いて後ろを向くと、そこには凶悪な笑みを浮かべている赤い髪の男が立っていた。
「{告、目の前にいる悪魔は
「なんか用かよ、赤」
俺がそう言うと、赤髪の男はこう言ってくる。
「おいおい、オランジェ。俺らが会ったらやる事は一つだろ。」
口を三日月形にしながら笑みを浮かべ襲い掛かって来る。
俺は赤と周囲を巻き込みながら戦闘が始まった。
《氷魔の激昂》
《熱龍炎覇》
氷と炎の激突により爆発が起き、周囲が吹き飛ぶ。
それを皮切りに拳・蹴り・魔法での激突を繰り返しながら十時間ほど戦い続けた。
「おい、もう飽きたんだが、やめにしないか」
俺がそう言うと、赤はこう言ってくる。
「オイオイ、そりゃねぇだろ。黒の奴以外に俺様とタメ張れる奴がいるってのにはいそうですかで終われるかよ」
好戦的な笑みを浮かべながらそう言ってくる赤に対して反論しようとした瞬間、俺の足元に魔法陣が現れた。
「オイオイ、折角楽しくなって来たってのによぉ…」
赤が魔法陣を見てそう言っているのを見て疑問に思っていると、頭の中で声が響いてくる。
「{告、この魔法陣は悪魔を召喚するための魔法陣です。何者かが召喚魔法を使用したようです。}」
なるほど、召喚されたから赤は残念そうなのか。
そう考えている内に俺は魔法陣を通って召喚先にへと向かうのだった。