箒と鈴の問答を解散させた後、オレは部屋に戻りネットを使って色々な情報を集めて目を通す が
「やっぱり本格的な戦術を書いてる物は少ないな」
羽黒の次元潜航のヒントになるかと思って潜水艦について色々と調べているが、あまり成果は出ていない
そもそも羽黒は高機動戦闘型で、次元潜航はオマケと考えた方が良いのだろう
束のおかげで大分、次元潜航のリスクは軽減しているし戦術に組み込まない手は無いけども
そんなこんな調べた記事を見ながら羽黒での戦い方を模索する
そんな感じで翌朝を迎え、若干眠さを感じながら食堂に向かうと まだ眠そうな一夏と、珍しく朝から機嫌の良い箒と遭遇し
「む、おはよう命。そのありがとう」
と、いつになく素直な箒が言ってきた
「なんのこっちゃ、オレは何もしてない。お前が頑張った結果だろ・・・おーい、一夏しっかりしろ。オレも眠い」
とりあえず一夏の背中を軽く叩き挨拶をしてバイキングの列に加わる
箒に またコイツは みたいな目で見られたが気にしない
そんな訳で朝から魚を食べる元気が無かったので適当に食べやすい奴を選んで3人固まって食べる、が 当然の様に2人は並び、オレは2人の正面に座る
「なるほど、箒の ありがとう はソレか。まぁどちらにしろ頑張ったのは箒だけどな」
生卵を白米の上に割り入れTKGを作成して一口食べてから言う
うん、良かった良かった
いやぁ一夏も箒の事、好きだと思ってたんだ。発破掛けて良かった
一夏の鈍感と朴念仁は無意識に箒が好きだったから、とかだったら良いのに
さて、残る問題は鈴か
アイツ少し病みが入ってるからなぁツンが強いし、一夏と箒が付き合い始めたのを知ったら絶対に荒れるだろうし、オレが絶対に責められる
少し憂鬱になりながら朝食を食べ登校し午前の授業を受け昼休みになり、今日も束の弁当を持って教室を出るとソコソコ大きい弁当袋を持った鈴と遭遇した
「よぉ鈴、弁当一緒に食おうぜ?話したい事がある」
「・・・なによ、こうゆう時のアンタは悪い話をする時じゃ無いの、聞きたくない」
やっぱ一夏がセカンド幼馴染と呼称するだけある、オレの性格を鈴は理解している
「聞かなくても事実は変わらないぞ?それ、一夏に酢豚でも作って来たんだろ?悪い事は言わないから辞めとけ」
そう言うと鈴はオレをギッと睨み
「アタシはアンタの そうゆう 人を見透かした様な事を言う所は嫌い」
「知ってる」
と鈴に言われたが、過去に何度も言われた事なので特に捻りを入れずに返すと鈴はため息を吐き
「まぁ良いわ、限られた昼休みを無駄には出来ないし、今日はついていくわよ」
「それはどーも」
とりあえず誘導は成功した、後は2人に被害が及ばない様に説得するだけだ
最悪、羽黒で逃げれば大丈夫だろ、多分
お待たせしました