束さん視点
5月、桜の花が散って久しく青葉が茂っている
クラス対抗戦当日、私の親友の弟であり可愛い妹の想い人・・・いや、つい最近付き合い始めたから彼氏か、彼氏の いっくん と2組の代表が第1試合を行なっている
今日は頼んでもいないのに、各IS業界の要人が見学に来ているらしい、実は私も所謂VIP席に招待されていたのだけど面倒だから断った
だから愛しの みーくん の所へ行くつもりだったのだけど、ちーちゃん に止められて泣く泣く ちーちゃんと一緒に管制室で試合を見る事になった
試合が佳境に差し掛かった時、アリーナの障壁を破りナニカが地面に落ち土煙があがり警報が鳴り響く
「緊急事態発生、アンノウンが侵入・・・システムにハッキングを受けています!」
同じ1年1組の副担任をしている山田ちゃんが状況を告げる
「ちーちゃん」
「分かっている、試合中止だ」
名を呼ぶと、私の伝えたい事を理解したのか ちーちゃんは頷き自分の成すべき事をする
私は端末の前に座り、私専用の作業特化IS
「絶対に逃がしたりしない、絶対に」
私は10の作業を同時に開始し、ハッキングにカウンターをする
この私を怒らせたのだ、相応の罰を与えなければ腹の虫が治まらない、そう私は自分ならば直ぐに状況を解決出来ると考えていた
しかし、すぐに自惚れだと自覚する
なかなかシステムを取り返せなかったのだ、10分も有れば余裕だと思っていた、その筈だった
「・・・なるほど、なるほどね。クーちゃん、お願いできるかな?」
「はい、束様」
私の助手をして貰っているクーちゃんに電脳ダイブして貰い、一気に決着を図る
電子戦に限ればクーちゃんは私を超える逸材だ、まぁ彼女に与えたISの特性と彼女の才能が合わさった結果なのだけど
どうにかシステムの主導権を取り返しシステム復旧をした時、突然試合中継を映していた画面が変わり
「御機嫌ようIS学園の諸君、私はファントムタスク総帥 ファイと言う者だ。本日諸君らに宣戦を布告させて貰う、我々はISを根絶し世界の歪みを正す。これは聖戦であり、我々は手段を選ばない」
黒い仮面に黒い軍服に黒マント、如何にもな出で立ちのファイと名乗る男・・・いや、声も加工されている可能性もあるから女の可能性もある
それに映像に映っているのが本人では無い可能性も否定出来ない
「今回の襲撃は単なるテストだ、時期が来れば再び我々は現れる、さらばだ諸君」
無駄に芝居かかった仕草とセリフを言い映像は消え元の中継カメラの映像が流れる
私は画面を睨みつけながら、奴は絶対に許さないと心に決める
見つけ出して罰を与えてやる、絶対に
お待たせしました
ありきたりな展開ですが、黒幕の登場でした
束さんは、激おこ