箒と束の父親であり兄の柳韻より砕けた性格をした俺の父親 柳司に散々いじられ、両親共に諸手を挙げて束との交際を喜んでくれた
まぁ母さんは兎も角、父さんは何か言うかと思ったが杞憂だった様だ
そんな訳で俺は自室、束は元々有る自分の部屋で寝る事にして布団に入った訳だが、違和感を感じ目を開けると束が俺の左腕を枕にして寝ていた、時計を見れば丑三つ時を指していて左腕の感覚が無い事に気づく
どうやら長時間左腕は枕にされていた様だ
左腕を動かして束を起こすのも忍びないので左腕は諦める事にし、再び目を閉じる
束が添い寝だけで夜這いを仕掛けて貞操を奪いに来なかっただけ成長したって事だろう、多分
いや、待てよ?5年前の事件は 既成事実を作って逃がさない為の行動だったのかも知れない
それなら添い寝の理由も説明がつく、よし そうゆう事にしとこう
そんな余計な事を考えている内に再び俺は眠りに落ちた
二度寝をしてから数時間が経った頃、予めセットしていた目覚まし時計が鳴り響き目を覚まし右手を伸ばし目覚ましのアラームを止め、左腕を見ると束の枕にされたままで束は見た目相応で年齢不相応な寝顔をしていた
「・・・何気に束の寝顔を見るのは初めてかも知れない」
そう思い返せばIS学園に入ってからは部屋は別々で俺より早く起き、俺より遅く寝ていた
それより前、俺達が小さかった頃に束は既に昼寝など必要では無い年齢だった訳だし、俺達が物心付いた頃なんて束は中学生ぐらいだったし
というか、コイツいつ寝てんだ?って感じだったしな
束の天使の様な寝顔を堪能していると、二度寝防止の目覚まし時計のアラームが鳴り始め、それを止める
少し惜しいが束を起こす事にして一旦目覚まし時計に向けていた目線を束に向けると、ガッツリ目が開いていて目が合う
「お、おはよう束」
「うん、おはよう みーくん」
俺の挨拶に対して挨拶を返してくるが、束は俺をガン見して動くそぶりがない
まるで何かを待っている様に、動かない
「ほら、束・・・起きたなら準備しないと、電車が混み出す」
「ぶー、みーくん は分かってないなぁ。もう」
俺の言葉に束は文句を言い俺の頬に両手を添えて顔を近づけて来て俺の唇を奪っていく
突然の事に固まっていると束が
「せっかく交際を始めた訳だし、私はずっと待ってたから これぐらいは許されるよね?」
と言い、見た目不相応な大人な笑みを浮かべる
神様、改めて束を幸せにする事を誓います、マジで
「・・・多分、な」
あと束に言わせて欲しい事がある、俺は彼女いない歴=年齢だったんだ。束が望む事が分かる訳ないじゃないか
あの事件は未遂だったから俺はDTなんです、はい
さて家を出るまでに左腕が復活する事を信じよう
お待たせしました
おかしい、朝の話を少し書いて出掛けてる筈が、まだ布団の上にいるw