涙を流して会話どころでは無くなったデュノアを、お姉ちゃんズ2人が何とかしてくれたのは助かった、俺は事情とか全く分からないし
そんなこんなしていたら予鈴が鳴ってしまったので椅子から立ち上がって片付けをしようとしたらクロエが現れて片付けは自分がする、と言いデュノアを除く俺達3人を屋上から追い出した
とりあえず戻る訳にもいかないので次の授業が有る整備室へ行き午後の授業を受ける事にする
その後、デュノアが授業に現れなかった事を除けば何も問題は無く午後授業の全てが終わり、部活が休みだったので気紛れに束専用の整備室へ足を運ぶと中にはプログラミングか何かの作業をしている束とクロエが居て
「やぁ、みーくん。君が此処へ来るなんて珍しいね? 」
束は作業の手を止めずに声を掛けてきた、コイツ後ろに目が付いてるのか?
まぁ束が規格外なのはいつもの事なのでスルーして
「部活が休みで何の約束もないし、真っ直ぐ寮へ帰る気分じゃなかったからな・・・それに少し気になる事も有る」
来客用のパイプ椅子に勝手に座り足を組んで天井を見上げ言う、どうせ束は会話しながらでも作業に支障は出さないし
「それはシャルロット・デュノアの話かな? それとも、ラウラ・ボーデヴィッヒの事? 」
束は、いつもの軽い調子で言う
相変わらず人の心を読んだ様な事を言ってくれるなコイツは、とか考えつつ
「デュノアの方・・・かな? と言うかセシリアが何で転入生がいる事を知ってたのかも気になるんだけど? 」
天井から束へ視線を移すと、俺の言葉に束は軽く肩をすくめ
「さぁね? 私には分からないけどセシリアちゃんは知っていた、そしてそのお陰である程度事はスムーズに進める事が出来た。セシリアちゃん、他人には言えない秘密が有るみたいだよ? 」
と、束は新しい玩具を与えられた子供の様に笑みを浮かべいる
セシリア、悪い・・・束って昔から この笑顔を浮かべてる時は色々やらかすんだ、マジで
デカイ所で言えば、ISを開発した事とか白騎士事件とかか
まぁいわゆる束の悪い癖って奴か?多分
「誰でも秘密の1つや2つは有るしいいけど、デュノアの扱いは どうなるんだ? 」
「どうもこうも最初から女子生徒として学園には登録されてるよ? そもそも3人目が見つかってたら部屋替えしなきゃだしね? 」
そう言い束はクルリと椅子を回し俺の方を向き言う
ちなみに、その背後で束の専用機
「あー・・・なるほど、一夏と箒が未だ同室なのは束が手を回し・・・いや、もしかして千冬さんも噛んでる? 」
俺が尋ねると束はドヤ顔でサムズアップし
「もちろん、2人は交際しているし箒ちゃんも今更ルームメイトが代わっても息苦しいだろうしね? 山田ちゃんも丸め込んだし、ちーちゃんは割とノリノリで了承してくれたよ? 」
俺が知らない所で大人達の暗躍が有ったらしい
まぁルールとか規律を重んじる箒と、朴念仁で鈍感だが箒を大切に想っている一夏だ、若さ故の過ちは起こさんだろう多分
起こしても、それは両者合意の上だろうし、俺の知った事じゃないし
とりあえずデュノアの男子生徒姿は今日だけの様だ、明日からは女子生徒だろう
そういえば、一夏はボーデヴィッヒに呼び出されてたな、大丈夫だろうか?
お待たせしました
次はラウラに呼び出された一夏の話にする予定です