束の研究室へ戦略的撤退をした後、昼休み丸々 研究室で過ごして出来るだけ気配を消して教室へ戻ると箒が明らかに不機嫌な表情をしていたので、何も言わずに自分の席に座る
まぁ他人が見たら、箒の表情は いつもと変わってないと思うんだろうけど
一夏がなんかしたか? または目論見が外れたか?
アレ? そういや、研究室に紅椿が無かった様な・・・まさか
俺は箒が不機嫌な理由を察し、なおさら話しかけ無いことに決め授業の準備をする、しばらくして始業の鐘が鳴り5時間目の授業が始まり集中する
集中しないと千冬さんの教育的指導が待っているからだ
そんなこんな午後の授業を乗り切り放課後になったので部活へ行こうと席から立ち上がると
「みーくん 君にお願いがあるんだけど、いいかな? 」
珍しくHRに現れていた束が、少し真面目な表情をして尋ねてきた
「構わないが・・・なんだ? 」
チラリと岩の様に微動だにしない箒を見た後、束へ返事をする
「紅椿の慣らしと、新しい訓練装置のテストの お手伝いをお願いしたいんだよ。いいかな? 」
「了解、任せてくれ」
本音を言えば今の箒は怖いから相手にしたくないのだが、束の頼みを断る訳にはいかないし、断って慣らしの相手が一夏になったら熱くなって零落白夜とか使いそうだしな
「さ、時間は有限だよ? 行こうか箒ちゃん、みーくん」
束の言葉に箒は無言で立ち上がってスクールバッグを持ちスタスタ歩いて行く、その左手首には今朝には無かった組紐と鈴で出来たアクセサリーがある
あーやっぱり、そうだよな。うん・・・おっかねぇ
そんな訳で一夏に部活へ行けないと告げ束と並んで箒の後を追い束が用意したアリーナへ向かいISスーツを着て軽く準備運動をしてからアリーナに出て羽黒を纏う
相変わらず目まぐるしく表示されて行く情報に目を通し異常が無いのを確認する
と言うか、羽黒に表示されてる情報って白式とか一般的なISの倍ぐらい有ると思うんだが、どうなんだろうな?
まぁいいか、今は箒に集中しよう。行事前に怪我なんてしたら恥ずかしいしな と思い目の前に立つ紅椿を纏う箒を見据える
「2人とも準備はいいかな? それじゃ箒ちゃん 先ずは武装を展開してみようか」
管制室に居る束から通信が入り指示が聴こえてきたので、とりあえず箒が おっかないので少し距離を開けて、俺は いつもの様に二振りムラサメを展開し二刀の構えを取っておく
というか、これ序盤は俺いらないんじゃないか?
だって慣らしの前に武装とか基本仕様の説明が必要だから、今してるし
まぁいいか、とりあえず束には束で考えがあるんだろう、多分
お待たせしました
はい、紅椿を出すの忘れてました、すみません