3時間目以降は特に問題も起こらず比較的平和に過ごす事が出来た
とりあえず放課後、一夏に参考書の内容を噛み砕いて説明していると いつの間にか教室に夕陽が差し込んでいる事に気付き
「今日は これぐらいにしとこうか」
「お〜・・・さんきゅーなミコト」
オレの言葉に一夏は伸びをして、お礼を言ってくる
「構わんよ、親友の頼みだしな」
オレは適当な返答をしながら自分の鞄を持ち
「んじゃ、暗くなる前に帰ろう。腹減った」
「そうだな、でも その前に寮の鍵を貰いに行かないとな」
そういえば、昨日電話で そんな事を言われたっけ
確か、最初は寮の部屋の都合がつくまで自宅通学の予定だったが、安全対策で無理矢理 一時的に部屋の都合をつけたから初日から寮生活になります、とか何とか
で、鍵を放課後に取りに来てくれ、と言われた訳だ
「そういえば そうだった、勉強会の前に取りに行けば良かったわ」
「確かにな」
そんな感じで馬鹿話をしながら職員室へ行き山田先生から寮の部屋の鍵を貰い、オレと一夏の鍵を見比べ少し違和感を感じる
鍵には部屋番号の書かれたドッグタグサイズのキーホンダーが付いているのだが、色が違う
オレの勝手なイメージだが、こうゆうのは色を統一するものじゃ無いのか?
まぁ1番の理由は
「・・・なんでウサギ型なんだろう?」
「何でだろうな?」
一夏のキーホルダーは茶色に黒字、オレのキーホルダーは白色に黒字な訳だ
これは誰かの陰謀としか考えられないな、うん
それから寮に辿り着き廊下を進んでいると一夏が急に立ち止まったので
「どうした?」
「え?いや、部屋此処だろ?」
オレの言葉に一夏は少し戸惑いながら言い首を傾げたので
「・・・別々の部屋みたいだな、無理矢理って言ってたもんな」
オレが そう言うと一夏は少し困った表情になったので
「一時的って話だから近い内に同室になるって、とりあえず1人部屋の可能性は限りなくゼロだから入室の時は注意して入れよ?」
そう言い励まして一夏と別れてオレは廊下を進む
進んでいると廊下と扉の雰囲気が変わったので、どうやら教師陣の部屋も併設されている様だ
「って、まさか・・・」
ウサギに書かれた番号の部屋に辿り着き嫌な予感を抱えながら鍵をさして解錠して中に入る
なんとも高級感のある部屋でパッと見た感じ間取りは2LDKの様だ
ひとまずリビングに明かりが点いているので廊下を進み、リビングの扉を開ける
「やぁやぁ待っていたよ、みーくん!! 実質同棲の始まりだね、このまま結婚しようよ!」
部屋着は気安さ優先なのかワンピースを着ている束に迎え入れられ、熱烈歓迎をされた
「やっぱり束か、まぁ束なら気を使う必要も無いし良いか」
とりあえず色々とスルーする事にして
「とはいえ、ルームシェアするにあたってルールを決めなきゃね?」
束が決めたルールを守るかは分からないし、ルールを守っても抜け穴を突いてくる可能性もあるが、ルールは必要だろうと思う
あとはルールを決めて、束に相談しようと思っていた事を相談する事にしよう
お待たせしました