翌朝、申請用紙に名前を記入して山田先生に提出し、俺は正式に更識とタッグを組んだ事になった
後は更識と情報交換して互いに どれだけ意思疎通ができるか、が問題だろう・・・と言ってもアリーナの使用申請が何回通るか分からないが
とか考え、束が言っていた訓練装置を利用しようと思いつく
何もしないよりはマシだろうしな、うん
そんな訳で特に連絡先を交換していなかったので休み時間に更識のいる4組へ出向き忙しそうにしている彼女へ
「更識、放課後に打ち合わせを兼ねて練習をしたいんだが、空いてるか?」
更識はキーボードを入力しながら不機嫌そうに俺を睨み
「・・・苗字で呼ばないで、あまり好きじゃないの。あと放課後は空いてる」
と言う、コイツもコイツで おかっないなぁおい
とりあえず放課後は空いてる らしいので
「なら放課後に、また来る」
それだけ伝えて1組の教室へ戻り一夏へ話かける
「なぁ一夏、お前は誰と組むつもりだ? 頼みやすい奴は軒並み専用機持ちだよな? 」
まぁそれを言ったら箒もだけどな、うん
「んー・・・そうだな、俺は近接型だから中遠距離が担当できる人が良いかもな、または盾使いとか」
そう言い笑う、おそらく盾使い辺りは冗談のつもりなんだろう、確かにわざわざ盾を担当してもらうより、一夏に盾を持たせた方が良いしな
ラファールの盾とか打鉄の盾とか、裏に取手とか付けれそうじゃん?
それが出来るなら俺が欲しい、まぁ俺は 二刀使いだから邪魔になるのがオチか
それから一夏と雑談をしていると始業の鐘が鳴ったので千冬さんの出席簿が飛んでくる前に席に座り授業を受ける
なんやかんや授業を乗り越え放課後になり、再び4組へ出向き更識と合流し束の研究室へ行く
最近、入り浸ってる様な気がするが束が何も言わないから大丈夫だろう多分
とりあえず本当に入って大丈夫なの? みたいな表情をしている更識の表情は見なかった事にして中に入ると、束は畳に座りテレビを見ながら煎餅を食べていて、珍しくクロエの姿が見えなかった
「束、昼に頼んだ件、大丈夫? 」
歩み寄って束に話かけると彼女は振り向き
「問題ないよ、一応 クーちゃんに検査して貰ったしね」
と言い立ち上がり畳から降り靴を履いて煎餅片手にガントリーへ移動し
「IS展開してガントリーに接続して? まだ装着はしなくていいよ? 」
と煎餅を齧りながら指示を出す、なんか美味そうな煎餅だな、あとで分けて貰おう
とか下らない事を考えつつ俺は羽黒を展開しガントリーに接続するが更識は少し困った表情をしているのに気付き
「束、更識の専用機は未完成らしい代わりに代用機を貸してやれないか? 」
と言うと束はニコっと笑み
「紅椿も完成したし、暇つぶしに作った打鉄のマイナーアップデートした奴ならあるよ? 」
なんかサラッと凄い事言ってる様な気がするが束は いつもこうなので気にしない事にしよう
とりあえず更識の機体問題は解決したし、良しとしよう
あと俺が更識の苗字を呼んだ事で更識が俺を軽く睨んでいるが、それもスルーしておこう
そういや、クロエは何処行ったんだ? アイツが教室で授業がある時と寮の部屋にいる時以外で束の側を離れるのは珍しい
友達でも出来たか? そうだと良いな、一応 束曰くクロエは娘らしいから、俺にとっても娘になるんだろうしな、うん
お待たせしました