ひとまずテンションが高すぎる束を落ち着かせて割り振られた部屋に入ると必要最低限の物しか持ってきていなかったとはいえ既に荷解きが終わっていてダンボールが畳まれて部屋の隅に立て掛けられていた
恐らくは束が片付けてくれたのだろう、と感謝しつつクローゼットを開き中を確認する
「・・・なんで実家と同じ並びなんだ?束って実は凄い奴なのか?」
いや、まぁ世界的に見たら充分に凄い人間ではあるんだろうが、イトコだからかイマイチ凄い人間か分からない
とか考えつつ制服から部屋着に着替えリビングに戻り
「束、相談があるんだけど」
「何かな?結婚してくれるのかな?」
オレの言葉に束は見るからに元気になって再びテンションが高くなったので
「それは保留、相談っていうのは・・・」
「あぁ、模擬戦の事?うん、大丈夫 みーくん専用の束さんの愛情たっぷりの専用機を作ってあるから☆」
オレの言葉をぶった斬り、相談の内容を言われ尚且つ専用機が用意されている事を告げられて少し混乱するが、束なら仕方ないと考える事にして
「あ、ありがとう?あれ?作ってあるって、たった数ヶ月で完成させたって事?」
「うん! 愛する みーくんの為だからね、束さん頑張ったよ」
オレの疑問に答えニッコニコした後、こちらをジッと見てきたので束の頭を撫でると束は満足そうに目を細める
よし、合ってたぞ。この辺り束は5年前と変わってない様だ良かった良かった
「模擬戦まで実質6日、大丈夫 束さんの作ったISは みーくんに合わせて作ったから凄く馴染む筈だよ?あ、ちなみに片手間で いっくんの専用機も作ったから安心してね?」
なんか今、凄く一夏の扱いが雑だった気がしたけと気のせい?
まぁいいか、変に制約がある国から専用機を貰うより束から貰う方が安心出来るだろうし
そんな訳で束から軽くオレの専用機の説明と、ルームシェアをするにあたってのルールを決める
ルールについては、此処が学園である以上は節度を守って行動すると言う意味を込めて、当たり前だが夜這いの禁止を取り決めた
ついでに千冬さんが怖いってのもあるし
そんなこんなでルールを取り決めた訳だが、予想に反して束が殆ど異を唱え無かったのを疑問に思い質問する
「素直に受け入れたけど、なんで?」
「ん?まぁ5年前と違って私も成長したし、此処なら合意さえ有れば今すぐにでも結婚出来るしね?焦る必要も無いかな?って」
普段の子供っぽいというか、無邪気というか、そんな雰囲気の束だが、結構しっかりと考えている様だ
「それじゃ、明日の放課後から2時間くらい慣らしをするからね?」
「ありがとう束」
相変わらず手際が良い束にお礼を言い、あとで一夏に明日の放課後は勉強会に参加出来ないと伝えないといけないと考える
なんか忙しい1週間になりそうだな
お待たせしました
もっと可愛い束さんが書きたいです
ちなみに、2話あたりで一夏を一夏ちゃんにして書きなおそうかと考えていたのは秘密←