トーナメント戦を惜しくも準優勝と言う成績になってしまったが、全力を出した結果なので悔いは無い、むしろ好敵手が出来て嬉しいぐらいだ
放課後、反省会と言う名の打ち上げへ一夏から誘われて相方と共に参加する事にした
指定された整備室へ足を運ぶと、いつもの面々と教官、天災が既に雑談をしていて、適当に挨拶をして用意されていた飲み物を適当に紙コップへ注いで飲む
程なくして教官が一応の形として乾杯だけして各々が好き好きに行動を始め、視界の端に白銀を見つける
あまりに唐突な事に驚いて混乱している頭を必死に御し、身体は無意識に彼女の元へと向かう
私の生涯を賭してでも見つけると決めていた私に残された唯一の肉親、声を上げて名を呼びそうなのを堪え、逸る心を抑え、私は彼女の前に立つ
「・・・あぁ、やはり姉さんだ。クロエ姉さん、会いたかった」
「久しぶりですねラウラ、漸く再会出来ましたね」
泣きそうな私を姉さんは優しく抱き寄せ私の頭を撫で言う
「ずっと探していた、会いたかった、姉さん、ずっと会いたかった」
姉さんの温もりに私は我慢の限界を迎え涙が溢れ出し、涙を流しながら姉さんを抱きしめる
「私も会いたかったですよラウラ、私は此処にいます。何処にも行きませんよ」
姉さんは優しく私の頭を撫で安心させる様に言葉を紡ぐ
姉さんは口数は少ない無口な方だったが、別にクールな訳では無く私の様に荒事をするタイプでは無いお淑やかな子供だった
小さな頃は、良く姉さんに怒られていたっけ
しばらくして私が落ち着いたのを見計らって姉さんは私の手を引き、整備室を出て隣の部屋へ入り
「せっかく再会出来たので、皆さんには悪いですが今夜は私がラウラを独り占めする事にしますね?」
姉さんは悪戯っぽく言いニコリと笑む
「嗚呼、もちろん構わない。話したい話は山程あるからな」
私は力強く頷き、姉さんが用意したであろう椅子に座りテーブルを挟んで姉さんと対峙する
それから私達は、生き別れてからこれまでの話を互いにして空白を埋めてゆく
食い扶持を得る為に軍学校へ入学した事、ISの適正が高い事が分かり軍人では無くIS競技者になる事にした事、ドイツ代表候補生になり専用機を受領した事、国家代表になりテレビに出れば姉さんを探し出せると思っていた事、それらを全て話した
姉さんを探し出すと言う目的を達成してしまったが、この先も私は生きて行く、生きて行く為には手に職を持たないといけない
ならば、私はドイツ代表になる事にしよう
それに、姉さんにカッコいい姿を見せたいしな
お待たせしました
もともと入れる予定だった話を入れました
ちなみに、ラウラとクロエが双子か年子か それ以上かは決めてません←