鈴を肩に載せたままの一夏と共に宿の方へ歩いていると、丁度 束達が浜へ降りてきていた
「やぁやぁ みーくん、待たせたかな? 」
スク水を纏い髪を纏めた束がクロエが挿す日傘の下でニコニコしながら訪ねてくる
「少ししか待って無いし、大丈夫」
とりあえず、何故かモジモジとしている箒は一夏に任せて束に答えて
「で束、なんでスク水? この前、箒を連れて水着を買いに行ってたよな? 」
素直に疑問を投げかけると
「勿論、似合ってしまうからだよ!! 」
とドヤ顔をして言う
うん、成人女性とは到底思えないほどに似合ってるよ束、でもさ俺だって男な訳で、少し・・・ほんの少し期待していたんだ
とは言う訳にも行かず全て飲み込み
「そうか、なら仕方ないな。さ、時間は有限だし行こう」
「うん」
俺の言葉に束は頷き歩み始め、俺はチラッと一夏を見てみると鈴がいなくなっていた、相変わらず猫の様な奴だなぁと思いつつ束と並んで歩くと
「あ、篠ノ之くんだ。ビーチバレーするんだけど、やらない? 」
「みとみと〜やろ〜」
クラスメイトの普通の水着姿の谷本とピカチュウみたいな着ぐるみみたいな水着姿の布仏がビーチバレーに誘ってきたので
「束、どうする? 」
「良いんじゃない? 君は もう少しクラスメイトとコミュニケーションを取った方が良いよ? 」
俺の質問に、割とマジトーンで言われてしまう
これでもコミュニケーションは取ってるつもりではあるんだが、束に言わせれば足りないらしい
「やるわ、チームは? 」
参加する事にして尋ね、ほどほどに人数が集まったのでビーチバレーが始まる
最初は俺、いつの間にかいた一夏、デュノアのチームVS布仏率いるチームでビーチバレーを始め、布仏の奇跡的なスパイクが何故か観戦しながら同級生と雑談していたボーデヴィッヒの顔面にクリティカルヒットし、ボーデヴィッヒはマンガの様に吹っ飛び砂浜に沈み、側にいた同級生がラウラに駆け寄り心配する中、悪ノリしたクラスメイトが衛生兵 衛生兵と叫び始め
「くっ・・・今ので左目をやられてしまったらしい・・・私はここまでらしい・・・無念だ・・・あぁ・・・最期に姉さんに会いたかった・・・」
と言うかノリ良いなボーデヴィッヒ、お前のイメージが崩れたわ
あと、お前の姉は何で微笑ましげに穏やかに笑んでるんだ?よく分からんし、束は爆笑してるし・・・カオスだ
因みにビーチバレーのボールはビニール製の柔らかい素材なので顔面に当たれば多少は痛いが怪我をする様な代物では無いからこその茶番なのだろうが・・・ウチのクラスメイトはノリが良すぎて、他クラスの同級生が少し困惑・・・いや若干引いていた
その後、ひとしきり茶番が終わり何事もなかった様にボーデヴィッヒは立ち上がってビーチバレーは再開されたのだった
お待たせしました
短くて申し訳ないです